n cluster_disk3(オプション)
次の図に、これらのコンポーネントのネットワーク構成を示します。
図 3 ネットワークの構成
5. プライマリ ノードでクラスタを構成する。(92ページ)
各クラスタ ノードで iSCSI イニシエーターに MPIO を構成する。
クラスタの各ノード(exhost1およびexhost2)で以下を行います。
手順
1. Microsoft iSCSIイニシエーターで、[探索] > [ポータルの探索]を選択し、ターゲット ポ ータルのIPアドレスまたはDNS名を追加します。
2. [ポータルの探索] > [詳細設定]を選択し、[詳細設定]ダイアログ ボックスで、プライ マリとセカンダリの両方のローカル アダプタに以下を設定します。
l [ローカル アダプタ]に[Microsoft iSCSIイニシエーター]
l [イニシエータIP]に、ローカル アダプタ インタフェースのIPアドレス(プライマリ ローカル アダプタの場合はサブネット11.222.123.xxx、セカンダリ ローカル アダプタの場合は 11.222.224.xxx)
ホストは次のポータルでターゲットを検索します。
アドレス ポート アダプタ IP アドレス 11.222.123.156 3260 Microsoft iSCSIイニシエータ 11.222.123.xxx 11.222.224.231 3260 Microsoft iSCSIイニシエータ 11.222.224.xxx
3. [ターゲット] > [ログオン] > [接続]を選択し、[ターゲットへの接続]ダイアログ ボック スで以下を選択します。
l [この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する]
l [複数パスを有効にする](Windows MPIO機能が先にインストールされることを確認)
4. [ターゲットへの接続] > [詳細設定]を選択し、[詳細設定]ダイアログ ボックスで以下 を設定します。
l [ローカル アダプタ]に[Microsoft iSCSIイニシエーター]
l [イニシエータIP]に、サブネット11.222.123.xxx上のローカル アダプタ インタフェースの IPアドレス
l [ターゲット ポータルIP]に、[11.222.123.156 / 3260]
5. セカンダリ セッションをMPIOに対する既存の接続に追加します。
a.[ターゲット] > [ターゲットへの接続] > [詳細設定]を選択します。
b.[詳細設定]ダイアログ ボックスで、以下を設定します。
l [ローカル アダプタ]に[Microsoft iSCSIイニシエーター]
l [イニシエータIP]に、サブネット11.222.124.xxx上のローカル アダプタ インタフェース のIPアドレス
l [ターゲット ポータルIP]に、[11.222.224.231 / 3260]
各クラスタ ノードでの MPIO の有効化
クラスタの各ノード(exhost1およびexhost2)で以下を行います。
手順
1. [スタート]をクリックし、[MPIO]と入力してコントロール パネル アプレットを起動します。
2. [マルチパスの検出]タブをクリックし、[iSCSIデバイスのサポートを追加する]を選択して、
[追加]をクリックします。
3. メッセージが表示されたらノードを再起動します。
各クラスター ノードでの MPIO 設定の確認
クラスタの各ノード(exhost1およびexhost2)で以下を行います。
手順
1. ノードの再起動が終了した後、[MPIOのプロパティ] > [MPIOデバイス]に移動し、ス トレージ システムのデバイスのMPIOハードウェアID(MSInitiator)が追加されていること を確認します。
㽷
デバイス ハードウェアID [MSFT2005iSCSIBusType_0x9]はすべてのiSCSIデバイ スのサポートを追加します。
2. Microsoft iSCSIイニシエータでMPIOの設定を確認します。
a.[ターゲット]タブで、ストレージ システム ターゲットを選択して[プロパティ]をクリックしま す。
b.[セッション]タブで、セッションのIDを選択して[デバイス]をクリックします。
c.[デバイス]タブで、ストレージ デバイス(cluster_disk1、cluster_disk2、
cluster_disk3)ごとに以下を行います。
l デバイスを選択して[MPIO]をクリックします。
l [MPIO]タブで1番目の接続を選択し、[接続]をクリックして、以下を確認しま す。
ソース ポータル ターゲット ポータル 11.222.123.123/xxxx 11.222.123.156/3260
l [MPIO]タブで2番目の接続を選択し、[接続]をクリックして、以下を確認しま す。
ソース ポータル ターゲット ポータル
11.222.123.224/yyyy 11.222.224.231/3260
ストレージ デバイスをクラスターのプライマリ ノードに提示する
クラスタのプライマリ ノード(exhost1)で、各ストレージ デバイス(cluster_disk1、
cluster_disk2、cluster_disk3)をフォーマットし、各パーティションにそれぞれの文字を割り当てま す。この例では、cluster_disk1_定数にはE、cluster_disk2にはF、cluster_disk3にはGを割 り当てます。
各クラスター ノードでのMPIO設定の確認 91
プライマリ ノードでクラスタを構成する。
以下の手順はクラスタに対するMicrosoftのベスト プラクティスに従ったものです。
プライマリ ノード(exhost1)の[フェイルオーバー クラスター マネージャ]で以下を行います。
手順
1. [クラスターの作成...] > [優先されるドメインに参加しているコンピューター(ノード)を選 択サーバー リストに追加する]を選択し、クラスタ管理用のアクセス ポイントを作成して、固 定クラスタIPを選択します。
例:
l [ドメイン]:app.com
l [ノード1]:exhost1.app.com
l [ノード2]:exhost2.app.com
l [クラスター名]:ex_cluster1.app.com
l [ネットワーク]:11.222.224.0/xxとアドレス11.222.224.yyy 2. ネットワークの設定を構成します。
a.クラスタ(ex_cluster1)を選択します。
b.[ネットワーク] > [クラスター ネットワーク #] > [プロパティ] > [管理ネットワー
ク] > [11.222.224.x](クラスタ ネットワーク3)を選択し、次のデフォルト設定を指
定します。
l [[このネットワークでのクラスター ネットワーク通信を許可する]]
l [[クライアントにこのネットワーク経由の接続を許可する]]
c.[ネットワーク] > [クラスター ネットワーク #] > [プロパティ] > [データ ネットワーク
(iscsi)] > [11.222.123.x](クラスタ ネットワーク1)を選択し、次のデフォルト設定 を指定します。
l [[このネットワークでのクラスター ネットワーク通信を許可しない]]
d.[ネットワーク] > [クラスター ネットワーク #] > [プロパティ] > [データ ネットワーク
(iscsi)] > [11.222.224.x](クラスタ ネットワーク2)を選択し、次のデフォルト設定 を指定します。
l [[このネットワークでのクラスター ネットワーク通信を許可しない]]
3. 依存関係を確認します。
a.クラスタ(ex_cluster1)を選択します。
b.[クラスター コア リソース]をクリックして、以下を確認します。
l クラスタの[Name:ex_cluster1のプロパティ]ダイアログ ボックスで、依存関係が
[IPアドレス(11.22.224.x)とcluster_disk1]であることを確認します。
l クラスタの[IP アドレス: 11.222.224.x のプロパティ]ダイアログ ボックスで、依存関 係が[cluster_disk1]であることを確認します。
㽷
クラスタ ディスク監視は常に定数ディスク[cluster_disk1](デフォルトの設定)です が、これは変更できます。
プライマリ ノードでクラスタを構成する。 93