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南アジア研究 第21号 011書評・三田 昌彦「水島司『前近代南インドの社会構造と社会空間』」

南アジア研究 第21号 011書評・三田 昌彦「水島司『前近代南インドの社会構造と社会空間』」

... 由せずにいきなり政府役人に訴えている事例が少なくない(もっともそ 場合でも利用される裁判機関は在地集会組織であるが) 。このことは インド国家と在地社会あり方、あるいは自律的在地社会性格を考察 する上で見逃せない事実であり、国家と在地社会とを分けて理解すること ...

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南アジア研究 第25号 018書評・辻田 祐子「木曽順子『インドの経済発展と人・労働』」

南アジア研究 第25号 018書評・辻田 祐子「木曽順子『インドの経済発展と人・労働』」

... 終章 発展と人・労働――むすびにかえて 以下にアフマダーバードでフィールド・ワークを分析した章(第3 ~5章)を中心に主な内容を紹介しよう。 第1章は、1991年経済自由化以降インド経済、社会をさまざまな 指標と先行研究から検討している。近年、経済成長が加速化し、貧困指 標や社会・人間開発指標についても改善傾向がみられる。しかしながら ...

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南アジア研究 第24号 010書評・南出 和余 〔佐々木宏『インドにおける教育の不平等』〕

南アジア研究 第24号 010書評・南出 和余 〔佐々木宏『インドにおける教育の不平等』〕

... 最後に、評者なり本書課題を挙げるならば、インド教育制度 実態を人々ライフチャンスという視点から検証した本書は、現状を鋭 く描き出しているだが、どこか予定調和的な感が拭えない。それは、 著者が指摘するように、小学校段階からすでに教育機会が重層化され、 そのうえに積み重ねられるような教育ルートを通り、労働市場へとつな ...

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南インド,ケーララ州における有機農業推進政策

南インド,ケーララ州における有機農業推進政策

... 大を背景にしている.価格が低迷している換金作物に「食安全性」という価値をつけて,国 際市場に参入し,第一次産品による歳入回復を目的としているである.こういった動き は,中国やラテンアメリカ諸国など農産物輸出国にも多くみられる現象であり,インドにか ぎったことではない.しかし,ケーララ州有機農業推進政策は,その立案以前から実践し ...

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南アジア研究 第22号 036第4回シンポジウム 南アジアにおける近代とは何か  脇村 孝平「3 「開放体系」としてのインド亜大陸」

南アジア研究 第22号 036第4回シンポジウム 南アジアにおける近代とは何か  脇村 孝平「3 「開放体系」としてのインド亜大陸」

... ムガル帝国が政治的に分裂過程に入った 18 世紀初頭において、ムガル 帝国一州であったベンガルでは、太守(ナワーブ)ムルシド・クリ・ カーンによる独立政権が誕生した。この時代ベンガルは、経済的には 繁栄時代であったとされる。地税総額が、 1700 年 1172 万ルピーか ら 1722 年 1411 ...

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南アジア研究 第27号 015学会近況・近藤 則夫「共通論題 選挙を通じてみる南アジアの政治社会変動―インドを中心にして―」

南アジア研究 第27号 015学会近況・近藤 則夫「共通論題 選挙を通じてみる南アジアの政治社会変動―インドを中心にして―」

... 今回選挙ではインフレ高止まりなど経済状況悪化が会議派連 合が人々に見放された基本的原因である。モディ政権発足後100日間 経済政策に関しては金融政策面ではインド準備銀行政策を支持しイ ンフレ抑制に努めている。また首相府へ政策決定迅速化と集中、不 ...

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南アジア研究 第24号 002油井 美春「現代インドにおける暴動とその予防の実証分析」

南アジア研究 第24号 002油井 美春「現代インドにおける暴動とその予防の実証分析」

... そこで、本稿はマハーラーシュトラ州( Maharashtra )ターネ県ビ ワンディー市(Bhiwandi Municipality, Thane District, 以下、ビワン ディー)およびムンバイー市(Mumbai City, 以下、ムンバイー) 3 、 2 つ暴動発生地で遂行されてきた市警察と地域住民による「モハッ ラー・コミッティ」(Mohalla ...

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南アジア研究 第19号 002松尾 瑞穂「インドにおける生殖医療技術と不妊の医療化」

南アジア研究 第19号 002松尾 瑞穂「インドにおける生殖医療技術と不妊の医療化」

... Inhorn & Frank van Balen (eds.), Infertility around the Globe: New thinking on Childlessness, Gender, and Reproductive Technologies, Berkeley: University of California Pr[r] ...

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南アジア研究 第2号 005高橋 明「プレームチャンド : インドの文学伝統を体現するモラリストとして」

南アジア研究 第2号 005高橋 明「プレームチャンド : インドの文学伝統を体現するモラリストとして」

... Through a brief analysis of two representative short stories: I will try to show that Premchand was a writer obsessed by a set of moral values, which prevented him from s[r] ...

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南アジア研究 第28号 002寺本 羽衣「英系インド商会の貿易と商業ネットワーク 」

南アジア研究 第28号 002寺本 羽衣「英系インド商会の貿易と商業ネットワーク 」

... まず輸入傾向をみると、1882年に横浜へ輸入していた商品は大別す ると香港から輸送された薬種、木綿糸、外国服飾品であった。薬種は 種々輸入していたが、いずれも土茯苓、山帰来、麝香、甘草など、すで に明治以前から一般に「唐薬」として広く知られて需要があり、その解 毒・鎮痛作用で胃薬や強心薬などに用いられていたものを多く輸入して いた。また、件数は少ないものの、上海からも薬種を、ロンドンからは ...

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南アジア研究 第26号 003板倉 和裕「インドの制憲政治とB・R・アンベードカル」

南アジア研究 第26号 003板倉 和裕「インドの制憲政治とB・R・アンベードカル」

... 交渉を始めた 29 。会議派指導者はアンベードカルに対する姿勢をも変化 させ、彼に歩み寄ろうとしていたである。 制憲議会に連盟員が合流した7月以降、小委員会はマイノリティ問題 に関する審議を本格化させようとしていた。ムスリム連盟指導者で あったカリークッザマン回想録によれば、小委員会会合開催前にム ...

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南アジア研究 第26号 013書評・藤森 梓「柳澤悠『現代インド経済─発展の淵源・軌跡・展望─』」

南アジア研究 第26号 013書評・藤森 梓「柳澤悠『現代インド経済─発展の淵源・軌跡・展望─』」

... 低く、外資流入が極端に制限されてきたという事情による。これまで インドにおける経済発展を支えてきた、「農村―都市インフォーマル 部門圏」は、こうした状況下で形成されてきたである。しかしながら、 長期的な視点から考察すると、近い将来、インド伝統的な社会構造が 急速に転換する時期がやってくる。実際に、インド市場を保護してきた ...

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南アジア研究 第26号 012書評・岡橋 秀典「水島 司(編)『激動のインド 第1巻 変動のゆくえ』」

南アジア研究 第26号 012書評・岡橋 秀典「水島 司(編)『激動のインド 第1巻 変動のゆくえ』」

... 雇用確保、そのため教育重要性、都市近郊へ移住、教育施設 立地、工場進出と雇用拡大、それによる雇用関係変質、雇用階 層分化と労働移動分断性、カーストごと教育へ対応などが一つ ...

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南アジア研究 第22号 001福味 敦「インドにおける景気変動と財政運営」

南アジア研究 第22号 001福味 敦「インドにおける景気変動と財政運営」

... 州政府が採用した各年度財政政策が景気対抗的・順応的いずれな か判定し、その結果まとめたものである(全判定結果については付表 を参照) 。時系列的なスタンス変化にも留意するため、 1971-2008 年度 まで全期間を対象とした判定結果に加えて、戦争や干ばつ、石油危機、 非常事態宣言など政治・経済両面混乱が続いた 1971-79 年度、財政赤 ...

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南アジア研究 第27号 002研究ノート・田中 鉄也「現代インドにおける「公益の仕事」としてのヒンドゥー寺院運営」

南アジア研究 第27号 002研究ノート・田中 鉄也「現代インドにおける「公益の仕事」としてのヒンドゥー寺院運営」

... この寺院運営端緒は1912年に設立された寺院建立ため義捐基 金まで遡ることができる。故郷ラージャスターンを離れ、植民地経済 中心地に移住した多くマールワーリー・ジャーラーンがその基金に参 加していた。基金設立背景には、移住先で新参者として晒されたネガ ティヴなイメージ克服や故郷へ貢献という社会的動機と共に、所得 ...

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南アジア研究 第29号 014書評・福味 敦「佐藤創・太田仁志(編)『インドの公共サービス』」

南アジア研究 第29号 014書評・福味 敦「佐藤創・太田仁志(編)『インドの公共サービス』」

... うになったことが確認される。ただし、都市ごみ収集と、燃料・肥料 化など中間処理はいまだ不徹底であり、不適切な埋立てにより環境汚 染が深刻化するなど、処理いずれ段階においても問題は山積である。 近年、積極的に推進される官民連携には、こうした状況を好転させる役 割が期待されているが、民間事業者へ支払い遅延や、契約変更な ...

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南アジア研究 第29号 013書評・関戸 一平「佐藤隆広(編)『インドの産業発展と日系企業』」

南アジア研究 第29号 013書評・関戸 一平「佐藤隆広(編)『インドの産業発展と日系企業』」

... 第9章(石上悦朗)は ICT サービス産業について、「米国経済にとっ てインド ICT サービス産業がいかなるポジションか」を論じたもので ある。米国からという本書章と比べても大きく異なった視点を提 供している。まず ICT サービス産業構造について概説した上で、産業 発展それぞれ時期において技術変化・高度化に対応し、企業レベル ...

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南アジア研究 第29号 008書評・中村 沙絵「石井美保『環世界の人類学―南インドにおける野生・近代・神霊祭祀―』」

南アジア研究 第29号 008書評・中村 沙絵「石井美保『環世界の人類学―南インドにおける野生・近代・神霊祭祀―』」

... 土地保有層利害追求という政治経済的解釈だけでなく、「土地主」 たるブータ関与とその呪詛へ人々畏れという観点から読み解かれ る(第十一章「「土地主」として神霊と土地改革」)。 最後二章は、ペラールからほど近いバジュペ周辺地域を舞台に、大 ...

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南アジア研究 第22号 020第1回シンポジウム 南アジアという方法と視角  小西 正捷「2 「南アジア」と「インド世界」」

南アジア研究 第22号 020第1回シンポジウム 南アジアという方法と視角  小西 正捷「2 「南アジア」と「インド世界」」

... ちょうどその頃、同大学には新規に考古学専攻が発足し、先史土偶、 などという話から薦められて、同専攻に移籍することになった。ここに は名品主義がないが救いであったが、一部彩文土器や土偶などは別 としても、美術史場合とは逆に、発掘されたさして見栄えもしない厖 大な量土器類形式分類・計測・分析は、正直言ってかなり退屈な作 ...

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南アジア研究 第28号 008書評・南埜 猛「柳澤悠・水島司(編)『激動のインド 第4巻 農業と農村』」

南アジア研究 第28号 008書評・南埜 猛「柳澤悠・水島司(編)『激動のインド 第4巻 農業と農村』」

... 2つ目は、本書で示されたインド全体大きな流れと姿と、日本人に よる既存インド農村調査と関係である。 歴史学、経済学、農学、 社会学、人類学を専門とする本書で筆者ら農村調査以外に、[岡橋 2014]にも示されるように、これまで地理学者によっても多く農業・ ...

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