アナリシスレポートには、データ解析の成功および失敗(またはそのいずれか)が表示され ます。アナリシスレポートは、Sample Manager に追加されたサンプルすべてに対して作成で きます。データが解析されている場合、レポートには、QV と LOR の要約、および個々のサ ンプル情報とエラーが表示されます。データが未解析の場合、レポートにはステータス情報が 表示されます。レポートは、トラブルシューティングに役立ち、レポートを使用するとデータ クオリティの評価を簡単に行うことができます。これは、タブ区切りファイルとしてエクス ポートし、Microsoft® Excel ソフトウェアで開いて傾向の分析に使用することができます。
アナリシス レポートの 表示
レポートを表示するには、「Analysis」>「Analysis Report」を選択するか、 をクリック
します。Applied Biosystems では、解析の後、レポートを閲覧してから各サンプルファイル
を確認することをお勧めします。
図7-1 アナリシスレポートの例
「 Analysis Report 」 ウィンドウの項目
レポートでは、情報が 4 つの表に分かれています。
「Errors」表 下線付きのサン
プルは、Sample Manager 内の 特定サンプルに リンクされてい ます。
部分的出力と失敗 したサンプルは、
「Errors」表内の 特定のサンプルに リンクされていま す。
QV 範囲の定義
LOR 範囲の定義
ビュー設定は ここで変更します。
右クリックして、
カラムを表示/非 表示させます。
表7-1 アナリシスレポートの項目
表 説明
Summary レポート内の合計サンプル数(Sample Manager 内のサンプル数によ
る)、QV を含むサンプル数、QV 範囲の定義を表示 Length of Read (LOR) LOR 範囲と色の定義、各範囲内のサンプル数を表示
Sample Details サンプルの統計値を表示。
各サンプルは Sample Manager 内の特定のサンプルにリンクされてい
アナリシスレポートについて
「 Summary 」表
レポートのこの部分では、レポート内のサンプル数と Quality Value の要約が表示されます。「 Length of Read (LOR) 」表
レポートのこの部分では、LOR の高さに関する情報の要約が表示されます。
LOR は、使用可能なクオリティの高いまたは高精度塩基の範囲で、Quality Value によって決 定されます。LOR 情報は、アナリシスレポートを開いたときに計算されます。
注:LOR 情報は、KB Basecaller で解析されたサンプルに対してのみ表示されます。
Errors 解析およびポストプロセシング中に発生したエラーを表示。
各サンプルは Sample Manager 内の特定のサンプルにリンクされてい ます。
表7-1 アナリシスレポートの項目(続き)
表 説明
表7-2 「Summary」表の項目
カラム 説明
Sample Files レポート内の合計サンプル数。この数値は、Sample Manager 内の
サンプル数によって決まります。
Sample Files with QV KB Basecaller で解析された QV を含むサンプルの合計数 Low、Medium、または
High QV
QV の高さの範囲
注:範囲は「Display Settings」で定義されています。詳細につい ては、9-4 ページの「「Sample File Display」セクション」を参照 してください。
表7-3 「LOR」表の項目
カラム 説明
Low LOR 低 LOR 結果の範囲と色。*デフォルトの色は赤です。
Medium LOR 中 LOR 結果の範囲と色。デフォルトの色は黄です。
High LOR 高 LOR 結果の範囲と色。デフォルトの色は青です。
「 Sample Details 」表
レポートのこの部分には、各サンプルのリストと、それに関連した解析情報が表示されます。注:QV、サンプルスコア、LOR、シグナル/ノイズの情報は、KB Basecaller で解析された サンプルに対してのみ表示されます。
この表で、「N/A」は未解析、またはこのセッションでは解析不可であることを示しています。
*LOR の範囲と色は「Display Settings」で定義されています。詳細については、9-4ページの「「Sample File Display」セクション」を参照してください。
Sample Manager 内のサンプルにリンクされています。
「Errors」表内のサンプルにリンクされています。
表7-4 「Sample Details」表の項目
カラム 説明
Sample File Name サンプルの名前。ファイルは、Sample Manager 内の特定のサン
プルにリンクされています。
BC Status ベースコーリングに対する成功、クオリティの低いデータ、失敗、
未解析を表示
• 緑のアイコン = 成功
• 黄のアイコン = クオリティの低いデータ、部分的な出力(KB Basecaller で解析されたデータのみ)
• 赤のアイコン = 失敗
• N/A = 未解析またはこのセッションでは解析不可
赤または黄のアイコンがあるサンプルは、「Errors」表内の特定サ ンプルにハイパーリンクされています。
PP Status ポストプロセシングの成功、失敗、未解析を表示。
• 緑のアイコン = 成功
• 赤のアイコン = 失敗
• N/A = ポストプロセシングされていないか、このセッションで
はポストプロセシング不可
赤のアイコンがあるサンプルは、「Errors」表内の特定サンプルに ハイパーリンクされています。
アナリシスレポートについて
「 Errors 」表
レポートで、解析およびポストプロセシング中に発生したエラーを表示する部分です。失敗した各サンプルには、Sample Manager 内の特定のサンプルへリンクされています。
Peak 1 サンプルから取得されたファイル内の最初のデータポイントを表
すスキャン番号(プライマーピークは含まない)
Base Spacing サンプルに対して計算された Spacing を表す値。Spacing は、あ
るピークの頂点から次のピークの頂点までのスキャンポイント数 によって定義されます。
Bases with Low, Medium, or High QVs
QV が低い、中程度、または高い範囲にある塩基の数
Sample Score そのサンプルの Clear Range シーケンスにおける塩基の平均
Quality Value
LOR 使用可能な高品質または高精度塩基の範囲で、Quality Value に よって決定されます。
A、G、C or T S/N 値は、サンプル内の「A」、「G」、「C」、または「T」塩基すべての 平均シグナル/平均ノイズを表しています。
Avg S/N サンプル内の塩基すべての平均シグナル/ノイズ値を表す値
表7-4 「Sample Details」表の項目(続き)
カラム 説明
表7-5 「Errors」表の項目
カラム 説明
Sample File Name サンプルの名前
Step Name ベースコーリングまたはポストプロセシング中にエラーが発生し
た場所
Description エラーの説明
Sample Manager 内のサンプルにリンクされています。
Basecaller と DyeSet/Primer ファイルの不一致によるエラー
• KB DyeSet/Primer ファイルと ABI Basecaller を解析に選択した場合、ベース コーリングは成功
(緑の BC ボックス)ですが、解析されたデータは使用できません。
• DT DyeSet/Primer ファイルと KB Basecaller を解析に選択した場合、ベースコーリングは失敗し ます。次のエラーメッセージが「Errors」表に表示されます。
ハイパーリンク
アナリシスレポートでは、サンプルの評価やトラブルシューティングの際にハイパーリンク を利用できます。• アナリシスレポートの「Sample Details」表と「Errors」表内のサンプルは、Sample Manager 内の特定のサンプルファイルにリンクされています。「Sample File Name」カラム内のサ ンプルをクリックすると、対応するファイルが Sample Manager に表示されます。
• 部分的出力(黄のアイコン)、またはベースコーリングあるいはポストプロセシング(赤 のアイコン)で失敗があるサンプルは、「Errors」表にリンクされています。ファイルの黄 または赤のアイコンをクリックすると、「Errors」表内の対応するファイルがハイライトさ れます。
• ハイパーリンクは、アナリシスレポートから Sample Manager への移動のみが可能で、そ の逆の移動はできません。アナリシスレポートに戻るには、 (Analysis Report)をク リックしてください。