第3章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)
3.6 他サーバへの資源移行
Interstageの資源や運用環境の他サーバへの複写(資源移行)、ホスト情報(IPアドレスやホスト名)の変更方法について説 明します。
Interstageの運用環境を構築したサーバ(移行元サーバ)で資源移出を実施し、複写先のサーバ(移行先サーバ)で資源
移入を実施します。複写先のサーバで、事前にInterstageの運用環境の初期化を行わずに、同様のサーバ運用環境を 構築することができます。
また、Interstageを運用しているサーバのホスト情報(IPアドレスやホスト名)の変更は、一台のサーバで、Interstageの資源 移出と資源移入を行うことで実施できます。資源移入時に、変更したいホスト情報を指定して資源移入の操作を行ってく ださい。
注意
資源移行を行う場合、移行先サーバのシステム構成は移行元サーバと同じである必要があります。
・ OS:詳細は、「対象OSの組合せ」を参照してください。
・ Interstageのバージョン・レベル・CPUのアーキテクチャ
・ Interstageのエディション
・ Interstageのインストールパス
・ 使用するInterstageのサービス
・ ユーザアプリケーションや資源ファイルの格納パス
・ CORBAアプリケーションで使用するコード系
・ トランザクションアプリケーションで使用するコード系
なお、資源移行の対象は、運用環境などを定義するInterstageが保持するファイルのみです。ユーザアプリケーションな どは対象外ですので、必要に応じて移行してください。
対象OSの組合せ
移入先(○:サポート対象、-:未サポート) 2003
x86
2008 x86
2003 x64 (32ビット互
換)
2008 x64 (32ビット互
換)
2003 x64
2008 x64
移 出 元
2003 x86 ○ ○ ○ ○ - -
2008 x86 ○ ○ ○ ○ - -
2003 x64 (32ビット互換)
○ ○ ○ ○ - -
2008 x64 (32ビット互換)
○ ○ ○ ○ - -
2003 x64 - - - - ○ ○
2008 x64 - - - - ○ ○
注) 上記の各項目は、Windows Server(R)のバージョンおよびCPUのアーキテクチャを示しています。
移入先(○:サポート対象、-:未サポート)
Solaris 10 Solaris 11
移 出 元
Solaris 10 ○ ○
Solaris 11 ○ ○
移入先(○:サポート対象、-:未サポート) RHEL5
(for x86)
RHEL6 (for x86)
RHEL5 (for Intel64) (32ビット互換)
RHEL6 (for Intel64) (32ビット互換)
RHEL5 (for Intel64)
RHEL6 (for Intel64)
移 出 元
RHEL5 (for x86) ○ - ○ - - -
RHEL6 (for x86) - ○ - ○ - -
RHEL5 (for Intel64) (32ビット互換)
○ - ○ - - -
RHEL6 (for Intel64) (32ビット互換)
- ○ - ○ - -
RHEL5 (for Intel64) - - - - ○ -
RHEL6 (for Intel64) - - - - - ○
注) 上記の各項目は、バージョンおよびCPUのアーキテクチャを示しています。
概要と対象ファイル
他サーバへの資源移行は、1つのサーバマシンで構築したInterstage環境を他のサーバマシンに複写して、同様の環境 を構築するために行います。移行先サーバでInterstageおよび各サービスの初期設定や環境構築を行う必要がないの で、複数のサーバ運用環境を構築する場合に短時間で行うことができます。
資源移行を行う場合は、以下の手順で行います。
1. 移行元サーバでバックアップ用ディスクに資源を移出する。
2. バックアップ用ディスクに格納した資源を移行先サーバに転送する。
3. 移行先サーバのバックアップ用ディスクに格納された資源を移入する。
なお、一括して他サーバへ移行する場合は「3.9 メンテナンスの一括実行」を参照してください。
移行対象資源
移行対象となる資源は、バックアップ・リストアの場合と同じです。「3.1 バックアップ・リストア対象資源」を参照してくださ い。
3.6.1 資源移出手順
Interstage資源を他サーバへ移行する場合の、移行元サーバで実施する資源移出手順は、同一マシン上でのバックアッ プ手順と同じです。「3.2.1 バックアップ手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」を参照してください。
管理サーバの場合は、「3.2.2 バックアップ手順(管理サーバの場合) 」を参照してください。
3.6.2 資源移入手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)
Interstage資源を他サーバへ移行する場合の、移行先サーバで実施する資源移入手順について説明します。
ここでは、管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合について説明しています。管理サーバの場合は、「3.6.3 資源移入手順(管理サーバの場合)」を参照してください。
ポイント
ここでは、以下のバックアップ資源格納用ディレクトリが存在することを前提に説明します。
X:\Backup
/backup
注意
資源の移入は、以下を確認した上で操作を開始してください。
・ Interstageのインストールが完了していること。
・ すべてのサービス、サーバアプリケーションが停止していること。
・ Interstageのインストールディレクトリ、J2EE共通ディレクトリ、インストールドライブ(Windows (R)の場合)や移入対象と
ならないすべての資源(Interstageの運用時に使用するユーザ資源、ユーザアプリケーションなど)が、資源移出元 サーバと同じディレクトリ構成に配置されていること。
・ Interstageのインストールディレクトリに設定されている8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名が資源移出元サーバと
同じであること。
操作手順
Interstage資源を他サーバへ移入する場合の、移行先サーバで実施する資源移入手順は、同一マシン上でのリストア手
順とほぼ同じです。「3.2.4 リストア手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」を参照してください。
ここでは、リストア手順とは手順が異なる場合について説明します。
ポイント
コマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
1. サービスの停止
「3.2.1 バックアップ手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合)」の「サービスの停止」を参照して、
サービスを停止します。
2. 移入対象資源の確認
移入対象とするサービス資源は、移出操作時に、移出対象とした資源になります。以降の操作では、移入対象と するサービス資源に対して移入操作を行ってください。
3. 各サービスの資源の移入