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<巻頭言>看護学研究の活性化 利用統計を見る

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Yamanashi Nursing Journal Vol.4 No.1 (2005)

山梨大学看護学会誌が刊行されて4年目になりま す。2002 年の 1 巻 1 号から 3 巻 2 号まで 6 編の学会 誌を見てみると,総説7編,原著論文9編,実践報 告 11 編,資料 16 編,活動報告 10 編となっていま す。2巻1,2号には原著論文はなく,看護学科教官 が第一著者の原著論文は全体でわずかに 1 編です。 山梨大学看護学会誌を今後充実させ,発展させて いくためには誰が何をせねばならないかは,この 結果を見れば明らかと思います。 看護学研究を発展させるためには,まず自らが 目指していく専門性を明らかにし,その中で様々 な研究方法を駆使して,精度を高め,研究を深めて いく態度が大切です。研究の幅を広げていくため には,まず専門分野の研究を深めていくことが必 要条件となるからです。看護学の研究分野は,教育 学,心理学,保健学,医学,薬学,栄養学など様々 な分野とオーバーラップしており,広くとらえれ ば,これら関連分野をも包含した学問ともいえま す。研究の質は当然それら関連分野の研究レベル に匹敵するものでなければなりません。看護学を 狭い視野でとらえ,看護学の独自性に固執しすぎ ることは,その発展に大きな障碍となると考えま す。若い研究者には他の研究分野に飛び込んで行 き,その考え方,研究技術を吸収し,看護研究に応 用する積極性が必要です。欧米の論文を散見すれ ば,看護研究は狭い看護の枠を越えており,医学 的・薬理学的研究分野などにおいても質の高い研 究を報告しています。 研究とは,よく調べ考えて真理をきわめること 看護学科長 大山 建司

看護学研究の活性化

巻頭言

である(広辞苑)。一面的な見方では真理を追及す るのはなかなか困難です。看護学科では,本年5月 に有志が集まって「山梨の生活と健康の指針に関 する研究会」を発足させ,領域を越えた研究を始め ようとしています。第一段階としては,このような 研究会の中で専門性を深めていくことも看護研究 の活性化につながると考えています。今後,学会誌 の発展のために,質の高い原著論文が増加するこ とを期待しています。

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