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今年度の活動では、パイロットプロジェクト地を設置し、実証試験を実施した。実 証試験では、経過観察に時間を要する活動である、水循環改善のための溝の掘削作業と 養殖場跡地などの荒廃地でのマングローブの植林を実施した。この活動を最初の作業に 選定した理由は、どちらも経過観察に数か月から1年位のスパンが必要であることから、

早めに開始することが望ましいと判断したためである。

パイロットプロジェクト地はREDDプラス事業許可取得地域内で、衛星解析と現場

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視察により選定した。アクセス可能な位置で、衛星からも経過観察ができる程度の面積 がある2ヵ所の土地を選定した。クンペ川の中腹の北側にある養殖池跡地及びタパ岬の 西側に造成されている人工水路の中腹にある荒廃地を今回のパイロットプロジェクト 地とした。

図 9-1 パイロットプロジェクト地の位置

実証試験の作業は、前出の「9.2.4 協力団体の組織化」で前述した2つの作業グル ープが上図のエリアでそれぞれ実施した。

1. クンペ川現場

場所 :クンペ川中腹にある養殖池跡地 面積 :約8ha

作業担当 :スンガイ・スギハン村作業グループ

現場の状況は、約 8ha が一つの池になっており、池の周辺のみマングローブが 生えていいるが、中は皆伐された状態である。池の内周は養殖用と思われる水路が 作られ、周りや中心部分より深くなっている。なお、次の2枚の写真の撮影時には、

満潮の為全面に水が溜まっている。

クンペ川現場

タパ岬人工水路現場

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写真 9-4 クンペ川現場の様子1

写真 9-5 クンペ川現場の様子2

作業内容は、この養殖池跡地にマングローブの種を地植えで、2 万本植林する。

植林の間隔は2m×2mの幅で実施する。

119 2. タパ岬人工水路現場

場所 :タパ岬の西側にある生産林会社が造成した人工水路の中腹の荒廃地 面積 :約8ha

作業担当 :スンガイ・バタン村協同組合を中心とした作業グループ

現場の状況は、人工水路を造成された際に、掘削した土を水路の両脇に盛って いる為、周辺エリアと水路が遮断されたことにより大きな水たまりができ、その エリアの木々が立ち枯れ、植生が荒廃している。

写真 9-6 タパ岬人工水路現場の様子

作業内容は、水路脇の盛り土部分に、水が滞留しているエリアから人工水路に 向けて、幅1m、深さ50cmの溝を掘削し、人工水路からの水流をつなげることで 水循環を改善させる。

また、2万本のマングローブを地植えで植林する。土地がでこぼこしているので、

植林の間隔を一定に保つのは難しいが、2m×2mの間隔を目安に植林する。

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写真 9-7 溝の掘削作業の様子

写真 9-8 植林したマングローブの様子

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