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NTTデータは、介護福祉施設において、2015年3月から3ヶ月にわたり、コミュニケーションロボットと センサを活用した高齢者支援サービスの実証実験を実施しました。高齢化社会が進展する中、政府による医 療・介護分野の構造改革が進められており、在宅生活をサポートする体制構築が社会的課題になっています。

本実証実験では、介護業務の効率化と認知症の重症化予防を目的とし、まず、介護施設におけるスタッフの実 態および高齢者の生活状況の調査を行いました。NTT研究所の開発した音声認識技術を活用し、入居者の室 内へロボットを配置、生活行動に合わせ

て声掛けを行うことで、入居者よりいつ でも見守られているような安心感をもっ たという感想もいただくことができまし た。今後も、多様なサービスを有機的に つなぎ、きめ細やかな支援を実現するた めに不可欠な生活支援ロボットの導入に 向けて取り組んでいきます。

コミュニケーションロボット Sota

NTTが保有する技術を、広く皆さまにご利用いただき、電気通信市場のみならず、さまざまな市場の活性化 に役立てるよう、ライセンス方針および手続きとともにR&D活動の詳細内容や技術ライセンスを公開してい ます。

R&Dアクティビティ http://www.ntt.co.jp/RD/active/index.html 技術ライセンスサイト http://www.ntt.co.jp/ntt-tec/index.html

ライセンス方針および手続き http://www.ntt.co.jp/ntt-tec/procedure/index.html

特許・技術開示

広範な分野にわたる研究開発成果としての技術について、積極的に特許などを取得するとともに、産業界に おいてもタイムリーに活用できるよう、適正価格で提供しています。

2015年度は、国内特許約1,820件、外国特許約430件、合計約2,250件の特許を出願しました。

対外論文発表

NTT研究所の研究開発成果は国内外の専門家会議や専門学術誌において活発に発表されています。2015 年度は、学術的国際会議において約600件の発表を行いました。

標準化活動

広範な情報通信の技術分野を網羅する研究開発活動を背景に、ITUやISOをはじめ、近年活発化している フォーラムなど各種標準化関連団体の標準化活動に積極的に参画し、NTTの企業活動の一翼を担うとともに、

世界の情報通信の秩序ある発展をめざしています。2015年度は、国際標準化会合へ延べ2,780人日参加しま した。

研究開発成果の利用

2015年度の研究開発に関する活動実績

NTTはトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク)が世界の革新的企業 100社を選出する「トムソン・ロイターTop 100 グローバル・イノベーター」

を2011年度から5年連続で受賞しています。この賞は、トムソン・ロイターが 独自に特許の「数量」「成功率(特許庁に出願したものが特許と認められる割合)」

「グローバル性」「影響力」の4つの指標を評価した上で、「独創的な発明のアイディアを知的財産権によって保 護し、事業化を成功させることで、世界のビジネスをリードする企業」として世界中から選んだ100社に与え られるもので、NTTグループの研究開発の先進性と、それによって生み出された発明・成果の価値がグローバ ルに認められたものと考えています。NTTは今後も、NTTグループの研究開発をもとにした発明を促進する とともに、保有する知的財産の最大活用に努めます。

外部からの評価・技術表彰

コミュニケーション

自らの事業活動における環境負荷を低減しつつ、

ICTサービスの提供を通じて、

社会全体の環境負荷低減に貢献します。

050  NTTグループ環境宣言と環境目標2030の策定 058  環境マネジメント

062  環境マネジメントに関する施策 064  環境に関する2015年度の実績 069  低炭素社会の実現に向けて 079  循環型社会の形成に向けて 083  生物多様性の保全に向けて

CO₂ 排出量 廃棄物の最終処分率 紙総使用量

487 万t 0.82 % 4.5 万t

NTTグループでは、ステークホルダーの皆さまと共に 創っていく地球環境の未来像と、その実現に向けた環境活 動を通じて、私たちがどのような企業でありたいかを描 き、それを「NTTグループ環境宣言」としてまとめました。

「人と地球が調和する未来」、そこでは世界中のあらゆ るものがつながる持続可能な社会が実現されている、そ のような未来の実現に向けて、私たちNTTグループは環 境貢献の最先端企業の一員として力を十分に発揮できる ことをめざし、日々の環境活動に取り組んでいきます。

人と地球が調和する未来について、私たちは3つの姿 を描きました。この3つの未来の姿をめざして、ICT サービスや最先端技術の提供などで貢献していきます。