発泡膏貼布による滲出液の細胞学的研究第2編
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(2) 咲. 250. 細 胞 分 類 を 行 な い,好. Ι. 嘉. 信. で,正 常 に 比 し終 始 著 し く低 値 を 示 し た.. 中 球 遊 走 速 度 を 測 定 した.. 第3章 A.. 川. 実験成績. 急 性 骨 髄 性 白血 病. B. 急 性 淋 巴球 性 白 血 病. Ι. 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の時 間. 4例 に つ い て 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の時 間 は平. 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 まで の 時 間. 均10.5時 間(最 低9時. 4例 に つ い て 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 まで の 時 間 は平 均11時 間(最 低10時 間,最 高11.5時 間)で,こ. れは. 間,最 高13.5時 間)で,正. 傾 向 が 認 め られ た.. 正 常 人 の 平 均8.7時 間 に 比 し, 2.8時 間 遅 く,稍 々遅. Ⅱ. 延 す る傾 向 が認 め られ た.. 4例 に つ い て 滲 出 液 中 の細 胞 数 を 求 め る と,第6. Ⅱ. 滲 出液中の細胞数. 表,第1図. に 示 す 様 に,滲. 滲 出液中の細胞 数. 表,第4図. 4例 に つ い て 滲 出 液 中の 細 胞 数 を 求 め ると,第2. に 示 す 様 に,正 常 に 比 し非 常 に少 な く滲. 出 液 中 に細 胞 を 認 め な い場 合 が 度 々あ つ た.発 泡 開. 出 液 中 に細 胞 を 認 め な い.. 場 合 が 多 く,特 に発 泡 開 始6時. 常. 人 の 平 均8.7時 間 に比 し1.8時 間遅 く,梢 々遅 延 す る. 間 後 まで の 細 胞 数 が. 始1時. 間 後 に は 平 均60(最. 後 に は平 均142. 極 め て 少 数 で,正 常 に 比 し著 し く低 値 を 示 した.発. 平 均469. 泡 開 始1時. 高140,最. (最 高420,最. (最 高1320,最. 低0),. 低10)と. 低0),. 3時 間. 6時 間 後 に は. 稍 々増 加 し, 12時. 間 後 に は 平 均14/mm3. (最 高55,最. 低. 間 後 に は平 均928. 0),. 3時 間 後 に は 平 均30/mm3. (最高120,最. 低. が 認 あ られ た. 12時 間 後 に 正 常 と 略 々同 程 度 の細 胞. 0)と. な り, 6時 間 後 に は平 均95/mm3(最. 最 低0)と. 高250,. 依 然 と して 非 常 に低 値 を 示 した が, 12時. 間 後 に は 平 均835/mm3. (最 高2,370,最. 低10)と. 認 め た1例. も, 6時 間 後 ま で の細. 胞 数 は 正 常 に比 し極 め て少 数 で あつ た. Ⅲ. に 示 す 様 に,正 常 と 同 じ く分 葉 核 好 中. 球 が 過 半 数 を 占 め,他. に少 数 の淋 巴 球,単 球,桿. 状. 核 好 中球 及 び 好 酸 球 を 認 あ た.好 塩 基 球 は認 め られ な か つ た.但. 細 胞組成. 細 胞 数 の 比 較 的 多 い2例 る と,第7表. につ い て細 胞 組 成 を 求 め. に 示 す 様 に,正 常 と 同 じ く分 葉 核 好 中 に 少 数 の淋 巴 球,単 球,及 び. 桿 状 核 好 中球 を 認 め た.好 酸 球 及 び 好 塩 基 球 は認 め. 細 胞 数 の比 較 的 多 い2例 に つ い て 細 胞 組 成 を 求 め る と,第3表. 漸 次 増加. も3時 間 後 ま で の 細 胞 数 は 正 常 に比. 球 が 大 部 分 を 占 め,他. 細 胞組成. 低40)と. し極 め て 少 数 で あ つ た. Ⅲ. や や増 加 が 認 め られ た. 12時 間 後 に正 常 と同 程 度 の 細 胞 数2,370を. 数 を 認 め た2例. (最 高1980,最. し桿 状 核 好 中 球 の 百 分 率 は正 常 に 比 し. られ な か つ た.又 淋 巴 芽 球 の 出 現 は認 め られ な かつ た.時 間 的経 過 に よ る著 明 な変 化 は認 め られ な か つ た. Ⅳ. 好 中球平均核 数. 上 記 の2例. に つ い て 好 中球 平 均 核 数 を 求 め る と,. 高 く,更 に骨 髄 芽 球 よ り後 骨 髄 球 ま で の 幼 若 細 胞 を. 第8表,第5図. に 示 す 様 に 発 泡 開 始1時 間 後 に は. 多 数 認 め た例 が あつ た.又 強 い 出血 性 素 質 の あ る1. 2.99,. 3時 間 後 に は3.04,. 例 で は,発 泡 開 始6時. 間後 までは滲出液 中に殆ん ど. 2.46で,. 時 間 後 に は3.22,. 2.50と な り, 6. 2.97と 増 加 し, 12時 間 後 に は3.28,. 細 胞 を 認 めず, 12時 間 後 に 白血 球50に 対 し1500の 多. 3.05と な つ て 時 間 的 経 過 に 従 つ て 増 加 す るの を 認 め,. 数 の 赤 血 球 の 出 現 を 認 め た.. 正 常 と 略 々同 値 を 示 した.. Ⅳ. 好 中球平均核数. Ⅴ. 上 記 の2例 に つ い て 好 中 球 平 均 核 数 を 求 め る と, 第4表,第2図 2.29で,. に示 す 様 に,発 泡 開 始3時. 6時 間 後 に は2.31,. に は2.38,. 間後 には. 2.33と な り, 12時 間 後. 2.35を 示 し,時 間 的 経 過 に 従 つ て 多 少 増. 加 す る の を 認 め た が,正 常 に 比 し著 し く低 値 を 示 し た. Ⅴ. 第6図. に示 す 様 に正 常 に 比 し低 値 を 示 した が,多 数. の細 胞 の 出現 を 認 め た1例 した1例 Ⅵ. 第5表,第3図 4.73μ/miuで,. に 比 して 遊 走 速 度 の低 下 は顕 著 で な かつ た.. に つ き治 療 前 と寛 解 時 の. 実 験 成 績 を 比 較 す る と,. につ い て 好 中 球 遊 走 速 度 を 求 め る と, に示 す 様 に,発 泡 開始3時. 間後に は. 6時 間 後 に は4.82μ/min,. 4.57μ/. な り, 12時 間 後 に は4.96μ/min,. で は 細 胞 数 の 著 明 に減 少. 治 療 前 後 の比 較. 治 療 に よ り寛 解 した2例 好 中球遊走速 度. 上 記 の2例. minと. 好 中球 遊 走 速 度. 2例 に つ い て 好 中球 遊 走 速 度 を 求 め る と,第9表,. 4.63μ/min. 1.. 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の時 間 は,治 療 前 に. 9.5時 間, 10時 間 で あ つ た が,治 療 後 は そ れ ぞ れ7 時 間, 2.. 9時 間 と な り,稍. 々短 縮 す る傾 向 を認 め た.. 滲 出 液 中 の 細 胞 数 は 第10表,第7図. に示 す 様.
(3) 発 泡膏貼 布に よる滲 出液 の細 胞学的 研究 に,治 療 前 発 泡 開 始12時 間 後 に40.70で 治療 後 は それ ぞ れ2,500, るのを 認 め た.然. あ つ た が,. し発 泡 開 始6時. 間 後 まで は 治療 後. 細 胞 組 成 及 び平 均 核 数 に つ い て は,寛 解 時 に. 好 中球 遊 走 速 度 は測 定 し得 た1例 に つ い て み. ると,治 療 前 発 泡 開 始12時 間 後 に6.94μ/minで つ たが,治 療 後 は9.91μ/minと. 以上 私は急性 白血 病並 びに単球性 白血病患者 に発 もに好 中球遊 走速度 を測定 し,局 所 の炎症 性刺戟 に 対 す る白血病 患者の細胞 反応 について実験 的観察 を. も治療 前 と 略 々同 様 の所 見 が 認 め られ た. 4.. 総 括並び に考按. 泡 膏を貼布 し,そ の滲出液 中の細胞 を検 索す ると と. も正 常 に 比 し著 しい 低 値 を示 し た. 3.. 第4章. 3,700と な り著 し く増加 す. 251. あ. 著 し く増 加 す る の. 行 ない,正 常 に比 し著 し く減退 して い る の を 認 め た. 緒言 で も述べ た 様 に, Boggs1)はRebuck11)の. 方. 法 を応 用 し,急 性 白血病 で は局所 へ遊 出す る細胞 が. を 認 め た.. 著 しく少 な く,殊 に末梢血 の成 熟 好中球が 極端 に減. C. 単球 性白血 病. Ι. 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の 時 間. 少 してい る例 では屡 々細胞遊 出を 認めず,或 い は幼. 3例 に つ い て 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の時 間 は平 均11.7時 間(最 低10時 間,最 高14時 間)で,正. 常人. 若 細胞 の出現 を認 めた と報告 して いる. Finch等10) も同 じ方法に よ り,急 性 白血病 では細 胞反応 の開始. の平 均8.7時 間 に 比 し3時 間遅 く,か な り 遅 延 す る. が正常 よ り稍 々遅 く,且 つ初 期の細胞 反応が 減弱 し,. 傾 向が 認 め られ た.. 細胞が最 高密度 に達 す る時 間 も遅延 す ると述 べ,特. Ⅱ. 有の 白血病細 胞 の遊 出は起 らず,正 常 と同様 に成 熟. 滲 出液 中 の細 胞 数. 3例 に つ い て 滲 出 液 中の 細 胞 数 を 求 め ると,第13 表,第8図. に 示 す 様 に 滲 出液 中 に 細 胞 を 認 め な い 場. 細 胞で反応 す ると報告 してい る.又 岡野 等8)は発 泡 膏 を用い貼布 後24時間 目の滲 出液につ き細 胞を検索. 合 が 多 く,特 に 発 泡 開 始1時 間 後 に は 全 例 に細 胞 を. し,末 梢血所見 と略 々平行 的に特 有の 白血病 細胞 の. 認 め ず,. 出現 を認 めてい る.し か し経時 的変 化の追求 は行 な. 3時 間 後,. 6時 間 後 に も依 然 と して 極 め て. 少 数 で あ り, 12時 間 後 に到 つ て 稍 々増加 す るが,低. われて お らず,ま た広 く各種 の白血病 患者に ついて. 値 に と ど ま る症 例 も あ る.. の成績 も得 られ ていない.私 は既述 の如 く診 断の確. Ⅲ. 定 した各種 白血病患 者 につ いて種 々の細胞学 的検索. 細胞組成. 比 較 的 細 胞 数 の 多 い2例 る と,第14表. に示 す様 に,. について細胞 組成を求 め. を経時的 に行 ない,白 血病 患者 にお ける局所 の細 胞. 1例 で は 発 泡 開 始12時 間. 反応 が正常人 と異なつ てい ることを明 らかに し得 た.. 後 に 正 常 と略 々 同様 に 分 葉 核 好 中 球 が大 部 分 を 占 め, 他 に少 数 の 淋 巴 球,単. 球 及 び 導状 核 好 中球 が 認 め ら. れ た.末 梢 血 中 に分 葉 核 好 中 球 の 著 明 に 減 少 し た1. 即 ち, 急性 白血病 並び に単 球性 白血病 において は,発 泡 膏貼 布 よ り発 泡開始 までの 時 間が1.3〜3時. 間正常. 例 で は, 3時 間 後 よ り細 胞 が 認 め られ た が,殆 ん ど. よ り遅 く,局 所 の炎症 性刺戟 に対 す る反応 の開始 が. 全 部 が 淋 巴球 及 び 単 球 で 占 あ られ,わ. 稍 々遅滞 してい る.. づ か 数%の 分. 葉 核 好 中 球 を認 め た に 過 ぎ な か つ た.本 症 例 で は12 時 間 後 に2%の Ⅴ. 治 療 前後 の 比 較. 治療 に よ り寛 解 した1例. り,細 胞を認 めない場合 が多 かつた.殊 に発泡 開始 に つ き治 療 前 と寛 解 時 の. 発 泡 膏 貼 布 よ り発 泡 ま で の 時 間 は と も に10時. 滲 出 液 中 の 細 胞 数 は 第15表,第9図. 起 らない と考 え ら れ る 場合 で,末 梢血 白血 球数 が 9,000以 下 の急性 骨髄性 白血病 の2例,末. 間 で変 化 が な か つ た. 2.. 12時 間後に至 る も殆ん ど細 胞を認 めず70以 下 のもの が11例 中5例 あつた.即 ち局所 の細 胞反応 が殆ん ど. 実 験 成 績 を 比 較 す る と, 1.. 滲 出液 中の細 胞は正常 に比 し極 めて少数 で,特 に 発泡 開始6時 間後 まで の滲 出液 で著 しく減少 してお. 前 単 球 を 認 め た.. に示 す 様. 梢血成熟. 好中球 の著 明 に減 少 した急 性淋 巴球 性 白血病 の2例. に,寛 解 時 は 治 療 前 に 比 し稍 々増 加 す る 傾 向 を 認 め. 並び に単球 性 白血病 の1例 にみ られた.一 方発 泡開. た.. 始6時 間後,或 は12時間後 に正常 と略 々同程度 の細. 3.. 細 胞 組 成 に つ い て は 治 療 前 後 で 著 明 な変 化 は. 認 め られ な か つ た.. 胞 を認 めた例 もあ つ たが,そ れ は 末梢血 白血 球数 32,700の 急 性骨髄性 白血病 の1例 と末 梢血の分葉核 好 中球が16%と30%を 示 した急性 淋 巴球性 白血病 の 2例 であつ た.即 ち細胞反応 の主体 は末 梢血 中の成.
(4) 咲. 252. 川. 嘉. 信. 熟好 中球に よる ものであつて,急 性 白血病 で特 に好. 滲 出液 中に細胞数 の多 い例で は軽 度の低下 を,細 胞. 中球 の減少が著 明な もの ほど細 胞反応 が低 下 してい. 数の極 めて少 な い例 では著 明な低下を示 した.こ れ. る.. は白血病 におけ る好 中球系細胞 障碍の程度 が淋 巴球. 細胞 組成 につ いてみ ると,略 々正常 と同様で一般. 性 白血病 の悪 性度及 び進展 度 と関連 を有 し,障 碍度. に分葉核好 中球が過 半数 を占め,他 に少数の淋 巴球,. の強い ものほど末梢血 好 中球 の減少 を来 し,同 時に. 単球,及 び桿状核好 中球を認 めた.好 酸 球及び好基. 遊 走速度 も低 下 し,滲 出液中へ の出現 が低 下す るも. 球は少数認 め られ た.桿 状核好 中球 の百分率 は正常. のと解せ られ る.. よ り稍 々高 い傾 向が認め られ た.末 梢血 に見 られ た. 治 療後の寛 解時 におけ る所見 につ いては, Boggs1). 典 型的 な白血 病所見 に も拘 らず,滲 出液 に骨髄芽球. は正 常 に近 い反応 を示 し た と 報告 し, Finch等10). な どの幼若細 胞を認 めたのは急性 骨髄性 白血病 に1. は治 療 による変 化を認 めていない.私 の実験 成績 で. 例,前 単球 を認め たのが単球性 白血 病 に1例 のみ で. は急性 淋巴球性 白血 病の2例 について検索 し,細 胞. あつた.発 泡開始12時 間後に2%の 前単球 を認め た 1例 は末梢血 の好 中球 百分 率は5%で,滲 出液中 に. 数の増加,特 に発泡 開始12時 間後の細胞 数の著明な. 5〜1%の. 好 中球を認 めたに過 ぎず,大 部分 が淋 巴. 性 白血病 の1例 について も滲 出液中の細胞 数の増加. 球 及び単球 で 占め られ ていた.急 性 淋 巴球性 白血 病. を認 めた.寛 解時 には3例 とも発 泡開始12時間後の. では淋 巴芽球 の出現 は認 あ られ なかつた.白 血病 細. 細 胞数 は略 々正常 或はそれ以上 となつたが, 6時 間. 胞 は一般 に遊 走速度が低下 して お り5),こ と に幼 若. 後まで の細 胞数は 尚低値 を示 した.細 胞組成 につい. 増加を 認め,好 中球 遊走速度 も上 昇を認 めた.単 球. 血 球 ことに幼若 白血病細 胞は遊走能 が低い かまたは. ては著変 を認 めなかつた.即 ち寛解 時 には好 中球機. ほとん どな い ものが多 く,滲 出液 中へ の 出現 と遊 走. 能 はか な り正常 に復 す るが尚遊 走速度や その他 の機. 能 と は 密 接 な 関 係 が あ る もの と考 え られ る.. 能 が完全 に正常化 されてお らず,防 衛力が幾分低下. 末 梢 血 と滲 出 液 との 関 係 を み る と,細 胞 数 に つ い て は 第17表 に示 す 様 に,末. 梢 血 の 分 葉 核 好 中球 が 多. した状態 にあ ることを示 して い る. 要 す るに,急 性 白血病 並び に単球 性 白血病では局. い程 滲 出液 中 の細 胞 数 が 多 くな る傾 向 が 認 め られ た.. 所 の炎 症性刺戟 に対 す る細胞反応 が著明に低下 し,. 細 胞 組 成 に つ い て は,滲. 細胞反 応の遅 滞,初 期 の細 胞反応 の減 退を示すのみ. 出 液 中 に 幼 若 細 胞 の 出現 を. 認 め た の は11例 中2例 で,末 梢 血 の 典 型 的 白 血 病 所. な らず,殆 ん ど細胞 反応 を起 さない例を認 めた.即. 見 に も拘 らず 他 の9例 は 滲 出 液 中 に 幼 若 細 胞 の 出現. ち生体 の防衛反応 の第一 段階 と して の細胞反応の低. を 認 め な か つ た.一. 下 によ り感染 に対 す る防禦 力の減退 を示 してい るも. Boggs1)並. 般 に炎 症 性 刺 戟 に 対 し て は,. び にFinch等10)の. 所 見 に 関 係 な く先 づ,好. 述 べ た 様 に,末. 梢血. 中球 が 反 応 す る もの と考 え. の と考 え られ る.寛 解時 にはやや恢復 す るのを認め た.. られ る.末 梢 血 に好 中 球 が 極 端 に 減 少 して い る場 合. 第5章. は 細 胞 反 応 が 起 らな い か,起 つ て も非 常 に 弱 く,例 は単 球 性 白. 急 性 白血病 並び に単球 性白血病患 者の前腕手掌側 皮 膚に発泡膏 を貼布 し,そ の滲 出液 中 に出現す る細 胞 の経時的検 索に よ り細 胞反応 を観察 し,次 の結論. 出 現 が 起 る もの と考 え られ る. 好 中 球 平 均 核 数 に つ い て は,急. 論. 巴球 の 大 量 の. 外 と して 幼 若 細 胞 の 出現 を 来 す と か,或 血 病 の1例 で 認 め られ た 様 に単 球,淋. 結. 性 骨 髄 性 白血 病 で. は 正 常 に比 し著 し く低 値 を 示 し,急 性 淋 巴球 性 白血. を得た. 1) 発泡 開始が正常 よ りやや 遅 れ,細 胞数 は 一般 に少な く,特 に発泡 開始6時 間後 までの減少が著 し. 病 で は 略 々正 常 に 近 い値 を 示 した.. な 記 載 が な い.私 の 実 験 成 績 で は 急 性 骨 髄 性 白血 病. く,無 細胞 の ことさえあ る. 2) 細胞組成 は通常分 葉核好 中球が大部分 を占め,. で は正 常 に比 し著 明 に低 下 し,細 胞 機 能 の 著 しい 減. 他 に少数の淋 巴球,単 球 及び桿状核 好 中球等 を認 め. 退 を 示 して い る.十 川12)の 末 梢 血 培 養 で は 培 養6. る.例 外的 に幼若細胞 の 出現 を認め る.. 従 来,滲. 出 液 中 の 好 中球 遊 走 速 度 に つ い て は 明 確. 時 間 後 に6.4μ/min, て い るが,滲. 5.2μ/minの. 最 高速度 を示 し. 出液 中 で は 発 泡 開 始12時. μ/min, 4.63μ/miuの. 間 後 に4.96. 最高 速 度 を 示 し,末 梢 血 好 中. 球 よ り稍 々低 値 を 示 した.急 性 淋 巴 球 性 白 血 病 で は. 3) 好 中球平均 核数 は正常 に比 し低値 を示す. 4) 好 中球遊 走速度 は正常 に比 し著明 に低下 する. 5) 急 性淋 巴球 性 白血病 並 びに 単球性 白血 病 で 寛 解時 に滲 出細胞 数の増加 を認 めた..
(5) 253. 発泡膏貼布 によ る滲 出液の細胞学 的研究. (本論 文 の 要 旨 は第23回 日本 血 液 学 会 総 会 に お い. 擱筆す るに当 り終始御 懇篤 な御 指導,御 校 閲を賜. て 発 表 し た).. わつた恩師平木 教授並 びに真 田講 師に深甚 の謝 意を. 表す る.. 参. 考. 文. 7) Neumann.. 1) Boggs, D. R The cellular composition of inflammatory exudates in human leukemias. J. Hemat. 15; 466, 1960.. 血 病 細 胞 の 胸 管 お よ び淋 巴 路 に お. け る浸 潤形 式 に つ い て,最. 新 医 学, 14.1〜166. 昭34. 9) 小 野 安 三,簡. bei Entzundungavorgange in Fallen von Leu. 第2編. kamie. Folia Haemat. 32; 83, 1926. 3) Dionisi, A. Sugli elementi dell'essudato endo-. 易 骨 髄組 織 培 養 法 に 関 す る 研 究. 各 種 血 液 疾 患 々者 骨 髄 に 就 い て,岡. 医 学 会 雑 誌70;. 4003,昭33.. exudative cellular response in leukemia. J. Clin.. (con dimonstazioni di Preparati). Folia Haemat. 7; 368, 1909.. lnvest. 39; 11). 4) Jaffe R. H. Morphology of the inflammatory. Rebuck,. 1353,. J. W.. of Studying. defense reaction in leukemia. Arch. Path. 14; 177. 1932.. New 12). 髄 体 外 組 織 培 養 に よ る単 球 白血 病. 十川. York. 1960.. and. Crowley,. leukocytic Acad. Sc.. 保,末. J. H.. function 59;. 757,. 第3編. 血 液 疾 患 々者 末 梢 血 白. 血 球 培 養 に 就 い て,岡 山 医 学 会 雑 誌71;. 岡 山 医 学 会 雑 誌70;. 昭34.. 6) Litten. Dionisiよ. 1545,. り引 用. Cytological. studies application. Part. Ann.. 1955.. 紅 生 体 染 色 性 に よ る 骨 髄 の 細 胞 機 能 に 就 い て, 昭33.. A method. in vivo.. 梢血 白血 球 培 養 に 関 す る基 礎 的 並. に臨床 的研究. 遊 走 速 度,墨 粒 貧 喰 能,中 性. 2761,. 山. 10) Perillie, P. E. and Finch, S. C. The local. alveolarenella linfemia, complicataa Polmonite. の 研 究,第2編. Dionieiよ り引 用. 8) 岡 野 錦 弥,白. 2) Bickhardt, K. Uber morphologischeBefunde. 5) 川 野 嘉 彦,骨. 献. II.. Studies. on the. exudates. of Unguentum. on the. exudate. formed. with. the. Vesicans. in patients. with. acute. leukemiaand monocyticleukemia by. Yoshinobu Department of Internal. Sakikawa. Medicine, Okayama University. (Director:. Prof.. Medical School. Kiyoshi Hiraki). Cellular reactions were studied through an investigation of cellular aspects of exudate formed with the application of Unguentum Vesicans to patients with acute leukemia and monocytic leukemia. Followings are the results. 1. As compared with normal controls, formation and numbers of cells were less. hours. some delay The decrease. was noted in was especially. the onset of blister remarkable up to 6. following the onset of blister formation and in some cases, acellular exudate was noted. 2. The cells consist mostly of polymorphonuclear neutrophils, and in addition a few lymphocytes, monocytes, and staff neutrophils were noted. Apperance of immature cells was.
(6) 254. 咲. 川. 嘉. in exceptional cases. 3. The average numbers of nucleus segmentation with normal controls. 4. Wandering velocity of the neutrophils was normal controls.. 信.. noted. 5. In acute lymphocytic ased during remissions.. 第1表. leukemia. and monocytic. of the neutrophils remarkably leukemia,. were less as compared. decreased numbers. 急 性 白血 病並 び単球 性 白血 病末梢血 液像. as compared of cells. were. with incre.
(7) 255. 発 泡膏貼 布 によ る滲 出液の細胞学 的研究 第2表. 急性 骨髄性 白血 病細胞 数 第2図. 第1図. 第3表. 急性骨髄 白血病 好中球平均 核数. 急性骨性 白血病細 胞数. 第5表. 急性 骨髄 性 白血病 好 中球遊 走速度. 第3図. 急 性骨髄性 白血病好 中球 遊走速 度. 急性骨髄 性白血病細 胞組成. 第6表. 第4表. 急性 骨髄性 白血 病好 中球平 均核数. 急性淋 巴球性 白血病 細胞数.
(8) 咲. 256. 第4図. 川. 嘉. 信. 急性淋 巴球性 白血病細胞数 第9表. 急性淋巴球性白 血病好 中球遊走速度. 第6図. 第7表. 急性淋 巴球 性 白血 病細胞組 成. 第10表. 第8表. 急性淋 巴球性 白血病 好中球遊走速 度. 急性 淋巴球性 白血病治療前後 の細胞数 の比較. 急性淋 巴球性 白血病 好中球平均 核数 第7図. 急性淋 巴球 性白血病 治療前後 の細胞数 の比較. 第5図. 急性淋 巴球 性 白血病 好中球平均核 数.
(9) 257. 発 泡膏貼布 によ る滲 出液 の〓胞学 的研究 第11表. 第12表. 急性淋 巴球性 白血病寛解 時細胞組成. 第14表. 単球性 白血病細 胞組成. 第15表. 単球 性 白血病 治療前後 の細胞数 の比較. 第9図. 単球性 白血病 治療 前後の細 胞の比較. 急性淋 巴球 性 白血病 治療前後の 好 中球遊走速 度. 第13表. 単球性 白血病 細胞数. 第8図. 単球性 白血病 細胞数 第16表. 単球 性白血病 治療前後 の細胞組成.
(10) 咲. 258. 第17表. 末梢血分 葉核好 中球数 と発 泡後 24時 間 の滲 出液細胞 数. 川. 信. 嘉.
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