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Age-related changes in the cytoarchitecture of the Hippocampus in the rat

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Academic year: 2021

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Title

Age-related changes in the cytoarchitecture of the Hippocampus

in the rat( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

張, 宏明

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)甲 第446号

Issue Date

2001-03-24

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/14661

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学精確与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 張 宏 明(中国) 博 士(医学) 甲第 446 号 平成12 年 3 月 24 日 学位規則第4条第1項該当

Age-related changesin the cytoarchitecture of the Hippocampus in the rat (主査)教授 (副査)教授 夫子 和静 藤村 伊正 教授 松 波 謙 一一 論 文 内 容 の 要 旨 痴呆は慢性に脳に器質性変化を惹起する病的過程であると考えられている0アルツハイマー型痴呆(ATD)の 患者では,神経細胞の著しい脱落,脳全体の萎縮が認められるo ATDにおける神経細胞の減少は脳の部位によっ て異なり,最も著しい細胞の脱落は海馬領域にみられると報告されている。海馬領域は短期記憶と記憶形或に関 与する部位として注目されているが,加齢による海馬の細胞構築の変化については,不明な点が多い0 本研究では,実験モデル動物を使って,ラット海馬領域の中で,歯状回及びアンモン角CA領域における細胞 構築の加齢変化を解析し,その意義について考察した。 研究材料と方法 1週齢(3匹),8過齢(4匹)Wistar系ラットと老化促進モデルラット(aging-aCCeleratedrat)(3匹)を 剛、,加齢による海馬領域の顆粒細胞,錐体細胞の変化をニッスル染色法により観察した0 動物を麻酔した後,左心室からホルマリンを約3分間潅流し,脳組織の固定を行い・その後海馬体を摘出した0 摘出した海馬体をエチルアルコールの上昇系列で脱水し,パラフィンに包埋した0ミクロトムで7〃mの連続 切片を作成し,Cresylechtvioletで染色して,カナダバルサムで封入した0得た標本は1過齢,8週齢Wistar 系ラットと老化促進モデルラットの3グループに分けて,光学顕微鏡で菌状回及びアンモン角CA領域の顆粒細 胞と錐体細胞の形態を観察した。光学顕微鏡下でそれぞれ領域の写真撮影を行い・各グループの観察結果を解析 した。 研究結果と考察 (1)1週齢,8週齢のWistar系ラットグループについては,CA領域における錐体細胞と歯状回の顆粒細胞の 密度低下,空胞変性は認められなかった。また,1週齢と8過齢ラットグループの間で・細胞密度には差が認 められなかった。 (2)老化促進モデルラットグループでは,細胞脱落が顕著であり,1週齢,8週齢ラットグループと比較してt 細胞密度の著しい低下に加えて,顆粒細胞,錐体細胞の空胞変性も多数観察された。1週齢・8適齢ラットグルー プの正常な顆粒細胞,錐体細胞と比べて,両者とも細胞の大きさが増加すると同時に,細胞核が消失していた0 また,細胞脱落の程度は,顆粒細胞、錐体細胞の空胞変性の程度とはば平行していた0

(3)

-55-以上の結果より,ラット海馬CA領域の錐体細胞と歯状同の根粒細胞の加齢による変性・脱落が明かとなり, 老化促進モデルラットの海馬領域に出現する空胞変性に陥った顆粒細胞と錐体細胞は,その細胞機能を喪失して いる可能性が示唆された。また,老化促進モデルラットが示す海馬領域のこれらの細胞構築学的変化とATDに おける脳器質性病変との類似性が示唆された。 論文審査の結果の要旨 申請者 張 宏明は,老化促進モデルラットを用いて,海馬領域の細胞構築の加齢による変化を検討し,海馬 CA領域の錐体細胞及び歯状回の顆粒細胞が著しく減少し,空胞変性を示すことを明らかにした。本研究の成果 は,神経系の加齢による器質的変化の解明に寄与するものと認められる。 [主論文公表誌]

Age-related changesin the cytoarchitecture of the Hippocampusin the rat

平成12年5月発行予定 岐阜大医紀 48(3)

参照

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