トラッカ一覧を表示するフレームおよびダイアログは次の 3 種類です。
5.1 ジョブの状態とトラッカの色の関係
ジョブネットワークトラッカのアイコン、トラッカ一覧のテキストモードおよびグラフィックモードは 色によってジョブの状態を判別できます。
また、[ジョブネットワークトラッカ]ウィンドウの[フロー]タブの中には、各単位ジョブの実行ト ラッカを表すアイコンがあります。各単位ジョブの実行状態も、このアイコンのラベルまたは色によって 判別することができます。
なお、ジョブネットワークが親子関係を持っている場合、トラッカ一覧の表示において親ジョブネット ワークのトラッカは、子ジョブネットワークトラッカの状態を反映して表示します。
5.1.1 ジョブネットワークの状態とトラッカの色との関係一覧 5.1.2 親子関係を持つジョブネットワークトラッカの表示
5.1.1 ジョブネットワークの状態とトラッカの色との関係一覧
ジョブネットワークの状態とトラッカの色との関係は次の 表 5-1のとおりです。
色の設定は変更することができます。詳細については、「JobCenter 環境構築ガイド 6.4 色の設定を 変更する」を参照してください。
表 5-1 ジョブの状態とトラッカの色の関係
状 態 色 説 明
予定 水色 実行が予定されています。
予定(確定) 水色 実行が予定されています。
「(確定)」がつくのは次のような場合です。
親ジョブネットワークの実行が開始されたが、該当ジョブネットワーク の実行が開始されていない状態
カレンダによる条件分岐を判断し、実行が確定している予定状態で、保 留などの操作を行った場合
即時投入で未来時間を指定した場合
予定トラッカからジョブネットワークのスクリプトやパラメータを更新 した場合
予定トラッカに対して保留/保留解除の操作を行った場合 実行中 黄 現在実行中です。
実行中[待合] 黄 実行中ですが、待ち合わせ部品で待ち合わせを行っています。
実行中[警告] 黄 警告が発生していますが、実行は継続しています。
実行中[警告][待合] 黄 警告状態で実行中ですが、待ち合わせ部品で待ち合わせを行っています。
警告終了 黄 警告が発生しました。
正常終了 緑 正常に終了しました。
スキップ済 緑 実行はスキップされました。
中断済 緑 スキップ処理により、実行は中断されました。
エラー停止 赤 エラー発生のため実行を停止しています。
実行中異常 赤 エラーが生じていますが、実行は継続しています。
実行中異常[待合] 赤 エラー状態で実行中ですが、待ち合わせ部品で待ち合わせを行っています。
異常終了 赤 エラーが発生して終了しました。
中断 赤 異常が発生し、実行は中断されました。
分岐スキップ済 薄灰 カレンダ分岐の設定によって実行はスキップされました。
ダイアログ 橙 ダイアログ部品が、ユーザからの応答(「Ok」、「Error」の選択)待ちのた め実行を停止しています。
応答待ち 橙 フローの処理が保留状態のジョブに到達しています。
スキップ予定のものにはこれらの「状態」の右側に[スキップ]が表示され、保留されているものには
[保留]が、アーカイブされているものには[アーカイブ済]がそれぞれ表示されます。
事前スキップや事前保留されている「予定」トラッカの場合、トラッカ一覧画面からでは[スキッ プ]や[保留]が表示されないので、トラッカフローを開いて状態を確認する必要があります。
次に、[ジョブネットワークトラッカ]ウィンドウの[フロー]タブの中で表示される、単位ジョブト ラッカアイコンおよびサブジョブネットワークトラッカアイコンの一覧は 表 5-2、表 5-3のとおりです。
表 5-2 単位ジョブトラッカアイコン一覧
アイコン ラベル 説 明
WAIT 待ち合わせ中です。
SUBMIT ジョブが投入されて、キューの中で待っている状態です。
RUN ジョブが実行中です。
SUSPEND ジョブの実行が一時停止しています。
WARNING 警告が発生しました。
DONE ジョブが正常終了しました。
SKIP 実行はスキップされました。
KILLED スキップ処理により、実行は中断されました。
STOP ジョブが異常終了し、フローがそこで止まっています。
ERROR ジョブが異常終了しました。フローは続行されています。
ABORT 異常が発生し、実行は中断されました。
SKIPPED ジョブは1度も実行されず、スキップされました。
表 5-3 サブジョブネットワークアイコン一覧
アイコン ラベル 説 明
WAIT 待ち合わせ中です。
PREPARE 未実行状態ですが、実行用エントリが作成されている状態で待ち合わせ
中です。
RUN サブジョブネットワークが実行中です。通常は黄色で表示されますが、
保留ジョブやダイアログジョブがユーザの操作を待っている状態では オレンジ色になります。
WARNING 警告が発生しました。
DONE サブジョブネットワークが正常終了しました。
SKIP 実行はスキップされました。
KILLED スキップ処理により、実行は中断されました。
STOP エラーで停止しているジョブがあります。
RUN
(赤)
サブジョブネットワーク実行中に異常が発生すると、赤色になります。
サブジョブネットワークは実行を継続しています。
ERROR サブジョブネットワークが異常終了しました。
SKIPPED サブジョブネットワークはスキップされました。
DIALOG ユーザからの応答(「Ok」、「Error」の選択)待ちのため実行を停止
しています。
HOLD サブジョブネットワークネットワーク内に保留ジョブが存在します。
5.1.2 親子関係を持つジョブネットワークトラッカの表示
ジョブネットワークが親子関係を持っている場合の表示の優先順位は次の 図 5-1のとおりです。
ジョブネットワークの状態 優先度
エラー停止 高
ダイアログ 応答待ち
実行中異常[待合]
実行中異常
実行中[警告][待合]
実行中[警告]
実行中[待合]
実行中 実行完了
予定(確定) 低
図 5-1 ジョブネットワークの状況と優先度
ジョブネットワークの親子関係には、並列と多段の2種類があります。それぞれ 図 5-1で示される優先 順位に従って、親ジョブネットワークに子ジョブネットワークの状況が反映されます。
( 1 ) 並列
並列に動作する子ジョブネットワークを持つ場合は、子ジョブネットワークの状況のうち一番優先 度の高い状況が親ジョブに反映されます。
たとえば、図 5-2ではSUB11~SUB14 の状況で一番優先度の高いSUB13 の状況「実行中」が
TEST01の状況として表示されます。
図 5-2 親子関係が並列の場合のトラッカ一覧の表示例
(2) 多段
多段に子ジョブネットワークを持つ場合は、上段の状況は下段に影響しませんが、下段の状況は上 段に反映されます。
たとえば、図 5-3ではSUB22の状況の「実行中[待合]」は、TEST02、SUB21の状況に反映されま すがSUB23、SUB24の状況には反映されません。
図 5-3 親子関係が多段の場合のトラッカ一覧の表示例
5.1.3 グループアイコンの表示色とジョブネットワークトラッカの関係
グループ内にジョブネットワークトラッカが存在するとき、グループアイコンはジョブネットワークト ラッカの状態に対応する色で表示されます。グループ内に複数のジョブネットワークト
ラッカが存在する場合、グループアイコンの表示色は次のように再帰的に決まります。
グループが子グループを持たないとき、自グループ内のジョブネットワークトラッカの状態の中 で、最も優先度の高い状態に対応する色になります。
グループが子グループを持つとき、子グループの状態とそのグループ内のジョブネットワークト ラッカの状態の中で、最も優先度の高い状態に対応する色になります。
グループアイコンの表示色におけるジョブネットワークトラッカの状態の優先度は、以下の図5-4「グルー プアイコンの表示色におけるジョブネットワークの状態と優先度」のとおりです。
ジョブネットワークの状態 優先度
中断 高
異常終了/エラー停止/実行中異常/実行中異常
[待合]
(グループアイコンの表示色は異常終了のもの と等しい色になります)
警告終了
実行中[警告]/実行中[警告][待合]
ダイアログ 応答待ち 正常終了
実行中/実行中[待合]
予定/予定(確定)
スキップ済み[同時実行] 低
図 5-4 グループアイコンの表示色におけるジョブネットワークの状態と優先度
例えば、図5.5「グループアイコンの表示色の例」の赤枠を見るとSubGroup1にはジョブネットワークト
ラッカ jnw2(実行中[待合])、jnw3(ダイアログ)がありますが、実行中[待合]よりもダイアログの方が
優先度が高いため、SubGroup1のグループアイコンの表示色はjnw3(ダイアログ)と等しくなります。
また、青枠を見るとGroup2には子グループSubGroup2(実行中)とjnw4(正常終了)がありますが、実行中 よりも正常終了の方が優先度が高いため、Group2のグループアイコンの表示色はjnw4(正常終了)と等しく なります。
図 5.5「グループアイコンの表示色の例」