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薄 板 お よび薄 肉管 の 成形 限界 に及 ぼす 表 面損 傷 の影 響 に関す る研 究
廣 井徹麿
平 成9年3月
東 京 都 立 大 学
薄板および薄肉管の成形限界に及ぼす表面損傷の影響に関する研究
第1ド;1
!.L
ユ.2
34門D
11⊥1
目 次
ペ ー/
糸翫;而 一 一 一 一 一 一一一 一 一 一 一 一 … 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一1 緒 、i
成 形 限 界 に 検 ほ"す 材 料 ・因 」気・り 影 響 に 関 す ろ 二 れ ま で の 朗!能
⊥,2ユFLDに 関 す る こ れ ま で のEな 理 論 的/l/il究
1.2.2FLDに 及 ぼ す 材 料 特 性f直 σ)影 響 に 関 す る こ れ ま で の 研 究 ユ つ3Tile断 規 準1こ 関 す る こ れ ま で の 研!究
L2.4表 面 損 傷 σ)あ る 材 料 の 変 形 に 関 す ろ こ れ ま で0)/肝 究 イ裏酬 づ ピσ)目lrジ
イ翼研:究 の 構 成 紘 舌甲
参 考 斐献
∫君2ゼ;至
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
薄 板(ノ)単 輯1引 張 り 成 形 限 界 に 及 ぼ す き ず 深 さ と1'料 特 性f凶:o)影 響 一 一!9 緒 、;畠
'=起}験方1去 2.2.lfj髪 言上k右イ9 2.2.2i}エt馬 灸 ハ'
2.2.3き ず の 種 類 と 形 状 実 馬灸糸占 果 及 び 考 察
2.3.1き ず 深 さ の 影 響
(D荷 れ 一 伸 び 線 図 に 及 ぼ す き ず 深 さ の 影 響 (2)引 張 強 さ に 及 ぼ す き ず 深 さ の 影 響
〜3)破 断 伸 び に 及 ぼ す き ず 深 さ の 影 響 2.3.21111頁 σ)影 響二
2.3.3rf[直(ノ)景 多響 ξ ス ラ ブ 法 に よ る 数 値1汁 算 2.4.1計 算 モ デ ル お よ び 仮 定 計 算 結 果 及 び 考 察
2.5.1き ず 深 さ の 影 響
(1)荷1巨 一 伸 び 線 図 に 及 ぼ す き ず 深 さ の 影 響
2.5.2
2.5.3
296縞}.
零 く考 『文:1掃こ
(2)fl皮i寺三斤/申び ヱこ κdま}よ き 対」淳嵜∈さC)雪}う準響 nl直 の 影 響
r/直 の 影 響
ノ ヘノ ロ
第3 ,宝
3.1
3.2
3.3
3U4
3.5
3.6
薄:{遅 σ)単 一ll1由弓 卜}長りbU「 刻軽蔓i県 に/女 ほ'す き ず(ノ)希重 鷺 〔の 景三響 一 一 一 一 一 一 一36 緒 、,
実 験!ノ 法 3.2.1,武 験 ドビ 3.2.2き ず の 種 類
実 験 結 果 及 び 考 察
3∴3.ユ 荷 ㍉一巨 一flllび 糸泉 「<1に 尺ぐほ"肩 『きvず(フ)干重 實lo)景 ゲ摯斗i 3.3.J弓i引 乏・担1さ1こ 弄女1ま"一す一き 司≦1'袋さ し})景三響夢
:」.3.3α31こ ノくこ1ま"}す き てゲ(ノ)杓ll逢ぎ{し})景ラ撃筆
3.3.4破 断 伸 び と き ず 深 さ と の 関 係 に 及 ぼ す き ず の 種 類0)影 響 3.3.51基 芝撃みき}弓工鋳竃さ α,,ζこ1女(ま て翁 き 対工(ノ)手[.巨歪{亘(フ)景ラ琴弾
き ト4≦圧(o)/J目ll伊 夏fヒ σ)景三響iに 二!つし・'T(ノ)姿気fi【'1:;{‑1津1 3.4.!モ 丁 ノし
:3.4.2き ず 底iの ノ川Lf痩'fヒ0)」 尊 ノ\
ui一写㍗二糸占1
3.5.1荷 重 一f申 び 線 図 に 及 ぼ す き ず 底 の 加 一1一二硬 化 の 影 響
3.5.2破 断 伸 び と き ず 深 さ と の 関 係 に 及 ぼ す き ず 底 の 加L硬 化 の 影 響 結̀i'
る雰'考'文 南/l
侃甲12
4●●コトノ解44
4.3
4.4一
薄 板 の 単 軸 引 張 り1」気 形 限 界 に 及 ぼ す き ず 方 位 の 影 響 一 一 一 一 一 一 一一一53 緒 、f
'
.起唐i覧ノゾ{1;
4.2.!/μ ξ1;上kl;す
'!avLi
4.3.1荷 重 一 伸 び 線 図 に 及 ぼ す き ず 方 位 の 影 響 4.3.2破 断 伸 び に 及 ぼ す き ず 方 位 の 影 響
4.3.3限 界 き ず 深 さ α.に 及 ぼ す き ず 方 位 の 影 響 考 察
ψ.一.の 理 論 的 」㌻測
(1)実 際 の 破 断 ノ∫位 を 用 い る 場 含 (2)理 論 に よ る 破 断 方 位 を 用 い ろ 場 合
(a)モ ー ノLの ひ ず み 円 に よ うfri"一'JI1 (b)拡 散 く び れ 形 状 を ・5慮 す ろ 場 一.¥
4.で も α.>00)f直 を 示 す 理Illに つ い て (!)表 面 粗 さ と の/t較
(2)ひ ず み 勾 配 の 影 響 に つ い て
拡 散 く び れ 発 生 時1ま で に き ず 部 破 断 す る 場 含
4.4.ユ
4.4。2
4ドL3
4.5糸 占ii
参 考.:之献
す 表 面 き ず の 影'響 一 一 一77 c一十 ろ ∫渉こ斤多1証乏撃沖ζこ 〜・吏ζま
薄 板(わ組 含せ 応 力 マに お
古h リロヘーr︑.ン,ノノ̀ヘヱぽ駈起レし伏
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}長出 し 試 験 式験
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5.3.ユ 各 試 験 に お け る 成 形 限1:昂に 皮 ぼ す き ず 深 さ の 影 響 (1)O材 の ナ易.¥
(2)H材 の 」『易 合 5.3.2限 界 き ず 深 さ α.
5.3.3FLDに 尺ぐぼ す 表 面 き ず(ノ)影 響 数 値 計 算
訓 算 楽占 果
5.5.ユ 実 験 糸占 果 と0)封 二i校 5.5.2材 料 特{1生/直(ノ)影響
4FO
●955
」㌻測
O材0)場 喬 H材 の 場 合 1).6
り.7 参 考 気 献
α 凶 ノ)
5.6.ユ
5。6.2
結11
薄 勾管 び) 緒,、
ベ ル ジ成 形 側 県に 境1ま■す 表 面 きず の 影響
了 ノし ミ ー ウ ム 管 の/と 歩含 r;.".1供 試 材
f羊ぎ6・:;宝 1/)4
‑̀2]
6.
6.
ノ!㍉!//ノr
一■一醒ノロナ 少︑ホ父
ノメりみ
ロニげピ い 丑・す.・︑パ
一.︑!フヅrしメ,一‑一ー・∵て﹁9曇昌ーロ ドドノヰ ﹂済ノノ淑・一へしく 簿・﹁.‑ドむうノラコ起12ノ.ー︑ー.
ウム2賦
6.2.3 6.2.4 6.2.5 62.6
偏 肉 に つ い て
さ ずU)種 類,き ず(ノ)位 置.き ず しハ 長 さ 単 軸 弓 張 り 変li二多の 結 果
平 面 ひ ず み 変 形 の 結 果
q)P〜 δ 線 図 に!女 ぼ す き ず 深 さ の 影 響 (2)成 形 限 界 に 皮1まこす 表 面 き ず しり 影 姿響
(a)外flll」弓 っ か き き ず(わ 」易/一 (b)外 側 娩i鈍 き ず0)場 合 (c)内fLllP尭f屯 き'1G)」 易1径
﹁̀ま
.̀̀.弩・
....
(d)き ず 長 さ(7)影 響;
6.2.7'一(!̀11ひ ず み 変 形 に お け る 考.察 (1)造 管 プ ロ セ ス の 影 響
(2)表1頂 粗 さ と き ず 深 さ と(ハ 比 較 6.2.8委 気fl直iilノ騎妻:
(ユ)P〜 δ 線 図 に 皮 ぼ す き ず 深 さ の 影 響 (2)成 形 限 界 に 及 ぼ す き ず の 種 類 の 影 響 6.2.9ア ル ミ ー ウ ム 管 に つ い て の ま と め
鋼 管 の 場 合 (一〜.3.!f!1ξi款《こイ;一ゴー
6.3.2単 軸'ル}j」乏り 変 形 6.3,3鋼 管 の ベ ル ジ 成 形 6.3.4鋼 管 に つ い て の ま と め 純 銅 管o)場i/†
6.4。1fナ 七壽∫丸不イ'
6.4.2純 銅 管 の バ ル ジ 成 形 6.4.3純 銅 管 に つ い て の ま と め
3
6 .
46 9
6.5糸 占 肖 参 考'文1獣
f塵畢
︹ー
↑}ノ"瀦
'.̀
7̲1●
7.2
結 論.
緒 、;̀
侭研 究 の 成 果 7.2.1
7.2.2
1
7.2.4 1).) 7.2.6
きず 深 さの影 響 につ いて 材 料特 性 値 の影 響 につ い て
きず の種 類 の影 響 につ い て
Eひ ず み 方向 に 対す る きず 方 位の 影 響 につ い て ひず み 状 態 の 影 響 につ い て
板の場 合 と管 の場 含との比 較 につ いて
て
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レしトゐ虫ヒ[ナ 展4ロ
セL乙ノ一!月ズH
︑)っレ
へたシ父'仁
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●7ー O
ワー O7
130
卜﹁へ/文
姥,ノ
・∬・参
謝r一 …137
記 号 一覧(掲 出 順)
t。:初 期 公 称 肉 厚,板 厚 t:薄 い 部 分 の 肉 厚,板 厚 h:き ず 深 さ
α:き ず 深 さ(・h/t。)
α ・:引 張 強 さ に 影 響 を 及 ぼ さ な い 限 界 き ず 深 さ α
α 。:破 断 伸 び(GL50)に 影 響 を 及 ぼ さ な い 限 界 き ず 深 さ α :成 形 限 界(GL2)に 影 響 を 及 ぼ さ な い 限 界 き ず 深 さ α
β:ひ ず み 比c,/と 、
f不 均 ・係 数t/t、, φ き ず の 先 端 角 度 ρ き ず の 先 端 曲 率 半 径
1、,:き ず の 幅
θ:圧 延 方 向 に 対 す る 試 験 片 採 ∫便方 向 σB二 引 張 強 さ
σ 壬7二 公 称 の 平 面 ひ ず み 引 張 強 さ
P:荷 重
e標 点 間 伸 び
esき ず 部 破 断 時 の 破 断 伸 び 〔公 称 ひ ず み) ef。:平 滑 試 験 片 の 破 断 イ1}!び(公 称 ひ ず み) HV:ビ ッ カ ー ス 硬 さ
Ψ,。:実 際 の 破 断 方 位
Ψ 。,:feを 変 形 前 に 戻 し た 初 期 き ず 方 位 Ψf*二 局 部 く び れ 条 件 時 の 破 断 方 位
Ψ 。*:Ψf*を 変 形 前 に 戻 し た 初 期 き ず 方 位 Ψf♂:拡 散 く び れ 形 状 を 考 慮 し た 破 断 方 位 Ψ 、,1㌦ Ψ バ を 変 形 前 に 戻 し た 初 期 き ず 方 位
P:内 圧
δ:張 り 出 し 量
第障 編
1.1緒,1
自 動 中二の 燃 費 向Lを 目 指 す 軽 邑 化 対 策 を は じ め と し て 。 機 械 器EI製 品 のli蝦 餌 ヒ は,コ ス ト削 減 あ る い は 省'資 源,省'エ ネ ル ギ … の 徳孟点 か ら も 望 虫 し い 。 そ こ で, 軽 量 化 の た め に 各 種 部 品 や 構 造 部 材'の 薄 肉 化 が 図V・ れ つ つ あ る.そ の 場 合,板 材 あ る い は 管 材 を 用 い て 所 望 の 形 状 を 造 り 出 す 塑 ↑'肋ILLは 有 効 な ゴr段と な る.
従 来,板 材 や 管 材 た どrノ)金属 薄 肉 材 料(え)ブ レ ス 成 形 性ll怖ilに つ い て は 多 く の 研 究 が 行 わ れ,ii変 形 様 式 に お け る 成 形 限 界 と,引 張 試 験 や 小 型 成 形 性 試 験 か ら 得 ら れ る 試 験 値 と の 相 関 べ・破 断 規 準 に つ い て 調 べ ら れ て き た こ4、 ま た,成 形 限 界 に つ い て の 理 論 的 研 究 も 行 わ れ て き た 「 一.そ れ ら の 研 究 で は 素 材(ノ)肉 厚 は
一定 で あ る こ と が 前 提 で あ っ た.
今 後,薄 肉 化 が さ ら に 進 む と 考 え られ,成 形 限 界 に 及 ぼ す 因 」へと し て の 従 来 の 材 料 定 数 以 外 に,材 料 が 本 質 的 に 有 す る イく均 一さ ど の 影 響 に つ い て 明 ら か に し て お く 必 要 性 が 高 ま っ て き た.す な わ ち,図Llに 示 す よ う に 材 質 下 均 一,お よ び 幾/[∫学 的 な1亥こj厚不 均 一の 影 響 で あ る.例 え ば,材 質 不 均 一一と し て 空 孔 率 の 影 響
や,幾 何 学 的 な 不 均 ・と し て の 表 面 粗 さ(ノ端}ヨ響.偏 肉 の 影 響'に つ い て の 研 究 が 行 わ れ て い る.し か し,局 所 的 な 肉1㌧」:イく均 ・と し て の 表 面 損 傷(き ず) が 成 形 限 界 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て の 研 究 は 見 あ た ら な い.表 面 に き ず な ど が イf在 す れ ば 取 り 除 か れ る た め と 考 え ら れ る.
し か し な が ら,ブ レ ス 成 形 行 程 中 に き ず が つ く こ と は 多 い.ハ ン ド リ ン グ 中 の 素 材 ど う し の 接 触 ・や 型 と の 接 角壁1によ る す り き ず,加L中 の か じ り に よ る き ず な ど で
成 形 限 界 に影 響 す る材 料 因 子
F
変 形 特 性n m
r
不 均 一
V←し毛賄∠
塑 性 係 数 加 工 硬 化 指 数
ひ ず み 速 度 感 受 性 指 数(2フ) 垂 直 異 方 性(28)
不 均 一 係 数(8) 表 面 粗 さ(11) 偏 肉(12) 表 面 損 儀
破 断 規 準lydε 灘 騨 鴛(35)
ボ イ ド成 長(29)
図!.1成 形 限 界 に 及 ぼす 材 料 因rと 本 研 究 の 位 置づ け
1
あ る..そ ・・り よ う な 素 材 が 成 形 ね 程 に 入、っ た.メ易 合.最 終 製 品 と な る 圭 で は 表 面 検 査4"【 は 行 わ れ ず 成 形 さ れ る た め,成 形 下 良 と な 乙 て も そ の 原 因 は 材 質 の ば ら っ き な と"と し て 判1析 さ れ ,き ず が 破1析 原i>こ1でもる か と い う こ と に つ い て の 検 討 』は さ れ に く い.圭 た,板 材 の 表 面 に け が き や エ ッ チ ン グ に よ る 格1を 画 さ,ひ ず ・ぴ の 測 定 π が 子∫わ れ る な ど 成 形 限 界 に1;1う響 の な い き ず 深 さ の 範 川 が 、も る こ と
が 利 川 さ れ て い る の は 周 知 の 通 り で あ り な が ら,ど の よ う な き ず が ど の 樫 ノ1芝ま で 成 形 限.界 に 影 響Lな い か と い う 点 に つ い て は 不 明 な 点 が 多 い 。
そ こ で,本 研 究 は 初 期 表 面 損 傷 と し て の き ず が 成 形 限 界 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 基 礎 的 な 現 象 を 系 統 的 に 明 ら か に し よ う と す る も の で あ る.そ の 成 果 か ら,許 容 さ れ る 限 界 の き ず 深 さ が 存 在 す る こ と を 明 ら か に し,さ ら に そ の 限 界 き ず 深 さ を
ゴ'測す る 方 法 を 示 す こ と に よ り,品 質 管 理Lの 指flを 提 示 す る も の で あ る . 以 ドで は,こ れrで の 成 形 限 界 に 関 す る 研 究 を 概 観 し た 後,本 研 究 の(1的 と 構 成 に つ い て 述 べ る.
1.2成 形 限 界 に及 ぼす 材 料 因rの 影 響 に 関す る これ ま で の 研 究
薄 肉 材'の 成 形 限 界 と し て,材 料 の 破 断 は 決 定 的 な 現 象 で あ る こ と か ら 成 形 限 界 と い え ば 破 断 に よ る 成 形 限 界 を 指 す こ と が 多 い ご.本 論 文 で も こ れ に 準 ず る.T た,1三 と し て 板 材 の 成 形 限 界 に 関 す る 研 究 に つ い て 概 観 す る … ド ∴ .
成 形 限 界 と し て の 破 断 限 界 を 調 べ る 目 的 で 材 料 の 衣 面 に 図1.2(a)に 示 す よ う な 格rを 描 き,モ デ ル 成 形 を 行 っ て 破 断 し た 場 合 の 破 断 部 近 傍 の ひ ず み 撫,fを 測 定 し,(b)に 示 す よ う な 成 形 限 界 線 図(F・mingUmitDiagram)FLDが 作 成
(a)
(う ⇒
対 数 ひ ず み
・… ・輪 ・ £v・ 輪
≧り
U・1
U3
U'?
01
一U1
一U,' ̲
一U3
一U・1
(b)
図1.2FLDの 求 め.方!191
A(≦⊇)A 1〜(9B
Oc
U
3
!
2
さ れ る.こ のFLDを 理 論 的 に 求 め よ う と す るllな 研 究 に つ い て ま と め た も の が 表Lド で あ る.表 中 の 各 項 目 に つ い て 概 観 す る.
mil.LFLDに 関 す る 主 な 理 論 白勺研 究1三1
くびれ の種 類 拡 散 くび れ 局 部 く び れ
理論の 提案者 (提案 年)
Swift Hill
(1952)
Hill (1952)
Marciniak Kuczynskiヅ
(Ni‑K) (1967)
1
Stdren Rice (S‑R) (1975)
後 藤
(1980)
構 成 式 ひず み増 分 理論 ひ ずみ 増分 理 論 ひず み増 分理 論 全 ひずみ 理 論
野 騰 聯構成
負荷 面 に とが り形 成 を伴 う構 成 式
適 用 範 囲
βニ ど2/ε1
一1≦ β≦1 一1≦B≦0 0≦B≦ ユ 一1SBS1 一1SpS1
備 考 成 形 限界 と直接 関
係 な し くびれ 条件 式 か ん
た ん 板 の 初 期 不 均 一 さ
/oを 含 む
0≦ β≦1で は 解 析 解 あ り
くびれ 発生 方 向 も 検討 して い る
1.2.lFLDに 関 す る こ れ ま で のiこ な 理 論 的 研 究
Swif't∴1は 材 料 の 一部 が 拡 散 く び れ 一条 件 に 至 っ た と き を 成 形 限 界 と した.材 料 の ・部 分 が 微 小 変 形 し た と き 材 料 の 川L硬 イヒ増 分 △ σ が 生 じ る が,そ の 微 小 変 形 を 生 じ る の に 必 要 な 力 学 的 な 相 当 応 ノコ増 分 δ σ を 比 較 し,ノ 川L硬 化 増 分 △ σ が 相 当 応 力 増 分 δ σ よ り 小 さ い と き 不 安 定 と な り 変 形 が 集 中 す る と 考 え た.こ の く び れ は 周 囲 に 伝 播 し て い く こ と か ら 拡 散 く び れ 条 件 と 呼 ば れ る(図1.3).こ の 理 論 は 最 大 荷 重 条 件 と 考 え る こ と も で き る よ う に,変 形 は 最 大 荷 重 以 降 も継 続 し て 進 行 す る.従 っ て,Swiヂtの 拡 散 く び れ 条 件 は 実 験 結 果 と は 一致 し な い.
ll日 ド ン は,最 終 的 な 破 断 は 厚 さ 方 向 の く び れ に よ る と 考 え て,局 部 く び れ 条 件 を 示 し た 電41.単 軸 引 張 り 変 形 の よ う に 幅 方 向 に 新}む 変 形 で は,1三 ひ ず み 方 向 に 微 小 変 形 し た と き 伸 び 縮 み し な い 方 向 が あ り,そ れ と 直 角 方 向 に つ い て 力ClI̲硬 化 増 分 と 相 当 応 力 増 分 と の 比 較 に よ り変 形 が 不 安 定 と な っ た と き 局 部 く び れ が 生
じ る と し た(図L3)到.ひ ず み 比(β 二f/fI)が 負 の 領 域 で はH目1の 局 部 く び れ 条 件 は 実 験 結 果 と よ い 一致 を 示 す.
Marciniakら ゐ は1ひ ず み 比 が1Eの 領 域 の 成 形ll艮界 を 求 め る た め に,図1.・1 (a)に 示 す よ う な モ デ ル を 考 え,初 期 不 整 係 数 「(['=し/t。lt。 は 平1骨 部 の 板 厚., し一は 局 所 的 に 薄 い 部 分 の 板 厚)を 仮 定 す る 方 法 を 示 し た.そ の 根 拠 は,0<β の 領 域 で は 拡 散 く び れ 以 降 も 変 形 が 一/1し,板l」 ノノ向 の く び れ で 破 断 す る こ と か ら, 材 質 的 な 初 期 の 不 均 が 起 点 に な る も の と し て 取 り扱 い,そ れ を 物 理 的 な 初 期 の
肉 厚 不 均 乏 し て 代 表 さ せ た も の で あ る.く び れ ぱ 』..と 直 角 に 生 ず る と し て い る.数 値 計 算 に よ っ て カ の つ り 合 い に よ る 変 形 を 追 跡 し,溝 部 に 変 形 が 集II1し た と き の'疹 骨 部 の ひ}ゆツヌ 』,・,f̲を 求 め る も の で あ る.図1.・1(h)に 計 算 例 を 示 す.
3
等 二軸 側 でfを 調 整 す る と,、F面 ひ ず み 変 形 で 過 小 評 価 す る な ど'寒験 結 果 と の 対 応 は 悪 か つ た.な 才3,β ≦oの 領 」或 で は 阻llの 局 部 く び オπ条 件 を 適 川 し て 全 域 の
FLDと す る 考 え 方 で あ る.そ の 後 こ の モ デ ノレを 修IEし た 多 く の 研 究 が あ る .
ご
a.s AI‑O n=0.25
0・40:実 験 値
to=lmm
0.2
一 〇 .z
一 〇.4
、\ 拡散 くびれ
図1.3swlftとliillの く び れ ・条件 に よ るFLD
jr̀転
Q2
M.K,モ デ ル
n,
1
・.匂
o.a
0.2
一 〇.2
一 〇.4 AI‑O n=0.25
。あ彗蕪
ヴ
/\M‑K理 論 (ノ≡)二=0。99) 拡 散 く び れ
β=‑0.5
(a) (b}
図L4MKモ デ ル4とFLD
一 一1
St6ren&R⊥ce'。̀は 分 岐 理 論 に よ っ て 図1.5に 示 す よ う なFLDを 示 し た . β の 全 領 域 で 定 性 的 に 妥 当 なFLDが 理 論 的 に 得 ら れ る こ と を,J≒し た.た だ し 、 こ の 場 合 異 方 性 は 導 人 さ れ て い な い.ま た,0ぐ β で 実 験 結 果 と のi分 な 致 は 見 ら れ て い な い.
n=0.50 .4
0.33 0.25 0.O.05
ご
‐o .z
一U .4
β=0
β;‑0.5
β=‑1 図1.5SR理 、論 に よ るFLD'25)
さ らに,後 藤:就 は 構 成 式 と して,降 伏 曲 面 の 負荷 点 に 尖 り点 を もつ 形 の 構 成 式 を 提 案 し,分 岐 条 件 を 川 いて 図1.6に 示す よ うなFLDを 求 め た.ほ ぼ 妥 ・11な
FLDを 得 た が,構 成 式 の 定 数 の 決定 に複 雑 さが あ る.
心
0.4Al‑O n=0.266
テ=0.845 z=1.11
0.2
一 〇.2
図1.6後 藤 理 論 に よ るFLD:°̲1;,
以 一iのよ う に,FLDを 理 論 的 に求 め よ う とす る場 合,基 本 的 には ・}え滑 材 の 成 形 を 対 象 に して い る.今 後,薄 肉 化 に伴 い,初 期 肉 厚 不均 の 毒杉響 が 無 視 で き な い場 合に,ど の 理 論 が 幾 何 学 的 な 肉 厚 不 均 ・の あ る 材 料 の 成 形 性 を 表 現 で き るか と い う疑 問 が あ る.そ の た め の 基礎 的 な 研 究が 必 要 に な って い る.
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