日本語の関係節構文の理解に関する一研究 : 自己 ペースリーディング法によるガーデンパス効果の検 討から
著者 澤, 隆史
雑誌名 東京学芸大学紀要. 第1部門, 教育科学
巻 56
ページ 329‑333
発行年 2005‑03
その他の言語のタイ トル
Comprehension of the Relative Clause Structure in Japanese : Experimental Examination for Japanese Sentence Processing by the Self‑Paced Reading Method
URL http://hdl.handle.net/2309/2087
1.はじめに
近年,言語理解のメカニズムを検討するために,オ ンライン法を用いた実験的研究が広く行われている。
オンライン法は,言語刺激に対する反応時間の計測や 読み活動中の眼球運動の測定などの手法を用いて,現 在進行中の言語処理過程を直接的にとらえようとする 方法であり(阿部・桃内・金子・李,
1994
1)),種々 のテスト法に代表されるような,反応(解答)の結果 のみから言語理解の特徴を分析する,いわゆるオフラ イン法では明らかにしにくい処理過程の詳細を検討で きるという利点を持つ。オンライン法の手法を用いることでその様相が明ら かにされてきた,言語理解時における特徴的な現象の 一つに,文の読みにおけるガーデンパス(garden-path)
化がある。ガーデンパス化(以下,GP化)とは,関 係節構文(例:「先生がお酒を飲んだ生徒を注意し た。」)に代表されるような部分的に複数の構造を持つ 文を読み進める過程において,一時的に誤った解釈に 導かれることである。そして,意味の再解釈のために 読み時間や読み返しの増加が生じるなど,文の一時的 な理解の困難さが特定の行動指標に現れることをガー デンパス効果(以下,GP効果)という(井上,
1998
4);
井上・中島,1997
7))。GP効果は,人間の言語処理にお
ける解釈の選好性を反映しているとされており(井上,1998
4);
井上・中島,1997
7)),GP
化が生じるメカニ ズムの解明については,これまで英語を材料とした研 究に基づく理論化が先行してきた。しかし近年では,日本語の読みにおけるGP化に関しても様々な構文を 用いた検討が蓄積されてきており(井上,
2003
5)),作 動記憶等の認知的能力との関連からも研究が進められている(小林・ 高野,
1999
8); 佐野・ 出口, 1999
10))。日本語は主要部後置の言語であり,また自由語順的 特質を有する(三原,
1994
9);
長谷川,1999
3))な ど,英語等の他の言語とは大きく異なる特徴がある。それ故,日本語を材料としたGP効果に関する研究を 進めることで,日本語において特徴的な理解のメカニ ズムを明らかにできるとともに,他の言語に関する研 究から得られた知見を融合,包括する形で,より普遍 的な言語理解モデルへのアプローチが期待できる(井 上,
2003
5))。本研究は,
GP
化の研究において広く使用されてい る自己ペースリーディング法を用いて,文構造の異な る数種類の関係節構文を材料とした実験を行い,それ ぞれの文構造に伴うGP
効果の現れ方の違いについて 検討することを目的とする。2.方 法 2.1 被験者
正常な視力を有する大学生および大学院生
22
名とし た。なお意味正誤判断において誤答率が20%を超えた
1名を分析の対象から除外したため,分析の対象者は21
名であった。2.2 課題
ディスプレイ上の窓に刺激文を1文節ずつ呈示し,
被験者のペースで読み進む自己ペースリーディング法
(
self-paced reading task
)とした。なお,刺激を呈示す る窓が,1文節ごとに右方向へと移動する移動窓形式 による実験を行った。日本語の関係節構文の理解に関する一研究
─ 自己ペースリーディング法によるガーデンパス効果の検討から ─
澤 隆史 特別支援教育*
(
2004
年10
月29
日受理)* 東京学芸大学(184-8501 小金井市貫井北町4-1-1)
東 京 学 芸 大 学 紀 要 第1部門 第
56
集(2005
)2.2.1 刺激文
刺激文は,いずれも関係節を含む5文節からなる文 とした。ここでは,上野・林部・山田・原田(
1979
)13)が 理解実験において使用した,(1)関係節によって修飾 される名詞(以下,Head
とする)が主節の主語で,関係節の中の役割(以下,
Pro
とする)も主語として の機能する文(以下,SS文とする),(2)Headが目的語 でProが主語の文(以下,OS文とする),(3)Headが主 語でPro
が目的語の文(以下,SO
文とする),(4)Head
が目的語でPro
も目的語の文(以下,OO
文とする)の 4種類の関係節構文を設定した。SS文とSO文は関係 節が左方に位置しており,一方,OS文とOO文は関係 節が文の中央に埋め込まれる文となる。なお,OO
文 は「〜が〜が・・・」という「が」格名詞が続く文であ り,文の途中で一時的な解釈に導かれる構造的曖昧文 とは言えないが,他の文との対比も考慮して設定した。また井上・伝(
1997
)6)は,OS
文において関係節内 の目的語が有生名詞の場合はGP
効果が現れるのに対 し,無生名詞の場合は現れないことを示し,GP効果 の出現には目的語の有生性が影響することを示唆して いる。そこで本研究においても,OS
文における関係 節内の目的語が有生名詞の文(以下,OS
有生文とす る)と無生名詞の文(以下,OS無生文)の2種類に 分けて設定した。あわせて,SS文についても同様の 観点から2種類の文(SS
有生文,SS
無生文)を設定 し,最終的に6種類の関係節構文を使用した。刺激文 は各種類について5文ずつ計30
文用意した。使用した刺激文の例をTable1に示した。
2.2.2 手続き
ディスプレイ上の最初の窓に注視点(
"+")が 1000ms
呈示され,注視点が消失した1000ms
後に最初 の文節が呈示された。被験者には,文節を読み終えた ら直ちにスペースキーを押すように教示した。刺激呈 示は,被験者がキーを押すと同時に読み終えた文節が 消失し,直ちに次の文節が右側に呈示されていく移動 窓形式とした。呈示窓は縦12mm
×横55mm
の大きさで背景を白色とし,文字は
7mm
×7mm
の黒色とした。なおすべての文節は漢字仮名交じりで表記した。また 最後の文節を読み終えてキーを押すと同時に,刺激文 の呈示窓とは別の窓(縦
14mm×横 140mm)に文が
2000ms
呈示され,その文の意味が読み進めてきた刺激文の意味と合致するか否かを即座に正誤判断させ
(以下,意味正誤判断),口頭(「まる」,「ばつ」)にて 回答させた。意味正誤判断の際に呈示した文は,すべ て「名詞+が+動詞」という文体に統一し,刺激文で 使用されている有生名詞と動詞を組み合わせて作成し た。なお,正しい意味を示す文と誤った意味を示す文 を,それぞれ半数ずつ設定した。
実験開始前に,被験者には「呈示された文の意味の 理解を損なわないように,できるだけ速く読んでくだ さい。」と教示した。各文節の読み時間(
Reading Time,以下,RT)をms単位で計測し,パーソナルコ
ンピュータ(Endeavor NT-1200
)に記録した。また意 味正誤判断の回答は実験者が用紙に記録した。実験の教示に続いて練習を
10
試行行い,反応方法の 理解を確認した後に本課題に移行した。刺激文の呈示 順序は,被験者ごとにランダムとした。実験の所要時 間は,被験者一人あたり約20
分であった。2.3 読み時間の算出方法
文字言語の読みにおいては,各被験者の読み方略の 違いによって平均的な読み速度に個人差が生じること が考えられる(澤,
2002
11))。そこで,被験者間の平均的 な読み速度の違いを排除し,当該文節の処理のために 費やされた付加的な処理資源のみを抽出する指標とし て,時本(2001
)12)の方法に従って残差RT
を産出した。具体的には以下の式に従い,各被験者のすべての文 節におけるRTから,重回帰式によって読みの平均時 間を予測し(
RT
期待値),実際のRT
(RT
実測値)か らRT
期待値を減じて残差RT
を算出した。Y(RT期待値)=a×文字数+b×モーラ数+c(定数)
Y(残差RT)=Y(RT実測値)−Y(RT期待値)
なお
RT
期待値および残差RT
の算出は,意味正誤判 断で誤答した文のRT
を除外して行った。3.結 果
3.1 各文節の読み時間について
6種類の関係節構文における各文節の残差
RT
の平 均を求め,Fig.1およびFig.2に示した。各構文の構造 から,SS文およびSO文については第2文節から第3 文節にかけて,またOS
文(およびOO
文)では第3文 節から第4文節にかけて,それぞれ読み時間の増加が Table1 刺激文の種類と例種類 例
SS有生文
知人を訪ねた花子が妹を見つけた。SS無生文
景色を眺めた理恵が正男を呼んだ。SO
文 兄が助けた友人が子どもをなでた。OS
有生文 友人が子どもを叩いた先生をにらんだ。OS無生文
父親が料理を作った花子をほめた。OO文
父親が姉が泣かせた妹をなぐさめた。予想される。そこで
SS
文とSO
文の結果をまとめてFig.1
に,OS
文とOO
文の結果をまとめてFig.2
に示した。Fig.1に示したように,SS文とSO文においては第2
文節から第3文節にかけて残差RTが顕著に増加した。各々の構文について,文節を要因とした分散分析を行 ったところ,主効果は有意であり(
SS
有生文:F(4
,100)=10.96
,SO文:F(4
,100)=7.28
, いずれもp<.01,SS無生文:F(4
,100)=3.17
,p<.05
),多重比較の結果,いずれの構文においても第2文節と第3文節の残差
RT
に有意差が認められた(p<.05
)。なお,SS
有生文 とSS無生文の間では,第2文節から第3文節にかけ ての残差RTの変化は同様であったが,第4文節およ び第5文節についてはSS
有生文で残差RT
が増加する のに対し,SS
無生文ではそのような傾向は認められ なかった。一方,
Fig.2に示したように, OS有生文とOO文におい
ては第3文節から第4文節にかけて残差
RT
が増加す る傾向を示したのに対し,OS
無生文では第3文節以降,残差RTの増加は認められなかった。各々の構文につい て,文節を要因とした分散分析を行ったところ,主効 果は有意であった(
OS
有生文:F
(4
,100
)=2.52
,OS
無生 文:F
(4
,100
)=3.27
,OO
文:F
(4
,100
)=2.99
,いずれもp<.05
)。しかし多重比較の結果,いずれの構文においても第3文節と第4文節の間で残差RTに有意差は認め られなかった(
p>.05
)。3.2 意味正誤判断における誤答の傾向について 各関係節構文について,意味正誤判断における誤答 率(%)をもとめて,Fig.3に示した。図からわかるよ うに,誤答率はSS無生文およびOO文において高く,
SS
有生文とSO
文がそれに続いている。また,OS
文に ついては無生文で誤りはなく,有生文でも誤りはほと んど認められなかった。なお,各被験者のRTの平均と意味正誤判断におけ る誤答数の間には有意な相関は認められず
(r=0.29)
, 読みの速さと正誤判断の正確さの間にトレードオフの 関係はなかったと言える。4.考察
本研究では構造の異なる関係節構文を材料として,
GP
効果の現れ方の差異について検討した。実験の結 果,SS
文およびSO
文においては,GP
効果が顕著に認 められた。またSS有生文とSS無生文の間でGP効果の 現れ方に差異は認められず,SS文においては関係節 内の目的語の有生性は影響を与えなかった。また,OS
有生文およびOO
文については,統計的な有意差は 示されなかったものの第3文節から第4文節にかけて 残差RTの増加傾向が認められた。一方,OS無生文に ついては第3文節と第4文節の残差RT
にほとんど差 が見られず,GP
効果は示されなかった。伝・井上(
1997
)2)は,関係節内における目的語の 有生性がGP化に及ぼす影響について,コーパス資料 の分析に基づき,名詞句列に続く動詞の予測可能性と いう観点から説明している。目的語が有生名詞の場合,直前の目的語のみから動詞を予測する際のばらつき
(エントロピ値)が大きく,主語+目的語から動詞を 予測する方が言語処理上の負担が軽いことから
GP
効 果が生じやすい。一方,無生名詞の場合は目的語のみ から動詞を予測するという解釈も残りやすくなるため,GP効果が現れにくい。本研究においても,統計的な
有意差は示されなかったものの,OS
文において目的 語の有生性によるGP
効果の差異が認められ,井上ら-200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200
文節1 文節2 文節3 文節4 文節5
SS有生 SS無生 SO (ms)
Fig.1 各文節の残差RTの平均(SS文,SO文)
残 差 R T
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
SS有生 SS無生 SO OS有生 OS無生 OO
(%)
Fig.3 意味正誤判断における誤答率
誤 差 率
残 差 R T
-200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200
文節1 文節2 文節3 文節4 文節5
OS有生 OS無生 OO (ms)
Fig.2 各文節の残差RTの平均(OS文,OO文)
東 京 学 芸 大 学 紀 要 第1部門 第
56
集(2005
)の研究結果を支持するものであった。一方,
SS
文に ついては,目的語の有生性の影響は示されなかったが,これは関係節内に目的語のみが呈示されるため,主 語+目的語からの動詞の予測が行われないことによる と考えられる。
意味正誤判断においては,
SS
文とOO
文において誤 答率が高く,OS文においては誤りはほとんど生じな かった。本研究で用いた意味正誤判断の文はすべて「名詞+が+動詞」の文体であった。それ故,実験遂 行中に,被験者は特に「が」格の名詞に注意を向けて いることが考えられる。特にOO文の場合,第1文節 と第2文節で「が」格の名詞が続けて呈示されるため,
判断に迷いが生じたものと推察される。この点は,実 験後の内省報告において「 が が二つ続くと戸惑っ てしまう。」という感想が多かったことからも推測で きる。また
SS文については,名詞に「人名(正男,
明子など)」を用いた文が多かったことから,人物間 の関係が把握しにくかったことや,人名そのものが読 みにくかったことなどが誤答の増加に影響していると 考える。一方,OS文については「先生」「父親」「少 年」等の名詞を多く使用しており,人物の役割が把握 しやすかったため誤答が少なかったと推察した。
5.まとめと今後の展望
本研究の結果から,関係節内の目的語の有生性によ って
GP
効果の現れ方が異なるという井上・伝(1997
)6)の仮説を支持する結果が示されるなど,関係節構文の 読みにおけるGP効果の現れ方について,その一端を 明らかにできた。しかし,本研究で使用した刺激文に ついては,文の意味的な蓋然性の統制が不十分であり,
意味的に不自然な文が含まれていた点で課題が残った。
また一つの文における人名の登場回数や,漢字の難易 度および視認のし易さが意味の正誤判断に影響を及ぼ すことが考えられ,使用する名詞や表記上の配慮を行 う必要性が指摘された。
本研究では,上野ら(
1979
)13)が健聴児および聴覚 障害児を対象とした実験で使用した,4種類の関係節 構文を参考にして刺激文を作成した。上野らによると,健聴児と聴覚障害児のいずれにおいても,OS文とOO 文の理解がSS文やSO文と比較して困難であることが 報告されている。また反応の誤り傾向の分析から幾つ かの理解ストラテジーを仮定しているが,その一つと して名詞+名詞+動詞を行為者+対象+行為として一 律に解釈するストラテジー(SOVストラテジー)を提 案している。
SOV
ストラテジーをOS
文に適用すると,関係節内の目的語を主節の目的語として誤って解釈す
ることになり,文を読み進める過程において,意味の 再解釈が行われないことが推察される。文の処理過程 においてこのようなストラテジーが適用されているか 否かを確認する上で,オンライン法によるGP効果の 有無を検討することは重要な示唆を与えるものと考え る。
オンライン法は,ことばの発達に困難を有する子ど もの言語理解の特徴を検討する際,有効な研究手法の 一つとなり得るものであり,今後のこの方法を用いた 研究を進めることが必要であると考える。一方で,子 どもを対象とした場合,語彙や文字の難易度,反応方 法の工夫,課題数の制限等を考慮する必要があり,課 題遂行上の負荷の軽減や結果の信頼性を確保するため の工夫が必要不可欠になる。本研究で指摘された点を 踏まえて,方法上の改善を行うことも今後の課題とな る。
文 献
1)阿部純一・桃内佳雄・金子康明・李光五(1994)人間の
言語情報処理─言語理解の認知科学─. サイエンス社.2)伝康晴・井上雅勝(1997)名詞の有生性が日本語ガーデ
ンパス現象に及ぼす影響─self paced reading 法による実 験的検討─.日本認知科学会第14回大会発表論文集,40-41.
3)長谷川信子(1999)生成日本語学入門. 大修館書店.
4)井上雅勝(1998)ガーデンパス文の読みと文の理解.苧阪
直行(編), 読み─脳と心の情報処理─.朝倉書店,72- 89.
5)井上雅勝(2003)日本語文理解におけるガーデンパス効
果. 武庫川女子大学紀要(人文・社会科学),51,57-66.
6)井上雅勝・伝康晴(1997)予測可能性に基づく曖昧性解
消─日本語ガーデンパス現象を証拠に─. 日本認知科学 会第14回大会発表論文集,46-47.
7)井上雅勝・中島義明(1997)構造曖昧文の理解における
ガーデンパス現象.心理学評論,40(2), 169-187.
8)小林由紀・高野陽太郎(1999)文の統語的処理における
作業記憶の役割の検討.日本心理学会第63回発表論文集,668.
9)三原健一(1994)日本語の統語構造.
生成文法理論とその応用. 松柏社.
10)佐野司・出口利定(1999)構造曖昧文処理におけるワー
キングメモリの影響. 聴覚言語障害,28(4), 219-233.
11)澤隆史(2002)読み方略の個人差と文の統語的処理との
関連─読み時間を測度とした検討─. 東京学芸大学紀要 第一部門教育科学,53, 91-97.
12)時本真吾(2001)日本語の統語解析における並列性の検
証. 目白大学人文学部紀要言語文化篇,7, 1-5.
13)上野田鶴子・林部英雄・山田洋・原田信一(1979)聴覚
障害児の文理解. 笹沼澄子(編), ことばの遅れとその 治療. 大修館書店,167-192.
Comprehension of the Relative Clause Structure in Japanese : Experimental Examination for Japanese Sentence Processing by the
Self-Paced Reading Method.
Takashi SAWA
Department of Education for Children with Special Needs
*In this study, the self-paced reading method was used in order to investigate the effects of syntactic and semantic information in comprehension of Japanese sentences with relative clause structure. Twenty-one graduate or undergraduate students participated in the experiment. We prepared six types of stimulus sentence as (a)-(f).
(a) SS -sentence (animate-NP1-o Verb1 NP2-ga NP3-o Verb2) (b) SS -sentence (inanimate-NP1-o Verb1 NP2-ga NP3-o Verb2) (c) SO -sentence (NP1-ga Verb1 NP2-ga NP3-o Verb2) (d) OS-sentence (NP1-ga animate-NP2-o Verb1 NP3-o Verb2) (e) OS-sentence (NP1-ga inamimate-NP2-o Verb1 NP3-o Verb2) (f) OO-sentence (NP1-ga NP2-ga Verb1 NP3-o Verb2)
Each stimulus sentence was visually presented to the subjects word by word on a monitor. The subjects were instructed to read the sentences as quickly as they would normally do so without sacrificing their comprehension.
After reading each sentence, they were asked to answer a yes/no question about the meaning of sentences. The reading time of each word in the stimulus sentences were measured.
The main results were as follows:
(1) There was the effect of animacy in processing of OS-sentence but no such effect appeared in processing of SS-sentences.
(2) Average error rate in the questions after stimulus sentences were higher in SS-sentences and OO-sentences in comparison to OS-sentences.
Key words: relative clause, garden path effect, sentence processing
* Tokyo Gakugei University (4-1-1 Nukui-kita-machi, Koganei-shi, Tokyo, 184-8501, Japan)