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「保健医療科学」
第 57 巻 第 3 号 予告
編 集 後 記
最近では,新興感染症,食品安全など人間の健康を脅かす様々な健康リスクの問題が諸メディアでほぼ毎日のよ うに取り上げられています.われわれは高度に発展した文明の成果を享受している一方で,常に何らかの予期しな い健康リスク要因に曝されているということを痛感します.このようなリスク要因に対して合理的な対応を行うた めには,十分な科学的根拠が必要であることはいうまでもありません.根拠となる科学的知見には生物学研究から 疫学研究まで多様なタイプがあり,このうち観察データに基づく疫学研究は,生物学的実験に比べれば多くの方法 論的限界を伴っていますが,健康リスク評価における人間に関する唯一の直接的証拠としてその存在意義はひじょ うに大きいと思われます. 本号の特集では,「地域診断・症候サーベイランスに向けた空間疫学の新展開」をテーマとしました.この「空 間疫学」は,主に疾病発生状況の地理的変動に関する情報を科学的に取り扱う学問であり,保健分野における応用 の可能性は広範囲に及ぶと思われます.その可能性については本号に掲載された各論文から充分に見て取ることが できます.疫学は,これまでも医学の進歩や社会の変化に伴い発展を遂げてきましたが,今後も,統計学,情報科 学,ソフトウェア,コンピュータなどの技術や理論の進歩に伴い,人間集団の複雑な疾病(健康)現象を記述・分 析するための有力な方法論または学問として進化していくことでしょう. (緒方裕光) 特集:災害時に保健医療従事者は何をすべきか ―期待と現実の Gap ― 災害における保健福祉行政部局の役割……… 鈴木幸雄 災害における医療の役割……… 内藤万砂文 災害における保健師の役割……… 奥田博子 災害における栄養士の役割……… 須藤紀子 災害における歯科専門職の役割……… 中久木康一 災害における精神保健支援の役割……… 鈴木友理子 災害時の生活と水の必要性……… 山本裕子 災害におけるボランティアの役割……… 尾島俊之 災害における国立保健医療科学院の役割……… 武村真治,他194 2 8 7
「保健医療科学」 投稿規程
1 .投稿論文 公衆衛生および社会福祉の向上, 普及に資する研究, および活動報告とし, 「保健医療科学 」 編集委員会が掲載内容を決 定する (掲載は無料). ただし, 他誌に発表 (予定も含む) された論文は掲載しない. 2 .種類, 内容及び制限項数 論壇 (Commentaries) :公衆衛生および社会福祉の活動, 政策, 動向などについての提案, 提言 [ 5 頁以内] 総説 (Reviews) :研究・調査論文の総括及び解説 [12頁以内] 原著 (Original Articles) :独創的な研究にもとづく新知見を含む論文 [10頁以内] ノート (Notes) :原著に比べて簡単で若干の新知見を含むもの [ 5 頁以内] 資料 (Research Data) :調査または統計などをまとめたもの [ 8 頁以内] 現場報告 (News from the Field):国内外の公衆衛生および社会福祉に関する実践, 教育, 研究などの報告 [5頁以内] レター (Letters) :掲載論文に対する意見など [ 1 頁以内] 書評 (Book Reviews) :公衆衛生および社会福祉に関する図書などの紹介 [ 1 頁以内] *なお, 刷り上り 1 項は2,600字相当 3 .発行頻度 年4回発行し, 4号分をもって1巻とする. また必要に応じて補冊 (Supplement) を発行する. 4 .投稿方法 「投稿申込書」 (様式1) を添えて, 原本ならびに明瞭なコピーを 2 部提出する. なお, 原図, 写真などは汚損を避け るため別にコピー 2 部を提出する. なお, 執筆要領については別に定める. 5 .原稿採否 投稿論文の採否は, 複数の専門家による査読の結果に基づき, 編集委員会にて決定する. 6 .別刷り 50部までは無料. 51部以上は著者負担とする. また掲載誌1部を贈呈する. 7 .校正 著者校正は初校までとし, 脱落, 誤植などの校正とする. 原文および図表等の大幅な訂正などは認めない. 8 .出版権 本誌の出版権は本院に属する. なお, 他誌などにその全部または一部を使用する場合は本編集委員会の同意を必要とする. 9 .投稿先 「保健医療科学」 編集委員会 〒351-0197 埼玉県和光市南2-3-6 TEL. 048-458-6209 FAX. 048-469-0326 (平成17年2月3日)