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ト ツカ キヨウ イチ 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員戸 塚
恭 一 ( 医学博士 乙第634 号 昭和58 年12月
16 日 学位規則第5
条第2
項該当(博士の学位論文提出者〉 ヒ 卜 白 血 病 細 胞 に お け る ビ ン デ シ ン レ セ プ タ ー に つ い て ( 主 査 〉 教 授 滝 沢 敬 夫 ( 副 査 〉 教 授 内 田 幸 男 , 教 授 杉 野 信 博論 文 内 容 の 要 旨
目的 ピンカアルカロイドの新しい誘導体であるビンデシ ンの白血病に対する治療効果は症例によって異なって いる.このような治療効果の差異は白血病細胞のビン デシン結合能の差異による可能性が考えられる.さら にそのような差異がビンデシンレセブターの数,ある いは親和性の差異による可能性も考えられ, ヒト白血 病細胞におけるビンデシンレセプターの検討を行なっ た 実験方法 1)ヒト慢性骨髄性白血病急性転化由来株細胞 K562 におけるビンデシンレセプターの測定. K562 細胞の3H_ ピンデシンを3TC にて一定時間併置 し,細胞への取り込みを液体シンチレーションカウン ターにて測定した.比較のために急性リンパ性白血病 (ALL) 由来株細胞MOLT-4 ,急性前骨髄球性白血病 (APL) 由来株細胞HL-60 についても同様の検討を行 なった 2 ) 白血病患者末梢血中の白血病細胞のビンデシン 結合能と白血病細胞病型およびその治療効果との関 係. 白血病患者の末梢血をへパリン採血し,フイコー ル・コンレイ法にて白血病細胞を分離し, 3H 司ピンデシ ンと 4 時間卵子、置し,細胞に取り込まれた放射活性を A とした.また 3H_ ビンデシンとともに200 倍の非標識ビ ンデシンを加えて細胞に取り込まれた放射活性をB とした.A からB を差しヲ|いた値を特異的結合能とし た 結果および考察 1)ヒト慢性骨髄性白血病急性転化由来株細胞 K562 におけるビンデシンレセプターの測定. ( 1 ) 3H_ ビンデシンと K562 の 結 合 は 鮮 置 時 間 を 増 すにつれて増加し, 4 - 6時間でほぼプラトーに近づ いた. K562 と3H_ ビンデシンを2 時間勝置すると, 3H_ ビンデシンと K562 の結合を認めたが,その時点で200 倍濃度の非標識ビンデシンを添加することにより H ビンデシンは K562 の結合部位より置換され,結合 の可逆性を示した. 3H ービンデシンと K562 の結合は加 え た 細 胞 数 に 比 例 し て 増 加 し た . 以 上 の 所 見 よ り K562 に ビ ン デ シ ン レ セ プ タ ー が 存 在 す る と 考 え ら れ た ( 2 ) 3H ビンデシンと K562 の結合は,ビンデシン, ピンクリスチンおよびピンプラスチンにより濃度依存 性に阻害されたが,シトシンアラピノシド,ダウノマ イシン, 6MP リボース添加では阻害されなかった.し たがって, ビンカアルカロイドに特異的で,共通の結 合部位が推定された. ( 3 ) K562 , MOLT-4 , HL-60 ,正常リンパ球と3H_ ビ ン デ シ ン の 結 合 をScatchard 分 析 し , レ セ プ タ ー 数 ( s i t e s / )llec を算定すると,各々4.9X10 6,6.3x10 6, 3.4X10 6,1. 5x10 6であり ,Kd(M) は4.2x -Ol 7,4.8X 1 0 - 7, 4.5X -01 7, 3.3X 0-1 7であり ,Kd は細胞間で大 きな差異はないが, レセプター数はK562 とMOLT-4 で多い.つまり臨床的にビンカアルカロイドとプレド ニゾロン (VP 療法〕が有効なALL および慢性骨髄性 白血病急性転化 (CMLin BC) 由来の株細胞でレセプ784-ター数が高値を示し,その治療効果との関係が推定さ れた. 2 ) 白血病患者末柏、血中の白血病細胞のビンデシン 結合能と白血病病型および治療効果との関係. 末梢血白血病細胞に対する特異的ピンデシン結合能 を平均士