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COVERAGE INITIATED ON: 2017.07.24 LAST UPDATE: 2018.03.13
当レポートは、掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです。投資家用の各企 業の『取扱説明書』を提供することを目的としています。正確で客観性・中立性を重視した分析を行うべく、
弊社ではあらゆる努力を尽くしています。中立的でない見解の場合は、その見解の出所を常に明示します。
例えば、経営側により示された見解は常に企業の見解として、弊社による見解は弊社見解として提示されま す。弊社の目的は情報を提供することであり、何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わ せておりません。ご意見等がございましたら、[email protected] までメールをお寄せくだ さい。ブルームバーグ端末経由でも受け付けております。
Research Coverage Report by Shared Research Inc.
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Coverage目 次
SRレポートの読み方:本レポートは、直近更新内容・業績動向セクションから始まります。ビジネスモデルに馴染みのない方は、事業内容セクショ ンからご覧ください。
要約 --- 3
主要経営指標の推移 --- 5
直近更新内容 --- 6
概略 --- 6
業績動向 --- 7
四半期実績推移 --- 7
今期会社計画 --- 14
中長期見通し --- 16
事業内容 --- 18
会社概要 --- 18
ビジネスモデル --- 19
グループ会社の概要 --- 31
SW(Strengths, Weaknesses)分析 --- 34
市場とバリューチェーン --- 35
過去の業績・財務諸表 --- 37
過去の業績 --- 37
損益計算書 --- 46
過去の会社予想と実績の差異 --- 48
貸借対照表 --- 49
キャッシュフロー計算書 --- 50
その他の情報 --- 52
沿革 --- 52
ニュース&トピックス --- 53
コーポレートガバナンスおよびトップマネジメント --- 55
配当方針 --- 55
大株主(2017 年 9 月 30 日現在) --- 56
従業員数 --- 56
企業概要 --- 56
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Coverage要 約
事業概要
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同社は機動的なM&Aやアライアンスにより、企業価値を高めるホールディングス企業である。再生が求められる企業 の顧客基盤やブランド価値などを安価にM&Aするなどして、既存事業とのシナジー最大化や新規事業領域への進出を 図る(事業領域を制約しない)。現在、美容、メディア・コンサルティング、システム開発の3つの事業を主たる業務 としている(2017年3月期売上高構成比は、それぞれ、80.3%、17.3%、2.3%)。美容事業では、美容脱毛・エステ ティックサロンの経営、オリジナル化粧品の開発・販売などを行っている(美容脱毛事業で国内シェア約60%を誇る)。また、メディア・コンサルティング事業では、士業向け広告代理店、海外サービスに関するコンサルティングなどを 行っている。更に、システム開発事業では、SE 人材派遣、組込みシステム開発、医用画像ソフト開発、Web広告・
ゲームアプリ開発などを行っている。
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同社は、1996年7月に3次元グラフィックス向けLSIの開発および販売を目的として設立され、その後、画像処理基板 の販売や、ターンキーサービス(最先端を含むテクノロジーに対応したLSIの量産サービス)も営んでいた。しかし、2006年3月期~2014年3月期にかけて営業損失の状態が続く中で、2012年11月にソアーシステム(組込機器/ソフト ウェア開発販売)、2013年12月に上武(人材派遣、PCデータ消去リサイクル)のM&Aを実施。これらのM&Aにより 業容を徐々に変化させた。
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そして、2014年6月に沼田英也氏が同社代表取締役社長に就任後、2014年11月にリーガルビジョン(旧DSC:士業向 け広告代理店)、2014年12月にK2D(海外サービス・製品に関するコンサルティング)、2015年6月にスカイリンク(ゲームアプリ開発、Webサイト企画制作)、2016年1月にミュゼプラチナム(美容脱毛業界マーケットシェア約60%
のトップ企業:矢野経済研究所データ)のM&Aを矢継ぎ早に行った。それらの企業の連結業績への貢献により、2015 年3月期に8期振りに営業利益黒字化を果たした。また、2016年3月期には、ミュゼプラチナムの四半期分の業績寄与 が加わって、前期比2.5倍の売上高、同6.0倍の営業利益を計上するに至った。
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2017年3月期には、「たかの友梨ビューティクリニック」の運営会社である株式会社不二ビューティの完全子会社化 を実施した。また、美容脱毛サロン「エターナルラビリンス」などの運営会社である株式会社グロワール・ブリエ東 京(GB社)および同子会社ミスプレミアム株式会社(MP社)(GB社とMP社を総称して、GBグループ)を支援する とともに、両社の店舗・設備と従業員を承継し、美容事業の一層の基盤強化を図った。尚、GB社とMP社は2017年4 月に経営破綻するに至り、ミュゼプラチナムが救済支援を実施している。短期間に店舗と従業員の拡大(それぞれ56%、17%増加)を実現した。これらにより、同社グループは国内美容脱毛事業でシェア約60%、国内美容事業全般でシェ ア12%を占めるに至った。更に、2018年2月13日に、服飾事業を営む株式会社ラブリークィーンを簡易株式交換によ り完全子会社化した。株式会社ラブリークィーンが営む服飾事業について、今後収益の改善が見込まれ、かつ、同社 グループの有する顧客基盤やECサイトなどのシステム基盤の効果的な活用によるシナジーの創出が期待できると判 断したため
業績動向
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2018年3月期同社予想は、売上高53,000万円(前期比27.6%増)、営業利益1,800百万(同31.5%減)、経常利益1,900 百万円(同32.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益590百万円(同29.9%減)である。従来の会社予想はレン ジ予想であったが、同社は直近の業績動向を踏まえ同第3四半期決算発表時に修正した。◤
同社は、中期経営計画数値を公表していない。同社は積極的なM&Aを背景に、2015年3月期以降、黒字化を定着させ た。今後、同社グループの強みを活かした既存事業の強化施策(主軸の美容事業における美容脱毛事業とエステティッ ク事業間での相互送客や、他事業とのシナジー発揮)と並行して、新規事業領域への進出や積極的なM&Aを行うこと により、中期的に更なる収益拡大を目指す。RVH|6786
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Coverage同社の強みと弱み
SR社では、同社の強みを、経営陣のM&A案件ネットワーク、機動的なM&A能力、顧客・技術・サービス基盤の3点である と考えている。一方、弱みは、風評被害を受けやすいビジネスモデル、不確実性の高さ、シナジー最大化の経験の乏しさ の3点にあると考えている(後述の「SW(Strengths, Weaknesses)分析」の章参照)。
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Coverage主 要 経 営 指 標 の 推 移
出所:会社データを基にSR社作成
*表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五入により生じる相違であることに留意
損益計算書 08年3月期 09年3月期 10年3月期 11年3月期 12年3月期 13年3月期 14年3月期 15年3月期 16年3月期 17年3月期 18年3月期
(百万円) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 会予
売上高 3,071 2,566 2,113 2,505 163 187 477 5,229 18,070 41,533 53,000
前年比 8.6% -16.4% -17.7% 18.6% -93.5% 14.9% 154.5% 996.9% 245.6% 129.8% 27.6%
売上総利益 479 822 605 732 51 45 168 1,184 8,958 32,347
前年比 -34.5% 71.5% -26.4% 20.9% -93.1% -11.4% 274.2% 606.9% 656.6% 261.1%
売上総利益率 15.6% 32.0% 28.6% 29.2% 31.0% 23.9% 35.1% 22.6% 49.6% 77.9%
営業利益 -623 -368 -328 -331 -227 -174 -159 474 2,822 2,629 1,800
前年比 -648.7% -41.0% -10.8% 0.9% -31.5% -23.1% -8.8% -398.0% 495.0% -6.8% -31.5%
営業利益率 -20.3% -14.3% -15.5% -13.2% -139.2% -93.2% -33.4% 9.1% 15.6% 6.3% 3.4%
経常利益 -631 -299 -347 -518 -238 -186 -176 545 2,857 2,797 1,900
前年比 -573.9% -52.6% 15.9% 49.4% -54.1% -21.7% -5.8% -410.7% 423.8% -2.1% -32.1%
経常利益率 -20.5% -11.7% -16.4% -20.7% -146.0% -99.4% -36.8% 10.4% 15.8% 6.7% 3.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 -537 -401 -309 -414 -239 -332 -182 1,006 2,087 841 590
前年比 36.3% -25.3% -22.9% 33.8% -42.2% 38.7% -45.2% -653.2% 107.5% -59.7% -29.9%
利益率 -17.5% -15.6% -14.6% -16.5% -146.8% -177.2% -38.1% 19.2% 11.5% 2.0% 1.1%
一株当たりデータ(円、株式分割調整後)
期末発行済株式数(千株) 4,118.73 4,118.70 4,118.70 4,118.70 4,118.70 4,918.70 6,012.70 10,170.96 14,112.96 16,926.56
EPS -130.39 -97.43 -75.13 100.53 -58.13 -67.97 -34.90 146.11 172.77 58.31 34.40
EPS (潜在株式調整後) - - - -
DPS - - - -
BPS 607.41 413.02 347.96 272.97 na 152.80 133.54 370.56 537.49 632.56 貸借対照表 (百万円)
現金・預金・有価証券 1,428 887 634 701 na 104 41 561 738 3,421
売上債権 1,112 584 642 59 na 78 173 6,479 6,532 9,972
流動資産合計 3,459 1,989 1,633 828 na 559 464 7,382 10,928 23,142
有形固定資産 154 86 102 20 na 0 7 49 2,943 9,506
投資その他の資産計 222 121 127 412 na 68 80 184 4,620 13,387
無形固定資産 333 144 127 3 na 177 372 670 7,303 23,632
資産合計 4,168 2,339 1,989 1,263 na 804 923 8,284 25,794 69,668
仕入債務 42 21 68 47 na 3 20 2,640 2,532 2,842
短期有利子負債 374 168 63 - na - - 420 414 1,149
流動負債合計 602 335 225 113 na 36 107 4,250 17,910 42,140
長期有利子負債 500 - - - na - - 39 194 317
固定負債合計 563 15 18 25 na 17 12 61 295 16,824
負債合計 1,165 350 243 138 na 53 119 4,311 18,205 58,964
純資産合計 3,004 1,989 1,746 1,124 na 752 804 3,973 7,589 10,703
有利子負債(短期及び長期) 874 168 63 - na - - 459 609 1,466 キャッシュフロー計算書 (百万円)
営業活動によるキャッシュフロー -476 139 -115 -632 -233 -317 -144 -390 134 882 投資活動によるキャッシュフロー 1,872 1 -36 -116 153 -311 -118 433 32 666 財務活動によるキャッシュフロー -2,510 -580 -112 768 -1 102 199 462 194 633 財務指標
総資産経常利益率(ROA) -13.4% -9.2% -16.0% -31.9% na -23.2% -20.3% 11.8% 16.8% 5.9%
自己資本純利益率(ROE) -19.1% -19.1% -19.7% -32.4% na -41.2% -23.4% 42.2% 36.1% 9.2%
純資産比率 72.1% 85.0% 87.8% 89.0% na 93.5% 87.1% 48.0% 29.4% 15.4%
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Coverage直 近 更 新 内 容 概略
2018年3月13日、株式会社RVHへの取材を踏まえ、レポートを更新した
2018年2月14日、同社は2018年3月期第3四半期決算、及び2018年3月期通期業績予想修正を発表した。
(決算短信へのリンクはこちら、業績予想修正のリリース文へのリンクはこちら、決算説明資料はこちら。詳細は2018年 3月期第3四半期決算の項目を参照)
2018年1月23日、同社が、簡易株式交換による株式会社ラブリークィーンの完全子会社化に関して発表した。
(リリース文へのリンクはこちら)
同社は、2017年12月6日付にてラブリークィーン株式会社(以下、旧LQ社)との間で締結した旧LQ社服飾事業承継に係 る基本合意書に基づき、2018年1月23日開催の取締役会において、旧LQ社の服飾事業を承継した旧LQ社の新設子会社で ある株式会社ラブリークィーン(以下、新LQ社)を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議した。
当該株式交換による完全子会社化の目的
同社は、旧LQ社との間で、服飾事業の承継に関する具体的な手法及び詳細条件等について検討及び協議を進めてきた。 そ の結果、当初の予定通り旧LQ社の株主総会において服飾事業に係る事業基盤及び同事業推進に必要な債務のみを承継す るための会社分割が承認され、2018年1月23日付にて新LQ社が設立された。同事業においてはコスト構造の見直しや不 採算店舗の撤退等を進めており、今後収益の改善が見込まれ、同社グループの有する顧客基盤やECサイト等のシステム 基盤の活用によるシナジーの創出が期待できると判断した。そのため、今般、新LQ社の完全親会社である旧LQ社との最 終合意に至り、同社を株式交換完全親会社、新LQ社を株式交換完全子会社とする当該株式交換を行うことを決議した。
当該株式交換により、同社は、新LQ株式1株に対し、同社株式2,573株を割当て交付する。株式交換効力発生日は2018年2 月13日とする。
3ヵ月以上経過した会社発表はニュース&トピックスへ
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Coverage業 績 動 向 四半期実績推移
出所:会社データを基にSR社作成
*表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五入により生じる相違であることに留意。
四半期業績推移(累計) FY03/16 FY03/17 FY03/18
(百万円) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q (達成率) 通期会予
売上高 2,579 5,071 7,504 18,070 10,585 20,999 31,046 41,533 13,016 26,734 39,794 75.1% 53,000
前年同期比 1082.0% 1015.9% 346.4% 245.6% 310.5% 314.1% 313.7% 129.8% 23.0% 27.3% 28.2% 27.6%
売上総利益 624 1,162 1,693 8,958 8,064 16,053 23,609 32,347 10,847 22,289 32,532 前年同期比 1012.6% 1129.5% 332.1% 656.6% 1192.7% 1281.6% 1294.7%261.1% 34.5% 38.8% 37.8%
売上総利益率 24.2% 22.9% 22.6% 49.6% 76.2% 76.4% 76.0% 77.9% 83.3% 83.4% 81.8%
販管費 318 528 827 6,136 6,632 14,097 21,371 29,718 10,958 21,928 31,673
前年同期比 234.1% 189.7% 137.6% 764.6%1986.5% 2572.1% 2482.7%384.3% 65.2% 55.6% 48.2%
売上高販管費比率 12.3% 10.4% 11.0% 34.0% 62.7% 67.1% 68.8% 71.6% 84.2% 82.0% 79.6%
営業利益 306 634 865 2,822 1,432 1,957 2,238 2,629 -110 360 859 47.7% 1,800
前年同期比 - -1894.5% 495.0% 367.9% 208.4% 158.6% -6.8% - -81.6% -61.6% -31.5%
営業利益率 11.9% 12.5% 11.5% 15.6% 13.5% 9.3% 7.2% 6.3% - 1.3% 2.2% 3.4%
経常利益 313 645 874 2,857 1,475 2,080 2,369 2,797 -95 436 961 50.6% 1,900
前年同期比 - - 711.4% 423.8% 370.9% 222.3% 171.1% -2.1% - -79.0% -59.4% -32.1%
経常利益率 12.1% 12.7% 11.6% 15.8% 13.9% 9.9% 7.6% 6.7% - 1.6% 2.4% 3.6%
四半期純利益 103 397 577 2,087 848 1,137 1,077 841 -312 -262 -94 - 590 前年同期比 - - -21.7% 107.5% 719.3% 186.0% 86.7% -59.7% - - - -29.9%
四半期純利益率 4.0% 7.8% 7.7% 11.5% 8.0% 5.4% 3.5% 2.0% - - - 1.1%
四半期業績推移(3か月) FY03/16 FY03/17 FY03/18
(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
売上高 2,579 2,492 2,433 10,566 10,585 10,414 10,047 10,487 13,016 13,718 13,060
前年同期比 1082.0% 954.9% 98.3% 197.8% 310.5% 317.9% 312.9% -0.7% 23.0% 31.7% 30.0%
売上総利益 624 538 531 7,266 8,064 7,989 7,555 8,738 10,847 11,442 10,243 前年同期比 1012.6% 1300.1% 78.6% 817.0% 1192.7% 1384.7% 1323.2% 20.3% 34.5% 43.2% 35.6%
売上総利益率 24.2% 21.6% 21.8% 68.8% 76.2% 76.7% 75.2% 83.3% 83.3% 83.4% 78.4%
販管費 318 210 300 5,309 6,632 7,464 7,274 8,347 10,958 10,970 9,745
前年同期比 234.1% 141.2% 80.4%1368.9% 1986.5% 3459.8% 2325.5% 57.2% 65.2% 47.0% 34.0%
売上高販管費比率 12.3% 8.4% 12.3% 50.2% 62.7% 71.7% 72.4% 79.6% 84.2% 80.0% 74.6%
営業利益 306 328 231 1,957 1,432 525 281 391 -110 470 499
前年同期比 - - 76.4% 354.1% 367.9% 59.9% 21.8% -80.0% - -10.4% 77.4%
営業利益率 11.9% 13.2% 9.5% 18.5% 13.5% 5.0% 2.8% 3.7% -0.8% 3.4% 3.8%
経常利益 313 332 229 1,983 1,475 604 289 428 -95 531 525
前年同期比 - - 15.6% 353.1% 370.9% 82.1% 26.4% -78.4% - -12.1% 81.7%
経常利益率 12.1% 13.3% 9.4% 18.8% 13.9% 5.8% 2.9% 4.1% -0.7% 3.9% 4.0%
四半期純利益 103 294 179 1,510 848 289 -60 -235 -312 50 168 前年同期比 - - -78.4% 460.6% 719.3% -1.8% - - - -82.7% -379.4%
四半期純利益率 4.0% 11.8% 7.4% 14.3% 8.0% 2.8% -0.6% -2.2% -2.4% 0.4% 1.3%
FY03/18通期
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Coverage出所:会社データを基にSR社作成
*表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五入により生じる相違であることに留意。
業績の季節性
同社グループの美容事業では、夏季および年末年始に顧客獲得が集中する傾向にある。これらの時期に、マーケティング 活動を強化し、広告宣伝費の積極的投入を行う。一方、顧客と契約締結時に同社はその契約代金を前受金として計上し、
その後、顧客への役務提供に応じて前受金を売上高へ振りかえる会計処理を行う。顧客の来店頻度は年間を通じて概ね一 定で推移する結果、役務提供に係る売上高はこれに伴い年間を通じて一定となる傾向がある。そのため、契約獲得の集中 時期である第2四半期と第4四半期には、売上高に対する費用負担割合が大きくなる傾向がある。
2018年3月期第3四半期実績
決算概要
2018年3月期第3四半期累計期間連結売上高は39,794百万円(前年同期比+28.2%)、営業利益859百万円(同-61.6%)、
経常利益961百万円(同-59.4%)、親会社株主に帰属する四半期純損失94百万円(前年同期は841百万円の純利益)となっ た。当決算発表に合わせて修正された2018年3月期会社予想に対する進捗率は売上高75.1%(2017年3月期実績に対する
セグメント別 四半期業績(累計) FY03/16 FY03/17 FY03/18
(百万円) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q (達成率) 通期会予
売上高 2,579 5,071 7,504 18,070 10,585 20,999 31,046 41,533 13,016 26,734 39,794 75.1% 53,000
前年同期比 1082.0% 1015.9% 346.4% 245.6% 310.5% 314.1% 313.8% 129.8% 23.0% 27.3% 28.2% 27.6%
美容事業 - - - 8,247 8,379 16,737 24,545 33,370 11,719 24,191 36,014 na
前年同期比 - - - 304.6% 39.9% 44.5% 46.7%
構成比 - - - 45.6% 79.2% 79.7% 79.1% 80.3% 90.0% 90.5% 90.5%
メディア・コンサルティング事業 2,379 4,614 6,813 8,947 2,000 3,808 5,845 7,191 1,061 2,045 3,040 na 前年同期比 na na 630.1% 114.9% -15.9% -17.5% -14.2% -19.6% -47.0% -46.3% -48.0%
構成比 92.3% 91.0% 90.8% 49.5% 18.9% 18.1% 18.8% 17.3% 8.1% 7.6% 7.6%
システム開発事業 200 456 690 876 205 455 656 972 236 497 740 na
前年同期比 -8.5% 0.5% -7.7% -17.8% 2.9% -0.3% -4.9% 10.9% 15.1% 9.2% 12.7%
構成比 7.7% 9.0% 9.2% 4.8% 1.9% 2.2% 2.1% 2.3% 1.8% 1.9% 1.9%
営業利益 306 634 865 2,822 1,432 1,957 2,238 2,629 -110 360 859 47.7% 1,800
前年同期比 - - 1894.5% 495.0% 367.9% 208.4% 158.6% -6.8% - -81.6% -61.6% -31.53%
美容事業 - - - 1,738 1,263 1,739 1,830 2,214 -234 194 692 3.4%
前年同期比 - - - 27.4% - -88.8% -62.2%
構成比 - - - 61.6% 88.2% 88.9% 81.8% 84.2% - 53.9% 80.6%
利益率 - - - 21.1% 15.1% 10.4% 7.5% 6.6% -2.0% 0.8% 1.9%
メディア・コンサルティング事業 369 760 1,020 1,122 228 389 605 594 127 146 130 na 前年同期比 na na 595.5% 89.0% -38.3% -48.8% -40.7% -47.1% -44.3% -62.5% -78.5%
構成比 120.7% 119.8% 117.9% 39.8% 15.9% 19.9% 27.0% 22.6% - 40.6% 15.1%
利益率 15.5% 16.5% 15.0% 12.5% 11.4% 10.2% 10.4% 8.3% 12.0% 7.1% 4.3%
システム開発事業 -30 -65 -78 -75 -50 -62 -69 -37 -9 0 4 na
前年同期比 - - - -
構成比 -9.7% -10.2% -9.0% -2.7% -3.5% -3.2% -3.1% -1.4% - 0.0% 0.5%
利益率 -14.9% -14.2% -11.2% -8.6% -24.4% -13.7% -10.5% -3.8% -3.9% 0.0% 0.5%
調整額 -33 -61 -78 38 -9 -110 -128 -142 6 20 31 na
構成比 -10.9% -9.6% -9.0% 1.3% -0.6% -5.6% -5.7% -5.4% -5.2% 5.6% 3.6%
四半期業績推移(3か月) FY03/16 FY03/17
(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
売上高 2,579 2,492 2,433 10,566 10,585 10,414 10,047 10,487 13,016 13,718 13,060
前年同期比 1082.0% 954.9% 98.3% 197.8% 310.5% 317.9% 312.9% -0.7% 23.0% 31.7% 30.0%
美容事業 - - - 8,247 8,379 8,357 7,808 8,825 11,719 12,472 11,823
前年同期比 - - - 7.0% 39.9% 49.2% 51.4%
構成比 - - - 78.1% 79.2% 80.2% 77.7% 84.2% 90.0% 90.9% 90.5%
メディア・コンサルティング事業 2,379 2,235 2,199 2,133 2,000 1,807 2,038 1,346 1,061 984 995 前年同期比 - - 135.6% -33.9% -15.9% -19.2% -7.3% -36.9% -47.0% -45.5% -51.2%
構成比 92.3% 89.7% 90.4% 20.2% 18.9% 17.4% 20.3% 12.8% 8.1% 7.2% 7.6%
システム開発事業 200 257 234 185 205 250 201 315 236 261 243 前年同期比 - - -20.3% -41.7% 2.9% -2.7% -14.0% 70.1% 15.1% 4.3% 20.7%
構成比 7.7% 10.3% 9.6% 1.8% 1.9% 2.4% 2.0% 3.0% 1.8% 1.9% 1.9%
営業利益 306 328 231 1,957 1,432 525 281 391 -110 470 499
美容事業 - - - 1,738 1,263 476 90 384 -234 428 498
前年同期比 - - - -77.9% - -10.2% 451.0%
構成比 - - - 88.8% 88.2% 90.7% 32.1% 98.2% - 91.0% 99.8%
利益率 - - - 21.1% 15.1% 5.7% 1.2% 4.4% -2.0% 3.4% 4.2%
メディア・コンサルティング事業 369 391 260 102 228 162 216 -11 127 19 -16 前年同期比 - - 77.4% -77.2% -38.3% -58.7% -17.2% - -44.3% -88.2% -107.4%
構成比 120.7% 119.1% 112.7% 5.2% 15.9% 30.8% 76.6% -2.8% - 4.1% -3.2%
利益率 15.5% 17.5% 11.8% 4.8% 11.4% 8.9% 10.6% -0.8% 12.0% 1.9% -1.6%
システム開発事業 -30 -35 -13 2 -50 -12 -7 32 -9 9 4
前年同期比 - - - -42.9% - - - 1446.5% - - -
構成比 -9.7% -10.7% -5.5% 0.1% -3.5% -2.3% -2.5% 8.2% - 1.9% 0.8%
利益率 -14.9% -13.7% -5.4% 1.1% -24.4% -4.8% -3.5% 10.2% -3.9% 3.5% 1.6%
調整額 -33 -28 -17 115 -9 -101 -18 -14 6 14 11
構成比 -10.9% -8.4% -7.2% 5.9% -0.6% -19.2% -6.3% -3.6% -5.2% 3.0% 2.2%
FY03/18通期
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Coverage第3四半期累計実績進捗率74.8%、営業利益47.7%(同85.1%)、経常利益50.6%(同84.7%)、親会社株主に帰属する四 半期純損失94百万円(同128.0%)となった。
同社によれば、売上高は同社期初計画にインラインでの着地となった。美容事業部門における人材不足を背景とした施術 売上高が計画に対して未達となる一方で、店舗やECでの物販売上高が計画を上回って推移したとのこと。第3四半期累計 営業利益実績は同社期初計画を下回っている。しかし、第4四半期における物販売上高を更に拡大させる一方で、広告宣 伝費を圧縮することにより、営業利益を会社計画に沿った業績に収める予定であるとのこと。
当上半期には、物販を拡大させるために販売促進費を拡大させたが、当第3四半期には販売促進費を上半期の四半期当た り投入額に比べて抑制したにも係わらず物販売上高が伸長したとのこと。第4四半期も第3四半期同様に広告宣伝費を抑 制する中で、自社商品開発や他社との共同商品開発、外販にも引き続き注力し、物販売上高の拡大を図るとしている。同 社によれば、物販は施術にもシナジーがあり、顧客の離脱率の低減にもつながるとのことである。
施術前の肌状態をより的確に見極めることで脱毛トラブルの未然防止する「スキンケアマイスター」の資格を全店舗ス タッフが取得することを目指す。ミュゼプラチナム以外の消費者への販売促進のためのブランディング強化を図る。EC サイトにおいては、フックとなる人気ブランド商品の仕入を強化し、有名ブランドコスメ以外にもバック、小物などのラ インナップの拡充を図る。また、施術を行うスタッフの人材不足に対しては、人事制度の刷新による退職者の抑制を図っ ていくとのことである。
売上高
2018年3月期第3四半期累計期間連結売上高は39,794百万円(前年同期比+28.2%)となった。美容事業エステティック部 門において人員不足により施術売上が減少したものの、各美容ブランドの物販売上が期首予想を上回った。また、エステ ティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を展開する株式会社不二ビューティの業績が当第1四半期の期首よ り寄与したことなどが増収の背景。セグメント別では、美容事業が36,014百万円(前期比+46.7%;売上高構成比90.5%)、
メディア・コンサルティング事業が3,040百万円(同-48.0%;同7.6%)、システム開発事業が740百万円(同+12.7%;同 1.9%)の売上高となった(以上、外部顧客への売上高ベース)。主力事業である美容事業において、業界最大規模を有 する優位性を活用し、更なる収益拡大によるグループ企業価値の向上を目的とした成長部門への積極投資を実行している。
同時に、各事業分野が有する顧客基盤、技術基盤、サービス基盤を活用したシナジーの最大化に取り組んだ。
利益
2018年3月期第3四半期累計期間連結営業利益は859百万円(前年同期比-61.6%)となった。同経常利益は961百万円(同 -59.4%)となった。美容事業の新ブランド「コロリー」における積極的な広告宣伝投資や他の各ブランドにおける積極 的な広告宣伝活動の実施、M&Aに伴う店舗・従業員数の増加を主因とする人件費、地代家賃などの費用増加が営業減益 の理由。ただし、第3四半期(9月~12月)には美容事業において冬季広告宣伝費の計画的抑制によるコスト削減を実施 し、売上高広告宣伝費率は前年同期の4.1%から3.1%に低下した。なお、法人税等合計1,058百万円の計上により、親会 社株主に帰属する四半期純損失は94百万円(前年同期は1,077百万円の純利益)となった。
尚、法人税等合計1,058百万円の内、法人税等調整額は958百万円であるが、これは主に、ミュゼプラチナム社における 旧会社からの事業譲受により生じた税務上ののれんにつき、税務上の損金算入額に応じて、対応する繰延税金資産を取り 崩している影響によるもの。当該税務上ののれんは、発生から5年間の定額法により償却しており、償却が終了すること により、当該繰延税金資産の取崩しによる法人税等調整額の計上も終了となる。
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Coverageセグメント別
美容事業
美容事業の売上高は、前年同期比46.7%増36,014百万円(売上高構成比90.5%)となった。同営業利益は、同62.2%減の 692百万円となり、EBITDAは同7.4%減の3,078百万円となった。EBITDAは第3四半期累計では前年同期に比べて減少して いるもの、第2四半期、第3四半期の四半期(3ヵ月間)の実績でみると、それぞれ21.2%増、108.6%増と2四半期連続で 前年同期に比べて増加している。また、全体額も当第1四半期(2017年4~6月期)540百万円、当第2四半期(同年7~9 月期)1,240百万円、当第3四半期1,298百万円と四半期を追う毎に増加している。美容部門「ミュゼプラチナムエステティッ ク部門「たかの友梨ビューティクリニック」の自社コスメ等の物販売上が好調に推移した。また、株式会社不二ビューティ 及び美容脱毛部門「コロリー」の業績が期首より寄与した。
「ミュゼプラチナム」ブランドでは、施術売上高がやや減少傾向で推移したものの、美容脱毛コースと併せた自社ブラン ド化粧品(S.S.C.ミルクローション*など)の販売を促進させたことに等より、物販が前年同期比114%増と好調に推移し た。施術前の肌状態をより的確に見極めることで脱毛トラブルの未然防止を強化するため、「スキンケアマイスター」検 定制度を導入し、販売力やサービスレベルの向上に努めた。1店舗につき最低1名以上のマイスターを在籍させている(有 資格者1,247名:2017年11月末)。契約獲得高についても、2017年4月より開始した土日優遇コースの導入・価格改定に より前年同期比34%増(前年同期の約6,000百万円から当第3四半期の3ヵ月間では8,000百万円超へ拡大)と好調に推移 した。「コロリー」ブランドでは、翌期以降の売上利益貢献を目指し、引き続き新規顧客を獲得するため「フェイシャル ケア」や「オーダーメイド脱毛」等、美容脱毛コースの拡充を行った。
*当第3四半期累計で販売本数は470,000本を突破した(前年同期の約2倍)。その他の新商品には、S.S.C.リッチモイスチャー ミルクセラム、「たか の友梨」とのコラボ商品であるスキンクリームたまごchan、MC PLクレンジングクリームEX、MC PLウォッシュフォームなどを販売している
エステティック部門においては、「たかの友梨ビューティクリニック」の契約獲得高は、引き続き40周年記念キャンペー ンを実施したこと等により、繁忙期である当第2四半期と比較しても6%増と好調に推移した。化粧品物販等については 2017年10月より販売開始したエイジングケア商品「たかの友梨スーパーセル」(定価:200,000円)の販売が特に好調で あったことから、当第2四半期と比較し17%増で推移した。施術売上高についてはエステティック業界における深刻な人 材不足の影響によりサービス供給が予定どおり進捗しなかったこと等から厳しい展開となった。同社では、ヒアリング制 度やメンター制度などによって、人事制度の充実を図ることで、退職者の抑制を図っていくとのことである。
<店舗数>
同社の店舗数は、当第3四半期末373店となり、前第2四半期比2店の減少となった(下表)。同社によれば、美容エステ ティック業界は、近年の市場規模が概ね横ばいで推移する中で、少子高齢化などの影響によるエステティシャン不足が続 いており、人材確保が重要な課題となっている。チェーン展開を行うエステティックサロンの多くが、既存店舗の収益性 確保のため、出店ペースの鈍化または現状維持、統廃合等を進める傾向にあるとのこと。
美容事業:ブランド別店舗数
出所:同社資料を基にSR社作成
*たかの友梨ビューティクリニックの店舗数にヘッドスパ Re-beaute(リボーテ)を含む Q1FY03/17末
Q1末 Q2末 Q3末 出店 退店 増減
ミュゼプラチナム 美容脱毛サロン 185 179 178 173 1 6 -5
たかの友梨ビューティクリニック エステティックサロン - 105 103 103 - - 0 コロリー 全身美容脱毛サロン - 64 62 60 - 2 -2
マキア アイラッシュサロン - 33 32 37 5 - 5
合計 185 381 375 373 6 8 -2
前四半期比 FY03/18
ブランド ジャンル
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Coverage美容事業セグメントの売上高と前受金の四半期推移
出所:同社データを基にSR社作成
美容事業セグメント利益とEBITDAの四半期推移
出所:同社データを基にSR社作成
のれんの計上額(連結)と同対株主資本比率
出所:同社データを基にSR社作成
ミュゼプラチナム売上高の四半期推移(単位:百万円)
出所:同社資料を基にSR社作成
8,379 8,357 7,808 8,825 11,719 12,472 11,823
15,158
20,179 22,905
31,526 35,066 37,685 37,943
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000
0 5,000 10,000 15,000 20,000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
FY03/17 FY03/18
美容事業セグメント売上高(百万円) 前受金残高(右軸:百万円)
1,263
476 90 384
-234
428 498
-500 0 500 1,000 1,500 2,000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
FY03/17 FY03/18
美容事業セグメント利益(百万円) 美容事業のれん・減価償却費(百万円)
346 324 661 648 1,188 1,147 1,106
6,605 8,930 12,051 12,764
22,945 24,220 24,997 25,476
45.4% 45.5%
29.7% 16.4% 32.9% 29.1% 26.8%
87.1%105.9%
137.9%146.5% 214.5%233.5% 241.9%242.6%
0.0%
50.0%
100.0%
150.0%
200.0%
250.0%
300.0%
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
FY03/15Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
FY03/16 Q2 Q3 Q4 Q1
FY03/17 Q2 Q3 Q4 Q1
FY03/18 Q2 Q3 Q4
のれん 対株主資本比率(右軸)
(百万円)
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
FY03/17 FY03/18
旧会社施術 ミュゼ施術 物販(店舗・EC) その他
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Coverageコロリーの売上高およびコストの四半期推移(単位:百万円)
出所:同社資料を基にSR社作成
たかの友梨ビューティクリニックの売上高の四半期推移(単位:百万円)
出所:同社資料を基にSR社作成
メディア・コンサルティング事業
メディア・コンサルティング事業の売上高は、前年同期比48.0%減の3,040百万円(売上高構成比7.6%)となった。同営 業利益は、同78.5%減の130百万円となり、EBITDAは同71.1%減の192百万円となった。広告代理店部門における過払金 請求広告案件が縮小傾向にあることや、美容事業において今後より効果的な広告戦略を実行するため、マス広告出稿先の 見直しを行い、これに伴い広告代理店部門の内部売上を一部縮小したことなどが前期比減収・減益の主要因。
広告代理店部門においては、主に弁護士、司法書士などの士業に対する過払金請求広告サービスとして、出張無料法律相 談会の企画・運営サポート、ポスティング・新聞折込広告サービスの提供を行った。また、WEBマーケティング部門に おいては、グループ内外のWEBサイト企画制作およびSEO対策やリスティング、アフィリエイトなどのマーケティング サービスの提供を行った。更に、コンサルティング部門においては、主にグループ内の美容事業に関する広告サービス展 開として「Hot Pepper(ホットペッパー)本誌」・「Hot Pepper Beauty(ホットペッパービューティー)」の代理事業 のほか、ローカルエリアの潜在顧客に対するブランド訴求のため、映画館広告枠「シネアド」の取り扱いを開始した。
システム開発事業
システム開発事業の売上高は、前期比15.6%増の740百万円(売上高構成比1.9%)となった。同営業利益は4百万円の営 業利益(前年同期は69百万円の営業損失)、EBITDA20百万円(前年同期は-17百万円)。システムエンジニアリング及び バックオフィスに係る人材派遣、PCデータ消去&リサイクルサービス、組込系システムの受託開発、サーバー構築・運 用・保守、医用画像表示ソフト「FVT-air」の販売などを行った。同社グループの技術センターとして、開発体制のグルー プ内製化によるコスト削減に向けた取り組みを図り、営業黒字に転じた。
2018年3月期業績予想修正
同社は、第3四半期決算発表時に通期会業績予想の修正を発表した。
0 200 400 600 800 1,000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
FY03/17 FY03/18
売上高 人件費 地代家賃 広告宣伝費 その他
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
FY03/17 FY03/18
施術 物販 その他
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Coverage2018年3月期通期修正予想
▷売上高:5,3000百万円 (前回予想:52,000百万円~53,700百万円)
▷営業利益:1,800百万円 (同1,730百万円~2,460百万円)
▷経常利益:1,900百万円 (同1,850百万円~2,610百万円)
▷当期純利益:590百万円 (同630百万円~890百万円)
▷1株当たり当期純利益:34.40円(同37.34円~52.75円)
修正の理由
事業環境及び業績動向等を踏まえ算出した2018年3月期通期の売上高、営業利益、経常利益については、いずれも前回予 想のレンジ内に収まる見込みとなった。親会社株主に帰属する当期純利益については、法人税等負担額が期初予想より増 加する見込みであること等により前回予想を下回る見通しとなった。
後発事象
同社は、2018年1月23日付取締役会決議に基づき、株式会社ラブリークィーンと株式交換契約を締結し、2018年2月13 日付でその効力が発生している(「直近更新内容」の章をも参照)。株式会社ラブリークィーンが営む服飾事業について、
今後収益の改善が見込まれ、かつ、同社グループの有する顧客基盤やECサイトなどのシステム基盤の効果的な活用によ るシナジーの創出が期待できると判断したため。
同社を株式交換完全親会社として、株式会社ラブリークィーンを株式交換完全子会社とする株式交換を行った。株式交換 は、会社法第796条第2項の規定に基づく簡易株式交換の手続により、同社の株主総会決議による承認を得ることなく実 施し、株式会社ラブリークィーンは、2018年30年1月23日開催の臨時株主総会の決議による承認を得た上で、2018年2 月13日付で株式交換契約の効力が発生した。株式会社ラブリークィーン普通株式1株に対し、同社株式2,573株を割当交 付した(株式交換により割当交付した株式数:2,573,000株)。のれんは発生しない模様である。
過去の四半期実績と通期実績は、過去の財務諸表へ
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Coverage今期会社計画
出所:会社データを基にSR社作成
*表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五入により生じる相違であることに留意
2018年3月期会社予想
2018年3月期第3四半期の決算実績の発表と同時に、同社は2018年3月期の通期会社予想修正を発表した(2018年2月14 日公表)。2017年8月の2018年3月期第1四半期の決算発表時(2017年8月14日公表)に発表した会社予想はレンジ予想で あったが、直近の業績動向を踏まえ修正した。具体的には、売上高53,000万円(前期比27.6%増)、営業利益1,800百万
(同31.5%減)、経常利益1,900百万円(同32.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益590百万円(同29.9%減)で ある。
以下は2018年2月14日の修正予想発表前のコメントであり、SR社では取材後に内容を更新する予定である。
同社予想がレンジ形式での公表となっているのは、メディア・コンサルティング事業における過払金広告案件の受注進捗 状況や美容事業における新ブランドの事業進捗状況による変動可能性などを考慮されているため。
尚、同社は、2018年期初時点では2018年3月期業績予想の開示を見合わせていた*。合理的な予想数値を算出することが 可能となった時点で速やかに開示する予定であるとしていた。
*理由は、主軸となる美容事業において、新ブランドのマーケティング強化に関する積極投資や、ブランド間のクロスセールス施策・既存事業を活用 した内製化などのシナジー最大化に向けた施策の実行を予定していたこと。また、美容事業を主軸と位置づけてグループ経営資源を効率的に配分す るため、選択と集中の観点からも全社的な経営戦略の見直しを図っていたため。
美容事業の施策
旧GBグループの店舗・設備・従業員の承継と新ブランドの立ち上げ
グロワール・ブリエ(GB)社およびミスプレミアム(MP)社(以下、旧GBグループ)への支援スキームの過程におい て、ミュゼプラチナムがGBグループの店舗・設備と従業員を承継している。旧GBグループの店舗・設備および従業員を ミュゼプラチナムが承継したことで、美容脱毛部門において短期的な従業員・店舗数の拡大(それぞれ17%、56%増加)
を実現した。ミュゼプラチナムは全身美容脱毛専門サロン「コロリーColorée」とアイラッシュサロン「マキアMAQUIA」
という新規ブランド2つを立ち上げ、従来のミュゼプラチナムに加えて新規ブランドの収益力拡大を図る。
GBグループは2017年4月5日に破産手続を開始したため、ミュゼプラチナムは一般社団法人日本エステティック経営者会 の定める救済措置を旧GBグループの顧客に対して実施している。具体的には、現金・クレジットカード・信販契約を利 用して、施術代金の全額を既に支払済である旧GBグループの既存顧客に対しては、残役務(合計11億円:本件検討時に 入手した決算報告書に基づく数値であり、同社の会計監査を受けたものではない)にその35%を乗じた価格で残役務を
(百万円) 上期 下期 通期 上期 下期 通期 通期
売上高 5,071 25,976 31,046 20,999 20,534 41,533 53,000
売上原価
3,909 3,529 7,438 4,946 4,240 9,186 27.6%
売上総利益 1,162 22,447 23,609 16,053 16,294 32,347 売上総利益率
22.9% 86.4% 76.0% 76.4% 79.4% 77.9%
販売費及び一般管理費
528 20,843 21,371 14,097 15,622 29,718
売上高販管費比率10.4% 80.2% 68.8% 67.1% 76.1% 71.6%
営業利益 634 1,604 2,238 1,957
672
2,629 1,800営業利益率
12.5% 6.2% 7.2% 9.3% 3.3% 6.3% -31.5%
経常利益
645
1,723 2,369 2,080717
2,797 1,900経常利益率
12.7% 6.6% 7.6% 9.9% 3.5% 6.7% -32.1%
当期純利益 397
679
1,077 1,137-296 841 590
純利益率
7.8% 2.6% 3.5% 5.4% -1.4% 2.0% -29.9%
18年3月期会社予想
16年3月期 17年3月期
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Coverage顧客に購入してもらうことにより、顧客への役務提供を継続する。また、旧GBグループが提供していた役務への支払方 法として信販契約を利用し、かつ、信販契約の残役務を有する顧客については、ミュゼプラチナムが各信販会社から当該 既存顧客の残債務合計約31億円に対し約35%を乗じた額の支援金の提供を受けて、当該顧客は各信販会社に対する残債 務の支払いを継続することにより、ミュゼプラチナムが当該顧客に対して残役務分に関する追加代金を請求することなく 役務提供を継続する。
相互送客
美容事業内における(ミュゼプラチナム、コロリーとたかの友梨ビューティクリニック間での)相互送客施策を展開する。
幅広い世代へ多様なサービスを展開すると同時に、ブランド間クロスセールスを積極的に推進していく。
ミュゼプラチナム
価格改定や、特典付き会員制度(入会金税抜き3万円の支払いにより予約が取りやすくなるなどの特典がある:事業内容 の章で詳述)の導入により契約高・役務提供売上高の増加を目指す。2017年3月期末までに全店に導入が完了したミュゼ プラチナム独自の高速脱毛マシン「ミュゼエクスプレス」により、2018年3月期に、役務消化スピード(施術効率)の一 層の向上を図る。また、会員向けアプリ「ミュゼパスポート」の空き通知機能により、当日キャンセル率低減を図るほか、
EC機能の強化により、自社化粧品の物販売上高拡大を図る。更に、美容脱毛部門とエステティック部門を合わせた同社 の会員基盤(ミュゼプラチナム単独で2017年6月末315万人のF1層に、コロリー、マキア、たかの友梨の会員が加わる)、
「ミュゼパスポート」、店舗(同社グループ計385店舗)を活用して、法人向けマーケティングサービス「ミュゼマーケ ティング」を開始する。美容事業の顧客基盤を活用して、美容脱毛領域の枠を超えた新たな収益基盤の獲得を目指す。
コロリー
新規ブランドコロリーにおいては、2018年3月期は、2019年3月期以降の売上利益寄与の準備期間として位置付ける。積 極的な広告投下などの投資により、将来の売上高の源泉となる新規契約高積み上げを目指す。
たかの友梨ビューティクリニック
雇用拡大、原価見直し、販管費圧縮などによるコスト改善施策を実行する。2018年3期売上高および事業利益の拡大、2019 年3月期以降の営業利益への貢献を目指す。尚、2018年3月期はのれん償却費により収支均衡見込みである。
メディア・コンサルティング事業
外部売上高を獲得すると同時に、同社美容事業関連の広告の効率化や内製化に向けて、自社グループ内広告代理店機能や 制作機能の拡充を図る。リーガルビジョン経由の広告出稿については2018年3月期は終息傾向を同社は見込む。K2Dが ホットペッパービューティーの代理店となったため。K2Dを経由した当該媒体への出稿を行う予定。また、同社グループ WEBマーケティング・WEBサイト制作企画会社(スカイリンク)を通じたWEB制作などの内製化、同社グループの電子 認証システムSTAMPを活用したO2O(オンライン to オフライン)送客サービスの実施、などを行う。これらにより、
資金繰り円滑化、広告宣伝費の削減、新たな収益基盤の構築を目指す。
システム開発
顧客ニーズの多様化等に伴う競争激化により、システム開発に係る事業環境は厳しい状況にある中、既存案件の深耕と新 規開拓を積極的に実施していく。外注抑制や作業効率化などによるコスト圧縮で利益率向上を図るとともに、同社グルー プの技術センターとして、開発体制のグループ内製化や効率化に取り組む。
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Coverage中長期見通し
同社は中期経営計画数値を発表していない。同社は、2014年以降、ホールディングス企業として事業領域を制約するこ となく積極的なM&A戦略を展開してきた。特に2016年からは、美容分野への集中投資により、美容脱毛サロンを運営す るミュゼプラチナム、たかの友梨ビューティクリニックを運営する不二ビューティなどをグループ傘下に収め、企業価値 の向上に努めている。美容事業は、2018年3月期において、新ブランドのマーケティング強化に関する積極投資や、ブラ ンド間のクロスセールス施策・既存事業を活用した内製化などのシナジー最大化に向けた施策の実行を予定している。ま た、美容事業を主軸と位置づけてグループ経営資源を効率的に配分するため、選択と集中の観点からも全社的な経営戦略 の見直しを図っている。
同社の中期的戦略の基本方針と重点施策は、以下の通りである。
◤
基本方針:美容事業を主軸とした事業展開を図ると同時に、持続的な成長の実現に向けて、グループの強みを活かし たシナジー最大化により、新たなビジネスの創出と更なる事業の活性化を図る。グループシナジーの追求
出所:会社資料を基にSR社作成
◤
重点施策I:既存(美容、メディア・コンサルティング、システム開発)事業の強化
成長戦略の遂行、グループ資源を活用したコスト構造改革【美容事業】:事業概要の章に後述
【メディア・コンサルティング事業】
美容事業をサポートするためにWEBマーケティング、制作関連の内製化・効率化を推進する
ミュゼマーケティング支援 美容事業メディア・
コンサルティング事業 システム開発事業
美容脱毛サロン 女性会員基盤 エステティックサロン
ECサイト 予約システム 化粧品
アイラッシュサロン ジュエリー
広告代理店 海外サービス O2Oソリューション Webプロモーション
Webサイト構築 SEO
組込系システム開発 ソフトウェア開発 人材派遣 医療機関基盤 リサイクル
ソーシャルゲーム開発・運用
TIPS
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Coverage【システム事業】
美容事業をサポートするために開発体制の内製化によるコスト削減を実現する
グループ各社への技術支援◤
重点施策Ⅱ:新規事業領域への進出
事業基盤の活用のよる成長ドライバーの育成【美容事業】:事業概要の章に後述
【メディア・コンサルティング事業】:マス広告・Web広告の内製化及びWeb広告事業への本格参入を目指す
グループ各社の広告出稿を集約
国内企業に対するマーケティング事業の推進、グループ内市場調査を行う
グループ内のリスティング、アフェリエイト、SEO(検索エンジン最適化)等のWeb広告を集約◤
重点施策Ⅲ:積極的なM&A***の展開
収益面・コスト面、双方にメリットのある企業との提携***同社は、グループ間におけるシナジーの最大化、事業の多角・他領域展開により、外部環境要因等に左右されない強固なグルー プ体制を構築する手段がM&Aであると考えている。新たな事業領域への参入についても積極的に検討していくと同社はいう。対 象は、①既存事業とのシナジー効果が見込める、②収益、コストの両面でメリットがある、③顧客基盤拡大につながる、企業。
美容事業を主軸とした事業展開
ミュゼプラチナム
ミュゼプラチナムにおけるミュゼブランドは、価格改定や、新たに導入した特典付き「ミュゼメンバーシップ」スター会 員制度(事業内容の章に詳述)により、契約高および売上高(役務提供分)の増加を図る。同社によれば、過去にジンコー ポレーションにおいて契約している顧客への役務提供が減少することに伴い、2018年3月期中に追加ののれん計上、およ びのれん償却額はピークアウトする見込みである。同社では、2018年3月期以降、ミュゼブランド単体(「コロリー」な ど新ブランドでの先行投資費用および広告宣伝費用を除いた、従来のミュゼプラチナムブランドベース)での営業利益は 4,000百万円程度を見込んでいる。一方、新ブランド「コロリー」はマーケティングの強化により、新規契約の獲得に注 力していく。将来の売上高の源泉となる契約高を積み上げるために、2018年3月期には積極的な広告費投入を行う。
不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
2018年3月期初より収益寄与が始まる。同社では、売上高および事業利益(営業利益にのれん償却額を加えた利益)の中 期的拡大を見込んでいるが、2018年3月期はのれん償却費の計上により営業利益ベースでは収支均衡となると同社では予 想している。雇用拡大、原価見直し、販管費圧縮などによるコスト改善施策を実行していく。
シナジーの最大化
美容脱毛(ミュゼプラチナム、コロリー)とエステティック(たかの友梨ビューティクリニック)の相互送客を図ってい くことで、幅広い年代へ多様なサービスを展開していく。また、WEBマーケティング、制作、システム開発関連の内製 化・効率化に取り組み、グループ内資源の有効活用によるコスト削減を目指す。
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Coverage事 業 内 容 会社概要
同社は機動的なM&Aやアライアンスにより、企業価値を高めるホールディングス企業である。再生が求められる企業の 顧客基盤やブランド価値などを安価にM&Aするなどして、既存事業とのシナジー最大化や新規事業領域への進出を図る
(事業領域を制約しない)。ホールディングの下、各部門は、現在、美容、メディア・コンサルティング、システム開発 の3つの事業を主たる業務としている(2017年3月期売上高構成比は、それぞれ、80.3%、17.3%、2.3%)。美容事業で は、美容脱毛・エステティックサロンの経営、オリジナル化粧品の開発・販売などを行っている。また、メディア・コン サルティング事業では、士業向け広告代理店、海外サービスに関するコンサルティングなどを行っている。更に、システ ム開発事業では、SE 人材派遣、組込みシステム開発、医用画像ソフト開発、Web広告・ゲームアプリ開発などを行って いる。
セグメント別売上高(2017年3月期)
出所:会社データを基にSR社作成
M&Aによる業容の変化
同社は、1996年7月に3次元グラフィックス向けLSIの開発および販売を目的として設立され、その後、画像処理基板の販 売や、ターンキーサービス(最先端を含むテクノロジーに対応したLSIの量産サービス)も営んでいた。しかし、2006年 3月期~2014年3月期にかけて営業損失の状態が続く中で、2012年11月にソアーシステム(組込機器/ソフトウェア開発販 売)、2013年12月に上武(人材派遣、PCデータ消去リサイクル)を、2014年2月にK2D(海外サービス・製品に関する コンサルティング)のM&Aを行った。同社はこうしたM&Aにより、業容を徐々に変化させた。
そして、2014年6月に沼田英也氏が同社代表取締役社長に就任後、2014年11月にリーガルビジョン(旧DSC:仕業向け広 告代理店)、2015年6月にスカイリンク(ゲームアプリ開発、Webサイト企画制作)、2016年1月にミュゼプラチナム(美 容脱毛業界会員数シェア60%のトップ企業:矢野経済研究所データ)のM&Aを矢継ぎ早に行った。それらの企業の連結 業績への貢献により、同社は2015年3月期に8期振りに営業利益黒字化を果たした。また、2016年3月期には、ミュゼプラ チナムの四半期分の業績寄与が加わって、前期比2.5倍の売上高、同6.0倍の営業利益を計上するに至った。
2017年3月期には、「たかの友梨ビューティクリニック」の運営会社である株式会社不二ビューティの完全子会社化を実 施した。また、2017年4月に破産手続きを開始した、美容脱毛サロン「エターナルラビリンス」などの運営会社である株 式会社グロワール・ブリエ東京(GB社)および同子会社ミスプレミアム株式会社(MP社)の店舗・設備および従業員を、
同社の子会社であるミュゼプラチナムが承継した。このように、同社は美容事業の基盤の一層の強化を図っており、日本 の美容脱毛事業ではシェア約60%、さらに美容事業全般における同社グループのシェアは12%を占めるに至っている。
33,370 81%
7,191 17%
972 2%
美容 メディア・コンサルティング システム開発
FY03/17
売上高
41,533
百万円RVH|6786
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Coverage売上高、営業利益(以上、単位百万円)、粗利益率、営業利益率の長期推移
出所:会社社データよりSR社作成
ビジネスモデル
同社は機動的なM&Aやアライアンスにより、企業価値を高めるホールディングス企業である。実質倒産またはそれに近 い状態にあって、再生が求められている企業が保有する顧客基盤やブランド価値などを安価にM&Aすることを通じて、
同社の既存事業とのシナジー最大化や新規事業領域への進出を図る(事業領域を制約しない)。RVHはホールディングス 企業として、以下の3つの役割を果たす。
◤
グループ経営資源の最適配分◤
シナジーの最大化に向けた戦略立案◤
コーポレートガバナンス強化と統制3つのビークル
同社は現在、「美容」、「メディア・コンサルティング」、「システム開発」の3つを事業の柱としている。いわば、「美 容」は顧客基盤(ユーザー)を確保するビークル、「メディア・コンサルティング」はマーケティングを行うビークル、
「システム開発」は技術・サポート部隊となるビークルである。
同社グループの構造と事業セグメント
出所:同社資料を基にSR社作成
2,829 3,071 2,566 2,113 2,505
163 187 477
5,229
18,070
41,533
114
-623 -368 -328 -331 -227 -174 -159
474 2,822 2,629 4.0%
-20.3% -14.3% -15.5% -13.2%
-139.2%
-93.2%
-33.4% 9.1%
15.6%
6.3%
25.9%
15.6% 32.0% 28.6% 29.2% 31.0% 23.9% 35.1%
22.6%
49.6% 77.9%
-150%
-100%
-50%
0%
50%
100%
-5,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000
FY03/07 FY03/08 FY03/09 FY03/10 FY03/11 FY03/12 FY03/13 FY03/14 FY03/15 FY03/16 FY03/17 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 営業利益率(右軸) 粗利率(右軸)
ミュゼプラチナム
不二ビューティ
リーガルビジョン K2D スカイリンク
リアルビジョン ソアーシステム
上武 士業向け広告代理店
海外サービスに関するコンサルティング
RVH
美容事業 メディア・コンサルティング事業 システム開発事業
美容脱毛サロンの経営 エステティックサロンの経営 オリジナル化粧品の開発・販売
SE 人材派遣、組込みシステム開発 医用画像ソフト開発 Web広告・ゲームアプリ開発