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電子情報通信学会論文誌 D Vol. J99-D No. 10 pp. 969-970 © 一般社団法人電子情報通信学会 2016 969

特集

ライフインテリジェンスとオフィス情報システム論文特集の 発行にあたって

ライフインテリジェンスとオフィス情報システム論文特集編集委員会 委員長  

岡 本  学

ライフインテリジェンスとオフィス情報システム

(LOIS)研究会は,1986年にオフィスシステム研究会 として発足以来,名称を変更しつつもオフィス情報シ ステムに関わる技術を研究対象として取り扱ってき た.2009年度より,一般ユーザであるコンシューマ系 を含めた情報システムの中で,ライフログなど身近な 情報を取り扱うこととし,現在の名称に変更した.

2009年度以降,年間70件程度の研究会発表があり,

共催・連催を行う他学会・研究会の発表を含めると 120件以上の発表が研究会で発表され,活発な議論が 行われている.特にLOIS研究会と名称を変更した後 は,ライフログ関係の発表が増加した.スマートフォ ン及び周辺デバイスの利用により,一般ユーザでも多 種多様なライフログを簡単に取得できるようになっ た.また多種多様なセンサデバイスや,小型のボード コンピュータの出現により,実験システムを簡易に実 現できるようになった.これらにより多くのライフロ グの情報抽出や提示手法など様々な課題が議論されて いる.近年はライフログの発表に代わり,セキュリテ ィやプライバシーに関連した発表も増えている[1].

ライフログのようなユーザのデータを取り扱うのに伴 い,ログの収集や分析方法のみならず,暗号化の様な データを安全に取り扱うための基礎技術から,ユーザ の安心感の様な心理的要因まで幅広い議論が行われて いる.また,情報システムやアプリケーションに関す る発表が多いのも特徴であり,近年はWebシステム やコミュニケーションシステムに関する発表も見受け られる.

こうした背景を踏まえ,研究成果の集積的発表によ り同分野の発展に貢献するべく,情報・システムソサ イエティ和文論文誌にてライフインテリジェンスとオ フィス情報システム特集(2016年10月号)を企画する こととした.本研究専門委員会関連の論文特集号とし ては,2002年7月のオフィスシステム論文小特集(9編),

2006年12月の次世代ワークスタイル論文特集(6編),

2012年4月ライフログ処理技術とその活用システム特 集(13編),2014年12月のライフインテリジェンスと オフィス情報システムレター特集(15編)に引き続く 5回目の特集号の企画であり,今後も継続的に特集号 を企画していきたい.

今回の特集号に関しては15編の投稿があり,このう ち9編が採録判定された.その内訳は,

・ライフログ 論文3編

・オフィスアプリケーション・オフィス支援 論文3編

・セキュリティ 論文1編,レター論文2編 であり,システム開発論文は論文1編であった.掲載 を見送らせて頂いた4編には書き方を工夫したり,説 明が不明確なところを加筆・修正すれば採録可能な興 味深いものも数多くあった.

本特集の編集に当たり短期間に企画・論文募集・採 否判定等の作業が計画通り進められたのは,福田洋治・

白石善明両編集幹事,編集委員及び査読委員の御尽力 によるところが大きい.厚く御礼を申し上げる.また 論文を投稿頂いた著者の方々及び本企画を支援頂いた 和文論文誌D編集委員会の関係各位に深く感謝する.

(2)

電子情報通信学会論文誌 2016/10 Vol. J99–D No. 10

970

文   献

[1] 若原俊彦,槇 俊孝,岡本 学,山元規靖,茂木 学,小 舘亮之,“LOIS研究の動向分析(3)─文献検索I-Scover と そ の 応 用 シ ス テ ム を 利 用 し た 分 析 ”, 信 学 技 報,

LOIS2014-9, May 2014.

ライフインテリジェンスとオフィス情報システム論文特集編集委員会 委 員 長 岡 本   学

副 委 員 長 西   宏 之

福 田 洋 治 ・ 白 石 善 明

相 澤 清 晴 ・ 伊 沢 亮 一 ・ 小 舘 亮 之 ・ 関   良 明 谷 本 茂 明 ・ 檜 垣 泰 彦 ・ 福 島 和 英 ・ 山 元 規 靖 若 原 俊 彦

おか

もと

 学まなぶ(正員:シニア会員)  1989年九州芸工大・芸術工・

音響設計卒.1991年同大大学院情報伝達専攻修了.2007年九大・

芸術工博士過程後期単位取得退学.1991年NTT入社.以来,通 信システム音響系の構築技術・再生方式,ICTサービス,及び音 声認識システム等の研究開発に従事.現在NTTメディアインテ リジェンス研究所主幹研究員.本会LOIS研究専門委員会前委員 長.電子情報通信学会,日本音響学会,IEEE各会員.博士(芸 術工学).

参照

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