2019 年度 愛知学泉大学シラバス
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期
1203240食品加工学実験
Laboratory Exercises in Food Processing and Preservation
舟橋 由美 専門 1 必修 2年 後期
科目の概要
私たちの食生活において加工食品が果たす役割は大きく、日常の家庭においても加工食品を食べる割合は年々増 加し、多種多様な加工食品について正しい科学的な知識と考察力が必要な時代になっている。この実験では食品学
Ⅲで学んだ知識をさらに深めるために、実際に加工食品を作り、加工工程や保存法を学ぶ。それぞれの加工食品に ついて、その加工原理や加工工程における成分変化、食品の機能性を総合的に学ぶことを目的とする。また、加工食 品の表示に対しても意識し、活用することができるようになることを目的とする。
学修内容 到達目標
①実験の目的・意義を理解し、グループ実験を行う。
②加工工程における食品の成分変化について学ぶ。
③食品の加工による機能性について学ぶ。
①食品の製造原理を説明できる。
②加工工程における食品の成分変化について説明できる。
③食品の加工による機能性について説明できる。
学生に発揮させる社会人基
礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性 1 年次に学んだ関連科目を復習し実験に備え、自ら積極的に取り組むことができる。
働きかけ力
実行力 実験の優先順位を考えて時間内に実験を終えることができる。
自分の役割を理解し、積極的に実験操作を行うことができる。
考え抜 く力
課題発見力 得られた実験結果を正しく考察することができる。
計画力
創造力 これまでに学んだ理論に基づき、実験結果を予測することができる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力 班で実験を進める中で、何をすべきか判断して、班員に分りやすく助言することができる。
レポートは関連書籍を複数利用して的確な文章表現でレポート作成をすることができる。
傾聴力 指導者や班員の発言をよく聞き、安全に実験を進め、操作のミスを防ぐ努力をしている。
柔軟性 情況把握力
規律性 欠席、遅刻、居眠り、私語など授業に支障をきたす行動を慎むことができる。
レポートや成果発表原稿の提出期限を守ることができる。
ストレスコントロール力
テキスト及び参考文献
参考文献:「食品加工学実習テキスト」 宮尾茂雄ら編著 建帛社
「食品加工学と実習・実験」 谷口亜樹子編著 光生館など
他科目との関連、資格との関連
他科目との関連:管理栄養士国家試験出題基準 食べ物と健康に関連する科目 資格との関連:栄養士、管理栄養士、食品衛生監視員
学修上の助言 受講生とのルール
・次回の実験までに配布資料の該当箇所を読み、さらに調 べ学習を行った上で実験に臨む。
・実験後のレポートの考察は、関連科目の文献を参考に考 えを深めてまとめる。
・日頃から市販の加工食品の表示を見る習慣をつける。
・実験前日は充分な睡眠時間を確保し、遅刻・欠席しな いこと。
・グループ活動のため、自分の役割を考え協力して実験 に臨むこと。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント
筆記試験 32① ✓ 実験で学んだ食品の加工法や原理を理解しているか。
食品の機能性の変化について理解しているか。
② ✓
③ ✓ 小テスト
レポート 48
① ✓ 実験の要点や製造原理を理解して取り組めているか。
実験の結果が適切にまとめられているか。
実験の考察では客観的な意見を述べられているか。実験結果が思わしくなか った場合の原因を追究できているか。
② ✓
③ ✓
成果発表
(口頭・実技) 10
① ✓ 12 週目の発表内容、表現・説明の明瞭さ、グループ活動への協力を評価す
② ✓ る。
③ ✓ 作品
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✓ 主体性:知識・技術の習得のため、1 年次に学んだ関連科目を復習し実験に 備え、自ら積極的に取り組むことができているか。
実行力:実験の優先順位を考えて時間内に実験を終えることができているか。
発信力:班で実験を進める中で、何をすべきか判断して、班員に分りやすく助 言することができるか。レポートは関連書籍を複数利用して的確な文 章表現でレポート作成をすることができているか。
傾聴力:指導者や班員の発言をよく聞き、安全に実験を進め、操作のミスを防 ぐ努力をしているか。
課題発見力:実験結果について正しく考察することができているか。
創造力:これまでに学んだ理論に基づき、実験結果を予測することができてい るか。
規律性:回収時に実験レポートが提出できているか。
② ✓
③ ✓
総合評価
割合 100
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準 実験の目的や方法を理解し、実験に積極的に参加してい
る。レポートは結果と考察が適切かつ客観的にまとめられて いる。筆記試験においては加工原理や食品の加工による 機能性の変化を理解しており、総合評価にて 8 割の得点が ある場合はA(優)とする。
さらに、班員をリードし、実験を成功へ導く力があり、レポー トは結果と考察が適切かつ客観的にまとめられていて、充 実した内容になっている。授業中の質疑に対して的確に応 答でき、総合評価にて 9 割の得点がある場合はS(秀)とす る。
実験の目的や方法を理解し、実験に積極的に参加し ている。レポートにおいて、目的や方法はしっかりと 記されているが、結果と考察に一部充分でない記述 が見られる。加工原理を理解しているが、授業中の 質疑に対して、受け答えが充分でないことがある。総 合評価にて 7 割の得点がある場合はB(良)とする。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
1週 /
オリエンテーション 実験に際しての注意事項。
レポートのまとめ方、考察の書 き方を説明する。
講義
食品加工学実験の目的と今 後の実験内容、実験レポート の書き方を理解し、実践に移 せる。
〔予習〕
配布資料に目を通して おく。
〔復習〕
次週からの食品加工学 実験に備え、実験の心 構えや注意事項を確認 する。
30
主体性 実行力 傾聴力 規律性
2週 /
でんぷんの加工
でんぷんの種類の異なるブラ マンジェを作り、糊化でんぷん の特性などについて学ぶ。
講義 実験 レポート作成
でんぷんの種類と糊化温度、
糊化でんぷんの特性、でんぷ んの老化と抑制について説明 できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
でんぷんの特性につい て理解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
3週 /
穀類の加工(1)
米粉の配合が異なるみたらし だんごを作り、米粉の特徴およ び製造方法の違いを学ぶ。
講義 実験 レポート作成
上新粉と白玉粉の原料、調理 特性、だんごの製造方法を説 明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
米粉の特性について理 解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
4週 /
穀類の加工(2)
小麦粉の種類と性質、うどんの 製造方法とねかしによるうどん 生地への影響を学ぶ。
講義 実験 レポート作成
小麦粉の種類と性質、うどん の製造原理、ねかしによるうど ん 生 地へ の 影 響 を説 明で き る。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
小麦の特性について理 解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
5週 /
穀類の加工(3)
包子の製造方法、発酵原理、
添加材料がおよぼす生地への 影響を学ぶ。
講義 実験 レポート作成
小麦粉への添加材料(糖類、
食塩など)による生地への影 響やイーストによる膨化原理を 説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
発酵の原理について理 解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
6週 /
果実の加工と品質評価 ジャムの作り方と原理、食品の ゲル化について学ぶ。また、品 種の異なるりんごを用いて、官 能評価を行い、ジャムに適する 果実について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
原料であるりんごの成分により 果実の特性を理解する。ジャ ム製造に必要な条件を説明で きる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
発酵の原理について理 解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
7週 /
いも類の加工(1)
こんにゃくの製造方法、こんに ゃくいもの成分と凝固の原理、
食品のゲル化について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
こんにゃくいもの成分と凝固の 原理を説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
こんにゃくのゲル化 に ついて理解を深めてお く。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
8週 /
いも類の加工(2)
さつまいもの甘味と加工温度・
時間の関係について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
さつまいもに含まれるβ-アミラ ーゼの特性を説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、
でんぷんの糖化につい て理解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性 能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性
ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
9週 /
蓄肉の加工
ソーセージの作り方とヘム色素 の変化について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
ヘム色素の加熱による変 化と亜硝酸等の影響を説 明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、畜 肉の特性について理解 を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
10 週 /
魚肉の加工と品質評価 練 り 製 品 の 製 造 方 法 、 製 造 原 理、ゲル化に及ぼす食塩濃度の 影響を学ぶ。また、実験で作っ たかまぼこと市販かまぼこの硬さ を比較する。
講義 実験 レポート作成
練り製品の製造原理、ゲル 化に及ぼす食塩濃度の影 響を説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、魚 類の特性について理解 を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
11週 /
野菜の加工
野菜の漬け物づくりと漬け物の 製造原理について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
漬け物の種類と製造原理 を説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、野 菜の特性や漬け物につ いて理解を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
12 週 /
豆類の加工(1)
豆腐の製造工程の違いによる豆 腐の種類や豆腐の製造方法、
大豆たんぱく質の凝固の原理に ついて学ぶ。
グループ発表
大豆たんぱく質の凝固の 原理と豆腐の種類を説明 できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、大 豆の特性について理解 を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
13 週 /
豆類の加工(2)
前週に作ったおからを利用して 各班でおからの加工品を考案・
製造する。
講義 実験 レポート作成
おからの特長を生かし加 工品を製造できる。
〔予習〕
おからを使った加工品を 考案し、試作した上で、
材料を調えておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
14 週 /
豆類の加工(3)
あんの種類や製造原理、貯蔵性 について学ぶ。
講義 実験 レポート作成
あんの種類と製造原理に ついて説明できる。
〔予習〕
配布資料に目を通し、小 豆の特性について理解 を深めておく。
〔復習〕
実験レポートまとめ。
90
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
15 週
/ 学生によるグループ発表を行う。
講義 実験 レポート作成
おからを使った加工品のグ ル ー プ 発 表 資 料 を 準 備 し、発表できる。
〔予習〕
グループ発表の準備。
〔復習〕
2~14 週の実験レポート を見直し、疑問点がない ように復習しておく。
120
主体性 実行力 課題発見力 創造力 発信力 傾聴力 規律性 能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性
ストレスコントロール力