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助手森 喜久男

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Academic year: 2022

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(1)

原 著  杉山・森細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第ご報︶

細胞ノ遊走速度昌關スル研究︵第二報︶

人屍ヨリ取りタル白血球ノ遊走

 点出二含ハ合嵩二紬肌テ ︵回報︶       ︑ 一一二山ハ○.1

︵七刀二十四日受附︶

金澤讐科大學病理學敷室

   敏授 杉  山  繁  輝    助手森 喜久男

    目  次

   緒  言

第輌章研究方法

第二章 人屍白血球ノ形態的所見

第三章 入屍白血球ノ遊走並二温度ノ之二及沢ス影響

第四章入屍白血球ノ貧食

第五奪 細胞ノ生死ノ鐸別二丁スル考察

     緒    言

(六)(五)(四)(三)(二)(一)

核染色

現色反磨ぶらすもりーぜ

あめ一ば様蓮動並二尊食

顛毛蓮動移殖及賭外培養試瞼

本篇ノ穂括

 臨床馨家が人間ノ死ヲ診断ス〃所ノ根慷トナル徴候ハ︑ 一般二其呼吸︑心臓及大壷機能ノ外見的停止二在ソ︒然︑レ

ド毛是等重要器官ノ運行停止ノ瞬間二於テ︑同時二又凡プノ人膣ヲ構成セル各種ノ原基が死滅スル毛ノ書下ザルコド

ハ明白ナジ︒之ヲ屠殺セル動物二就テ槍スル毛︑各種細胞及組織塾云フ言及バズ︑高等ナル臓器スラモ亦全ク生理的

(2)

二其官能ヲ其後長時間三旦ソテ途行シ得ルモノアリ︒例之︑騰外二取出シタル心臓ヲ等滲透溶液ヲ以テ外流スル場合

二於ヶルが如シ︒或ハ死馬解剖口際シテ心臓ノ搏動が爾認メラル・コトハ古クヨリ知ラレタル所ニシテ︑閑9弱⑦・三氏醐

︵一入〇七年︶二戸レバ死刑二庭セラレタル一婦人ノ死後二四時間ヲ経プ其胸腔ヲ開キタルニ︑其心耳が搏動シ︑且其後

三時間継績セリト云フ︒書冊又︑男盛⁝三ヨ氏齪二宮レバ︑訪露ヨリ取ソタル血管ガあごりなりん昌依リテ敏縮スルコ

︸死後四聖時間下魚ペルモノァリ︒最近二於タ︑寧耳け出三及ω昆二一氏働等ハ十八人ノ死二面シテ電流心動描爲法ヲ以

テ槍セルニ︑素甘ノ死ハ外観上ノ死ヨリ九分三八秒後レタリト云フ︒要之︑動物個禮ノ外見上ノ死ノ後駆於・7︑ソヲ

構成セゼ各部分ハ尚一定時生存セルモノァルナリ︒

・余等ハ最初動物血液ヲ膿外二取出シ室温内ご放置セル場合︑其自血球が能ク長時間遊走性ヲ保ッヲ見テ︑死髄内昌

於プモ詩論カルコトアル可シト考へ︑試ミニ人屍解剖例ヨリ得タル血液ヲ槍査セルニ果シテ其然〃ヲ謹明セリ︒其後

更二人屍臼血球二米澱粉粒ニョル貧食法ヲ慮用事ルニ三極ク其躍食ヲ螢ムヲ認メタリ︒

 交厭畠慷ルニ︑最毛古ク死守細胞ノ貧食ヲ記載シタルハと巨ρ三馨氏①︵一八九九︶ナルが如シ︒同氏三野レバ家兎死

膿ノ腸間膜腺ヨリ得タル自血球が化膿菌及枯草菌胞子ヲ貧食シタリト云フ︒9︒留氏⑳︵一九二一︶ハ十.一日間冷藏シ

タルもるもっと死騰ヨリ得タル血性胸腔液中ノ全白血球が一乃至一〇個ノ戚作大腸菌ヲ貧食セルラ里芋︑且三日間冷

藏シタア犬死禮ヨリ必需ル血性胸腔液ヲ更二五日長試験管内二置キタルニ︑其自血球ハ加温ニョリ術遊走シ︑且数時

間盛ンナル戚作大腸菌貧食ヲ螢メルコトヲ記載セツ︒人気膿ヨジ得平ル白血球ノ遊走及貧平袖就テ手本ルハω一Φ墓冨㈹

氏︵一九二五︶ノミナルが如シ︒氏ハ人屍ノ鼻甲介二墨汁︑葡萄状菌及ぞ一る菌ヲ注入セルニ︑血管内ノ自血球が是等

ノ物質ヲ貧食スルコト死後山ハ八時聞二及ペルヲ翔馳家塾リ︒

一上記ノ如ク︑死燈自血球乃杢組織細胞ノ官能附票スル記載ハ甚ダ稀レニ見ルノ︑・︑ニシテ︑而カモ其等ハ極ク部分的

ノ研究置止レリ︒蓋シ現今ノ細胞病理學が其根底ヲ圭手シテ死鵠病理謹上二置ケル以上馬死鰹細胞ノ活動性二就テ系

    原  著   杉温川.森11細胞ノ游︸走㌦速度二關⁝ス〃研究︵第〜二報︶      一 一三山ハ一 1

(3)

    原 著  杉山・森11細胞ノ遊走遮度二關スル研究︵第二報︶      一=ご六二一

統的ノ研究ヲ途グルコト・ハ重要ナルコト・云フ可シ︒余等ハ現在迄解剖例三一個二十テ其臼血球ノ遊走性又ハ貧食性

三就ナ研究スル所アリタルヲ以テ︷画報 トシテ鼓三報告スル所アラントス︐o

第國章  観 究 方 法

 背戸ノ胸腔チ開キ心嚢チ除キタ〃後注射器チ以テ心臓右房ヨリ︑都合ニ

ヨリデハ上下空静脈ノ心臓二合流セル部ヨリ探血セリ︑叉敷例二丁テハ大

形注射針チ胸壁外部ニテ第二肋間ノ胸骨二近接セル部位凹サ挿入シテ心臓

二途セシメテ探堅甲〃モ︑該法ハ二三成功セザΨキ︑是等ノ操作ハ可及的〜

無菌的二行︵可Q  血液ノ槍査ハb第一二塗沫標本二めい一ぎ一むぎ染色チ悪用ッタゥ毛ノ

ニ就キ︑第前面生鮮ナル忌物硝子標本二就テ白血球ノ遊走性並二温度ノ之

二三ボス影響二就キ︑第三二加年ノ澱粉貧調法チ施ヴ玉杯標本二就テ之チ

行︵可︒第ニノ方法二世テハ既二余等研究ノ第一報二詳述セル所ナリ︒

第二章  人屍白血球ノ形態的所見

 一般二死膿ヨリ取りタル自血球ハ著シキ平郷ヲ示ス︒新鮮標本二就テ之ヲ槍スルニ︑遊走性多核白血球ハ其表面限

界ヤ・不明瞭トナリ︑其原形質ハ一般二透徹ン度ヲ増シ︑裡二存在セル大小ノ輝蔓性顯粒状物質叉ハ直球四極メテ旺

盛ナル分子運動ヲ螢ムゆ細胞核ハ多少ノ度皇於ソ膨大シ︑其輪廓明確トナリ︑核染幻像ハ不分明トナル︒斯カル核像

ハ一般ノ死滅細胞二見ルが如キ外観ヲ呈シ︑且細胞ノ遊走二際シナ円心モ原形質二運搬ずル・ガ如キ状ヲ呈ス︒然レ

ドモ其外形ハ遊走中細胞形状ノ攣化二連レテ弓形︑瓢箪形農圃分葉形等二悪化シ得ルモノ多シ︒而シテ原形質内ニハ

のいとら一る赤ニョリテ染色歯固ヲ現ハス毛ノハ少数ニシナ︑毒心各種細胞ノ鑑別ハ多クハ至難ナリ︒且本來分葉形

ナル多核白血球ノ核が孚圓形︑或ハ腎臓形トナレル時ハ輩核自血球トノ畷別困難ナリ︒

 死膿ヨリ龍眼ル白血球日韓グノ如ク手性雑著ナ〃二幅ラズ︑種々ナル形状ノ儒足ヲ出シテ能ク遊走スル毛ノ少カラ

ズ︑或ハ赤血球ノ堆積物ヲ越エナ縦横並幅二疾走スルヲ見ルコトァリ︒

(4)

 斯カル遊走性細胞ヨリ更二憂化ノ進メル細胞二於テハ︑原形質内ノ願粒状物質が軍二分子運動ヲナシ︑或ハ多少細

胞外形ヲ理化スル四望移動ヲ來サズ︒全ク死滅セル細胞ト思考セラル・モノニ至レバ︑細胞膿ハ轡形トナリ︑原形質

ノ穎粒ハ全ク分子運動ヲ現ハサズ︒或ハ核口強ク膨大シテソノ輪廓モ不分明トナリ︑唯周圃顧粒ノ配列ニョリテ之ヲ

認メ得ル毛ノアリ︒或出国二細胞膿疑核ノ融解ヲ來シテ穎粒状物質ノ散凱スル毛ノヲ見ルコトァリ︒

 淋巴球ハ.一般二其憂化多核自血球二比シテ弱キモ︑細胞ハ稻々縮小シ︑遊走スルモノ比較的二二ク染色顧粒ヲ失ヒ

核Z輪廓明確トナル︒大輩核球モ淋巴球ト彰々同檬ノ綴偽状ヲ示スモ多ク早期二葉仙性溶失スルが如ク︑或ハ淋巴︷球トノ

識別困難トナル︒

 死膿血液ノめ一ぎむざ染色標本ヲ槍スルニ︑解剖例昌ヨリテ其攣化著シク相違セルモ︑ 一般二多核自血球ニァリ・7

ハ其核ノ染色次第昌減退シ︑固有ノ煮染質像ハ清失シ︑李等淡染色ヲ呈ス︒原形質内ノ固有穎粒ハ多ク漕失シ︑多歎

ノ塞泡ヲ生ジ︑原形質全瞭ハ海綿状又ハ蜂詫状ヲ呈ス︒.淋巴球ハ最モ長ク常態ヲ保存シ︑其核及原形質ハ比較的二濃

染セルモノ多シ︒大軍核球モ一定時内二面テハヨク其形態ヲ保有スルモノァル毛︑ソバ軍二比較的ニシテ︑死後長時

間ヲ経タル血液二心プ十悪攣化著シク︑艶麗淋巴球及多核白血球トノ鑑別ハ困難トナル︒或問早期二階性消失スルが

如シ︒

第三章  人屍自血球ノ遁走性三豊温度ノ之二巴ボス影響﹁

 上述ノ如ク死膿内二瀬ケル細胞ノ冠状ハ︑輿添昌放置セル正常血液脚達シテ著シク強度ナル毛︑余輩ノ槍セル解剖

例三一例二就キ其血液中一二個毎遊走セル細胞ヲ登見シ得ザリシモノハニ例アルノミ︒他ハ凡テ多少ノ細胞が此能力

ヲ保有セルラ認メタリ︒右三一難中二六例ハ冬期︑他ノ⊥ハ廻覧夏期二軍テ行ハレタルモノナリ︒其昔一七例昌就テ遊

走細胞ノ百分率ヲ計算セリ︒ソバ第一表二示スガ如シ︒但シ忌中細胞種別ヲ多核及軍曹白血球ノニ種二分類シタルモ︑

    原著  杉山︒森11細胞ノ遊走速度二關ス虚研究︵第二報︶         ・       一=二六三1

(5)

第:一表 人屍臼血球ノ遊走牽

  (分子運動トア レハ顧粒ノ運動ノミアルモノ)

解剖 病  名

{死醗    [?S時ヨ

A1解剖迄

死亡時ヨリ櫨

多核白血球 内核白血球 観察

亭亭

1

.ノ時間 二二ノ

條ヤ 蔀i分1十一1魏 細胞敷

1449

麻痺狂

十一月  1P97時 40時 70 18 1 0 11 106

1450 老   衰 十二月  320τ〃 5う〃 47 19 28 3 3 70

1{51 腸 閉 塞 同 刀

3⊥〃z

26〃 79 0 7 8 6 98

1452 老   衰 同 月

 ︼18一〃 z

3S〃 4 6 62 2 26 5〔}

1453 肺 結核 同 月 12  〃 32〃 20 0 56 0 24 50

!壬ろ4 急性腸炎 同 刃 6  〃 14〃 49 1 6 32 12 100

1456 貧  血 同 月  3P3一 〃 垂

70〃 14 4 50 2 30 50

1457

直腸癌

同 月  1P4奮〃 68〃 22 5 51 4 里8 74

1458 パンチ氏病 同 月 8  〃 32〃 36 0 36 4 24 47

1459 老   衰 同 月 12茗 53〃 30 0 26 36 8 50

1461 肺 肉 腫 一 月  1P9一

コ〃 27〃 70 2 6 10 12 50

1487 丹   毒 八 月 4  〃 7〃 78 2 o 12 8 50

1490

腸閉塞

七 月 6  〃 12ヶ 26 6 62 2 4 50

1491 糖尿 病 入 月 20  〃 24〃 10 3 69 0 18 160

149露 動脈硬化症 同 月  1

Q77〃 3(,〃 6 8 68 0 18 50

.1494 パンチ氏病 同 月 21  〃 23〃 8 3a 51 0 9 100

・1495 老   衰 九 月 22  〃 24〃 5 9 72 0 14 100

臨李均 14、06時 34時 14% 7% 38% 7,% 34%

眞ノ細胞分類二言強制前述ノ如ク其正確ヲ期スルコト困難ナリ︒而シテ死亡時ヨリ解剖時マデノ経過時間ハ最短二時

間雫︑最長二〇時間ニシテ︑李均約一四時間四分ナリ︒叉死亡時ヨリ二型時マデノソレハ季均約三四時間ナリ︒標本

ハ多クのいとら一る赤晶ヨリテ生年染色ヲ施シ潮時モ︑一部ハ無染色ナリキ︒ 原著 杉山・森11細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶=二六四

(6)

 右表ヲ見ルニ︑死膿自血球ニシテヨク遊走シ得ル毛ノ可成リニ多ク︑全数ノ一=%二及ビ︑其中多虫下血球ハ一四

%︑皿沼自血球ハ七%ヲ占ム︒之ヲ各解剖例二戸テ観ルニ︑遊走性細胞ノ最高率五九〇%︵解剖例一四入七︶ニシテ︑

最低率ハ五%︵解剖例一四九五︶ナリ︒斯カル遊走細胞峯ハ死膿ノ死後経過時間︑胆石及死因等二唾壷スベケレド毛︑

現在マデニ槍シタル實験例ハ爾漫筆ナルヲ以プ︑是等ノコトニ就キタハ後日研究ヲ重ネナ決定スル所アラントス︒

 次二右解剖南中一一個二就プ︑其血液標本中好適ナル細胞一個乃至三個ヲ揮ピ︑合計二四個二重プ遊走速度ヲ測定

セルニ︑一分○・三−二〇・五みくろんノ速度ヲ得タリ︒

 旦生等ノ全ク不統一ナル材料二就∵グ︑而カモ選揮セル細胞二就テ得タル遊走速度ノ季均ヲ求ムルコトハ意義ナキコト

ナラン毛︑家兎臼血球ノ遊走速度ト比較上之ヲ計算セルニ一分半・五みくろんノ速度ヲ前出リ︒

 更国富等ハ人屍白血球ノ遊走速度二及ボス温度ノ影響ヲ槍シタリ︒其成績ハ既報ノ正常ナ川家兎白血球二於ケルヨ

リ梢々不規則ナリ︒卸チ温度ヲ三七度ヨリ漸次降下スルニニ○度ニシテ三二運動ヲ停止スルモノァリ︑或ハ一︑五度以

下二軍プ停止スルモノァリ︒而シテ温度ヲ再ビ上グルニ或瓦全ク遊走セザルモノァリ︑或ハ再ピ遊走セ三二五度ニテ

速度最高二曲シ︑其後漸次降下シタ五〇度ニテ停止スル毛ノァリ︒要之︑死膿ヨリ得タル自血球ハ重重動ノ停止スル

最低及最高温度︑並二最大遽度ヲ現ハス温度二可成リノ差異ヲ示セリ︒是レ恐ラク細胞が種々ナル程度二攣性セルラ

以ク︑其保有セル運動ノえねるぎ一二著シキ相違アル山窟ルナラン︒之二多少類似セル現象ハ抵抗カノ比較的弱キ家

難及蛙ヨリ取りタル正常ナル白血球二二テモ認メラル︵後日報告︶︒

 然レドモ温度ノ死屍自血球ノ遊走速度二及ボス影響ソノモノハ正常ナル自血球一封スルモノト略々同様ナリ︒其例

讃トシナ第二表面第一三二死後三六時間ヲ経テ解剖︑同ジク五入時間ヲ経テ實験セル一例ヲ掲グ可シ︵解剖時期三月︑

死因肺結核症︶︒語例ニョリテ死屍ヨソ白血球毛正常ナル白血球ト同様ナル温度ノ影響ヲ蒙ルコト明カナリ︒且叉之ヲ

温度係数二歩テ観ルニ↓撮氏三〇一四〇二二於プハく諺︑α国︒寵氏法則二蓮ヒ︑ンレヨリ上下ノ温度ラ7ハ大ナル敷

    原 著  杉山︒森肋細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶       一︸三六五1

(7)

    原 著  杉山・森11細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶

値ヲ示セルコト正常ナル家兎白血球ト同様ナリ︒

第二表ノ圖示

一日二山ハ⊥ハ

第二下

人丁丁血球ノ遊

走速度二及ボス 温度ノ影響

係︒度紬

 紛度暢 み速︸ 紛

温c

igi,lg]

1:職

6[to, l

giggS1?b3 1

翻l

l:鎗}

o.oo 2,4

62

13.1

5.3

2.9

4.0

鍋下上脚下励㎜励㎜蜘㎜糊姻柵鵬

1で

第一圖

1 β

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4

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Olり。

15。   2ぴ    25。   30骨   35。   40◎ 4510  5(P

温度(c.}

速冒 度︵と

第四章 人屍自血球り貧食性

 前章二歩プ記述シタルが如ク︑人身白血球ハ遊走シ得〃ノミナラズ︑又能ク貧食機能ヲ保有スルモノァリ︒余等ハ

解剖例八個二就テ其血液二型等佛ノ考案セル澱粉混食法ヲ試ミタルニ第三表ノ如キ成績ヲ得タリ︒

 本譜二慷ルニ︑最大貧食傘九四%︑同最小恋=入%︑李均五二⊥ハ%ト云フ顯著ナル陽性率ヲ示セリ︒

 本属験二於テ死膣血液ハ圭トシプ右心房ヨリ探取シタルモノナルガ︑其新鮮標本並二固定標本ヲ槍ス〃二︑赤血球

ヲ点食セル自血球ヲ見ルコト屡々ナリ︒而シク一般二正常血液中ニハ斯カル白血球ヲ殆ンド認メザルコト及ビ騰外血

液標本中二於タ自血球が赤血球ヲ平戸スルヲ見ルコト等ヨリ推スルニ︑死膿血液中二認ムル自血球ノ赤血球ヲ貧食セ

(8)

人屍白血球ノ貧食率 表

観察

細胞轍 康食白血球牽

騰盛

時検ノ亡り迄間.死ヨ査珪

ヨ三時剖問亡解時死リノ

死亡時

剖號解番

30@50 ㎜ m 50 50 ㎜ ⁝⁝

10@82 60 81 46 6 15 79

90@ 18  40  翰  51  侃  85  21 27時

:14 t1

16 t!

7.一), t1

70 ,1

z)9 tl

le tl

.一)U t1

1

:㌃時

12 e 6 11

︶︶

13一 i1

1 一 = ,1

1 19三不一〃

4 ,1

22 ,1

同月

同月 同月 同Jl 一月 七月 九月 腸閉塞 肺結核

急性腸炎

直 腸癌

肺肉腫

毒  衰丹  老

豊451

1遙53

1451 1456 1457 t161

1987 1495

sz・6%1 47・4%

35・5時 11・9時 kkzp均

ルハ圭トシテ死後人禮内一=ノ起レルモノト思考サル︒

第五章

細胞ノ生死二關スル考察

 前日章二於ク記述シタルが如ク︑人屍ヨリ取りタル自血

球ハ著シク形態上上性ヲ上下ルニ拘ラズ門中二面能ク遊走

並二貧食ノ機能ヲ保持スル毛ノァリ︒斯カル細胞ハ術生命

ヲ有スルモノナリヤ︑將又二二死滅セル毛ノナリヤニ就ク

老・察スル所ナカル可カラズ︒

 抑々細胞ノ生死ノ判定二關シ從來如何ナル表徴ヲ以テ之

ヲ決定シタルヤ︒余等ノ知レル所ヲ左二列記シテ柳力批判

ヲ加フル所アラントス︒

 ラ 一︑核染色 ︵ 超生心染色乃至牛罷染色二幅テ生活細胞ハ一般二尊染色ラ皆皆ズ︑其死胎スルニ至リテ始メテ之ヲ招來スト云フ︒

 此核染色ハ細胞生死ノ診断上甚ダ汎ク研究生ニヨリテ探用筆ラレ︑且現在二於テモ鷹用サル・所ナルモ正確ナルモノニアラズ︒是レ

核二叉能ク生醗染色ヲ呈スルヲ以テナリ︒余等ノ教室二於ヶル野手氏㈲ノ研究二嫁レバ︑家兎白血球テ艦外二於テや一ぬす線及めち一

れん青二依リ生禮染色ヲ施スニ︑活縷ナル蓮動テナセルモノガヨク核染色ラ呈ス︒此際特二注意スベキコかハ.該核染色ハ一定時後脱

色スルモ細胞ハ爾良ク挙動ス︒是レ核ノ生胆染色ノ顯著ナル實謹ナリ︵但シ細胞ノ遊走ヲ以テ生活表象ト見倣ス細事二︶︒杉山鋤ハ其超

生磯染色二關スル研究ノ第十一回報告二於テ︑畢生罷染色ノ研究ノ概要テ表示セルガ︑其後追加セラレタル例テ加ヘテ掲グレバ第四表

ノ如シ︒

原 曝  杉山︒森11細胞ノ遊走遽度二關スル研究︵第二報︶一 一喝二⊥ハ七1

(9)

第 四 表  國生禮核染色皇關スル報告

報告年渡 研 究 者 色 素 名 實瞼動物

細胞種類

備 考

1874 R.Heidenhain Iudigcarmin 哺乳類家兎 腎上皮(主部蹄係部)F

1880 Pautinsky ,, 同   同 (同  同 )

1911 清野一菊地 ,, 同   同 腎上皮

1876 Amold ,, 皆野類  蛙 腹膜内皮細胞

1877 同   同 横紋筋細胞

1923 杉 山 ,, 同   同 腎上皮(第四部)       7

1924 Tolidinblau 哺乳類廿日鼠 腎上皮

1923 両棲類  蛙 同  (第二、四部)

,,

,, 同   同 角膜實質細胞

1885 Dreser Bordeauxroth, 腎上皮

S乱ureviolett

1895 Plcton Karmln 測温動物多毛類

,, Loise! 1くongor・t 海綿動物

1909 勝沼 2 高等脊椎動物(?) 血液中ノ人形箪核細胞

1905 Ru諮icka Neutralrot 哺乳類海瞑 白血球

1928 野 手 Janus−g曲、 同  家兎 運動停止二

Methylnblau 先チテ脱魯

188δ Dreser :Fllehsin 三里類  蛙 腎上皮

1923 杉 山 Thionin 同   同 横紋筋細胞

1899 ArnoH Kentmlrot, 同   同 自血球

丑{ethylellbhu

19』9 Haderlaudt Keutralrot 同   同 稀有例

1923 杉 山 Methylenblaq 同   同 赤血球

1907 Prowazek 同  (幼仔) 分裂核

189δ Pante1 Methylenし・1au Thr董xion(幼仔) 核.小膿

,, Bethe 腔腸動物= 櫛水母類

1898 Loisel Met}1y】enblau, 海綿動物

Nentralrot,

Nlbla11

1897 Pr%e醒mycki ,, 下等後生動物及原生動物 分裂核

188レ Bmndt H鵠ematoxylin 鳳生動物 あめ一ば太陽轟

1905 R脳ick轟 Neutralrot あめ一ば

1922 Hogue Brmiantcre。

呂ylblロe zB

1926 岡 野 Dahlia, 丁丁生性繊毛轟,

Methy】v三〇1ett,

Pyr。nin,

五iethylgriin

】888 Campbell DILhlia. 難物細胞 Tradescantla 分裂核

MethylviQlett Mauvein

? :La Valette Dahlia 精米 一同

三925 李川一竹林 D出hha.MethアM。1ett

杉山︒森11細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶=二六八

(10)

上掲ノ如ク二歳死後染色並二生龍染色テ呈スルテ以テ其中間時期二丁ケル染色即チ超生盟色ヲモ呈シ得ベシ︒從ツテ杉山ハ生鮮ナル購

外組織二於ケル核染色ヲ以テ︑死後染色トノ境界円明カナラザルモ︑ 一般的ニハ核ノ盟外組織二心ケル染色︐卸チ廣義ノ超生罷染色ト

思考シ得ベシト云ヘリ︒其後岡野氏㈲ハ杉山ノ核染色所見テ以テ寧ロ死後染色二近キモノト考へ.タルモ︑ソバ輩二推測二止レリ︒

 要之︑細胞核ハ死後染色ノミナラズ寺参染色ヲモ呈シ︑且且細胞垂垂モ必ズシモ核染色テ呈出ザルヲ以テ細胞死ノ診断ニハ不適當ナ

リ︒ ラ ニ︑ぷらすもり一せ︵原形質分離︑H︑一㍉艶厚三曙ξ︶ ︵ 多クノ植物細胞ハ三個ノ部分ヨリ成ル︒邸チつえるろ一ぜヨリ成ル細胞膜.之二度接シテ厚薄ノ暦ヲ成セル原形質︵津︒8覧鐘Φ口︶及

細胞液縢ヨリ成ル︒細胞が死λルや原形質ハ細胞膜ヨリ分離シ︑且牧縮シテ珊々球然テ呈ス︒此現象ラぷらすもり一ぜト縦⁝シ︑入工的

二H定度以上ノ高滲透燃溶液中二生活細胞テ入ル・時二之ヲ生月シ副腎ベシ︒從ツテ被検細胞ニシテ若シぷらすもり一ぜテ起セルナ.ラ

バ生活セシモノナリ︒然レド木霊ハ織維性膜ヲ有スル植物細胞ノミニ慮川シ得ルモノナリ︒ ラ

 三馬現色反慮

 ︵      ラ      イ︑めち一れん青染色法      ︵ 累嘉器門幽浅ハ生活セル白血球ハ該色素ヲ還元脱色スルラ以テ生死ノ鑑別二使川セリσ然シ前口同氏並二均8謝ぴ①嶺氏跡ハ一定ノ細胞

ハ其生死口紅ラズ該色素ヲ還元スル物質ヲ有スト云ヘリ︒其後ノく門凶︒器犀働ゆ国号Φ団︒︒Φ細事等一一ヨレテモめち一れん青法ハ生命ノ謹明二慮

用シ得ザルモノト主張サレタリ︒余等教室二於ケル野手氏ノ研究二嫁ルモ︑遊走シ得ザル白血球が却ッテ同色素ニヨリテ弱ク染色シ︑

且脱色モ噛裁カナリト云フ︒      ラ      ロ︑めち一る﹂緑染色法      ︵ 冒塞︒氏山ハ白血球︐既毛細胞其他ノ細胞が該色素ニヨリ生活時ニハ董色二染色スルモ︑漸次界磁スルニ從ヒテ緑色二移行スト云ヘ

リ︒而シテ同氏ハ生活細胞ノ蒙色染色ヲ其あるか妙性賢慮二野シ︑其緑色染色ヲ死原形質ノ酸性反慮二鮮セリ︒故二三二加里滴汁ラ加

・フレバ肇色ユ蹄ルト云フ︒eo①舅氏賄いハ此焦色染色ヲめち宣る緑ノ有スルめち一るくろりつど群ノ分離.■即チ換言スレバめち一る董ナ       ︵   ︑

・ル色素二移行セルモノ.ト思考シタリQ更二国聾弓〇三石氏扇頭此砂色染色ハめち一る緑が不純ニシテめち重る董ラ混ンズルが故ニシテ︑生

罷細胞が前者ラ担否スルハ曇りぽいど.不溶性ナルタメ︑りぽいど含有性ノ障害サレザル細胞膜ヲ通過シ得ザル華由ル︒反之︑めち一る

    一二  著   杉・川︒稽林11細賄㎎ノ噺遊走㌦速麿眺二臨剛ス〃研究︵第叩二八︶      1心.隔二⊥ハ九ー

(11)

    原著  杉山・森11細胞ノ遊走速度二關ス膨研究︵第二朝︶       一=二七〇1

董ハりぽいど溶解性昌シテ能ク生硬細胞内二侵入ス︒此他死後細胞ノ酸性化かめち青る線ノ無色盤基ヲ有色性盛二層化セシムルコトが

叉繰色染色二與カルト云〜リ︒野手氏モ類讐容註嘗氏ノ色素不純論テ支持セリ︒此等ノ色素ノ生死ノ鑑別二於ケル愛用ノ憤値二就テハ

目下余等研究中ナルモ決定的ノ方法タラザルや必セリ︒

      やこんご一赤染色法    ・︑

      ︵ GΩ①覧Φ重事寧OΦ弩Φぎず勘氏ハ動物艘内二世色素溶液ヲ注入シタルニ︑死滅セル白血球ハ之ニヨリテ染色サレ︑生活白血球ハ染色サレザ

ルニ依リ︑各臓器二於ケル死白血球ノ分布テ検シタリ︒此方法ノ債値モ今後ノ研究ヲ要スル所ナリ︒       二︑のいとら一る赤ニョル超生騰染色法      ︵ 上記めち重れん青︑めち一る緑及こんご1赤染色ハ何レモ﹁種ノ超生罷染色法卜云ヒ待ルモ余等ノ所謂超生騰穎粒染色ト梢々趣キテ

異ニス︒のいとら一る赤ニヨル超生髄染色ハ日①<軍蜜︒O畠恥氏前沼ヨリテ行ハレタルモノニシテ︑組織ノ号外培養二於ケル経瞼二基ケ

ルモノナリ︒帥チ塗活細胞内ノ穎粒及泡球ハのいとら一る赤縄封シテ親和力ヲ有スルニ反シ︑死細胞ノ其レハ之ラ有セズシテ色素濃度

大ナレバ細胞全髄ノ平等染色ヲ來ス︒從ッテ超生艘染色粟粒ノ存在ハ其細胞ノ生存テ意味スト云フ︒木法画嚢グ興味アルモノニシテ細

胞ノ生存期ノ大罷ラ指示シ得ルモノト思考サル・モ︑其正確度二就テハ今後ノ比較研究二審テ決定サル可シ︒

      ラ      ボ︑国→誘器丁零φデΦ氏てるりうむ反言      ︵

 最初匿㊦洋室尚二依リテ層殖セル細菌自ラかせれにうむ・なとりうむ及てるりうむ・なとりうむ︵り︷節峠門一口5P 己0①一日目O己ロロ彫  ①汁 汁⑦︼一自弓O㎝戸=﹈P︶ヲ

還元シテせれにうむ及てるりうむテ遊離スルコトヲ記載サレ︑其後Oo・・δ氏㈲ハてるりうむ・かりうむ︵内覧円①Oら・︶ヲ指示藥トシテ使翔シ

生活細菌が之テ還元シテτるりうむテ自己二附着セシ.メ黒色沈澱トナルヲ黒塗タリ︒右試藥野営イテ諸多研究家一一ヨリテ細菌検査轟使

︼川サレタルモ︑考Φ団器氏鋤ニョリ其一萬倍ノ生理的礎盤水溶液中二血管組織ヲニ四時間容レ置ク時二黒染スルコトが春心ラレタリ︒更       曳

二二Φ嵩む︒の①門の坤︐瞬賃ロ峠Φ5H四〇〇・80界面肉氏雄守二〃依りテ組織死ノ研究旧藩川サレタリ︒閑︒︒︒80諸氏ハ筋肉︐肝鵬鵬︑置目臓及肺臓竺寸二三テてるり.︶    ︵む・かりうむ法ヲ慮用シ︑其生鮮ナルモノ剛強ク灰白乃至黒色二染色スルモ鍵沸セルモノ慨然ラズ︒依りテ該法ハ組織ノ生死ノ鑑別二

有効ナルモノト云ヘリ︑且同氏ハ斯カル組織内ノ還元性物質が糖原饅二關⁝係アルモノト思考シタリ︒      ラ      へ︑ピぞ誓ζ嘗氏ぢに乏ろべんつおる法

(12)

 目甥︒ぼ下馬O⇔釜魯巴犀恥氏等ハ生活組織が無色ノめたちにとろべんつおるヲ還元シテ不可逆性ナル黄色ノめたにとろふえにるひどろく       ︷しらみんヲ生ズル事テ嚢見セリ︒

 本法ハ国︒再oo犀氏覇ニヨリテ前記てるりうむ反患ト鋤象シテ生鮮及嚢沸セル組織二塁テ試験サレ︑共二細胞ノ生活機能ノ検査二使用シ

得ルコトが認メラレタリ︒而シテ爾者ノ中ぢにとうべんつおる法ガヨリ鋭敏ナルモ溶出セルへもぐろびんノ存准セル富合ニハ反癒ノ識

別が困難ナルタメニてるりうむ法が優秀ナリト云フ︒

 上月辿ノ如キ諸⁝種ア粗秀色反雁脚アルモ一眠正確㍗度玉出テハ爾恥疑問ノ熱讃ク︑既二余財守モ其研一究二潅㌦ミツ・アル故二手日報止nスル所アラント

.欲ス︒ ラ 四︑あめ一ば檬運動及貧食能 ︵

・遊離細胞ノあめ一ば⁝標蓮動画二三食が該細胞ノ甚ダ顯著ナル生活現象ナルコトハ古クヨリ知ラレタル所ナリ︒本項二於テハ特二死艦

ヨリ得タル細﹇胞ノカ・ル⁝機化肥二就テ注意ヲ彿ハントス︒

 緒言二於テ記載シタルが如ク巴渥引率氏①ハ家兎死盟ノ腸間膜腺ヨリ得タル白血球が化膿菌及枯草菌胞子ヲ貧食セルラ認メ︑該細胞

ヲ以テ死細胞ト見倣シタリ︒歯苔.o︒融簿Φ霧氏鋤ハ人死ノ鼻甲介二墨汁︑葡萄欺菌及ぞ一る菌テ油入セルニ︑血管内ノ白血球が是等ノ       ︵物質ヲ貧食スルコト死後六八時間二及ベルラ認メ︑昏昏ル細胞ヲ以テ生活細胞ト思考シ︑死後ノ自家融解並二腐敗細菌ノ作川が高マリ

組織が軟化攣質スルニ至リテ二重テ其貧富能ト共二生命ヲ失フト云ヘリ︒ 又9︒︒・︒︒青島ハ十﹁日間曲言シタルもるもっとノ死膿ヨリ得

タル血性胸腔青身ノ全白血球が一鶴面一〇個ノ感作大腸菌ヲ貧食前ルテ正篇︑且三日間癖馬シタル犬死罷ヨリ得タル血性胸腔液ラ更二

五日間試験管内二置キタルニ︑其白血球ハ加温ニヨリ尚遊走シ︑且敷時間盛ンナル感作大腸菌貧小テ醤メルコトヲ記載セリ︒コノ場合

二生理食盛水脈痕跡ノ血清ラ加フル時ハ白血球ハ著シク長ク生命ヲ保持スト云フ︒余等ハ同氏ノ原論文ヲ見ルコト能ハザリシが故二確

言シ得ザルモ︑同氏ハ斯カル死屍白血球ヲ以テ生活細胞ト思考シタルモノ・如シ︒

 薯出時門①鐸氏㈹四阿人ノ嗜中性日血球ヲ噌覗野装置ニテ検シ其有スル穎粒ノ運動二品テ︑所謂穎粒ノ尊9葺氏蓮動並置あめ一ば様蓮動

上宝ケル原形質網ノ移動ト無鉛係ナル他ノ忌寸ノ運動二二就テ記載シタリ︒ソノーハ原形質網羅二於クル曲管ノ燃工上ルが如キ︑流動

性及迂曲性ノ流動運動︵隠密撃び9奉αq百㎎︶ニシテ︑他心原形質親臨二於ケル滴球ノ中心膿二言ヘル移行蓮動︵臼8鷲㊥舅①屡︒田Φび琶㈹︶ナリ︒

而シテ該・流動蓮動ハ正常ナル生活嗜中性白血球二塁メラル・ノミナラズ︑死細胞ニモ塁上ラルト云フ︒即チ標本製作後添ヘバ四八時間

ヲ経タルモノニ於テ︑細胞ノ原形質網内穎粒ノ分子蓮動及流動蓮動盛ンナルモノァリ︑而シテ斯カル細胞ヨル突超テ出シ︑之が細胞罷

     原 著  杉山・森11細胞ノ遊走遽度二關スル研究︵第二報︶       一 =二七一1

(13)

     原 著  杉山︒森口細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶      一=二七ニー

ヨリ全ク分離シテ生ぜル破︐片申ニモ尚旺盛ナル最適ノ流動蓮動アリ︒且叉腎臓結核ト思考セラル・患者ノ膿性尿中ノ白血球二於テモ同

様ノ所見テ認メ︑ソノ流動蓮動ハ一七日後ニモ存在シ︑︑二〇日後門全ク撃滅セリト云フ︒同氏ハ斯カル穎粒ノ流動運動テ以テ細胞ノ生

命現象二依ラズシテ寧ロ軍ナル物理學的現象卜思考シタルが如シ︒

 夏二白血球ノ生命トソノ遊走並二貧.食トノ關係二二テ国器口氏︵山九二二︶のノ研究アリ︒同氏ハあめ一ば様秘画ヲ以テ細胞ノ生活表

L象ト見倣セルモ︑貧食⁝機趨肥ハ不ロラズ︒第二死滅セントセル︑智久ハ至ク死減セル細胞モ舶肥ク︑澱粉粒テ含ハ食スルト一郭フ︒ 同氏所跳醐ノ根︷縁ト

ナレル實験ノ概要ヲ述べンニ︑馬白血球ヲ生理的食臨皿水中二尊メ︑単二くろうふおるむラ○︒二%︵容積百分卒︶ノ割合二加フル時ハ全ク

澱粉貧食ラ管マザルモ.之ヨリ白血球ヲ再ビ血清中二鯖ス時ニハ正常白血球ト同様ナル耐食テナス︵八○%迄腸性︶︒此現象ハくろうふ

おるむが一時的二白血球ノ機能ヲ庶痺セシメタルが如ク見ユルモ謡曲否ラズ︒今馬自血球ヲH定溶液︵男眉90・り戦十〇夢O﹃O・O憩訣︶中二集メ

テ之二くろうふおるむヲ○・二%ノ割合二加ヘテ傘時間放置シタルガ︑其内八分間ハ磨砂三七度二︑残りノ時間ハ室温二置キタリ︒其後

再ビ血清テ加ヘタル溶液中二復蹄セシメテ︑其一部ハ澱粉ヲ加ヘテ糧食ヲ検シ︑他ノ一部ハおすみうむ酸ヲ加ヘテ固定シ偏足ノ有無ヲ

楡シタリ︒然ル所︑くろうふおるむテ加ヘタルモノモ之ヲ加ヘザル封手試験ノ白血球モ同様ノ貧食率ラ示セリ︵くろうふおるむ四七・四

%︐回天四四・七%︶︒然レドモ冊立試験二於テハ白血球が多数ノ傭足ラ有シ︑又多敏ノ赤血球モ保存サレタル昌反シ︑くろうふおるむ

ヲ加ヘタル白血球ハ循足テ失ヒテ凝集略論キ︑赤血球ハへもり一ぜヲ起セリ︒且叉のいとら一る赤テ以テ生禮染色ヲ施セルニ︑前者二

於テハ正常白血球卜同様ナル染色テ呈セルニ拘ラズ︑後者二於テハ核染色テ示セリ︒故一一くろうふ謬るむラ加ヘタル白血球ハ顯著ナル

食食ヲ瞥ムモ死滅セルモノナリレ云フ︒

 然⁝レドモ閏鎚コ氏ノ所説ハ爾種々ナル疑問黙ヲ有ス︒第一︑同氏法ニヨリテ間細胞ト被機甲物質トノ箪ナル吸著テ全然ニハ否定シ能

ハズ︒㎜第二︑紺一画ノ生前二於ケル⁝遊走渾一動ノ有酪鋤トおすみうむ酸ニヨル上勝警標太山二於クル備口疋ノ有翫蝋トガ果シテ一致スルヤハ古胤檸依ノ實

謹ナクシテ断定シ能ハズ︒蓋シ一般ニハ細胞が藥液二野ヒテ死スルや鳥撃間馬突起ヲ引込メテ孝心星形トナル︒且傭足ラモ出シ得ザル

細胞が澱粉粒ノ如キ著大ナル穎粒ラ如何ニシテ・自艦内二取入レ得ルヤ︒同氏ハn血球が食食ラ螢ム場合二於ケル形態的糖化二就テ全ク

研究セザリシが如シ︒余等ノ所見二縁レパ︑白血球が澱粉尽目接スルや鵬足テ鑛グテ之ラ園で︑宛モ粒子ヲ抱クガ如ニシテ自罷内二取

入ル︒而シテ死滅シテ圓形・・ナレル細胞ハ登ク食詰ラ螢ムコトナシ︒第三︑出霧昌氏ハ赤血球ノ溶解ヲ以テ白血球ノ心添ノ一読匠ト見

徹ヒルモ︑余等現在噂︑デノ偶然ノ所見こ嫁レバ︑赤血球溶解卜白血球ノ遊走停止ノ時間トハ必ズシモ咽致スルモノ自派ズ︒第四︑同氏

ハ○・〇二五%ノくろうふおるむ溶液中二於テ智歯ガニ乃至三時間ニテ死スナフO話詳︒口篭ノ實験ヲ引川シテ其毒性ヲ云々セルモ︐既二

(14)

緒言二於テ述べタルが如ク︑動物個膿ノ所謂﹁死﹂ト其中ノ個々ノ細胞ソ死トノ間曲ハ大ナル逞庭アリ︒

嘔要之︑潤蟄暫口蓋ノ死一説セル白血球が含汎食ラ螢ムテフ所論ハ爾大二疑問トスベキ貼アリ︒補習モ一般ニハ遊走ト食食トハ日致スルコトテ認メタル所ナリ︒      .︑上述セルが如ク多少ノ異論アルモ︑あめ一ば様蓮動並二食食ハ一定種細胞二半與サレタル顯著ナル生命現象ニシテ.其存在ハ該細胞

ノ生命アルコトラ讃スルモノト云フベシ︒  

.五︑額署蓮動

 ︵

粘膜瓦焼毛上皮細胞ノ螢ム暁毛蓮動が叉著明ナル細胞ノ生活現象ナル・トハ既知ノ・トナリ︒而シテ死懐柔ハ生膿・リ切断セル粘膜

組織二於テ重言運動が爾多少ノ期間存績シ得ルコトハ多歎ノ研究家職嫁リテ報告サルタリ︵卑ロ鼻ρ閾①畠㊦5<ぎり9ざ国Φ琵︒5国轟巴影魯〜

<幕呂7津島且ρOσ弓2冨島貫︑団羨︒︶︒団舅⑦氏尚ハ別出セル入ノ鼻茸テ囁氏四乃至六度二保存セル一二二乃至;百二旦リ︑且一例

二面テハ一八日三旦リテ其圓柱ヒ皮細胞塩焼削回動ノ行ハル・ラ認メタリ︒斯カル麗毛怪事ノ存綾期聞ハ恐ラク糸毛細胞ノ艦外二於ク∴      り.ル生存期間二略々一致スベシ︒ ラ ⊥ハ︑組﹇織ノ移殖及膿外培養試冨晦

、.

i   .      

 被検組織が移植叉上毛外培養ニヨリテ増殖シ得ル揚合ニハ該組織ハ生活セルコトや必セリ︒然レドモ細胞ノ堆殖⁝機能ハ一般二幼若ナ

ル細胞叉ハ成熟セルモノニ在ツテハ特殊ナル細胞種二顯著ニシナ︑必ズシモ凡テノ生活細胞二見ルーモノニ非ズ︒故二移植叉ハ試験管内

培養二於テ増殖シ得ルモノハ凡テ生活セル細胞ナルモ︑右不可能ナル細胞卜錐モ必ズシモ凡テ死細胞タルニ非ズ︒從ッテ是等ノ方法ハ・

細胞ノ盤死ノ鑑別ニハ多少鏡敏ナラズ︒

一以上記述シタルが如ク︑細胞ノ生死ノ診漸二就プハ種々ナル検査方法アリ︒然レド毛細胞ノ生死ノ境界二關シテ未

ダ嚴密ナル定義ナキ今日二於テ︑如何ナル方法ヲ外用スルモ完全二細胞ノ絶封的死ヲ診断スルコト不可能ナリ︒從ツ・

テ泣面比較.的轟︑一定ノ量定ノ下二言テ之ヲ想定シ得ルニ止マル︒即チ︑若シ此假定ノ白身ヲ個騰二置クナラバ︑署

家が蔵入ノ呼吸︑血行︑並二大腸作用ノ停止ヲ以プ其死ヲ断定ス〃モ當然ナルペク︑或下之ヲ町鳶内君臓器二麗ク.ナ

ラバ︑心臓ヲ取出シプ灌流シ︑其搏動ノ停止ヲ待ップ斗掻ヲ診断スル王可ナルベシ︒而シテ余論敷室ノ系統的研究二﹁

    原 著  杉山・森闘細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶       1一三七三ー

(15)

    原著  杉山︒森11細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第二報︶       1=ゴ七四i

於ヶルが如ク︑各個細胞ノ死ヲ謝象トスルモノニ在ップハ︑細胞ノ最モ鏡敏ナル生命現象ノ停止期ヲ以テ假リニ其死

ヲ判定スルヲ當然ト思考ス︒故二科學ノ進歩ト共同︑ヨリ精密鏡野ナル生命現象が駿見サル・二連レテ細胞ノ生存期

間ハ多少ヅ・延長ナレ行ク可シ︒

如上ノ商量ノ下二野ッテ自血球ノ生命二就プ考フ〃二︑其遊走運動野二貧食機能ノ如キハ既知ノ細胞生命現象ノ中

極熱テ重要ニシプ而力説楽堂鏡敏ナル毛ノナルヲ以プ︑僻者ノ存在ヲ以テ其生命ヲ認メ︑爾者ノ膿外二於ヶル持績期

間ヲ以詳解生存期間ヲ測り得ベシト信ズ︒斯カル見解二反封スル毛ノ・多クハ無生命物質ヲ以テ能ク同様ノ現象ヲ摸

倣シ得ルコトヲ理由トスルが如キ毛コハ逆説ト云フペシ︒恰モ紡績機械が手ト同様二︑書棚其レ以上二鮮カニ綜ヲ紡

グト錐モ︑手ノ動作ハ生命現象ニシプ機械ノ其レハ永久二五生命現象ナルが如シ︒唯是等無生命物質ヲ以プセル實験

ハ︑生命現象ヲ物理化學的法則ヲ以プ解明スル上二於プ重要ナルモノナリ︒

 要之︑人屍白血球ニシテ術能ク遊走職漁食ヲ螢ムモノハ︑其形態的愛性ン顯著ナリト錐モ爾幾分ノ生命ヲ保持セル

毛ノト思考シ得ベシ︒

        本 篇 ノ 纏 括

 一︑入屍解剖例三一個ヨソ血液ヲ取りテ槍セルニ︑其自血球ハ種々ナル程度ノ⁝愛性又一図ク壊死ヲ來セリ︒然レド

屯被槍血液中二一個毛遊走性細胞ヲ磯見シ得ザリシモノハ僅カ酒外例ノミナリキ︒

 二︑解剖例一七個二就テ其血液中ノ遊走性細胞ノ百分率ヲ槍シタルニ︑鼎坐シテ全篇血球ノニ一%二戸ピ︑其中多

核自血球ハ一四%︑輩核白血球ハ七%ヲ占ム︒之ヲ各解剖例二心プ見ルニ︑遊走性細胞ノ最高率出替〇%ニシプ最低

率ハ五%ナリキ︒

 三︑解剖例一一個二就プ︑其血液標本中運動盛ンナル細胞一乃至三個ヲ揮ビプ合計二四個二就プ其遊走速度ヲ測レ

(16)

ルニ︑一分ノ速度︑○・三乃至二〇・萎みくろんヲ得タソ︒其季均ハ一分半・五みくろん二當ル︒

 四︑温度ノ鍵化が死馬ヨリ得率ル白血球ノ遊走速度二及ボス影⁝響ヲ槍シタルニ︑正常ナル家兎自血球二樹シタルト

三々零下ナルヲ認メタリゆ帥チ之ヲ温度係数蟻二就プ観ルニ︑掘氏三〇一四〇度二瀬タハニ.四⊥一.関心シプ<・.︑・︑酔

国︵︶罐民ノ化學反癒速度二關スル浜則昌遵ヒ︑ソレヨリ上下ノ温度鱒丁7ハ大ナル藪値ヲ示セリ︵四・○一=一=︶︒

 但シ各細胞ノ運動ヲ停止スル最低及最高温度︑並二最大速度ヲ現ハス温度三三シキ差異ヲ示セリ︒是レ恐ラク細胞

が種々ナル程度二攣性セルラ以テ︑其保有セルえねるぎ1一二相違アルニ由〃ナラン︒

﹂五︑解剖悟入個二黒プ其血液臼血球轟澱粉貧食試瞼怯ヲ試ミタルニ︑最大黙坐率九四%︑同最小率一入%︑季均五       

二⊥ハ%ト云フ顯著ナル陽性率ヲ示セソ︒

 六︑斯カル遊走及貧食ヲ螢ミ得ル人屍白血球ノ生死ヲ判定スルコトハ困難ナリ︒然レドモ細胞ノ生死ノ境界三關シ

テ未ダ完全ナル定義ナキ今日二於テ︑假ヲニ遊走叉ハ貧食ノ如キ重要ニシテ而ヵ毛尊志鋭敏ナル生活現象ノ存在ヲ以

テ細胞ノ生命ヲ認メ︑置生港外細胞二三ヶル雪持績期間ヲ以テ細胞ノ生存期問ヲ測り得ペシ︸信ズ︒何レニセヨ人膿

死後二於テ其白血球及組織球性細胞︵茶谷論文墾照㊥㈲︶等が爾一定時活動性ヲ保持スルコト一病理智上看過スペカラ

ザ〃コト・信ズ︒

附言.本篇ノ要旨ハ略和二年四月日本病理學會二於テ報告シタリ

︑二

一)

目昌且頓属音∴§円雷螢σq︒国旨︒の︒・瀬魯・ロ︒冨缶誌団ゆロ︒・国9︒︒一・舜︒㎝08一︒︒㊤伯︸・   悼︶四〇駐雪・∫輯望①菖︒胃筈︒一︒︒萱凶︒︒︒ぎロロ民音弄8誉ぎづ

<o鼠5匙︒醤昌じq魯目①冒6げ㎞9甘9零彫ロ雷︒昌魯噛く一嵩ず︒竃ロト﹃9一く︑切9嵩亀Q㌔¢恥Q◎91幅一8¢Q・    U︶図鑑器Pρ一dgo曜自皆済︒鳳菖6︒冨ロ一〇縄9話昌ロけ円

︒書①びmげ婁民§す≦円⇔ぎ蕩卜占︒馨く︐鵠↑一お・孕一﹄︒︒雪.  轟︶耕窮掴碧白面8旨①喜岱︒︑︒︒団長︑ロ竃馬︒p︒h8・器︒重唱・︐藻m目や︒①七胆紳麟犀露

言巳三略實量含三咲一︒・§町長呂竃囲串H日詳言h冨・8︒h聾唱舞ε蚕口暑灘個鼻息罫翁+首書飛費ぎ  響 馴︶饗訓解

   原 著  杉山︒森11細胞ノ遊走速度二關スル研究︵第ご報︶       1=ご毒五;

(17)

       選榔 泌畳。艇3累基、綴韻i頸髄囑K≧1き駅(蝋!1騨)      一11ηギiく一

Ditto. Ir The imfluenee of temperature thereon・同誌、第十入年、昭和三年。    6)Cross, H.・8..=Johns Hopkins H:ospital:Bull・, V⑪L』32,

       ひ

Nr.365,1921.猛. n. Krehl und:Marchand, Hdb. d. allg.:Path., Bd.4、, Abt.1, S,317,1924.   7)de Maanf J,:Die Phagocyto肥als Ausdruck des Lebens der Leukocyten. 〈Ein Beitrag ztir Kenntnis aer 1一 ebensdauer polymorphkernigen Leukocyten). Pfl ij ger s Archiv, Bd. 193, S, 448, 1922.

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:Ueber die Differenz ierung Iebender und toten Protoplasmas durch Methylengrlin. Virehows Archiv, Bd・242, S・345,1923・   10)雫,ll慶 及竹林奉一郎:植物細胞ノ生艦染色二三テ、日本微生物學雑誌、第十九巻、大正十四年。   11)H6ber, R, l Physikalischen Chemie der Ze11e und der Gewebe・ 5. Au t 1.. 192・ 2. 12) Keysser, Fr. : Eine einfache bioskopische Beagenzglasmethode zur Festtitellung der Gewebssehtidigang durch Cbemikalien mit einem Verfahren zur quantitativen Wertbestimmung der Wunddesint ektions−mittel, insbesonders des Trypaflavins, Med.

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gruppe als lndieator von Teilvorgange der Atmung und der Garung ; 一 Eine Methode zur vergleichend−quantitativen Bestimmung bioleg. Oxydo reductionen. Pflir №?秩fs Archiv, Bd. 191, S. 1 und 33, 19Z 1. 17) Leew, O, : Ueber eine labile Ehsreissform und ihre Beziehung zum lebenden Proteplasma. Bioch・ Zeitschr+, Bd. 71, Bd. 71, S・ 3CJ6, 1915. 18) Loevv, O. ; Eiweissprobleme. Chemiker Zeitung, Jg. 44, S・ 417, 1920−

19) Marchand, F. : Die Ortlichen reaktiven Vorgi nge, Krehl und Marehand, Hdb, d. allg. Path., Bd. 4, Abt. 1, S・ 317・ 1924・ 19) Martini,

P.und Scke11, J,:Death of the human heart. Deutsch. Archi7 f. klin、 Med., Bd.1581 S.350,1928. Z. nl Journ. Am、 Med. Ass.  20)森 喜久男:白血球貧食能ノ簡傾ナ レ検査方法二就デ、十全會雑誌、昭和三年、第三十三雀、第七號。   21)Mos§o, A・:Anwendung des Methy】grifn zur Erkennung der cheniischehen Reaktion und des Todes der Zellen. Virchos Arehiv, Bd. 113, S. 397, 1888, 22) Neisser und Wecksberg

: Eine neue einfaehe Methocle zur Beobachtung von Sehttdigungen lebender Zel]en und Organismen. Min neh. Med. Woch,19・ OO, Nr・ 37・ 23)

野手雅信 =Studies on the vital and supravital staining of bl。od cells with various dyes・工・With basic dyes・日本病理皐會誌、第十八年・昭和 三年。    24)・岡野雄吉:生.艦及超生膿染色二三ス1レ酸素部位及三元部位成分ノ態度(組織ノ酸素部位及還元部位二關ス〃研究、其九)日本微生

      .駒

物學雑誌、第廿巻、大正十五年、一八九三頁。    25)Pentmann, J.:Der Verl auf postmortal auftretender Veranderungen der Struktuktar und Contractilitzat der Arterien. Virchows Archiv, Bd, 256, S. 666, 1926. 26) Pelstoff, F. : Ueber po$tmortale Herzkontraktionen beim

:Mensehen. Virchows Archiv, Bd.263, S.179,1927.   27)Rostock, P.:Untersuchungen itber die Keys琴er−Weisesche TeUurmethode zur

(18)

Feststellung des Gewebstodes Med. Klin. 1922, Nr・ 47, S. 149, 9. 2g) Rostock, P. : Beagenzglasn]ethoden ;um N achweis von Ge}ve.bs−

schgdigungen und G ?翌?b唐狽盾пD 1 fltlger s Arehiv, Bd. 199, S, 217,.1923. 29) SeyderineSm, R, und C, Oestreich : Experimentelle Unter−

suchungen Ober den Verbleib absterbender Leucoeyten in Organismus. Zeitsehr・ f・ ges. exp,, Bd. 56, S. 503, 190 7. 30) Siemens, W, :

,ostm。rtale Phagoeytose. Zieg】er s Bei憾ge,:Bd,73, S.626,.1925・   3i)杉山繁輝:超三三染色ノ研究、三十一、細胞核ノ超生膿染色二就デ、

日本微生物學雑誌、第十八巻、一七七五頁、大正十三年。   32)杉山繁輝及森喜久男:Studies・n the migrati。n velecity。f white blood−cells taken from living and dead bodies and the influence。f temperature there〔)n.日本病理學會々誌、第十七年、昭和二年。   33)杉山繁輝及森 喜久男:細胞ノ遊走速度二關スル研究、(第一報)家兎白血球ノ遊走速度=就テ並二温度ノ之二及潔ス影響、十全會雑誌、第三十三巻、昭和三年十月。

54)Wallgren, A.;Ueber die Zelleibstruktur des neutrophilem:Lencozyten und seiner Vorstufen, und Uber den neutrophilen工、eukozyten in Dunkelfeldbeleuchtung. Arbeiten aus d. Path. lnst・ d・ Vniv一 Helsingsfors, N. E Bd. 3, S, 1, 1923. 30) WaSlgren, A, : Ueber die Friessbe−

wegung,im ,Plasmanet4 des neutrophilen Lenkozyten. Ditto, Bd. 3, S. 499・ 1925. .31) Weise, K, : Bioskopische Methoden im Reagenzglase fUr dep Nachweis der Lebensftihigkeit eines Gewebes etc. Zbl, f. Bakt.. Orig. Abt・ 1, Bd・ 88, S, 115, 1922. 32) Wrzesek ; Beobachtung ueber die Bqdingunge. n des Waehstums der ubligaten anaeroben in ant rober Weise・ Zbl, f. Bakt. Abt. 1, Orig. Bd. 43, S・ 17, 19e7. 35)

Wrzesek : Wqitere Un.tersuchungep ttber die Zttchtung von obligatorischen Anaeroben in # orober Weise・ Ditto, Bd. 44, S. 607, 1907.

・蟹執F 1繋・ヨ・餐望累饅\鰻韻潤 蟹1彊べさ毒偲(紬階) 一 1 ltt・1}・:P 一

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