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2014年11月10日に、現場事務所のあるスンガイ・バタン村で住民代表団との会合 を行った。

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表 9-2 スンガイ・バタン村とのセーフガード会合情報 日時 2014年11月10日

時間 20:00-21:00

場所 スンガイ・バタン村礼拝堂

主催 PT. Tiara Asia Permai

参加者 住民代表団

1 Arahman氏(スンガイ・バタン村村長)

2 Ahmad Wijaya氏(漁民協同組合組合長)

3 Erick G氏 4 Resin氏

5 Kepos氏

6 Kertika氏

7 Hendri氏

8 Hidayat氏

9 Devi氏

10 H. Baharuddin氏 事業者側

11 阿久根直人

12 川添香織

13 Asep Badurtamam 14 太田誠一氏

15 棚橋雄平氏 現地スタッフ

16 Yani Pranata氏 17 Ardransyah氏 18 Dhedi氏 19 Ridwan氏

協議事項 本REDDプラス事業の説明及び住民側の意見の要望の聴収

以下に、会合の内容について会話の要約を記載する。

1. スンガイ・バタン村長

開会のあいさつ。住民代表を招待下さり、感謝している。今日参加した理由は、

PT. Tiara Asia Permai(以下、TAP)が住民と協力したいという好意を持ってい

ることに敬意を表しているからである。

111 2. Asep Badurtamam

TAP は環境サービス事業分野で活動している企業で森林を管理する。事業地域 はスンガイ・バタン村のマングローブ保護林全域で、IUPJLHLの許可に基づく(活 動許可)面積は2万3500ヘクタールである。許可期間は30年間、延長が可能。

REDD プラス事業では、住民との連携・協力が必要であり、住民の役割は重要で ある。企業側は、住民の生活向上の手助けをする必要がある。

3. 阿久根

TAP は住民と協力し、一緒にチームを作り、共に森を守っていきたい。共に森 を守り育て、その利益も一緒に分けあいたいと思っている。

4. Asep Badurtamam

本事業面積は、23,500haととても広く、作業員の確保が必要。その為北にある スンガイ・スギハン村に協力を依頼する予定である。この保護林は多くがマング ローブだが、伐採・劣化している部分があることが調査を通して確認した。私た ちのREDDプラス活動で、そのエリアに土地に適した植生を選定し、マングロー ブやジェルトンを植林する。また、水循環が阻害されて事が原因で森林が劣化し ているエリアがある、そのエリアには、溝を水循環を改善することで植生の回復 を図る。溝の掘削作業については、林業省の自然保全森林保護総局長のBambang 氏にも相談し、活動の違法性がない事を確認している。

本事業では、村の協同組合を通して行う必要がある。協同組合で作業や情報を 共有し、政策実施や資金調達を行う。協同組合があれば、ジェルトンの管理も可 能だ。(住民も周知である)ジェルトンは樹液が採集でき、住民の副収入にもなる。

それ以外にも、森林を破壊しなくとも、蜂蜜、魚、エビやカニなどの森からの恩 恵を得られ、満足することができれば、森を永久的に守っていくことができるの だ。

TAPは村の社会文化、経済や環境の開発を手助けする存在でなければならない。

これはTAPのリスク・マネージメントだ。このREDD+活動における成果は政府 からの炭素クレジット(森林管理証明書)だ。この計画している販売市場は日本。

現在まではまだ投資段階であり、まだ成果がない。メカニズム、市場や価格はま だ決定されていない。しかし私どもは植林および森林保護のために前進し続ける。

今後の私どもの予測は「成果-投資=利益」である。この利益は、国、州、県、

区にも分配される。(インドネシア国内において)法律がまだ整備・決定されてい ないが、利益の分配は、この村にも必ずある。

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5. 阿久根

スンガイ・バタン村にはもう協同組合はあるか。

6. Ahmad Wijaya氏

2006年に漁民協同組合を設立し、海洋水産省の資金を運用していたが、現在は 活発な活動はない。

7. Asep Badurtamam

その漁民協同組合の規定改正を行い変更証書を作成すれば、活用できる。

8. 阿久根

協同組合を通して経費(管理)をするため、協同組合は重要。

9. Resin氏

住民生活で、住宅用の木材需要は必ず必要だ。その問題を解決できなければ、

我々は保護林の木を切らざるを得ない。

10. 村長

住民の木材需要に対する需要の道は閉ざさないでほしい。もちろん、外部から の伐採者はいるが、村で協力して防ぐことはできる。なぜなら外部からの侵入者 を特定できるのは、この村に住む住民しかいないからだ。

11. 阿久根

住民の木材需要に関しては考慮している。村の生活のための木材を調達するた めに、村域内に特定の森を作り、そこで必要な木材を生産する。但し、住民生活 に必要な量だけで、外部への持ち出しはせず、森を保護する事をお願いしたい。

12. 村長

保護林の森林伐採を禁止する以上、木材調達用の森を作ることは危険である。

森の木を切っていいという認識が、保護林の伐採まで及んでしまう可能性がある。

13. 阿久根

持続可能な森林経営の仕組みを作る必要がある。既存の森の木を切るという概 念ではなく、木材調達の為に木を育てるということだ、この仕組み作りについて は、住民全員に周知し、ゆっくり時間をかけながら行っていく必要がある。今後 話し合っていきたい。

113 14. Asep Badurtamam

住民の代表団、協同組合と共同で解決策を進める必要がある。木材需要について の管理チームの結成が必要。

15. 阿久根

村の年間木材使用量はどのくらいか。

16. 村長

年により違うのため数字で表すことはできない。

17. 阿久根

今後、この木材需要の為の住民レベルの生産林について、公的な設置ができる かどうか、法的にも調査していく。

18. Asep Badurtamam

現在、村から選出した4人の青年をTAPの社員として研修を行っている。今後、

人数を増やしていく可能性もある。彼らは、村の協同組合と協力していく。

19. 阿久根

4人のスタッフはTAPと住民の間の窓口として働いてもらう。私たちが常にこ の村に居られるわけではないので、彼らがパイプ役となり今後も密なコミュニケ ーションが図れる体制を作っていく。

20. 村長

この村には、Sinarmas事業グループが建設した幼稚園があるが、現在教師がい ない。この村の小学校も同じ業況で、小学校教師は Sinarmas が支払っている。

TAPも幼稚園教師の給料を支払ってくれないだろうか?

21. 阿久根

給料の負担はいいが、幼稚園教師であれば午前中のみの仕事と思うので、空い た時間をTAPの現場事務所で事務の仕事をしてもらえるだろうか。

22. 村長

そのことは、今後調整できるだろう。

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23. 阿久根

教師の候補は決まっているのか。パソコンは使用可能か。

24. 村長

教師の候補は決まっており、先日私は面会も行った。大学卒なのでパソコンは 必ず使用できるはずだ。

25. 阿久根

パソコンが使える人材はありがたい、この村ではパソコンが使える人が少なく、

現地スタッフ 4 人もまだパソコンを扱ったことがない。パソコン作業は必ず、現 場事務所でも必要であるので。

参加者のみなさん、他に何か質問などはありますか。

26. 村長

外部からの侵入者による伐採を防ぐために、各河川の河口い看板を設置しても らいたい。

27. 阿久根

看板の設置は現在検討している最中です。また、パトロールチームを結成して、

違法伐採の監視の為にパトロールも今後計画している。

28. Ahmad Wijaya氏

村民は、ここが保護林であることを知っているが、外部から来た人が木を切る こともある。

29. 阿久根

外部からとは、どこから来るのか。

30. Ahmad Wijaya氏

対岸のバンカ島の住民が、漁に来たついでに木を切って持ってからる事もある。

木を切って持って帰るのはだいたいバンカ島の船だ。

31. 阿久根

貴重な情報をありがとうございます。そのような事実は私達にはわからないが、

この住民はこの地域に関する事を確実に知っている。だからこそ、今日の会議を 開催した。これからもどんな些細なことでも、どんどん教えてください。

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もし疑問や不安があった場合にも教えてください。私たちが居ない時でも窓口 として 4 人のスタッフが現場事務所に常駐している。住民がコミュニケーション を取りやすい様に、TAP から人を連れてくるのではなく、村の住民の中から採用 した。スタッフの給料は、事業が本格稼働するまではTAPが支払います。スタッ フは、常に住民に寄り添い住民と TAP のパイプとして働く。また住民に対して REDD プラスとは何かから、基礎知識や活動内容などを説明・周知していく予定 だ。

今日の会合に参加してくれた事に感謝する。今後も継続してこの様な会合を開 催する予定である。これから、一緒に森を守っていけることを願う。

32. Asep Badurtamam

常にこのようなコミュニケーションがとれることを期待する。今後はより広い スケールで、あるいは主婦のみなさんや青年たちにも集まってもらって話し合う ことができたらいいと思う。

33. 村長

閉会のあいさつ。

写真 9-3 セーフガード会合の様子