繊維補強道床コンクリートを用いた弾直軌道の性能試験
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(2) IV‑454. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月) 100. 62.5kN の約 1.5 倍である。本試験は輪重を載荷し. 80 載荷荷重(kN). と始制動荷重 150kN×0.25=37.5kN を合計した ていないため実際には更に余裕があり、始制動荷 重を除けば、約 4 倍の抵抗力があると考えられる。 また、試験終了後の目視試験の結果、VFRCや. 標準緊締(レール). 60. 過緊締(まくらぎ). 40. まくらぎにひび割れや大きな変形の発生は認めら. 20. れなかった。. 0. 3. 疲労試験. 0. 5. 10 15 20 載荷方向変位(mm). VFRCのS-N曲線を得るために、表 1 に示. 25. 30. 図 4.載荷荷重と変位の関係(レール長手方向). すような 2 種類の配合による部分試験体(図 5) を作製し、8 種類の荷重レベルで疲労試験を行っ. 990. た。なお、載荷方向はジャッキシステムの関係か. 824. 162. ら鉛直方向が望ましく、さらに荷重の偏心を発生. 260. させないために、モデル 2 組を背中合わせにした. 498. 形状のものを試験体とした。試験結果は、表 1 お. 328. 750. よび図 6 に示すとおりで、破壊に至った荷重デー. 262. タ P(②、⑤、⑥)を使用し、近似式を算出した ところ図 6 中の式が得られた。なお、式中の Pmax. 図 5.部分試験体. は静的な最大荷重平均である。破壊に至らなかっ. 表 1. 疲労試験結果. たデータについても近似線近傍に位置しており、. 静的 最大荷 最大 重平均 使用試 配合 荷重 Pmax 験体 (kN) (kN). 破壊に到達する直前であったように見受けられる が、試験時の観察からは、ひび割れの進展は見ら れなかった。また、図 7 は載荷回数と変位の関係. A-No.2 A 187.5. を示したもので、破壊に至る場合は直前に急激な. A-No.3 176.4. 変位の増加が認められる。よって、破壊までには、 まだ余裕があると考えられ、図 6 中の近似線も荷. B-No.2 B-No.3. B 165.2. B-No.4. 重レベルの低い範囲では曲線を描いている可能性. 1.0. 一方、つくばエクスプレスの設計年間通過トン 数は 2,700 万トン、設計耐用年数は 45 年、設計最 大レール横圧力は前述したように 27kN を想定し ており、急曲線における繰返し荷重(P)/最大荷重 平均(Pmax)は 0.153 となる。この値を図 6 中の式. 0.8. 破壊 非破壊. ⑤. 0.7. ②. 0.6 ⑥. 0.5. ⑧. 0.4 ⑦. 0.3. FEM解析(MARC)によるひび割れ発生レベル. 0.2 0.1. ③. ①. 0.0 1.0E+10. 1.0E+09. 1.0E+08. 1.0E+07. 1.0E+06. 1.0E+05. 1.0E+04. 1.0E+03. 1.0E+02. る。これを耐用年数に換算すれば、7 億 2,000 万. 1.0E+01. に当てはめると載荷回数Nは 7 億 2,000 万回とな. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧. 繰返し 荷重 載荷回数 P/Pmax 終了状態 P (N) (kN) 18.9 0.11 3,000,000 非破壊 94.2 0.53 92,818 破壊 56.5 0.32 6,200,000 非破壊 140.8 0.80 530 破壊 116.2 0.66 3,695 破壊 106.9 0.61 9,568 破壊 64.1 0.36 3,000,000 非破壊 73.6 0.42 700,000 非破壊. P/Pmax = -0.0414ln(n)+0.9977 ④. 0.9. 1.0E+00. 繰返し荷重(P)/最大荷重平均(Pmax). がある。. 試験 順序. 載荷回数(N). 回×15 トン/2,700 万トン/年=400 年となり、設計耐. 図 6.載荷回数と荷重の関係. 用年数 45 年を十分満足する。. 5.0. ⑤. 4. まとめ 4.0 変位 (mm). ビニロン繊維補強道床コンクリートを使用した 弾直軌道を新設線に適用するのは、強度および耐 久性の観点から問題ない。なお、今回の試験はポ. ⑥. 3.0. ④. 2.0 1.0. 結果であるが、疲労による本構造の耐用年数は繊. 0.0. ⑧. 載荷回数(N). 図 7.載荷回数と変位の関係 ‑908‑. 1.0E+06. 1.0E+05. 1.0E+04. 1.0E+03. 更に経済的な構造とすることは可能である。. 1.0E+02. 条件によっては混入率を減ずるなどの検討を行い、. 1.0E+01. 1.0E+00. 維混入率に大きく依存するため、施工条件や設計. ⑦ ③①. 1.0E+07. ンプ圧送を前提に繊維混入率を 2%とした場合の. ②.
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