2019 年度 愛知学泉大学シラバス
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期
3205025 教育相談(カウンセリング含む)
Educational Counseling 伊藤亮 専門 2 選択 4 年 前期 科目の概要
教育相談は幼児、児童及び生徒が自己理解を深めたり好ましい人間関係を築いたりしながら、集団の中で適応的に 生活する力を育み、個性の伸長や人格の成長を支援する教育活動である。幼児、児童及び生徒の発達の状況に即し つつ、個々の心理的特質や教育的課題を適切に捉え、支援するために必要な基礎的知識(カウンセリングの意義、
理論や技法に関する基礎的知識を含む)を身に付けることが目標である。
学修内容 学修内容
① 学校等の教育現場における教育相談の意義と理論 を理解する。
② 教育相談を進める際に必要な基礎的知識および技 法を理解する。
③ 教育相談の具体的な進め方やそのポイント、組織 的な取組みや連携の必要性を理解する。教育現場 での幼児、児童及び生徒への具体的な関りについ て他職員との連携を含めた見方ができるようにな る。
① 学校等の教育現場における教育相談に関する意義と 課題、教育相談に関わる心理学の基礎的な理論・概 念を理解している。基礎的な姿勢とカウンセリングに関 する基礎的な姿勢とを関連して理解できる。
② カウンセリングの基礎的な知識・技法を理解し、こども の不適応や問題行動の意味とそこに込められたメッセ ージを読み取り、カウンセリングマインドを持って子ども と関わる必要性を理解できる。
③ 発達段階を考慮した教育相談の必要性、教育相談を 進めるにあたって必要な教職員間、専門機関との連携 について組織的な取組みの必要性を理解できる。
学生に発揮させる社会人基
礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性 課題をするのに必要な知識について、教科書・文献を使って自己学修をすることが できる。
働きかけ力
実行力 困難があっても目標を変更せず到達することができる。
考え抜 く力
課題発見力 思い込みや憶測でなく事実に基づいて情報を客観的に整理し、課題を見極めること ができる。
計画力
創造力 物事を考える時に、固定概念に捉われることなくいろいろな方向から考えることが できる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力 整理した内容を、的確な文章で表現できる。
傾聴力 人の意見を確認し、さらに自分の意見を述べることができる。
柔軟性 情況把握力
規律性 無断欠席、遅刻、居眠り、私語など講義に支障をきたす行動をせず、授業が円滑に 進行するようルールを守ることができる。
ストレスコントロール力 テキスト及び参考文献
教科書;教師のための初等教育相談 ~日常から子どもに向き合うインクルーシブな発達相談~
西本絹子 萌文書林 他科目との関連、資格との関連
(科目)発達心理学、教育心理学。相談援助、保育相談支援
(資格)幼稚園教諭、小学校教諭
学修上の助言 受講生とのルール
これまでに学んだ保育内容に関して復習しておくこと とともに、テキストの該当章を事前に読みこんでおく こと。事後学習は授業で扱った内容についてテキスト を振り返ること。
携帯電話は電源を切り、カバンにしまっておくこと。
遅刻は 2 回につき 1 回の欠席扱いとする。
保育・教育現場において、本講義の内容をどのように 生かすことができるのか、常に念頭に置きながら受講 してほしい。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント
筆記試験
①
②
③
④
⑤
小テスト
①
②
③
④
⑤
レポート 90
① ✔ ・課題①「事例を探し、その概要をまとめる」
・課題②「事例に対するアセスメントと援助方針を立てる」
・課題③「事例の課題を解決するために、他職員との連携について検討する」
まとめた事例を基に、自分が教育者としてどのようにこどもたちと関わってい けるか、課題を解決していけるか、自分なりの意見を表明できる力を評価す る。
・毎回の授業でワークを行う。ワークに積極的に取り組む姿勢や、意見を表明 する姿勢を評価の対象とする(1 点×15 回=15 点)
② ✔
③ ✔
④
⑤
成果発表
(口頭・実技)
①
②
③
④
⑤
作品
①
②
③
④
⑤
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✔ (主体性)教育相談の技術について積極的にトレーニングすることができる。
(実行力)子どもの発達支援の課題について記述することができる。
(課題発見力)子どもの発達支援について自分なりに疑問を見つけることがで きる。
(創造力)発問において自分なりの考えを持つことができる。
(発信力)必要な時に、意見を述べたり、発表したりできる。
(傾聴力)あいづちやうなづきなど話を聞く姿勢ができている。
(規律性)遅刻、私語をせず、スムーズな授業進行に協力できる。
② ✔
③ ✔
④
⑤
総合評価
割合 100
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準 右記の内容に加えて、他職員と協同していくにあたって、自
分の役割を明確に意識すること、自分の意見を他者に分か りやすく伝えられることができる。
秀については複数の文献を引用し、批判的・論理的に問題 を検討し、新たな提案ができる。
毎回のワークで、自分なりの意見を持てること、およ び、レポートについて適切に事例をまとめ、アセスメ ント・援助方針を自分なりの言葉で述べることができ る。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
1週 /
・教育相談の意義
教育現場での教育相談の位置 づけを知り、児童・保護者への 支援、および職員のメンタルヘ ルスにいかなる役割を持つの かを理解する。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教育相談の意義と、児童・
保護者、教員に対して持 つ役割について理解でき る。
(予習)
教育相談の意義につ い て予 習 し て お く こ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
主体性
2週 /
・教育相談にもとめられる教師 の役割
教育相談はどのような目的で 始められ、その後その役割や機 能がどのように変遷してきた のか。現代の子育てをめぐる問 題と保育者・小学校教師が求め られる役割について概観する。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教育相談が導入されてき た経緯について知り、現代 の教育の中で求められて いる教師の役割について 考えることができる。
(予習)
教育相談にもとめら れる教師の役割につ い て予 習 し て お く こ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
実行力
3週 /
・教育相談の理論
カウンセラーとは異なる役割 をになう「教師」の行う教育相 談の役割と意義について理解 を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教師はカウンセリングの知 識を持って教育相談に望 むことが重要であるが、あく まで教師は教師としての役 割を発揮することが必要で あると理解できる。
(予習)
教育相談の基本的理 論について予習して おくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
創造力
4週 /
・教育相談の技術
教育相談を進めていくにあた って根底となる姿勢である「聴 き方」についてカウンセリング マインドの観点から理解する。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教育相談を実践する上で 基本姿勢となる「傾聴」「受 容」について、カウンセリン グマインドという考え方から 理解できる。
(予習)
カウンセリングマインド という考え方について 予習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
傾聴力
5週 /
・教育相談における保護者との 関係作り
教育相談を進めていく上では、
こども本人と関わるだけでは なく、保護者との関わりがなく てはならないため、カウンセリ ングマインドを生かした保護 者との関係作りについて理解 を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教育相談を進めるにあた っては児童だけでなく、保 護者との協力関係・信頼関 係の構築が重要であること が理解できる。
(予習)
保護者との協力関係・
信頼関係の構築の方 法について予習して おくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
実行力
6週 /
・発達の視点からこどもを理解 する
こどもの理解の原点として、発 達の視点からこどもを理解す る姿勢を学ぶ。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教 育 相 談 を 適 切 に 導 入 し、展開していくにあたっ て、こどもの発達理解・発 達支援の視点が重要であ ることを理解できる。
(予習)
こ ど も の 発 達 段 階 に ついて予習しておくこ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
主体性
7週 /
・こどもの問題のアセスメント こども理解と問題解決に必須 となる「アセスメント」につい て理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
児童の問題を解決するた めには、問題・課題に対す る適切なアセスメントが何 より重要であることが理解 できる。
(予習)
問題に対するアセスメ ン ト の 方 法 に つ い て 予習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
傾聴力
8週 /
・問題行動の理解と対応 こどもの問題行動について、
「問題」とはどんなことか、
「解決」とはどんなことかを視 野にいれ、こどもの問題行動の 意味ついて理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
「問題行動」の「問題」とは どのような内容なのか、解 決とはどういう方向で考え ていけばよいかについて 理解できる。
(予習)
「問題行動」の意味に ついて予習しておくこ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
課題発 見力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
9週 /
・いじめの問題への対応 園・小学校でも頻繁に生じ得る
「いじめ」の実態と本質、いじ めへの対応について教師の立 場からの理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
いじめの実態と本質につ いて理解するとともに、いじ めの根本的な解決の在り 方についてイメージを持つ ことができる。
(予習)
いじめの特性につい て予習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
創造力
10 週 /
・不登校・不登園への対応 近年、問題が深刻化してきてい る「不登校」とはどのような状 態なのか、園における「登園渋 り・不登園」とはどのような状 態なのかについて理解を深め る。
講義 ワーク 発表 質疑応答
学校における「不登校」に 位置づけとその多様な実 態および園における「登園 渋り」といった問題につい て事例を基に理解できる。
(予習)
不登校・登園渋りの特 徴について予習して おくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
創造力
11週 /
・特別な支援を要するこどもへ の対応
特別支援学級だけでなく、普通 学級、普通クラスにおいても
「特別な配慮」を要する子ども は多くなっている。そのこども 達のニーズを理解し、支援の方 向性を理解する。
講義 ワーク 発表 質疑応答
特別な支援を必要とするこ どもは、普通学級・普通ク ラスにも少なからず存在す ることを知り、支援ニーズが どのようなものなのかイメー ジできる。
(予習)
発達障害の特徴につ い て 予 習 し て お く こ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
創造力
12 週 /
・特別な支援を要する子どもへ の対応の実際
特別な支援を要する発達障害 の状態像を理解するとともに、
学校・園の支援体制の実際につ いて理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
特別な支援を要する発達 障害児の特性について理 解し、学校や園での支援 体制の実態について理解 できる。
(予習)
発達障害の特徴およ び特別支援の役割に ついて予習しておくこ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
課題発 見力
13 週 /
・障害を持つこどもの親への対 応
発達障害や身体障害、情緒障害 を抱えたこどもの親の気持ち を理解し、信頼関係を構築する にはどうすればよいかについ て理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
各種の障害を抱えたこども を持つ親の思いについて のイメージを持ち、信頼関 係を形成し協力して支援を 深めていく必要があること を理解できる。
(予習)
保護者の障害受容に ついて予習しておくこ と。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
発信力
14 週 /
・困った保護者への対応 近年の保護者のニーズの変容 と、学校・園にとっての「困る ニーズ」について概観し、いわ ゆる「困った保護者」をどのよ うに理解していけばよいかを 深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
保護者の学校や園に対す る思いやニーズが一様で はなく、中には「困ったニ ーズ」を表明してくる保護 者がいることや、対応の方 法について理解できる。
(予習)
ど の よ う な 保 護 者 が
「困る」のかについて 予習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
実行力
15 週 /
・他職員や専門機関との連携 健康観察の重要性も視野に入 れ、児童・生徒の支援のために、
養護教諭やスクールカウンセ ラーなどの他職種との連携の 重要性について理解を深める。
講義 ワーク 発表 質疑応答
教育相談において、他職 員が連携・協同して関わる こと、他機関との連携も視 野に入れた援助が必要と なることについて理解でき る。
(予習)
各専門機関・職員の 特色について予習し ておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について復習する。
各 60 分
規律性
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力