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FC(ファイバ チャネル)またはiSCSIストレージにアクセスするためのホストの構成

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(1)

Dell EMC Unity

ファミリー

バージョン 4.2

FC(ファイバ チャネル)または iSCSI ストレージにアクセスするた

めのホストの構成

(2)

2017 年 7 月発行

掲載される情報は、発信現在で正確な情報であり、予告なく変更される場合があります。

本文書に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。本文書に記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、 商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示的保証はいたしません。この資料に記載される、いかなる Dell ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。

Dell、EMC、および Dell または EMC が提供する製品及びサービスにかかる商標は Dell Inc.またはその関連会社の商標又は登録商標です。その他の商標は、各社の 商標又は登録商標です。Published in the USA.

EMC ジャパン株式会社

〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワー www.DellEMC.com/ja-jp/index.htm

(3)

7 iSCSI 経由 LUN ストレージを使用するための Windows または Mac OS ホ

ストのセットアップ 9 ホストをセットアップするための要件... 10 概要... 10 システム要件... 10 ネットワークの条件... 10 パス管理ネットワークの要件...11 VSS HW プロバイダーの概要...12 Microsoft VSS...12 Windows ホスト:iSCSI 経由でのマルチパス管理ソフトウェアの使用...12 マルチパス管理ソフトウェア向けのシステムのセットアップ...13 PowerPath のインストール... 13 ホスト向けの iSCSI LUN の構成...13

Windows ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ...14

Unity VSS HW プロバイダーのインストール ... 14

Microsoft iSCSI イニシエーターと iSCSI イニシエーター サービスを Windows ホスト(Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)にインストールする...15

iSCSI イニシエーター サービスを起動する(Windows Server 2008 R2 およ び Windows Server 2012)... 15

マルチパス構成で MPIO 機能をインストールする(Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)... 16

レジストリ値を設定する... 16

Windows ホスト:iSCSI インターフェイスに接続するための構成... 17

iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前のイニシエーターの構成(マルチパス構成)... 18

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 イニシエーターの構成(マルチパス 構成)... 22

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続するための Windows 7 イ ニシエーターの構成... 26

Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットアップ...27

LUN を MPIO デバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012)...27

LUN のオフセットを 64 KB に設定する... 27

LUN のボリュームの構成... 28

Mac OS ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ...28

Mac OS ホスト上での ATTO Xtend SAN iSCSI イニシエータのインスールと 構成...29 LUN を使用するための Mac OS ホストのセットアップ... 29 iSCSI のトラブルシューティング... 30 iSCSI セッションのトラブルシューティング... 31 序文 第 1 章

目次

Unity ファミリー4.2 FC(ファイバ チャネル)または iSCSI ストレージにアクセスするためのホストの構成 3

(4)

Microsoft iSCSI イニシエーターに関する既知の問題...32 iSCSI ストレージを使用するための UNIX ホストのセットアップ 35 ホストをセットアップするための要件...36 ネットワークの条件... 36 パス管理ネットワークの要件... 36 ストレージ システムの要件... 37 ホストでのマルチパス管理ソフトウェアの使用...37 マルチパス管理ソフトウェア向けのシステムのセットアップ... 38 PowerPath のインストール... 38 ネイティブ マルチパス ソフトウェアのインストール...38 次のステップ... 39 AIX ホスト:iSCSI ストレージ向けのセットアップ... 39 Celerra AIX ソフトウェアのインストール... 40 AIX iSCSI イニシエータの構成...40 AIX ディスク ドライブとしての LUN の構成...41 データを格納する LUN の準備... 42

Citrix XenServer ホスト:iSCSI ストレージ向けのセットアップ...43

iSCSI ソフトウェア イニシエータの構成... 43

iSCSI ソフトウェア イニシエータをマルチパス用に構成する... 43

HP-UX ホスト:iSCSI ストレージ向けのセットアップ... 44

HP-UX iSCSI Software Initiator のダウンロードおよびインストール... 44

iSCSI インターフェイス(ターゲット)への HP-UX のアクセスの構成... 44 ストレージ プロセッサをホストで使用できるようにする... 46 ネイティブのマルチパス フェイルオーバーが LUN へのパスをすべて認識している ことを確認する...47 データを格納する LUN の準備... 47 Linux ホスト:iSCSI ストレージ向けのセットアップ... 47 Linux iSCSI イニシエータ ソフトウェアの構成... 47 LUN を使用するための Linux ホストのセットアップ...50 Solaris ホスト:iSCSI ストレージ向けのセットアップ...50

Sun StorEdge Traffic Manager(STMS)の構成...50

iSCSI インターフェイス(ターゲット)への Solaris のアクセスの構成...51

データを格納する LUN の準備... 52

次のステップ... 52

iSCSI セッションのトラブルシューティング... 52

FC 経由 LUN ストレージを使用するための Windows または Mac OS ホス トのセットアップ 55 ホストをセットアップするための要件... 56 システム要件... 56 SAN の要件...56 パス管理 SAN の要件... 56 VSS HW プロバイダーの概要... 56 Microsoft VSS... 56 Windows ホスト:FC 経由でのマルチパス管理ソフトウェアの使用... 57 マルチパス管理ソフトウェア向けのストレージ システムのセットアップ... 57 PowerPath のインストール... 57 ホスト向けの FC LUN の構成...58 Windows ホスト:FC LUN 向けのセットアップ... 58 第 2 章 第 3 章

(5)

Unity VSS HW プロバイダーのインストール...58

マルチパス構成で MPIO 機能をインストールする...59

レジストリ値を設定する...59

Windows ホスト:FC LUN への接続...60

FC LUN に接続するための Windows Server 2003 ホストの構成...60

Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、 Windows 8 ホストを構成し、 FC LUN に接続する...61

Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットアップ...62

LUN を MPIO デバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012)...62 LUN のオフセットを 64 KB に設定する... 63 LUN のボリュームの構成... 63 Mac OS ホスト:FC LUN 向けのセットアップ...64 Mac OS ホスト上での Xsan のインスールと構成... 64 LUN を使用するための Mac OS ホストのセットアップ... 64 FC(ファイバー チャネル)ストレージを使用するための UNIX ホストのセット アップ 67 ホストをセットアップするための要件...68 SAN の要件... 68 ストレージ システムの要件...68 ホストでのマルチパス管理ソフトウェアの使用... 68 マルチパス管理ソフトウェア向けのシステムのセットアップ... 69 PowerPath のインストール... 69 ネイティブ マルチパス ソフトウェアのインストール...69 次のステップ... 70 AIX ホスト:FC ストレージ向けのセットアップ... 70 Celerra AIX ソフトウェアのインストール... 70 AIX ディスク ドライブとしての LUN の構成...71 データを格納する LUN の準備... 73 Citrix XenServer ホスト:FC ストレージ向けのセットアップ... 74 FC ターゲットの構成... 74 マルチパス用の FC ターゲットの構成... 74 HP-UX ホスト:FC ストレージ向けのセットアップ...74 HP-UX FC HBA ソフトウェアのダウンロードおよびインストール...75 ストレージ プロセッサをホストで使用できるようにする... 75 ネイティブのマルチパス フェイルオーバーが LUN へのパスをすべて認識している ことを確認する...75 データを格納する LUN の準備... 75 Linux ホスト:FC ストレージ向けのセットアップ...76 ストレージ システムの LUN のスキャン... 77 LUN を使用するための Linux ホストのセットアップ... 78 Solaris ホスト:FC ストレージ向けのセットアップ... 78

Sun StorEdge Traffic Manager(STMS)の構成... 78

データを格納する LUN の準備... 79 次のステップ... 79 FC または iSCSI データのストレージ システムへの移行 81 FC または iSCSI データの移行の環境と制限事項...82 iSCSI ディスク データの移行... 82 第 4 章 第 5 章 Unity ファミリー4.2 FC(ファイバ チャネル)または iSCSI ストレージにアクセスするためのホストの構成 5

(6)

新しいストレージ システム LUN にホストまたは仮想マシンを接続する...82 データの移行...82 ブロック ホストの一般タスク 85 ホスト LUN ID の変更...86 ストレージ システムを使用した Windows クラスター用の MPIO のセットアッ 87 Configuration... 88 クラスタ ノード(ホスト)のセットアップ...89 各クラスタ ノードで iSCSI イニシエーターに MPIO を構成する。... 90 各クラスタ ノードでの MPIO の有効化... 90 各クラスター ノードでの MPIO 設定の確認... 91 ストレージ デバイスをクラスターのプライマリ ノードに提示する... 91 プライマリ ノードでクラスタを構成する。...92 第 6 章 付録 A

(7)

関連資料

改善努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。そ のため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェ アのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。製品のリリース ノートには、製品の 機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説 明どおりに動作しない場合には、テクニカル サポート プロフェッショナルにお問い合わせください。 問い合わせ先 EMC のサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。 製品情報 製品と機能に関するドキュメントやリリース ノートについては、www.emc.com/ja-jp/ documentation/unity-family.htmにある Unity テクニカル ドキュメントを参照してください。 トラブルシューティング 製品、ソフトウェア アップデート、ライセンス、サービスに関する情報については、オンライン サポート https://Support.EMC.com(登録が必要です)をご覧ください。ログインした後、適切な [[Support by Product]]ページをご覧ください。 テクニカル サポート テクニカル サポートとサービス リクエストについては、オンライン サポート(https:// Support.EMC.com)にアクセスしてください。ログイン後、[サービス リクエストの作成]を見つけて ください。サービス リクエストを利用するには、有効なサポート契約が結ばれている必要があります。 有効なサポート契約を結ぶ方法の詳細や、アカウントに関するご質問については、販売担当者に お問い合わせください。 このマニュアルで使用される特記事項の表記規則 ☀椉 回避しなかった場合に死亡または重傷を招く危険な状況を示します。 巵⛙ 回避しなかった場合に死亡または重傷を招く可能性がある危険な状況を示します。 㽷㎞ 回避しなかった場合に軽度または中程度の傷害を招く可能性がある危険な状況を示します。 抩䩴 負傷に関連しない作業を示します。 㽷 重要ではあるが、危険ではない情報を表します。 Unity ファミリー4.2 FC(ファイバ チャネル)または iSCSI ストレージにアクセスするためのホストの構成 7

(8)
(9)

第 1 章

iSCSI 経由 LUN ストレージを使用するための

Windows または Mac OS ホストのセットアップ

この章では、EMC の iSCSI 経由 LUN ストレージを使用するように Windows または Mac OS ホ ストをセットアップする方法について説明します。次のトピックで構成されています。

l ホストをセットアップするための要件...10

l VSS HW プロバイダーの概要... 12

l Windows ホスト:iSCSI 経由でのマルチパス管理ソフトウェアの使用... 12

l ホスト向けの iSCSI LUN の構成... 13

l Windows ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ... 14

l Windows ホスト:iSCSI インターフェイスに接続するための構成...17

l Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットアップ... 27

l Mac OS ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ... 28

l iSCSI のトラブルシューティング... 30

(10)

ホストをセットアップするための要件

Unity ストレージを使用するようにホストをセットアップする前に、これらのシステムおよびネットワーク 要件を満たす必要があります。 Unity ストレージを使用するようにホストをセットアップする前に、次のストレージ システムおよびネット ワーク要件を満たしている必要があります。

概要

このマニュアルでは、最新のオペレーティング環境を実行するシステムにプロビジョニングされた FC(フ ァイバー チャネル)または iSCSI ストレージにアクセスするための、以下のホストの構成方法について 説明します。 l Windows hosts l AIX ホスト l Citrix XenServer ホスト l HP-UX ホスト l Linux ホスト l Solaris ホスト このマニュアルは、ストレージにアクセスするホストの設定を担当するユーザーを対象としています。 このマニュアルの読者には、 FC または iSCSI LUN に精通していること、および LUN にアクセスする ホスト上で動作しているオペレーティング システムに精通していることが求められます。 Unisphere オンラインのヘルプでは、ストレージ、機能、特徴、および機能に固有の情報が得られま す。オンライン ヘルプと、EMC オンライン サポート Web サイトで使用可能な全ドキュメント セット。

システム要件

ストレージ システムにアクセスするようにホストを構成する前に、次の要件を満たしていることを確認 します。 次のタスクを実行してから、ホストをストレージ システムに接続してください。 l [初期構成]ウィザードを使用してシステムをインストールし、構成します。

l Unisphere または CLI を使用して、ストレージ システム上の NAS サーバーまたはインターフェイ

ス、あるいは iSCSI または FC(ファイバー チャネル)LUN を構成します。

ネットワークの条件

iSCSI インターフェイス上の LUN に接続するホストは、iSCSI インターフェイスと同じネットワーク環 境に存在する必要があります。最高のパフォーマンスを実現するには、ストレージを提供する各 iSCSI インターフェイスと同じローカル サブネット上にホストが存在する必要があります。マルチパス環 境では、各物理インターフェイスに 2 つの IP アドレス(各 SP に 1 つ)を割り当てる必要があります。 インターフェイスはそれぞれ異なったサブネットに配置します。 最大のスループットを得るには、iSCSI インターフェイスとそのストレージを使用するホストを固有のプ ライベート ネットワークに接続します。つまり、専用のネットワークを使用します。ネットワークを選択す るときにはネットワークのパフォーマンスを考慮します。

(11)

パス管理ネットワークの要件

パス管理ソフトウェアは、Unity システムに接続された Windows 7 または Mac OS ホストではサポ ートされていません。 ホストとシステム間に高可用性ネットワークを実装する場合、次の点に留意します。 l 各 LUN は両方の SP から認識可能 l 物理インターフェイスごとに最大 8 つの IP を構成できます。物理インターフェイスに複数のインタ ーフェイスを構成する場合は、それぞれのインターフェイスを別々の VLAN で構成する必要があ ります。 l ネットワーク スイッチは別々のサブネット上にある場合があります。 㽷 ホストが両方の SP に接続されていて、必要なマルチパス ソフトウェアがある場合、Unity システム へのホストの直接接続がサポートされます。

次の図に、ストレージ リソース(iSCSI LUN)にアクセスするホストの高可用性 iSCSI ネットワーク 構成を示します。スイッチ A とスイッチ B は別々のサブネット上にあります。ホスト A およびホスト B は別々の NIC を介してストレージ リソースにアクセスできます。ストレージ リソースを所有するのが SP A の場合、ホストは SP A 上のインターフェイスへのパスを介してストレージ リソースにアクセスで きます。SP A に障害が発生した場合、システムはリソースの所有権を SP B に転送し、ホストは SP B 上のインターフェイスへのパスを介してストレージ リソースにアクセスできます。 図 1 高可用性 iSCSI ネットワークのサンプル パス管理ネットワークの要件 11

(12)

VSS HW プロバイダーの概要

VSS HW プロバイダーは Windows サービスとして実行され、Microsoft VSS(ボリューム シャドウ コピー サービス)とストレージ システムとのインターフェイスとなります。VSS HW プロバイダーを使用す ると、VSS に対応したバックアップ アプリケーションなどの VSS リクエスター アプリケーションから iSCSI および FC LUN のスナップショットを作成できます。

Microsoft VSS

VSS は Windows Server 2003 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2012 のバッ クアップ フレームワークを提供するもので、データのポイント イン タイム コピーであるスナップショット (Microsoft VSS では「シャドウ コピー」と呼ばれる)を作成できるようにします。VSS はフロントエン ド アプリケーションと統合されているため、シャドウ コピーの作成やシャドウ コピーへのアクセスをフロン トエンド アプリケーションから行うことができます。 VSS アーキテクチャには VSS プロバイダーが含まれます。VSS プロバイダーはシャドウ コピーを作 成、管理し、ストレージ プラットフォーム(ハードウェア ベースのプロバイダー)またはホスト オペレーテ ィング システム(ソフトウェア ベースのプロバイダー)上のポイント イン タイム イメージング機能へのイ ンターフェイスとして機能します。Unity VSS HW プロバイダーはハードウェア ベースのプロバイダー で、Unity iSCSI および FC インターフェイス上の iSCSI や FC LUN と、Windows Server 2003 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2012 ホスト上の VSS サービスと直接連携し て、一貫したシャドウ コピーの作成とアドレス指定を実現します。 Unity VSS HW プロバイダーはハードウェア ベースのプロバイダーであるため、ホストの CPU やメモリ の負荷が軽減されます。また、複数ボリュームのシャドウ コピーを同時に作成しなければならない環 境でも、より効率的に機能します。 VSS の詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

Windows ホスト:iSCSI 経由でのマルチパス管理ソフトウェアの使用

マルチパス管理ソフトウェアは、ホストとストレージ システムの間の接続(パス)を管理し、いずれか のパスで障害が発生した場合でも、ストレージにアクセスできます。システムに接続された Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2012 の接続ホストでは、次の種類 のマルチパス管理ソフトウェアを使用できます。

l EMC PowerPath ソフトウェア(Windows Server 2003、Windows Server 2008、

Windows Server 2012 ホスト上) 互換性および相互運用性に関する情報については、サポ ート Web サイトの「Unity サポート マトリックス」を参照してください。

PowerPath は、Windows 7 ではサポートされていません。

l Windows 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2012 上のネイティブ MPIO

(MCS(Multiple Connections per Session)なし)。 㽷

マルチパス IO 機能は、使用する前にあらかじめ有効にする必要があります。 MCS は Unity によってサポートされていません。

Unity システムおよび使用している接続インフラストラクチャでのデータの可用性については、ホワイト ペーパー「EMC Unity High Availability, A Detailed Review」を参照してください。

(13)

マルチパス管理ソフトウェア向けのシステムのセットアップ

マルチパス管理ソフトウェアを実行するホストでシステムを稼働させるには、2 つの iSCSI IP が必要 です。これらの IP アドレスは、個別の SP 上で別々の物理インターフェイスに設定する必要がありま す。

Unisphere の構成を確認します。iSCSI インターフェイスを構成する方法については、Unisphere オンライン ヘルプの iSCSI インターフェイスに関するトピックを参照してください。 㽷 iSCSI インターフェイスでは、最高の可用性を確保するために、2 つのネットワーク インターフェイスを 使用します。ネットワーク インタフェースはそれぞれ異なるサブネットに配置する必要があります。 Unisphere 内で iSCSI インターフェイスのネットワーク インターフェイスを表示できます。

PowerPath のインストール

手順

1. ホストまたは仮想マシンで、EMC オンライン サポート用 Web サイトの PowerPath ソフトウ ェアのダウンロード セクションから、最新バージョンの PowerPath をダウンロードします。 2. ホストまたは仮想マシンのオペレーティング システム向けの適切な「PowerPath

Installation and Administration Guide」の説明に従い、PowerPath をインストールしま す。 このガイドは、EMC オンライン サポートで入手できます。ホストまたは仮想マシンで最新バー ジョンが実行されており、最新バージョンのパッチが存在する場合、パッチに添付されている readme ファイルの指示に従ってパッチをインストールします。 3. インストールが完了したら、ホストまたは仮想マシンを再起動します。 4. ホストまたは仮想マシンが起動したら、PowerPath サービスが開始されていることを確認し ます。

ホスト向けの iSCSI LUN の構成

Unisphere または CLI を使用して以下の手順を実行します。 手順 1. ホスト向けの iSCSI 経由ストレージを作成します。

2. Unisphere または Unity CLI を使用し、ホストを作成して、ホストをストレージ システムに 追加します。ホストがまだログインしていない場合は、ホスト IQN を指定して手動で iSCSI イニシエーターを作成します。

3. iSCSI 経由ストレージへのホスト アクセス権を付与します。ホスト アクセス オプションは次の とおりです。[アクセス不可]、[LUN]、[スナップショット]、[LUN およびスナップショット]。

(14)

Mac OS ホスト上では、vdisk0 がターゲット( iSCSI インターフェイス)で構成されていない 場合、Xtend SAN iSCSI イニシエーターは iSCSI ストレージにログインしません。一意の iSCSI インターフェイスを作成し、iSCSI リソースをこの iSCSI インターフェイス上に作成して、 Mac OS ホストへのアクセスを可能にすることをお勧めします。この iSCSI リソース上で作成 する最初の LUN は vdisk0 です。

前述の Unisphere タスク実行の詳細については、Unisphere のオンライン ヘルプを参照し てください。

Windows ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ

Windows ホストを iSCSI LUN 向けにセットアップする場合は、次のタスクを実行します。 1.Unity VSS HW プロバイダーのインストール (14 ページ)

2.Microsoft iSCSI イニシエーターと iSCSI イニシエーター サービスを Windows ホスト (Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)にインストールする(15

ページ)

3.iSCSI イニシエーター サービスを起動する(Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012)(15 ページ)

4.マルチパス構成で MPIO 機能をインストールする(Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)(16 ページ)

5.レジストリ値を設定する(16 ページ)

Unity VSS HW プロバイダーのインストール

Unity VSS HW プロバイダー(Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2012 用)のインストールはオプションです。ただし、バックアップ ソフトウェアを使用してアプリ ケーション コンシステント スナップショットを作成する予定がある場合は、Unity VSS HW プロバイダ ーをインストールする必要があります。 VSS HW プロバイダーは、iSCSI または FC LUN とバックアップ アプリケーションの組み合わせを使 用するホストにインストールすることをお勧めします。 Unity VSS HW プロバイダーをインストールするには、次の手順を実行します。 手順 1. 管理者権限を持つアカウントでホストにログインします。 2. 以下の手順に従って、インストールするソフトウェア パッケージをダウンロードします。 a.オンライン サポートで Unity VSS ツールを見つけます。 㽷 [サポート ツール]でフィルタリングする必要がある場合があります。 b.使用している Windows プラットフォームの正しいバージョンを選択し、ソフトウェアをホス トに保存するオプションを選択します。 3. ソフトウェアを保存したディレクトリで Unity VSS Provider の実行可能ファイルをダブル クリ ックし、インストール ウィザードを起動します。

(15)

4. このウィザードの手順に従って Unity VSS Provider のインストールを完了させます。

Unity VSS HW プロバイダーの起動と停止

Unity VSS HW プロバイダーは Windows サービスとして実行され、デフォルトで有効になります。こ のサービスは Windows の[サービス]管理ツールから起動および停止できます。

Microsoft iSCSI イニシエーターと iSCSI イニシエーター サービスを Windows ホスト

(Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)にインストールする

ホストは iSCSI イニシエーターを使用して iSCSI ターゲット(iSCSI インターフェイス)に接続します。 これには Microsoft iSCSI Software Initiator と iSCSI イニシエーター サービス ソフトウェアが必 要です。このソフトウェアは、Windows Server 2003 オペレーティング システム ソフトウェアには含ま れていません。ホストを Windows Server 2003 で実行している場合は、ホストにインストールする 必要があります。ホストにソフトウェアをインストールすると、iSCSI イニシエーター ソフトウェアが起動 します。

Microsoft iSCSI イニシエータと iSCSI サービスをインストールするには、以下の手順に従います。

手順

1. Microsoft の Web サイトから、最新の iSCSI イニシエータ ソフトウェアと関連ドキュメントを ホストにダウンロードします。 2. 適切なソフトウェアをダウンロードしたら、実行可能プログラムをダブルクリックしてインストール ウィザードを起動します。[ようこそ]ページで[次へ]をクリックし、インストール ウィザードの 手順に従います。 3. これが既存の iSCSI イニシエーター ソフトウェアのアップグレードである場合は、ホストを再起 動する必要があります。 4. 共有ストレージの場合は、次のコマンドを使用して iSCSI イニシエーター サービスより前に LanManServer を起動し、LanManServer サービスを iSCSI イニシエーター サービスに依 存させます。

sc config LanManServer depend= MSiSCSI

Windows Server 2003 ホストの LanManServer を使用して iSCSI リソース上に共有を セットアップする場合、これらの共有はこのホストを再起動した後にのみ使用可能になりま す。これは、LanManServer サービスが iSCSI イニシエーター サービスより前に起動するた めです。

iSCSI イニシエーター サービスを起動する(Windows Server 2008 R2 および Windows

Server 2012)

ホストは iSCSI イニシエーターを使用してターゲット(iSCSI インターフェイス)に接続します。これに は Microsoft iSCSI Software Initiator ソフトウェアと iSCSI イニシエーター サービスが必要で す。このソフトウェアとサービスは Windows Server 2008 ソフトウェアの一部ですが、このソフトウェ アのドライバーはサービスを起動するまでインストールされません。管理ツールを使用して iSCSI イニ シエーター サービスを起動する必要があります。

Microsoft iSCSI イニシエーターと iSCSI イニシエーター サービスを Windows ホスト(Windows Server 2003 および Windows Server 2008 SP2)にインストールする

(16)

ホストが Windows ファイアウォールで保護されている場合は、ファイアウォールを介して通信するかど うかを尋ねられます。手順を続行する前に、ネットワーク サポート管理者に問い合わせることをお勧 めします。

マルチパス構成で MPIO 機能をインストールする(Windows Server 2003 および Windows

Server 2008 SP2)

このタスクは必須です。Powerpath は、ネイティブ MS MPIO への代替です。

マルチパス構成で Windows ホストから LUN に接続する場合は、MPIO 機能をインストールする 必要があります。MPIO を Windows Server 2008 にインストールするには、次の手順に従いま す。 手順 1. [サーバー マネージャー]を開きます。 2. [サーバー マネージャー]ツリーで、[機能]をクリックします。 3. [機能]ペインの[機能の概要]で、[機能の追加]をクリックします。 4. [機能の追加ウィザード]で、[マルチパス I/O]を選択して[次へ]をクリックします。 5. [インストール オプションの確認]ダイアログ ボックスで、[インストール]をクリックします。 6. インストールが完了したら、[インストールの結果]ダイアログ ボックスで[閉じる]をクリック します。 7. コンピュータの再起動を要求するメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。 再起動後に、ホストで MPIO インストールが完了します。 8.[閉じる]をクリックします。

レジストリ値を設定する

㽷 レジストリの変更を誤ると、システムの再インストールが必要になるような、システム全体に及ぶ深刻 な問題が発生する可能性があります。Windows レジストリ エディタは、自己責任においてお使いく ださい。 手順 1. ホストで、Windows レジストリ エディタ([regedit.exe])を実行します。 2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\に移動します。 3. [CurrentControlSet]を右クリックして[MaxRequestHoldTime]キーを検索し、そ の値を 60 から 600(10 進数の場合)または 3c から 258(16 進数の場合)に変更しま す。

(17)

㽷 [CurrentControlSet]内で発見したパラメーターへのパスを確認します。存在しない場合 は、再度パラメーターを検索します。最上位にある現在のセット以外の ControlSet に変更 を加えても、それらの変更がシステムに影響を与えることはありません。 4. ホストで PowerPath が実行されている場合は、次の手順を実行します。 a.表 1 (17 ページ)に記載されているレジストリ キーを検索します。 㽷 [CurrentControlSet]内で発見したパラメーターへのパスを確認します。存在しない場 合は、再度パラメーターを検索します。最上位にある現在のセット以外の ControlSet に変更を加えても、それらの変更がシステムに影響を与えることはありません。 b. PowerPath をアンインストールする場合に備え、これらのレジストリ キーのそれぞれの値 を記録します。 c.に記載されている各レジストリ キーを更新します。表 1 (17 ページ)を参照してくださ い。 表 1 更新するレジストリ キー(iSCSI のみ) レジストリ キー 手順 LinkDownTime 600 に設定します。

AsyncLogoutPauseTimeout(新しい値) この REG_DWORD キーを LinkDownTime と同じキーに追加します。600 に設定します。 DelayBetweenReconnect PortalRetryCount DelayBetweenReconnect 値を探します。 PortalRetryCount*DelayBetweenRecon nect=600 になるように PortalRetryCount 値を設定します。 SrbTimeoutDelta(PowerPath 専用) PowerPath のみ 100 に設定します。 5. レジストリ エディタを終了します。

Windows ホスト:iSCSI インターフェイスに接続するための構成

イニシエーターがターゲットとのセッションを確立するには、事前にイニシエーターがターゲットの存在す る場所と使用可能なターゲットの名前を検出する必要があります。この情報を取得するため、イニ シエーターは iSCSI 検出プロセスを使用します。iSCSI インターフェイスは、iSNS サーバーを使用し て検出することも、使用せずに検出することもできます。検出に iSNS を使用しない場合は、 Microsoft iSCSI イニシエーターにターゲット情報を追加する必要があります。検出に iSNS を使 用する場合は、イニシエーターが、すべての iSCSI イニシエーターとターゲットの情報が登録された iSNS サーバーに照会し、使用可能なターゲットのリストを受け取ります。Microsoft iSCSI イニシ エーターでターゲットの情報を使用できる場合は、ホスト イニシエーターをターゲットに接続できるた め、ホストから iSCSI LUN にアクセスできます。

(18)

㽷 クラスター環境で iSCSI ターゲットを使用している場合を除き、複数のイニシエーターから同じ LUN へのアクセス権を付与しないようにします。複数のイニシエーターが LUN に対して書き込みを試行 すると、競合が発生する場合があります。Windows の NTFS ファイル システム形式で LUN がフォ ーマットされていると、同時書き込みにより LUN 上の NTFS ファイル システムが破損する可能性が あります。 各 iSCSI インターフェイスがターゲットとなります。ストレージ システムに iSCSI インターフェイスが 2 つ 存在する場合、ターゲットは 2 つとなります。各ターゲットに 1 つのセッションが存在します。

iSCSI ターゲットに接続するには、Microsoft iSCSI イニシエーターでターゲット IP アドレスを追加 する必要があります。複数のターゲット(iSCSI インターフェイス)がある場合は、Microsoft iSCSI イニシエーターを使用して、個々の IP アドレスでターゲットを検出します。

Windows ホスト イニシエーターを構成するには、次の操作を実行します。 以下の該当するセクションに移動して、ホストを構成します。

[Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前の場合]

l iSCSI または PowerPath によるマルチパス構成:

iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008

SP2 以前のイニシエーターの構成(マルチパス構成)(18 ページ)

[Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 の場合:]

l iSCSI または PowerPath によるマルチパス構成:

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 イニシエーターの構成(マルチパス構成)(22 ページ)

ストレージ システムを使用した Windows クラスター用の MPIO のセットアップ(87 ページ)には、 MPIO マルチパス構成で 2 つのノードの Windows Server 2008 R2 Exchange クラスタをセットア ップするためのエンド ツー エンドの例が示されています。

[Windows 7 の場合:]

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続するための Windows 7 イニシエーターの構成

(26 ページ)

iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008

SP2 以前のイニシエーターの構成(マルチパス構成)

マルチパス構成で iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前のイニシエーターを構成する前に、以下について確認する必要がありま す。 l 2 つの IP インターフェイスがそれぞれ別の物理ポートに配置されるように iSCSI インターフェイス が構成されている。各 IP インタフェースが別々の IP サブネット上にある。 l Windows ホストに 2 つのネットワーク インタフェースがある。1 つのインターフェイスはいずれかの ストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する IP サブネット上にあり、もう 1 つのインタ ーフェイスはもう 1 つのストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する IP サブネット上 にある。

マルチパス構成で iSCSI インターフェイスに接続するように Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前のイニシエーターを構成する場合は、次のタスクを実行します。

l ネイティブ MPIO を使用したマルチパス構成:

(19)

2.環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前を使用)(19 ペー

ジ)

3.ストレージ システムのアクティブ パスの識別と設定(21 ページ)

l PowerPath を使用したマルチパス構成:

1.オプションの双方向 CHAP をセットアップする(マルチパス構成の Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前を使用)(19 ページ)

2.環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前を使用)(19 ペー ジ)

MCS はサポートされていません。

オプションの双方向 CHAP をセットアップする(マルチパス構成の Windows Server 2003 または Windows

Server 2008 SP2 以前を使用)

オプションの双方向 CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)を構成するに は、ストレージ システムの iSCSI インターフェイス用に指定された双方向 CHAP シークレットが必要 となります。 ホスト iSCSI イニシエーターがアクセスするストレージ システムの iSCSI インターフェイスの場合 手順 1. ホストで、Microsoft iSCSI イニシエータを起動します。 2. ストレージ システムの iSCSI インターフェイスで双方向 CHAP 認証が構成されている場合 は、Microsoft iSCSI イニシエーターで以下の手順を実行します。 a.[全般]タブをクリックし、[シークレット]を選択します。 b.[CHAP シークレットのセットアップ]ダイアログ ボックスで、ストレージ システムの iSCSI イ ンターフェイスの双方向 CHAP シークレットを入力します。 ストレージ システムに複数の iSCSI インターフェイスがある場合、このシークレットはすべ てのサーバーで同一です。Unisphere の[アクセス]設定ページの[CHAP]セクショ ン([設定] > [アクセス][CHAP])で、このシークレットを確認できます。 c.[OK]をクリックします。

環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server

2003 または Windows Server 2008 SP2 以前を使用)

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニシエータ ー CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)が構成されている場合は、スト レージ システムのイニシエーター用に指定されたシークレット(パスワード)が必要となります。 手順 1. ホストで、Microsoft iSCSI イニシエータを起動します。 2. [検出]タブをクリックします。 3. [ターゲット ポータル]で、[追加]をクリックします。 [ターゲット ポータルの追加]ダイアログ ボックスが開きます。

iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前のイニシエーターの構成(マルチパス構 成)

(20)

4. [ターゲット ポータルの追加]ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。 a.ホスト インターフェイスを使用する最初のサブネット上のストレージ システムの iSCSI イン ターフェイスの IP アドレスを入力します。Unisphere でこのアドレスを検索するには、[ス トレージ] > [ブロック] > [iSCSI インターフェイス]を選択します。 b.[詳細]をクリックします。 [詳細設定]ダイアログ ボックスが開きます。 5. [詳細設定]ダイアログ ボックスで、以下を設定します。 l [ローカル アダプタ]に[Microsoft iSCSI イニシエーター] l [ソース IP]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する最初のサブネッ ト上のホスト インターフェイスの IP アドレス 6. ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニ シエーター CHAP が構成されている場合は、以下の手順を実行します。 a.[CHAP ログオン情報]を選択します。 b.[ユーザー名]はデフォルト値(イニシエータの IQN)のままにします。 c.[ターゲット シークレット]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシ エーターに対して構成されているシークレットと同じシークレットを設定します。ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでサポートされている CHAP シークレットは 12 文字か ら 16 文字のみです。 d. iSCSI インターフェイスで双方向 CHAP が構成されている場合は、[相互認証の実行] を選択します。 7. [OK]をクリックして[詳細設定]ダイアログ ボックスを閉じます。 8.[OK]をクリックして、[ターゲット ポータルの追加]ダイアログ ボックスを閉じます。 9.[探索]タブで、最初の iSCSI インターフェイスのアドレスが[ターゲット ポータル]リストに表 示されていることを確認します。 10.[ターゲット]タブをクリックします。ストレージ システムで構成されている、ポートを表す IQN は、[ターゲット]リストに[非アクティブ]ステータスで表示されます。 11.[ターゲット]タブで、ストレージ システムの iSCSI インターフェイス ターゲット名を選択して[ロ グオン]をクリックします。[ターゲットへのログオン]ダイアログ ボックスが開きます。 12. [ターゲットへのログオン]ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。 a.[コンピュータの起動時にこの接続を自動的に復元する]を選択します。 b.[複数パスを有効にする]をオンにします。 c.[詳細]をクリックします。[詳細設定]ダイアログ ボックスが開きます。 13. [詳細設定]ダイアログ ボックスで、以下を設定します。 l [ローカル アダプタ]に[Microsoft iSCSI イニシエーター] l [ソース IP]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する最初のサブネッ ト上のホスト インターフェイスのアドレス l [ターゲット ポータル]に、ホスト インターフェイスを使用する最初のサブネット上のストレー ジ システム iSCSI インターフェイスのアドレス

この IQN に関連した IP アドレスを見つけるには、IQN の名前をメモして、Unisphere の [ストレージ] > [ブロック] > [iSCSI インターフェイス]に移動します。

(21)

14. ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニ シエーター CHAP が構成されている場合は、以下の手順を実行します。 a.[CHAP ログオン情報]を選択します。 b.[ユーザー名]はデフォルト値(イニシエータの IQN)のままにします。 c.[ターゲット シークレット]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシ エーターに対して構成されているシークレットと同じシークレットを設定します。 iSCSI イン ターフェイスでサポートされている CHAP シークレットは 12 文字から 16 文字のみです。 d.ストレージ システムの iSCSI インターフェイスで双方向 CHAP が構成されている場合 は、[相互認証の実行]を選択します。 15.[OK]をクリックして[詳細設定]ダイアログ ボックスを閉じます。 16. [OK]をクリックして、[ターゲットへのログオン]ダイアログ ボックスを閉じます。 17. 11 から 16 の手順を[ターゲット]タブで他のすべてのターゲットについても実行します。関連 する IP アドレスが正しく選択されていることを確認します。ログオンすると、リストされたそれぞ れのターゲットが[接続済み]のステータスで表示されます。

ストレージ システムのアクティブ パスの識別と設定

㽷 このセクションは、PowerPath によるマルチパス構成には適用されません。 Microsoft iSCSI イニシエーターは、ストレージ システムへのアクティブ パスを正しく識別できない場 合があります。アクティブ パスを識別して設定するには、次の手順を実行します。 㽷 効果的なロード バランシングのため、LUN を持つ SP のパスのみをアクティブに設定してください。ス タンバイ SP のパスをアクティブに設定すると、実装環境に問題が発生する場合があります。 手順 1. [ターゲット]タブで、ストレージ システムの iSCSI インターフェイス ターゲットを選択して[詳 細]をクリックします。 [ターゲットのプロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。 2. [デバイス]タブの[詳細設定]をクリックします。[デバイスの詳細]ダイアログ ボックスが表 示されます。 3. [MPIO]タブをクリックします。このタブには、1 つのパスが[アクティブ]に設定されている、 すべての有効なパスがリストされます。このパスは、ストレージ リソースの SP オーナーを参照 します。 4. [負荷分散ポリシー]が[サブセットのラウンド ロビン]に設定されていることを確認します。 5. パスが[アクティブ]に設定されたインターフェイスをクリックして、[詳細]をクリックします。 6.[MPIO パスの詳細]ダイアログ ボックスの[ターゲット ポータル]列の値をメモしておきま す。これは、SP の関連するポートで作成された iSCSI インターフェイスに関連づけられた IP アドレスです。 7. [OK]をクリックして[MPIO パスの詳細]ダイアログ ボックスを閉じます。 8. パスが[スタンバイ]に設定されたそれぞれのインターフェイスについて、[詳細]をクリックし て、関連する[MPIO パスの詳細]ダイアログ ボックスを表示します。

iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2003 または Windows Server 2008 SP2 以前のイニシエーターの構成(マルチパス構 成)

(22)

9.[ターゲット ポータル]列の値を確認して、このインターフェイスのパスが、アクティブな設定のパ スのインターフェイスと同じ SP 宛であることを確認します。 㽷 Unisphere で[設定] > [iSCSI 設定]を選択して、同じ SP へのパスを持つインターフ ェイス/IP アドレスのリストを確認します。 10. 同じ SP へのパスを持つインターフェイスについて、[MPIO]タブで[編集]をクリックしま す。 11.[設定の編集]ダイアログ ボックスで、[パスの種類]を[アクティブ]に設定します。 12. [OK]をクリックして[設定の編集]ダイアログ ボックスを閉じます。 13. [MPIO]タブで、インターフェイスにパスが[アクティブ]に設定されていることを確認します。 14. [OK]をクリックして[デバイスの詳細]ダイアログ ボックスを閉じます。 15.[OK]をクリックして、[ターゲットのプロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。 16. [OK]をクリックして Microsoft iSCSI イニシエータを終了します。

次のステップ

Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットアップ(27 ページ)に進み

ます。

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 または

Windows Server 2012 イニシエーターの構成(マルチパス構成)

マルチパス構成でストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 のイニシエーターを構成する前に、以下について確認する必要があります。 l 2 つの IP インターフェイスがそれぞれ別の物理ポートに配置されるようにストレージ システムの iSCSI インターフェイスが構成されている。各 IP インターフェイスが別々の IP サブネット上にあ る。 l Windows ホストに 2 つのネットワーク インターフェイスがある。1 つのインターフェイスはいずれか のストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する IP サブネット上にあり、もう 1 つのイ ンターフェイスはもう 1 つのストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する IP サブネット 上にある。

マルチパス構成でストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続するように Windows Server 2008 R2 以降のイニシエーターを構成する場合は、次のタスクを実行します。

l ネイティブ MPIO を使用したマルチパス構成:

1.オプションの双方向 CHAP をセットアップする(マルチパス構成の Windows Server 2008 R2 を使用)(23 ページ) 2.iSCSI デバイスを認識する MPIO の構成(23 ページ) 3.環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server 2008 R2 を使用)(24 ページ) 4.SP へのパスを確認する(25 ページ) 5.MPIO がロード バランシングに使用するパスを確認する(25 ページ) l PowerPath を使用したマルチパス構成:

(23)

1.オプションの双方向 CHAP をセットアップする(マルチパス構成の Windows Server 2008 R2 を使用)(23 ページ) 2.環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server 2008 R2 を使用)(24 ページ) 㽷 MCS はサポートされていません。

オプションの双方向 CHAP をセットアップする(マルチパス構成の Windows Server 2008 R2 を使用)

オプションの双方向 CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)を構成するに は、ストレージ システムの iSCSI インターフェイス用に指定された双方向 CHAP シークレットが必要 となります。 ホスト iSCSI イニシエーターがアクセスするストレージ システムの iSCSI インターフェイスの場合 手順 1. ホストで、Microsoft iSCSI イニシエータを起動します。 2. ストレージ システムの iSCSI インターフェイスで双方向 CHAP 認証が構成されている場合 は、Microsoft iSCSI イニシエーターで以下の手順を実行します。 a.[構成]タブをクリックします。 b.[構成]タブで、[CHAP]をクリックします。 [iSCSI イニシエータの双方向 CHAP のシークレット]ダイアログ ボックスが開きます。 c.[iSCSI イニシエーターの双方向 CHAP のシークレット]ダイアログ ボックスで、ストレー ジ システムの iSCSI インターフェイスの双方向 CHAP シークレットを入力します。 ストレージ システムに複数の iSCSI インターフェイスがある場合、このシークレットはすべ てのサーバーで同一です。Unisphere のアクセス設定ページの[CHAP]セクション([設 定] > [アクセス] > [CHAP インターフェイス])で、このシークレットを確認できます。 d.[OK]をクリックします。

iSCSI デバイスを認識する MPIO の構成

㽷 このセクションは、PowerPath によるマルチパス構成には適用されません。 手順 1. MPIO アプリケーションを起動します。 2. [MPIO のプロパティ]ダイアログ ボックスで、[マルチパスの検出]タブをクリックします。 3. [SPC-3 準拠]の[iSCSI デバイスのサポートを追加する]を選択します。 4. [追加]をクリックします。[再起動が必要]ダイアログ ボックスが表示されます。 5. [再起動が必要]のダイアログ ボックスで[はい]をクリックします。

6. サーバーが再起動したら、MPIO アプリケーションを起動して、MPIO がすべての iSCSI デバ イスを要求するよう構成されていることを確認します。

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 イニシエーターの構成(マ ルチパス構成)

(24)

環境内でストレージ システムの iSCSI インターフェイスを検出する(マルチパス構成の Windows Server

2008 R2 を使用)

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニシエータ ー CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)が構成されている場合は、シス テムのイニシエーター用に指定されたシークレット(パスワード)が必要となります。 手順 1. ホストで、Microsoft iSCSI イニシエータを起動します。 2. [検出]タブをクリックします。 3. [ターゲット ポータル]で、[ポータルの探索]をクリックします。 [ターゲット ポータルの探索]ダイアログ ボックスが開きます。 4. [ターゲット ポータルの探索]ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。 a.ホスト インターフェイスを使用する最初のサブネット上のストレージ システムの iSCSI イン ターフェイスの IP アドレスを入力します。 Unisphere でこのアドレスを検索するには、[ストレージ] > [ブロック] > [iSCSI イ ンターフェイス]を選択します。 b.[詳細]をクリックします。 [詳細設定]ダイアログ ボックスが開きます。 5. [詳細設定]ダイアログ ボックスで、以下を設定します。 l [ローカル アダプタ]に Microsoft iSCSI イニシエータ l [イニシエーター IP]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する最初の サブネット上のホスト インターフェイスの IP アドレス 6. ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニ シエーター CHAP が構成されている場合は、以下の手順を実行します。 a.[CHAP ログオンを有効にする]を選択します。 b.[名前]はデフォルト値(イニシエータの IQN)のままにします。 c.[ターゲット シークレット]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシ エーターに対して構成されているシークレットと同じシークレットを設定します。 iSCSI インターフェイスでサポートされている CHAP シークレットは 12 文字から 16 文字 のみです。 d.ストレージ システムの iSCSI インターフェイスで双方向 CHAP が構成されている場合 は、[相互認証の実行]を選択します。 7. [OK]をクリックして[詳細設定]ダイアログ ボックスを閉じます。 8.[ターゲット]タブをクリックします。 9.[ターゲット]タブの[検出されたターゲット]でストレージ システムの iSCSI ターゲットを選択 し、[接続]をクリックします。 [ターゲットへの接続]ダイアログ ボックスが開きます。 10.[ターゲットへの接続]ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。 a.[この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する]が選択されていることを確認しま

(25)

b.[複数パスを有効にする]をオンにします。 c.[詳細]をクリックします。 [詳細設定]ダイアログ ボックスが開きます。 11.[詳細設定]ダイアログ ボックスで、以下を設定します。 l [ローカル アダプタ]に Microsoft iSCSI イニシエータ l [イニシエーター IP]に、ストレージ システムの iSCSI インターフェイスを使用する最初の サブネット上のホスト インターフェイスのアドレス l [ターゲット ポータル IP]に、ホスト インターフェイスを使用する最初のサブネット上のスト レージ システムの iSCSI インターフェイスのアドレス Unisphere でこのアドレスを検索するには、[ストレージ] > [ブロック] > [iSCSI インタ ーフェイス]を選択します。 12. [OK]をクリックして[詳細設定]ダイアログ ボックスを閉じます。 13. [OK]をクリックして[ターゲットへの接続]ダイアログ ボックスを閉じます。 14. 8 から 13 の手順を[ターゲット]タブで他のすべてのターゲットについても実行します。関連 する IP アドレスが正しく選択されていることを確認します。接続すると、リストされたそれぞれ のターゲットが[接続済み]のステータスで表示されます。

SP へのパスを確認する

㽷 このセクションは、PowerPath によるマルチパス構成には適用されません。 手順 1. [ターゲット]タブで、ストレージ システムの iSCSI インターフェイス ターゲットを選択して[デ バイス]をクリックします。 2. [デバイス]ダイアログ ボックスの[Multipath IO(MPIO)の構成]で[MPIO]をクリ ックします。[デバイスの詳細]ダイアログ ボックスが表示されます。 このタブには、1 つのパスがアクティブに設定されている、すべての有効なパスがリストされま す。このパスは、ストレージ リソースの SP オーナーを参照します。 3. [MPIO]タブで、[負荷分散ポリシー]が[サブセットのラウンド ロビン]に設定されている ことを確認します。 4. 各デバイスへのパスのリストをチェックし、[アクティブ]に設定されていることを確認します。 すべてのパスがアクティブと表示されても、すべての接続で I/O 操作がアクティブになるわけで はありません。I/O が送られるのは、デバイスまたはストレージ リソースを持っている SP のパ スのみです。 5. [OK]をクリックして[プロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。 6.[OK]をクリックして Microsoft iSCSI イニシエータを終了します。

MPIO がロード バランシングに使用するパスを確認する

このセクションは、PowerPath によるマルチパス構成には適用されません。

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続する Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 イニシエーターの構成(マ ルチパス構成)

(26)

手順 1. MPIO アプリケーションを起動します。 2. [MPIO のプロパティ]ダイアログ ボックスの[構成のスナップショット]タブをクリックします。 3. [スナップショット]で、出力のパスとファイル名を指定します。 4. [キャプチャ時にファイルを開く]を選択して、[キャプチャ]をクリックします。 出力がテキスト エディターに表示されます。それぞれのデバイスまたはストレージ リソースの使 用可能なパスがリストされます。次の点に注意してください。 l [アクティブ/最適化]状態のパスがストレージ リソースの I/O バランスに使用されます。 l [アクティブ/最適化されてない]状態のパスは、フェイルオーバーにのみ使用されます。

次のステップ

Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットアップ(27 ページ)に進み ます。

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスに接続するための Windows 7 イニシエーターの構

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスでホスト イニシエーターに対してオプションのイニシエータ ー CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)が構成されている場合は、スト レージ システムのイニシエーター用に指定されたシークレット(パスワード)が必要となります。 ストレージ システムに接続するように Windows 7 を構成するには、次の手順を実行します。 手順 1. ホストで、Microsoft iSCSI イニシエータを起動します。 iSCSI イニシエーターを起動するための 1 つの方法は、コントロール パネルで[すべてのコント ロール パネル項目] > [管理ツール] > [iSCSI イニシエーター]を選択することです。 2. iSCSI サービスを開始するかどうか質問されたら、[はい]をクリックします。 3. [ターゲット]タブにストレージ システムの iSCSI インターフェイスの IP アドレスを入力し、[ク イック接続]をクリックします。 4. [クイック接続]ウィンドウの[検出されたターゲット]で、ストレージ システムの iSCSI インタ ーフェイスを選択し、[接続]をクリックします。 ホストのターゲット(ストレージ システムの iSCSI インターフェイス)上のストレージ システムの iSCSI LUN が Windows 7 に追加されます。

5. [完了]をクリックします。

ストレージ システムの iSCSI インターフェイスへの接続が、[ターゲット]タブに[接続済み] と表示されます。

6.[ボリュームとデバイス]タブをクリックし、[自動構成]をクリックします。 LUN がホストに接続されます。

(27)

Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットア

ップ

iSCSI LUN または FC LUN を使用するように Windows ホストをセットアップする場合は、次のタ スクを実行します。

1.LUN を MPIO デバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012)(27 ページ)

2.LUN のオフセットを 64 KB に設定する(27 ページ) 3.LUN のボリュームの構成(28 ページ)

LUN を MPIO デバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2 および Windows

Server 2012)

Windows Server 2008 で MPIO(マルチパス I/O)を使用する場合は、以下の手順に従って、 LUN を MPIO デバイスとして登録し、iSCSI デバイスまたは FC デバイスを検出するよう MPIO を セットアップする必要があります。 手順 1. ホストで、次のように MPIO 管理ツールを起動します。 [スタート] > [管理ツール]を選択して[MPIO]を選択するか、[スタート] > [ファイ ル名を指定して実行]を選択して[mpiocpl.exe]と入力します。 2. MPIO コントロール パネルを開き、[マルチパスの検出]タブをクリックします。 3. [iSCSI デバイス向けのサポートの追加]チェックボックスを選択し、[追加]をクリックしま す。 4. コンピュータの再起動を要求するメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。 コンピューターの再起動時に、[MPIO デバイス]タブに追加ハードウェア ID 「MSFT2005iSCSIBusType_0x9」が表示されます。このハードウェア識別子が表示され た場合は、Microsoft DSM によってすべての iSCSI バス接続デバイスが要求されます。 5. メッセージが表示されたら、ホストを再起動します。

LUN のオフセットを 64 KB に設定する

このタスクは、Hyper-V を Windows Server 2003 で実行しているシステム、または Windows Server 2003 から Windows Server 2008 以降にアップグレードしたシステムにのみ必要です。 イニシエーターがターゲットにログインしたら、イニシエーターからアクセスできるターゲットの各 LUN が Windows ディスク管理ツールに不明なディスクとして表示されます。 ホスト上の LUN のオフセットを設定するには、次の手順を実行します。 手順 1. [Run] > [diskpart]を選択します。 2. ディスクを選択します。 select disk n

(28)

ここで、n はディスク番号です。

ディスク番号がわからない場合は、次のように入力します。 list disk

3. 選択したディスクに、64 KB のオフセットでプライマリ パーティションを作成します。 create part pri align=64

LUN のボリュームの構成

以下の構成手順では、LUN の初期化、パーティションの作成、パーティション上のボリュームのフォ ーマット、パーティションのドライブ レターへのマウントを行います。 手順 1. ホストの Microsoft ディスク管理ツールで、LUN を選択します。 2. ディスクを初期化するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします が、ダイナミック ディスクにはしないでください。iSCSI インターフェイスではダイナミック ディスク はサポートされていません。 ある特定の LUN について、そのドライブ レター、ディスク番号、LUN 番号は何にも依存しま せん。

3. クイック フォーマット操作(Windows Server 2003 または Windows Server 2008)を使 用するか、新しいシンプル ボリューム ウィザードを使用して(Windows 7)、以下のプロパティ を指定してディスク上にボリュームを作成します。 l NTFS ファイル システム l 64K の割り当てユニット サイズ 㽷 一度に複数の LUN をフォーマットしないでください。そうすると、一部のボリュームが書き込み 保護され、フォーマットできなくなる可能性があります。 ボリューム ラベルは変更できます。LUN のディスク番号はシステムの再起動後、またはターゲ ットにログインしてログアウトした後に変更される場合があるため、必ずデフォルトのラベル (「新しいボリューム」)を説明的なラベルに変更してください。 4. 使用可能なドライブ レターをディスクに割り当てます。 5. ディスク管理ツールを閉じます。

Mac OS ホスト:iSCSI LUN 向けのセットアップ

Mac OS を iSCSI LUN 向けにセットアップする場合は、次のタスクを実行する必要があります。 1.Mac OS ホスト上での ATTO Xtend SAN iSCSI イニシエータのインスールと構成(29 ペー

ジ)

表 2 Microsoft iSCSI イニシエーターに関する問題 (続き)
図 2 高可用性 iSCSI ネットワークのサンプル

参照

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