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○ 学 位 論 文 審 査 要 旨 公開審査日2017年10月25日(水)

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学 位 論 文 審 査 要 旨 公開審査日 2017 年 10 月 25 日(水)

報告番号:甲 ・乙 第 号 氏名: 木暮 貴政

論文審査

担当者 主査 教授 印

副査 教授 印

副査 教授 印 審査論文の題目:

Validation of a sheet-shaped body vibrometer for screening of obstructive sleep apnea (シート型体振動計による閉塞性睡眠時無呼吸症候群スクリーニングに関する検証)

著者:Takamasa Kogure, Mina Kobayashi, Takashi Okawa, Tsuneya Nakajima, Yuichi Inoue 掲載誌:Drug Discoveries & Therapeutics 2017; 11(3): 126-132.

論文要旨:

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診断には睡眠ポリグラフ検査やポータブルモニターなどが用いられ るが、検査の煩雑さ、装着感、データの消失などの問題があり、検査を受ける患者は少なく、診断され ている OSAS 患者は、その一部にすぎないことが推定されている。本研究は、シート型体振動計を OSAS のスクリーニング用携帯型簡易モニターとして使用することの妥当性を評価する事を目的に、OSAS 連続 70 症例について、睡眠ポリグラフ検査とシート型体振動計を同時に測定、比較した。その結果、シート 型体振動計は中等症以上(無呼吸低呼吸指数;AHI≧15)の OSAS において良好な感度、特異度を示し、ス クリーニング法として有用であることが示された。特に睡眠 1 時間あたりの呼吸イベント指数は睡眠ポ リグラフ検査による AHI に近い値を示した。一方、軽症 OSAS 群 (AHI≧5)では睡眠ポリグラフ検査の結 果と差が認められ、スクリーニング法としては適していないものと考えられた。

審査過程:

1. シート型体振動計を用いる際の体位や体重、身長による測定への影響や、測定が困難となる事例に ついて、具体的な説明がなされた。

2. 連続的な体動と覚醒状態とを区別する判定基準について適切な説明がなされた。

3. シート型体振動型をスクリーニングに使用する際の利点と欠点について十分な説明された。

4. 今回実施した 70 症例の重症度分布と今後の重症度別の患者リクルートの見込みについて回答がな された。

5. シート型体振動計によって無呼吸発作による血中酸素濃度の変動をどこまで予測しうるかについ て、適切な回答がなされた。

6. シート型体振動計を用いることにより睡眠深度や睡眠パターンをどの程度判別できるかとの質問に 的確な回答がなされた。

7. シート型体振動計の OSAS 以外への活用法について、具体的な回答がなされた。

価値判定:

本研究はシート型体振動計と睡眠ポリグラフ検査を同時に施行することで、睡眠時無呼吸症候群の簡便 なスクリーニング法としてのシート型体振動計の評価を行ったものである。研究成果は睡眠時無呼吸症 候群のスクリーニングといった社会医学的に重要なテーマについて今後の貢献が期待されるものであ り、学位論文としての価値を認める。

参照

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