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重点活動項目とした背景

多様な人材がその能力を十分に発揮するには、

従業員が健康かつ安全に仕事ができる職場環境 の整備が必要不可欠です。グループ各社が実施 する電気通信設備などの工事や保守業務は高所 作業など危険をともなうことから、事故を防ぐ ための基本動作の徹底や安全意識の向上に継続 的に取り組むことが重要であると考えます。

また、2015年12月に施行された改正労働安 全衛生法により、「ストレスチェック」が義務化さ れ、過重労働の削減など、メンタルヘルスに関す

る規制も強化されつつあり、心身の健康を支える 健康経営を推進していく必要があります。健康経 営を実現することは、医療費の削減にもつながり、

ひいては業績の向上にも寄与すると考えます。

安全・健康・福祉の推進

重点活動項目

労働安全衛生の徹底

2014年4月からNTT健康保険組合では、被保険者および被扶養配偶者を対象に健康ポイント制度を導入 しています。こうした取り組みを、社員の健康状態の維持・向上とNTTグループ自らの医療費低減に役立て、

そこで得られたデータやノウハウを、自治体や法人顧客向けのサービスに展開することで、社会への貢献をめ ざしていきます。

また、各職場における安全の確認として、避難経路に荷物がおいていないか、消火器などは設置され、認識 されているかなどを定期的に確認しています。

労働安全衛生を確保するための取り組み

NTTグループにおける労働安全衛生については、労働基準法および労働安全衛生法等の関係法令など の遵守はもとより、安全管理および健康管理を目的に「安全管理規程」、「健康管理規程」などを定め、さ らなる安全および健康の確保を行うとともに、業務の円滑な運営に向けた取り組みを推進しています。

具体的には、各事業場において「職場における労働者の安全と健康を確保」するという目的を果たすた めに安全衛生管理体制を定め、総括安全衛生管理者および安全管理担当者などを配置するなどの安全管理 体制の確立をはじめ、定期健康診断、産業医などによる職場巡回を実施するなど、安全で働きやすい職場 づくりや、社員などの健康の保持・増進に向けた取り組みを行っています。

各事業場の個別業務に関連する措置の具体的な内容は厚生労働省令に沿った対応を確実に実施し、NTT グループ全社員の健康診断の実施義務を確実に遂行するとともに、長時間労働の把握・管理や低減に向け た施策を行っています。

マネジメントアプローチ

2015年度の実績

2015年度、電気通信設備・建物設備の構築から維持に関わるNTTグループ各社が直営で実施、または協力 会社へ発注した電気通信工事および故障修理において、重篤人身事故が2件発生しました。事故内容は、高所 作業時の転落事故、夜間工事での転落事故であり、いずれも基本動作の不徹底に起因しています。これらの対 策として、基本動作の再確認・再徹底のほか、作業前の危険箇所の把握と注意喚起を強化するなど、個々人の 安全意識をさらに向上させ、全作業員が継続的に初心に帰るための取り組みを、グループ一体となって推進し ています。

また、全作業員が過去事例から危険予知訓練などに毎月取り組むNTTグループ共通「安全の日」の制定や、

現地作業者への迅速な注意喚起を実現するために事故事例を作業者に即時共有する仕組みの整備を実施してい ます。2014年度に年1回から年2回に増やしたNTTグループ安全推進強化期間(6月1日~7月7日、12月1 日~翌年1月15日)においては、過去に定めた再発防止ルールの再確認や、NTTグループ統一の安全ポスター を掲示するなどして、人身事故ゼロ化に向けた安全施策への理解促進を図っています。

人身事故ゼロ化に向けた取り組み

※ 重篤人身事故:「死亡」もしくは「永久労働不能」となった事故

▶ 設備工事におけるグループ各社の安全対策と実績 グループ各社 2015年度の

重篤人身事故件数 対応状況

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◦ グループでの事故撲滅に向けた安全管理体制の強化、誰もが安心して働くことのでき る安全な職場環境づくりの実施

◦ 2015年度は、毎月10日を 『安全の日』と定め、過去に発生した重大人身事故の記憶を風 化させず、類似の事故を再発させないための取り組みを工事・保守など業務に関わる全 ての社員およびパートナー企業における現場第一線の従事者が、過去に発生した事故を 題材としたKYT(危険予知トレーニング)や事故防止のための基本動作再確認などを実施 また、KYT指導者向け、幹部層向けの安全強化研修や小集団活動リーダ研修などを実施

◦ 社員の健康管理については、研修などの機会において、外部講師によるメンタルヘルス への対処法などに関する講話を実施するなど、各種対策の実施

◦ 2016年度は、『安全の日』や小集団活動をはじめとした安全推進活動を継続しつつ、新 入社員向けの安全研修の強化に取り組み、さらには安全の社内資格制度を導入し、安全 作業に関する安全意識の醸成やスキルアップを図る

※小集団活動:安全に関する議論・討論を6~8名単位のグループで行う活動

2

『高所作業車逸走』、『飛込まれ』、『転落』、『一酸化炭素中毒』を“絶対に起こしてはならな い事故”と定義づけ、「安全の日」と連動した再発防止策の浸透および当該事案が発生し た会社への再発防止策の履行確認の強化を実施

◦ 安全推進強化期間を捉えた現場KY(危険予知)などの内容、実施確認、夜間安全パトロ ールの実施

◦ 各地域ブロックにおいて「安全対策連絡会」を開催。分野を超えた情報連携の土台づ くりを実施

「安全業務連絡会(安全部会)」の立ち上げによる事故発生時における迅速な注意喚起、

対策などの仕組みを確立

◦ 改革プラン(ガイドライン)の制定および現場第一線への浸透を目的とした協力会社説 明会の開催

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◦ NTT グループ会社の人身事故情報や安全対策などを工事・保守業務に関わる全社員に 共有し安全意識、知識の向上を図る

◦ 毎月10 日を「安全の日」と制定し、工事・保守など業務に関わる全社員が、過去に発生 した人身事故の工事現場写真などを用いてKYT(危険予知トレーニング)を実施

◦ 過去発生した重大人身事故の事故再発防止策を周知徹底するとともに理解度テストを 定期的に実施

◦ 安全パトロールによる不安全行動などのチェック、および現場作業員への安全意識の 向上に取り組む

グループ各社 2015年度の

重篤人身事故件数 会社概要、事業内容

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◦ 安全パトロールを強化し、現場作業員の安全意識の向上を図るとともに、現場KY(危険 予知)や各種安全対策の履行を徹底

◦ 過去の特殊車両や高所での事故事例を踏まえ、協力会社と合同で「特殊車両の特性習得 研修」、「高所作業技能研修」を実施

◦ 発注者としての安全管理スキルの向上を目的として、全国のNTTドコモグループ社員 を募り、KYT(危険予知訓練)演習や各種法令、高所作業演習、車両の特性などを習得す る「ドコモ安全研修」を実施

◦ 安全総点検を実施。チェックリストに基づいて全現場、全作業班の安全施策、事故防止 状況、作業手順および基本動作などを確認

◦ 安全意識調査を実施。現場作業員に過去の事故事例の認識などをヒアリングし、各現場 での安全措置などの状況を再確認

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◦ F-OSMSに基づいた安全活動の計画化、改善を重視したチェックと優良施策を展開

◦ 事故発生後の履行確認や再発防止策の横断的な展開によるCAの動機づけ、事故情報な どの共有と各地域ブロックと連携した安全取り組みと浸透度確認

◦ 教育内容の充実を図るため安衛法に特化した安全eラーニングを全社員を対象として実施

◦ 安全ツールの均一化による安全に関する作業環境の整備

◦ SQAT活動、e-SQATの満点になるまでの繰り返し学習やフォローアップ

◦ NTTグループの事故情報の共有による安全意識の醸成

◦ 協力会社に対し「安全情報共有Web」を活用した事故情報の共有を実施

▶ グループ各社の状況

※ 不休災害を除く。 ※ スポーツによる業務災害は除く。

NTTグループでは社員が安心して働ける職 場づくりを促進するため、労働災害の発生状況 を把握しています。

労働災害の発生状況

グループ各社 業務災害

(件) 通勤災害

(件)

NTT 1 7

NTT東日本  0 0

NTT西日本  0 7

NTTコミュニケーションズ 6 9

NTTドコモ 3 10

NTTデータ 0 4

NTTコムウェア 0 0

NTTファシリティーズ 0 0

NTT都市開発 0 0

NTTグループは、社員の過重労働防止と健康管理の観点から、毎週水曜日を時間外労働自粛日に設定するな どの施策をとっています。また、グループ各社がそれぞれの業種業態に応じた過重労働の防止に積極的に取り 組んでいます。

グループ各社では、パソコンのログオン・ログオフ時刻を記録するログ管理機能などを活用して、労働時間 の適正化や過重労働の防止に取り組んでいます。

2015年度のNTTグループの平均年間所定外労働時間は、一人あたり約14.7時間でした。

過重労働の防止