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図表2-2-16 過去 3 年のインターネットでの取引のトラブル経験を有する割合は12.0%

(備考)  1 .消費者庁「インターネット調査「消費生活に関する意識調査」」(2013年度)。

     2 .「あなたは過去 3 年間にインターネットでの取引において、トラブルに遭ったことはありますか。ある場合、どのようなトラブルか 選択してください。また、その際に購入・契約した商品・サービスを選択してください。(仕事以外の、専ら私的な利用に限る。)」

との問に対する回答。(複数回答可)

17.0 12.413.1

13.7 7.99.2

5.6 9.4

7.98.1 8.2 7.9

5.67.7

2.3 8.2 7.3

トラブルに 遭ったことはない

88.0%

(%)

偽物や粗悪品が届いた サービスの内容が著しく劣っていた 代金を支払ったのに商品が全部又 は一部届かなかった

販売元と連絡が取れなくなった サンプルを申し込んだら定期購入 扱いにされた

氏名・住所・クレジットカード番号 等の個人情報が第三者に漏えいした 身に覚えのない代金を請求された 返品・解約・代金の払戻しが出来 なかった

代金を支払ったのにサービスが全 部又は一部提供されなかった 注文をキャンセルしたのに代金が 引き落とされた

60

52.854.7 51.0 20.023.1

17.0

50 40

30 20

10 0

全体 男性 女性

12.413.1 13.7 7.99.2

10.4 5.6 9.4

13.1 7.98.1 8.2 6.9 6.07.9 5.66.7

7.7

2.35.3 8.2 6.17.3 4.9

トラブルに遭った 12.0%

トラブルに 遭ったことはない

88.0%

トラブルの内訳

(N=3,000)

第2節第2章第1部  情報通信の発達に伴う消費者意識の変化、消費者被害・トラブル等の状況

は、詐欺的行為が発覚する前に代金を確 実に手にすることができるよう銀行振込等 の前払い方式を多用しているものと見られ ます。

 次に、2013年度の相談を見ていくと、

商品別の構成では洋服、履物、かばん、

アクセサリー等の「被服品」が41.4%と 最も大きな割合を占めています。それに、

腕時計、スポーツ用品等の「教養娯楽品」

が25.5%と続きます (図表2-2-18)。

図表2-2-17 「インターネット通販」に関する相談は2013年度に大幅増加

(備考) 1.PIO-NETに登録された「インターネット通販」のうち、商品別分類が「商品」の範囲であり、「パソ コンソフト」を除いた消費生活相談情報(2014年4月30日までの登録分)。

    2.「前払い」とは、「信用供与の有無」が「無」のもの。

1,586 2,832 5,064

1,200

815 959 1,463 3,485

10,983 8,470 0

(件)

2009 2010 2011 2012 (年度)2013

外国に関連するもののうち、前払い うち、外国に関連するもの

インターネット通販

20,036

25,100

29,667

1,586 2,832 5,064 16,890

1,200

815 959 1,463 3,485

50,364

10,983 8,470 10,000

20,000 30,000 40,000 50,000 60,000

図表2-2-18 2013年度の「インターネット通販」の相談のうち、「被服品」が 4 割を超える

(備考) PIO-NETに登録された2013年度の「インターネット通販」のうち、商品別分類が「商 品」の範囲であり、「パソコンソフト」を除いた消費生活相談情報(2014年 4 月 30日までの登録分)。

車両・乗り物 5.4%

土地・建物・設備 0.7%

他の商品0.2% 商品一般 5.2% 食料品

6.1%

10.1%住居品 光熱水品0.1%

41.4%被服品 保健衛生品

5.3%

教養娯楽品 25.5%

 更に商品の分類を細かく見ると、上位 には「商品一般」32のほか、「財布類」、「ハ ンドバッグ」、「腕時計」等、主にいわゆ るブランド品に関するものが並びます

(図表2-2-19)。

 性 別 や 年 齢 別 に 見 る と、 男 性 が 44.4%、女性が53.2%で女性の割合が大 きく、それぞれ平均年齢が40.4歳、37.4 歳となっています。性別年齢別で見ると、

30歳代女性の相談件数が7,925件と最も 多く、40歳代女性がそれに続いています

(図表2-2-20)。

 50歳代以上は相談件数が大きく減少 し、年代が上がるほど件数は少なくなっ ています。また50歳代は性別に見るとほ ぼ同程度、60歳代以上は男性の方が多く なっている点も他世代とは異なります。

 さらに性別年齢別に、2013年度の相談 をそれぞれ5位までの上位商品を見てい くと、性別や年代の特徴が分かります。

 男性では、20歳未満は「電子ゲームソ フト」が最も多く、その他主にいわゆる ブランド品の「財布類」や「履物」が上 位に挙がっています (図表2-2-21)。成 人では20歳代から40歳代は、「腕時計」

が上位で、ほかに「履物」もそれぞれ多 図表2-2-19 2013年度の「インターネット通販」のうち、「財布類」「ハン

ドバッグ」「ジョギングシューズ」等の「被服品」が上位

順位 商品名 件数

1 商品一般 2,639

2 財布類 2,503

3 ハンドバッグ 1,996

4 腕時計 1,676

5 ジョギングシューズ 1,580

婦人靴 1,507

7 運動靴(全般) 1,012

8 他の健康食品 885

9 身の回り品その他 769

10 デジタルディスクソフト 748

(備考)1 .PIO-NETに登録された2013年度の「インターネット通販」

のうち、商品別分類が「商品」の範囲であり、「パソコ ンソフト」を除いた消費生活相談情報(2014年 4 月30日 までの登録分)。

    2 .品目は商品キーワード(下位)。

図表2-2-20 「インターネット通販」の相談は30歳代、40歳代に多い

0

(件)

男性 女性

1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 1,344

3,467

5,452

5,152

2,767

1,817

873 5,317

7,925

6,455

400 1,329

2,792

1,149

第2節第2章第1部  情報通信の発達に伴う消費者意識の変化、消費者被害・トラブル等の状況

図表2-2-21 性別や年齢で「インターネット通販」のトラブル対象商品は異なる

男性 女性

順位 商品名 件数 構成比 順位 商品名 件数 構成比

20歳未満 全体 1,344 100.0% 20歳未満 全体 1,329 100.0%

1 電子ゲームソフト 109 8.1% 1 財布類 238 18.1%

2 財布類 79 5.9% 2 ハンドバッグ 60 4.6%

3 ジョギングシューズ 62 4.6% 3 腕時計 55 4.2%

4 運動靴(全般) 61 4.5% 4 婦人靴 50 3.8%

5 バスケットシューズ 58 4.3% 5 婦人洋服(全般) 47 3.6%

20歳代 全体 3,467 100.0% 20歳代 全体 5,317 100.0%

1 腕時計 231 6.7% 1 財布類 607 11.4%

2 ジョギングシューズ 220 6.3% 2 ハンドバッグ 406 7.6%

3 財布類 200 5.8% 3 婦人靴 312 5.9%

4 運動靴(全般) 143 4.1% 4 ジョギングシューズ 275 5.2%

5 紳士靴 141 4.1% 5 腕時計 200 3.8%

30歳代 全体 5,452 100.0% 30歳代 全体 7,925 100.0%

1 ジョギングシューズ 256 4.7% 1 婦人靴 568 7.2%

2 腕時計 233 4.3% 2 ハンドバッグ 542 6.8%

3 紳士靴 212 3.9% 3 財布類 452 5.7%

4 商品一般 201 3.7% 4 ジョギングシューズ 287 3.6%

5 運動靴(全般) 175 3.2% 5 商品一般 253 3.2%

40歳代 全体 5,152 100.0% 40歳代 全体 6,455 100.0%

1 腕時計 259 5.0% 1 ハンドバッグ 465 7.2%

2 商品一般 253 4.9% 2 財布類 345 5.3%

3 ジョギングシューズ 147 2.9% 3 婦人靴 309 4.8%

4 紳士靴 145 2.8% 4 商品一般 297 4.6%

5 紳士上着 126 2.4% 5 他の健康食品 207 3.2%

50歳代 全体 2,767 100.0% 50歳代 全体 2,792 100.0%

1 商品一般 173 6.3% 1 商品一般 210 7.5%

2 腕時計 136 4.9% 2 ハンドバッグ 193 6.9%

3 テレビジョン 62 2.2% 3 他の健康食品 110 3.9%

4 紳士靴 59 2.1% 4 財布類 94 3.4%

5 ノートパソコン 58 2.1% 5 婦人靴 86 3.1%

60歳代 全体 1,817 100.0% 60歳代 全体 1,149 100.0%

1 商品一般 188 10.3% 1 商品一般 115 10.0%

2 テレビジョン 72 4.0% 2 ハンドバッグ 66 5.7%

3 腕時計 59 3.2% 3 他の健康食品 29 2.5%

4 ノートパソコン 56 3.1% 4 財布類 25 2.2%

5 ゴルフクラブ 44 2.4% 5 テレビジョン 21 1.8%

70歳以上 全体 873 100.0% 70歳以上 全体 400 100.0%

1 商品一般 141 16.2% 1 商品一般 56 14.0%

2 テレビジョン 53 6.1% 2 他の健康食品 15 3.8%

3 ノートパソコン 24 2.7% 3 健康食品(全般) 12 3.0%

4 他の健康食品 21 2.4% 4 デジタルディスクソフト 9 2.3%

5 単行本 18 2.1% 5 漬物容器 8 2.0%

(備考)  1 .PIO-NETに登録された2013年度の「インターネット通販」のうち、商品別分類が「商品」の範囲であり、「パソコンソフト」を除い た消費生活相談情報(2014年 4 月30日までの登録分)。

     2 .品目は商品キーワード(下位)。

     3 .「他の健康食品」とは、主にダイエットサプリメント等。

くなっています。50歳代、60歳代は「腕 時計」のほか、「テレビジョン」、「ノー トパソコン」等の電気機器の「教養娯楽 品」が見られます。70歳以上は、身に着 ける商品ではなく、「健康食品」が上位 に挙がっています。

 女性では、20歳未満は約2割が「財布 類」となっており、「ハンドバッグ」、「腕 時計」と続いています。20歳代から40歳 代では「財布類」や「ハンドバッグ」、「婦 人靴」や「ジョギングシューズ」等の「履 物」、「腕時計」等、主にいわゆるブラン ド品関連の商品が中心であることが分か ります。年代が上がると、サプリメント 等の「他の健康食品」が見られるように なります。

 企業活動がグローバル化し、また消費

者がインターネット経由で気軽に海外事 業者と取引ができるようになったことに より、海外事業者と国境を越えて取引(越 境取引)する経験や、それに伴うトラブ ルの経験が増えています。国民生活セン ターが2013年9~10月に実施した「国民 生活動向調査」によると、インターネッ トでの購入経験者のうち、この3年間に、

インターネットを使った海外通販で、海 外から直接商品やサービスを購入した経 験がある場合は13.9%という結果でした

(図表2-2-22)。性別年代別では、女性 は30歳 代 が21.6 %、 男 性 で は40歳 代 が 18.3%と最も高くなっています。イン ターネットでの海外通販の購入経験者の うち「トラブルを経験した」割合は8.6%

で、約1割近くがトラブルに遭っている という結果となりました。

 消費者庁では、2011年11月より「消費者 庁越境消費者センター(CCJ:Cross-Bor-derConsumerCenterJapan)」を開設し、

越境取引に関する相談は