• 検索結果がありません。

取り組み 成果

◦ 各層のキャリアアップを図る体制づくり(女性キャリ ア開発研修、女性を部下に持つ上司への研修、異業 種企業との対話会)

◦ 限られた時間内での効率的な働き方を意識した「働 き方改革」(モバイルワークなどの活用、時間外労働 の朝型シフト、積極的な休暇取得の促進)

◦ ビジネスユーザー市場における女性社員の活躍に よる受注拡大やプレゼンス発揮

◦ エネルギー業界や医療業界など異業種分野とのコ ラボレーション実現

◦ 女性支店長による積極的な地域活動を通じたビジネ ス拡大

◦ グローバルな人材確保・配置の推進(技術系外国籍 社員の採用と人材プラットフォーム構築による国内 外のグループ人材交流)

◦ グローバルシームレスな業務プロセスの推進(サー ビス・オペレーションのグローバル標準化とワークフ ロー管理システム導入)

◦ 多様な社員のモチベーション向上に向けた取り組み

(仕事と育児や介護などの生活との両立支援や女 性活躍推進、スペシャリスト社員制度の導入)

◦ グループ全体の技術力向上と連携強化による業務 効率の向上や大規模案件の受注

◦ グローバルなプロセス改善によるコスト削減と多様 な人材配置の実現

◦ グローバルプレイヤーとしてグローバルにおける認 知度の向上

◦ 女性活躍躍進(階層別キャリアアップ支援、部長職へ の積極的登用)

◦ マネジメントの役割強化と男性の意識改革(管理職評 価に部下育成項目を導入、男性社員の家事・育児啓発)

◦ 柔軟な働き方によるキャリアの中長期的な継続支援

(定時退社・朝型勤務の推奨、個人勤務時間シフト)

◦ スマートライフ領域「+d」実現に向けて多様な経験 やスキルなどを有する社員の活躍

◦ 子育てしながら働く女性が中心のチーム発案による

「dリビング(家のあんしんパートナー)」の開発

◦ 女性役職者がプロジェクトリーダーとして立ち上げ た日本初の無料オンライン大学講座

NTTグループは、障がいのある方々の積極的な採用と雇用機会の拡大のために、特例子会社を設立し、障が い者が働きやすい職場づくりを行っています。

2015年9月には、新たにNTTドコモグループの特例子会社として「ドコモ・プラスハーティ」が設立され、

NTTグループの特例子会社は4社となりました。

特例子会社とNTT研究所が連携してNTTグループのウェブアクセシビリティの推進体制を進めるなど、障 がいのある方々の特性を生かした取り組みを進めています。

なお、2016年6月時点での障がい者雇用率は2.30%でした。

障がい者雇用機会の拡大に注力

▶ 3社の主な取り組みと成果

NTTグループは、市場の変化や多様化するお客さま ニーズに対応し、お客さまに選ばれ続ける“バリュー パートナー”となるため、多様な人材の受容と活用によ るイノベーション創発と企業力の強化に取り組んでいま す。そのために、ダイバーシティ・マネジメントを重要 な経営戦略と位置づけており、人種、国籍にかかわらず、

多様な人材が活躍できる職場づくりを積極的に進めてい ます。採用や登用についても、日本人と変わらない条件 で実施しているほか、面接やプレゼン機会における英語 環境での実施などを可能としています。

NTTグループにおける2015年度の外国人採用実績 は、主要8社全採用者2,688人中82人(約3.1%)でした。

外国人採用の状況

グループ各社 2014年度外国人

採用実績(人) 2015年度外国人 採用実績(人)

NTT 3 3

NTT東日本 4 7

NTT西日本 0 1

コミュニケーションズNTT 36 26

NTTドコモ 28 18

NTTデータ 20 25

NTTコムウェア 0 0

NTT

ファシリティーズ 7 2

▶ グループ各社の状況 NTTグループ内の

特例子会社 雇用の状況

(2016年6月1日時点) 会社概要、事業内容

従業員数:285名(出向者含む)

 うち障がい者:236名

NTTクラルティは、NTTグループの特例子会社としてNTTの全額出資により 2004年に設立され、現在は東京都武蔵野市の本社を含む5カ所の事業所で236 名の障がい者が働いています。

業務の内容は、障がい当事者目線で伝える情報サイト『ゆうゆうゆう』の運営や 日本工業規格(JIS)に沿ったウェブアクセシビリティ診断、障がい理解研修、電 子化業務、手漉き紙などによる製品製造・販売、名刺作成、情報機器保守サポー トサービスなどへの加入勧奨業務、コールセンター業務、オフィスマッサージ業 務など多岐にわたります。

従業員数:89名(出向者含む)

 うち障がい者:74名

NTT西日本グループの特例子会社としてNTT西日本の全額出資により2009 年に設立され、大阪府内3カ所の事業所と一部在宅勤務により、74名の障がい 者が働いています。

業務は、NTT西日本グループから、NTT西日本の保守・サポートサービスに関 するDM発送や電話による加入勧奨などの営業系業務、電気使用量のデータ投 入・加工などの設備系業務、総務系業務代行などの企画総務系業務を受託し、運 営をしています。

また、日本工業規格(JIS)に沿ったウェブアクセシビリティ診断も行っています。

従業員数:169名(出向者含む)

 うち障がい者:129名

NTTデータだいちは、NTTデータの特例子会社として2008年に設立され、「障 がい者の雇用を促進し、ともに働く喜びの場を創造する」ことを目標として、沖 縄県石垣島から北海道札幌まで、4つの事業所などから、ウェブサイト制作、日 本工業規格(JIS)に沿ったウェブアクセシビリティ診断、IT研修を中心とするIT サービス事業や、NTTデータ社員の疲れを癒やすヘルスキーパー業務、機密書 類の回収・溶解、オフィスグリーンのメンテナンスなどのオフィスサポート業 務などを行っています。

プラスハーティドコモ・

従業員数:61名  うち障がい者:40名

NTTドコモグループの特例子会社として2015年12月に営業開始し、2016年 2月に認定を受けました。知的障がい者や精神障がい者の方を積極的に雇用し、

公文式学習を導入するなど、社員の能力開発にも積極的に取り組んでいます。

また、広く世に貢献する会社でありたいと考え、「成長・挑戦・貢献」を企業理念 に掲げ、ドコモの自社ビルを中心とするビル清掃業務やドコモグループ社員な ど向けの障がい者関連研修・相談窓口の開設、障がい者雇用・定着化支援、人材 紹介業務などを行っています。

▶ グループ各社の状況

育児、介護または配偶者の転勤などで退職した社員の中には、将来再びNTTグループで働きたいとの希望を 持つ人も少なくありません。そうした要望に応えるとともに、在職中に蓄積した経験やスキルの有効活用を図 るために、退職した社員の再採用制度を設けています。

この制度の対象となるのは、小学校3年生以下の子の育児や、家族の介護を行うため、または配偶者の転勤、

転職および結婚による転居にともない通勤が不可能となったため、やむを得ず退職した勤続年数3年以上の社 員です。社員から再採用の申し出があった場合は面談や健康診断などを実施の上、再採用を決定します。

2016年3月31日時点でのこれまでの再採用実績は39人でした。

退職社員の働く意欲に応える再採用制度

ダイバーシティ・マネジメントについては、2007年から順次、NTTグループ の主要各社に専担組織(ダイバーシティ推進室など)を設けて、女性活躍推進や障 がい者雇用促進等に取り組んでおり、昨今の社会的な課題認識の拡大を背景に、

グループ内におけるLGBT等性的マイノリティに対する取り組みを推進していきます。

NTTグループは、性的指向や性自認にかかわらず、誰もが自分らしく生き、働ける組織、社会の実現をめざ して、多様性受容、能力の最大化に対する意欲の向上と効率的な働き方を可能とする環境づくりを推進するた め、2016年4月より、重要なライフイベントに関わる「結婚休暇」、「忌引休暇」、「慶弔金」、「慶弔電報の発 信」について、同性のパートナーにも適用できる旨を明確にしました。

LGBT等性的マイノリティに対する配慮

NTTグループは、社員のニーズ、社会的要請などに対応することを目的に、60歳の定年を迎えた社員の継 続雇用制度を1999年から導入しています。

さらに、NTTグループの今後の事業運営において限られた人材を最大限に活用していく観点から、希望者が 最長65歳までライフスタイルに応じて働き、経験を生かせる業務で能力を発揮し続けられるよう、2013年 10月に新たな継続雇用制度を導入しました。

定年退職者の多くはこの制度を利用しており、2015年度の制度利用者は約22,000人でした。

定年退職者の継続雇用

※ 2015年度における定年退職者の継続雇用者数。

NTTの子会社ディメンションデータが本社を置く南アフリカでは、アパルトヘイト時代 に不当な差別で不利な立場に置かれている人びとの地位向上に向けた政策「Broad-Based Black Economic Empowerment(B-BBEE)」が導入されており、所有権、経営支配、雇 用均等、技能開発、優先調達、事業開発、社会経済発展の各項目に対する企業の貢献具合が スコアカードに従って評価されます。ディメンションデータはスコアカードのほぼ全ての項 目でパフォーマンス目標を達成し、2015年12月の調査では100点満点中86.14点の評価 を受け、貢献度が最上位から2番目に高い「レベル2」の認証を受けています。

海外での取り組み