• 検索結果がありません。

学 位 の 種 類 博士(歯学)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学 位 の 種 類 博士(歯学) "

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ふ り が な

氏 名

おうち さとこ

黄地 智子

学 位 の 種 類 博士(歯学)

学 位 記 番 号 甲 第 726 号

学 位 授 与 の 日 付 平成 26 年 3 月 7 日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第 4 条第 1 項に該当

学 位 論 文 題 目 Study on Experimental LED Curing Light Unit

(試作 LED 光照射器に関する研究)

学 位 論 文 掲 載 誌 日本歯科保存学雑誌 第 57 巻 第 1 号 平成 26 年 2 月 28 日

論 文 調 査 委 員 主 査 山本 一世 教授 副 査 小正 裕 教授 副 査 武田 昭二 教授

論文内容要旨

ヘッドが小さく(直径 2.1mm)歯肉壁まで近接させて光照射を行うことができる新規 LED 光照射器(以 下,MI ヘッド)を試作し,従来型 LED 光照射器であるペンキュアと MI ヘッドを比較することで,Ⅱ級 窩洞の歯肉壁の接着性に与える影響について検討を行った.

1.引張接着強さ(TBS)の測定

抜去牛歯に象牙質被着面を形成し, 2 ステップセルフエッチングプライマーシステムのメガボンドを 用いて歯面処理を行いペンキュア及び MI ヘッドにて照射距離および照射時間を変えて光照射を行った.

その後 CR 充填を行い,24 時間 37℃水中保管後,TBS を測定した.

2.色素浸透試験

ヒト抜去歯にⅡ級窩洞を形成し,隔壁後メガボンドで歯面処理を行いペンキュアで咬頭頂から,MI ヘッドで窩洞の歯肉壁に近接させて照射条件を変えて光照射を行った.その後 CR を充填し,サーマル ストレスを負荷した.各試料を 5%塩基性フクシン水溶液に 24 時間浸漬した後,光学顕微鏡下で色素 浸透状態を観察した.

3.光強度の測定

下顎人工模型の大臼歯にⅡ級窩洞を形成し色素浸透試験と同様の照射環境でペンキュアと MI ヘッド の光強度を測定した.

TBS の測定で MI ヘッドは有意に高い値を示したが,色素浸透試験の結果では色素浸透を防ぐことは できなかった.光強度はペンキュアのほうが有意に高い値を示した.

ペンキュアでは照射距離が離れると光強度が減少することと,照射方向が安定しないためボンディ

ング材を十分に重合できなかったものと考えられる.一方,MI ヘッドの場合近接させて光照射すると

歯肉壁のボンディング材は十分に重合するが,照射野が狭いため光の当たっていない部分は重合が不

(2)

十分となりその部分から漏洩が生じたものと考えられる.

MI ヘッドを使用してⅡ級窩洞の歯肉壁に近接させてボンディング材の光照射を行う際は,照射方法 の工夫や更なる追加の光照射が必要であることが示唆された.また今後,光を多方向に拡散させるよ うなヘッドの開発が必要と考えている.

論文審査結果要旨

本研究は,ヘッドが小さく(直径 2.1mm)歯肉壁まで近接させて光照射を行うことができる新規 LED 光照射器(以下, MI ヘッド)を試作し,従来型 LED 光照射器であるペンキュアと MI ヘッドを比較するこ とで,Ⅱ級窩洞の歯肉壁の接着性に与える影響について検討を行ったものである.

実験として照射距離,照射時間を変えて 1.ウシ歯を用いた引張接着強さ(TBS)の測定,2.ヒト歯を用 いた色素浸透試験,3.光強度の測定を行った.なお本研究は大阪歯科大学医の倫理委員会の承認を得 て行った(承認番号:大阪医倫 110735 号).

TBS の測定で MI ヘッドは有意に高い値を示したが,色素浸透試験の結果では色素浸透を防ぐことは できなかった.光強度はペンキュアのほうが有意に高い値を示した.

ペンキュアでは照射距離が離れると光強度が減少することと,照射方向が安定しないためボンディ ング材を十分に重合できなかったものと考えられる.一方,MI ヘッドの場合近接させて光照射すると 歯肉壁のボンディング材は十分に重合するが,照射野が狭いため光の当たっていない部分は重合が不 十分となりその部分から漏洩が生じたものと考えられる.

MI ヘッドはⅡ級窩洞の歯肉壁のボンディング材の光照射には有用であるが,光の当たっていないそ の他の部位への光照射が必要であることが示唆された.また今後,光を多方向に拡散させるようなヘ ッドの開発が必要と考えている.

以上,MI ヘッドを使用してⅡ級窩洞の歯肉壁に近接させてボンディング材の光照射を行う際,歯肉

壁に光照射には有用であるが,その他の光の当たっていない部位に追加の光照射が必要であることを

示した点において,本論文は博士(歯科)の学位を授与するに値すると判定した.

参照

関連したドキュメント

Ar と 5%F の混合ガスと銀メッシュを使用して資料作製を行い,対照群は PBII 法を行わなかった PMMA

研究方法として、大阪歯科大学附属病院高齢者歯科の患者 3 名の 4 mm

近年の研究では,間葉系幹細胞を多く含むラット歯根膜細胞が骨形成を誘導させることが明らかで

また, 歯周組織を一塊とし摘出後マイクロ X 線 CT で撮影, 摘出し た組織を脱灰した後に切片を作製し, HE 染色, 11β-HSD1, 11β-HSD2

従来から,テレスコープクラウンは,優れた装着感と機能性を備え,臨床で応用されている.しか

13 週齢 Wistar 系雄性ラット 36 匹を用い、上顎右側第一臼歯と第二臼歯の間にエラスティックチェ ーンを挿入し、 歯の移動を行った。

各作業模型上に測定装置を装着後、咬合接触検査材を用いて咬合接触関係の記録を行った。得られた

GK ラット上顎第一臼歯口蓋側歯肉の粘膜上皮の厚さは、糖尿病群が正常群より有意に厚いと報告さ