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シミュレーションケースの追加

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6 操船シミュレーション

6.6 シミュレーションケースの変更・追加

6.6.2 シミュレーションケースの追加

今回の実験では、あらかじめシミュレータ上の津波による流れの状況を認識して いる船長が第 1 及び第 2 船橋を操船した。

しかし、明石海峡を航行する船舶が実際に津波に遭遇する場合、事前の津波到達 情報がなければ、突然の本船速力や舵効きが変化するなどの現象から、津波に遭遇 したことを知り津波対応操船が行われるものと想定される。

シミュレーション当日の意見交換において、上記想定の対応として、津波流の中 の航行という状況設定を知らされていない別の船長が、ECDIS を利用せず、第 1 船 橋及び第 2 船橋を操船することとして、Case2 及び Case3 の条件で追加実験を実施 することとした。

追加で実施した Case2’及び Case3’の設定を以下に示す。

(1) Case2’の設定

現状通航ルートで、Case1 の航行船舶のうち西航船 2 隻を低速船とし、1 隻は第 2 船 橋で操船する貨物船(500GT)とし巨大船の前方を航行する状況を表 6.6.3 及び図 6.6.1 とおり設定した。

表 6.6.3 Case2’航行船舶

※ :東航船

【操船のポイント】

第 1 船橋:Case1と同様の設定であるが、前方に低速船(第 2 船橋)が存在する。左右 の追越しを検討し、追い潮の影響による速力変化に留意しながら航行する。

No.2 ブイ付近の変針時、北西側への横流れが大きく船体姿勢の保持に留意す る。No.1 ブイ付近から西方ブイ方向へ変針し、西方ブイと正横したら終了す る。なお、衝突回避等必要な場合、本船速力は 15knot まで増速が可能である。

第 2 船橋:針路 281°、速力 9knot で第 1 船橋船の右前方からスタートし、航路に沿って

船型 速力

GT knot

1 bulk 貨物船 92,000 西航 12 第一船橋

2 cargo11 貨物船 500 西航 9

第二船橋 低速船

巨大船前方航行

3 cargo2 貨物船 500 西航 12

4 cargo3 貨物船 3,000 西航 14

5 cargo4 貨物船 3,000 西航 11

6 cargo5 貨物船 3,000 西航 12

7 cargo6 貨物船 3,000 西航 13

8 cargo7 貨物船 3,000 西航 10

9 cargo8 貨物船 3,000 西航 15

10 cont1 コンテナ船 6,000 西航 10 低速船

11 cont2 コンテナ船 6,000 西航 14

12 cont3 コンテナ船 6,000 西航 15

13 cont4 コンテナ船 6,000 西航 17

14 ferry1 カーフェリー 10,000 西航 21

15 fb1 小型船 20 西航 10

16 fb2 小型船 20 西航 20

17 cargo9 貨物船 500 東航 10

18 cargo10 貨物船 3,000 東航 15

19 cont5 コンテナ船 6,000 東航 14

20 ferry2 カーフェリー 10,000 東航 21

21 fb3 小型船 20 東航 10

22 fb4 小型船 20 東航 20

23 cargo1 貨物船 500 西航 10

備考

No. ID 船種 針路

東航

第 1 船橋 第 2 船橋

101

図 6.6.1 Case2’航行経路

コンテナ船(6000GT):低速船スタート位置

貨物船(巨大船):第 1 船橋スタート位置 貨物船(500GT):第 2 船橋スタート位置

(2) Case3’の設定

現状の通航ルートを平均的な速力で航行するよう表 6.6.4 とおり設定し、第 1 船橋 で操船する船舶を巨大船である貨物船から 3,000GT 級の貨物船に変更し、東航レーンを 東航する。また、第 2 船橋で操船する船舶も 500GT 級貨物船で東航する。

表 6.6.4 Case3’航行船舶

※ :東航船

【操船のポイント】

第 1 船橋:針路 074°、速力 15knot で西方ブイと No.1 ブイの中間の位置からスタートし、

逆潮に対する操船に留意しながら航路に沿って航行し、明石海峡大橋を通過 したらシミュレーションを終了する。

第 2 船橋:針路 091°、速力 12knot で No.2 ブイ南側の位置からスタートし、航路に沿っ て東航する。逆潮が強く、水流を受ける方向に留意する。第 1 船橋の終了時 をもって終了する。

船型 速力

GT knot

1 bulk 貨物船 92,000 西航 12 なし

2 cargo1 貨物船 500 西航 15

3 cargo2 貨物船 500 西航 12

4 cargo3 貨物船 3,000 西航 14

5 cargo4 貨物船 3,000 西航 11

6 cargo5 貨物船 3,000 西航 12

7 cargo6 貨物船 3,000 西航 13

8 cargo7 貨物船 3,000 西航 10

9 cargo8 貨物船 3,000 西航 15

10 cont1 コンテナ船 6,000 西航 12

11 cont2 コンテナ船 6,000 西航 14

12 cont3 コンテナ船 6,000 西航 15

13 cont4 コンテナ船 6,000 西航 17

14 ferry1 カーフェリー 10,000 西航 21

15 fb1 小型船 20 西航 10

16 fb2 小型船 20 西航 20

17 cargo9 貨物船 500 東航 10

18 cargo10 貨物船 3,000 東航 15 第一船橋

19 cont5 コンテナ船 6,000 東航 14

20 ferry2 カーフェリー 10,000 東航 21

21 fb3 小型船 20 東航 10

22 fb4 小型船 20 東航 20

23 cargo11 貨物船 500 東航 12 第二船橋

No. ID 船種 針路 備考

第 1 船橋

第 2 船橋

103

図 6.6.2 Case3’航行経路

貨物船(3000GT):第 1 船橋スタート位置

貨物船(500GT):第 2 船橋スタート位置

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