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イベント受信の設定をする

ドキュメント内 R12.8 < 基本操作ガイド > (ページ 160-167)

4. 部品オブジェクトの使用方法

4.5 イベント送信とイベント受信

4.5.2 イベント受信の設定をする

変更」を選択します。

正常終了のデフォルト値は0、異常終了のデフォルト値は 1 となります。0~255の範囲で指定 可能です。

図 4-55 終了コードの入力画面例

 条件を追加する

数字を右クリックしたときのポップアップメニューから「条件の追加」を選択します。条件名が 入力できますので入力します。条件名は 40バイト以内で設定してください。正常・異常の条件 数はそれぞれ最大 10個です。追加した条件の詳細は次ページの「条件詳細」また条件名には空 白、タブ、特殊文字および以下の文字は使用できません。

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条件名のデフォルト値はCondition1~10です。

図 4-56 条件の追加画面例

 条件名を変更する

条件名をクリックするか、条件名を右クリックしたときのポップアップメニューから「条件名の 変更」を選択します。

図 4-57 条件名の変更画面例

 条件を削除する

条件名を右クリックしたときのポップアップメニューから「条件の削除」を選択します。

 条件詳細

追加した条件について、以下の項目を設定します。

送信元ホスト名(必須項目)

イベント送信元のホスト名を入力します。ホスト名はマネージャフレームのマシンアイコンで 認識されている名称を使用するようにしてください。

エイリアス名では正しく動作しません。

イベントID(必須項目)

受信するイベントの識別子(ID)を入力します。最大5つのIDを登録できます。IDの合致条 件としては「から始まる」「を含む」「一致する」の3つを選択することができます。デフォ ルト値は「を含む」が選択されています。イベントIDはそれぞれ100バイト以内で設定して ください。イベントIDには空白、タブ、特殊文字および以下の文字は使用できません。

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またイベントIDが入力されていない場合は条件として使用されません。

4-59 条件詳細の設定画面例

タイムアウトタブの設定項目は次のとおりです。

図 4-60 タイムアウトの設定画面例

送信元ホスト名設定

イベントID設定

受信タイムアウト

イベント受信部品がイベントを即時受信できなかった場合に、イベントを受け付けるまでの待ち合 わせの設定をします。ただし、イベントが送信済みかつ有効である場合には、受信タイムアウトと なる条件下でもタイムアウトはしないで、イベントが即時受信されます。

[タイムアウトの有無]

「On」の場合、イベントを受け付けるまでの待ち合わせをします。設定した期間受信待ち合わせ を行い受信できた場合には、正常終了状態になります。指定した期間中にイベントが受信できな かった場合、タイムアウトしエラー終了状態になります。

「Off」の場合、イベントの即時受信を行います。受信できた場合も受信できなかった場合も正常 終了状態になります。

[タイムアウト([+]HH:MM)]

待ち合わせするときのタイムアウト時間を次から設定します。

絶対時刻 00:00~23:59 相対時間 +00:00~+99:59

設定なし(空白)の場合、無限に待ち合わせます。

受信確認とイベント有効期間のタイムアウトで指定する相対時間は、通常最上位のジョブネット ワークの開始時刻を基準とします。しかし、オプションを指定することにより、当該部品の開始時 刻を基準にすることや、タイムアウトした場合のトラッカアイコンの状態の表示や終了コードを設 定することもできます。詳細については、「JobCenter 環境構築ガイド 5.2 デーモン設定ファイ ルの使用可能パラメータ」を参照してください。

イベント送信、イベント受信部品の利用上の注意事項

受信確認、イベント有効期間の両者が「On」になっている場合 それぞれ設定されている時間によって次のような動作になります。

 受信確認に設定されている時間がイベント有効期間より長い場合

受信確認に設定されている間待ち合わせを行いますので、受信確認に設定されている期 間イベントの保持が行われます。

 イベント有効期間に設定されている時間が受信確認に設定されている時間より長い場合 イベント有効期間に設定されている期間イベントの保持が行われますが、送信側では、

受信確認に設定されている期間に受信動作がない場合、タイムアウトが発生します。

同一のホストから同一のイベントIDで同じ送信先へイベント送信された場合

イベント保持されているイベントは新しいもので上書きされます。上書きされた部品が待ち 合わせを行っている場合は上書きされたことが通知され、待ち合わせが解除されます。

イベント送信時にエラーが発生した場合

エラー内容はジョブネットワークのログに記録されます。

イベント送信部品を実行中にスキップした場合

イベントがすでに送信されていた場合には、イベントは取り消されずに送信された状態とな

ります。なお、送信したイベントの受信確認を待ち合わせている状態もイベント送信部品実 行中に含みます。

イベント送信、受信部品を使用した場合

論理的な矛盾(デッドロック)を検出できません。なお、同一ジョブネットワーク中で待ち 合わせを行う場合は、単位ジョブ待ち合わせ、サブジョブネットワーク待ち合わせ部品を使 用してください。

5000件を超えた場合

古いものから上書きされます。イベント保持ができる上限は5000件です。ただし、オプショ ンを指定することにより上書きを禁止し、イベント送信を異常終了させることもできます。

詳細については、「JobCenter 環境構築ガイド 5.2 デーモン設定ファイルの使用可能パラ メータ」を参照してください。

イベントIDおよびメッセージに2バイト文字を使用する場合

送信先、送信元の設定でLANGの設定を同じにしてください(Windows版ではシフトJIS固 定です)。

送信先ホストのJobCenterが起動していない場合

イベント送信部品は、受信確認の「On」・「Off」の設定にかかわらず、エラー終了状態に なります。

イベントの有効期間が「On」の場合

イベントは送信先ホストにて保持されます。イベント送信後に送信元ホストがダウンした場 合でも、イベントは送信先ホストにてタイムアウトするまで保持されます。送信先ホストが 再起動した場合でも、イベントの有効期間内であればイベントは保持されます。

送信元と送信先とでLANGの設定(文字コード)が異なる場合

送信元と送信先とでLANGの設定(文字コード)が異なる場合は、イベント送信部品名およびそ の部品が含まれるジョブネットワークまでの各階層のジョブネットワーク名には、2バイト文字 は使用しないでください。

2 ) イベント受信動作

条件に登録されているイベント ID の合致条件がすべて成立した場合にイベント受信部品が終了しま す。終了状態は各条件が属している終了状態となります。また終了コードも設定されますので後続で 条件分岐することも可能です。

以下のような設定のイベント受信部品を含むジョブネットワーク投入を例にして動作を説明します。

図 4-61 イベント受信の動作例 正常終了条件の設定

異常終了条件の設定

受信したイベントの内容によってイベント受信の状態を決定することができます。

図 4-62 条件成立時の動作例

下記のようにトラッカ上では設定されている条件を参照することが可能です。

図 4-63 トラッカ上のイベント受信部品をダブルクリックした時の表示例

またジョブネットワークログには成立した条件名が記録されます。

図 4-64 ジョブネットワークログの表示例

注意事項

正常条件・異常条件どちらにも合致する場合は正常条件として判断します。

「通常バッチが正 常終了しました」と いうイベントを送 信した場合

「通常バッチが異 常終了しました」

というイベントを 送信した場合

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