Windowsホストは、SANを介してアクセスできるFC LUNに直接接続します。Windowsホスト
をFC LUNに接続するには、次の手順を実行します。
l FC LUNに接続するためのWindows Server 2003ホストの構成(60ページ)
l Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows 8ホストを 構成し、 FC LUNに接続する(61ページ)
FC LUN に接続するための Windows Server 2003 ホストの構成
FCストレージをWindows Server 2003ホストに追加するには、次の手順を実行します。
手順
1. [LUNの管理] > [サーバー接続の管理]の順に選択します。
2. [追加]をクリックします。
3. [サーバーの追加]ウィンドウで、ストレージ システムを追加して、オプションで説明を入力しま す。
4. [OK]をクリックします。[サーバー接続の管理]ウィンドウにストレージ システムが表示され ます。検出されたすべてのポートが[ファイバー チャネル ポート]タブに表示されます。
5. オプションで追加のFCポートを手動で追加するには、次の手順を実行します。
a.[ファイバー チャネル ポート]タブを選択します。
b.[追加]をクリックします。
c. FCポートのWWNを指定します。
d.[OK]をクリックします。
6. LUNにアクセスするためのFCポートを有効にします。
a.サーバー リストからストレージ システムを選択します。
b.[ファイバー チャネル ポート]タブを選択します。有効にするFCポートを選択します。
㽷
ストレージ システムがマルチパスとして構成されていない場合は、複数のFCポートを有 効にすると、データが破損する可能性があります。
c.[OK]をクリックします。
次のステップ
Windowsホスト:iSCSIまたはFCのLUNを使用するためのセットアップ(27ページ)に進みま す。
Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows 8 ホストを 構成し、 FC LUN に接続する
FCストレージをWindows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows 8ホストに追加するには、次の手順を実行します。
手順
1. Storage Manager for SANを開きます。[サーバー接続の管理]をクリックします。
2. [追加]をクリックします。
3. [サーバーの追加]ウィンドウで、ストレージ システムを追加して、オプションで説明を入力しま す。
4. [OK]をクリックします。[サーバー接続の管理]ウィンドウにストレージ システムが表示され ます。検出されたすべてのポートが[ファイバー チャネル ポート]タブに表示されます。オプシ ョンで追加のFCポートを手動で追加するには、次の手順を実行します。
a.[ファイバー チャネル ポート]タブを選択します。
b.[追加]をクリックします。
c. FCポートのWWNを指定します。
Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows 8ホストを構成し、 FC LUNに接続する 61
d.[OK]をクリックします。
5. LUNにアクセスするためのFCポートを有効にします。
a.サーバー リストからストレージ システムを選択します。
6.[ファイバー チャネル ポート]タブを選択します。有効にするFCポートを選択します。ストレ ージ システムがマルチパスとして構成されていない場合は、複数のFCポートを有効にする と、データが破損する可能性があります。[OK]をクリックします。
次のステップ
Windowsホスト:iSCSIまたはFCのLUNを使用するためのセットアップ(27ページ)に進みま す。
Windows ホスト:iSCSI または FC の LUN を使用するためのセットア ップ
iSCSI LUNまたはFC LUNを使用するようにWindowsホストをセットアップする場合は、次のタ
スクを実行します。
1.LUNをMPIOデバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2012)(27ページ)
2.LUNのオフセットを64 KBに設定する(27ページ)
3.LUNのボリュームの構成(28ページ)
LUN を MPIO デバイスとして登録する(Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012)
Windows Server 2008でMPIO(マルチパスI/O)を使用する場合は、以下の手順に従って、
LUNをMPIOデバイスとして登録し、iSCSIデバイスまたはFCデバイスを検出するようMPIOを セットアップする必要があります。
手順
1. ホストで、次のようにMPIO管理ツールを起動します。
[スタート] > [管理ツール]を選択して[MPIO]を選択するか、[スタート] > [ファイ ル名を指定して実行]を選択して[mpiocpl.exe]と入力します。
2. MPIOコントロール パネルを開き、[マルチパスの検出]タブをクリックします。
3. [iSCSIデバイス向けのサポートの追加]チェックボックスを選択し、[追加]をクリックしま す。
4. コンピュータの再起動を要求するメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
コンピューターの再起動時に、[MPIOデバイス]タブに追加ハードウェア ID
「MSFT2005iSCSIBusType_0x9」が表示されます。このハードウェア識別子が表示され た場合は、Microsoft DSMによってすべてのiSCSIバス接続デバイスが要求されます。
5. メッセージが表示されたら、ホストを再起動します。
LUN のオフセットを 64 KB に設定する
㽷
このタスクは、Hyper-VをWindows Server 2003で実行しているシステム、またはWindows Server 2003からWindows Server 2008以降にアップグレードしたシステムにのみ必要です。
イニシエーターがターゲットにログインしたら、イニシエーターからアクセスできるターゲットの各LUNが
Windowsディスク管理ツールに不明なディスクとして表示されます。
ホスト上のLUNのオフセットを設定するには、次の手順を実行します。
手順
1. [Run] > [diskpart]を選択します。
2. ディスクを選択します。
select disk n
ここで、nはディスク番号です。
ディスク番号がわからない場合は、次のように入力します。
list disk
3. 選択したディスクに、64 KBのオフセットでプライマリ パーティションを作成します。
create part pri align=64
LUN のボリュームの構成
以下の構成手順では、LUNの初期化、パーティションの作成、パーティション上のボリュームのフォ ーマット、パーティションのドライブ レターへのマウントを行います。
手順
1. ホストのMicrosoftディスク管理ツールで、LUNを選択します。
2. ディスクを初期化するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします が、ダイナミック ディスクにはしないでください。iSCSIインターフェイスではダイナミック ディスク はサポートされていません。
ある特定のLUNについて、そのドライブ レター、ディスク番号、LUN番号は何にも依存しま せん。
3. クイック フォーマット操作(Windows Server 2003またはWindows Server 2008)を使 用するか、新しいシンプル ボリューム ウィザードを使用して(Windows 7)、以下のプロパティ を指定してディスク上にボリュームを作成します。
l NTFSファイル システム
l 64Kの割り当てユニット サイズ
LUNのオフセットを64 KBに設定する 63
㽷
一度に複数のLUNをフォーマットしないでください。そうすると、一部のボリュームが書き込み 保護され、フォーマットできなくなる可能性があります。
ボリューム ラベルは変更できます。LUNのディスク番号はシステムの再起動後、またはターゲ ットにログインしてログアウトした後に変更される場合があるため、必ずデフォルトのラベル
(「新しいボリューム」)を説明的なラベルに変更してください。
4. 使用可能なドライブ レターをディスクに割り当てます。
5. ディスク管理ツールを閉じます。