第 7 章 メンテナンス
7.1 テープドライブのクリーニング
テープライブラリに搭載されているテープドライブの磁気ヘッドは、カートリッジテープ の使用回数が多くなるに従って、テープから出る汚れや、空気中に浮遊している塵埃 (ほこり)が付着し、書込み・読取りエラーが発生しやすくなります。
書込み・読取りエラーを防止するために、クリーニングカートリッジで、テープドライブ の磁気ヘッドをクリーニングする必要があります。
7.1.1 クリーニングカートリッジ
クリーニングカートリッジは、クリーニングするテープドライブに対応している専用 のクリーニングカートリッジをご使用ください。
クリーニングカートリッジは、約 50 回使用できます。50回近くになったら交換して ください。
クリーニングカートリッジの使用回数は、クリーニングカートリッジに内蔵されてい るカートリッジメモリ(LTO-CM)によって管理されています。確認方法は、「6.2.7.3 カートリッジテープインベントリの表示」を参照してください。
規定回数を超えてクリーニングカートリッジを使用した場合、クリーニングはされず、
クリーニングカートリッジは元のスロットに戻ります。オペレーターパネルの Attention LED(黄色)が点灯するとともに、下記のエラーメッセージが表示されま す。エラーメッセージが表示されたら、クリーニングカートリッジを取り出し、新しい クリーニングカートリッジと入れ替えて、再度クリーニングをしてください。なお、
Attention LED は、規定回数を超えたクリーニングカートリッジを本装置から取り
出すと、消灯します。
オペレーターパネルの表示
「Expired CLN Tape」
リモートマネジメントの表示
誤ってデータカートリッジでクリーニングをした場合、クリーニングはされず、データ カートリッジは元のスロットに戻り、下記のエラーメッセージが表示されます。エ ラーメッセージが表示されたら、クリーニングカートリッジで再度クリーニングをして ください。
オペレーターパネルの表示
「Cleaning Failed」
7.1 テープドライブのクリーニング
リモートマネジメントの表示
注意
動作不良
規定回数(約 50回)に達したクリーニングカートリッジを使用しても、
テープドライブはクリーニングされません。
7.1.2 クリーニングの契機
クリーニングカートリッジによるテープドライブのクリーニングが必要なときには、オ ペレーターパネルのLEDインジケータのClean LED(黄色)が点灯します。
クリーニングを行うとLEDインジケータ(黄色点灯)は消灯します。
注) LEDインジケータ(黄色)が点灯した場合でも、継続しての運用は可能です が、バックアップ運用の安定稼動のため、早めにクリーニングをしてください。
定期クリーニング:
安定して運用するためには、定期的なテープドライブのクリーニングが必要です。
クリーニングなどのメンテナンスに関する情報は、下記 URL の「テープドライブに よる確実なバックアップのために。」を参照してください。
7.1.3 クリーニング方法
本装置では、オペレーターパネルから操作する「手動クリーニング」による運用を標 準としています。テープドライブの磁気ヘッドをクリーニングする方法には、オペレー ターパネル、またはリモートマネジメントから操作する「手動クリーニング」と、バックアッ プソフトウェアでクリーニング回数を設定して自動的にクリーニングをする「自動クリーニ ング」があります。
バックアップソフトウェアによるクリーニングでは、テープライブラリ内にクリーニング カートリッジを常時収納しておく必要があり、データカートリッジの収納巻数が 1 巻減少 します。
手動でクリーニングをする場合は、リモートマネジメントでの操作ではなく、できるだけ オペレーターパネルの操作で実行してください。
7.1.3.1 手動クリーニング
(1) オペレーターパネルの操作によるクリーニング
1) サーバのコンソールから、バックアップソフトウェアのサービスを停止させます。
2) クリーニングをするテープドライブに対応している専用のクリーニングカートリッジ であることと、使用回数を確認します。
3) マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジをスロットにセットします。
クリーニングの操作は、「5.1.4.2.2 テープドライブのクリーニングの実行」を参照し てください。
4) クリーニング完了後、クリーニングカートリッジは元のスロットに戻るので、マガジ ンを取り出し、クリーニングカートリッジを取り出します。
(2) リモートマネジメントの操作によるクリーニング
1) サーバのコンソールから、バックアップソフトウェアのサービスを停止させます。
2) クリーニングをするテープドライブに対応している専用のクリーニングカートリッジ であることと、使用回数を確認します。
3) マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジをスロットにセットします。
クリーニングの操作は、「6.2.10.6 テープドライブのクリーニング」を参照してくだ さい。
4) クリーニング完了後、クリーニングカートリッジは元のスロットに戻るので、マガジ ンを取り出し、クリーニングカートリッジを取り出します。
7.1.3.2 バックアップソフトウェアによるクリーニング
各バックアップソフトウェアで設定すると、クリーニングカートリッジをテープライブラリ 内のスロットにあらかじめ挿入しておき、自動クリーニングを実行することができます。
なお、バックアップソフトウェアの設定については、各ソフトウェアのマニュアルを参照 してください。
備考. NetVault で自動クリーニングを実行する場合には、特別な設定が必要です。
設定については、『ETERNUS LT20/LT40/LT60 テープライブラリ セットアップ ガイド』の「6.5 NetVault」を参照してください。
(1) バックアップ運用中のバックアップソフトウェアでのクリーニングについて
バックアップソフトウェアでのクリーニングは、バックアップ運用中(バックアップリスト ア)でないときに操作してください。
バックアップソフトウェアによっては、運用中にクリーニング操作ができますが、バック アップ終了後にクリーニングされます。
7.4 部品交換後のユーザー作業
注意
装置損傷・データ破損
バックアップソフトウェアでの自動クリーニングでは、誤った設定を すると、装置やカートリッジテープを破損したり、データ損失したりし ます。
設定内容を十分理解したうえで設定してください。
注意
動作不良
バックアップソフトウェアによるクリーニング操作では、オペレー ターパネルでは実行中に「DRIVE CLN」表示されますが、リモート マネジメントでは実行中の表示はされません。
バックアップソフトウェアによるクリーニング中は、リモートマネジメン トへのログインができない場合があります。
なお、ログインできない場合、クリーニング終了後には、ログインが 可能となります。