現場透水量試験方法に関する検討
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(2) V‑665. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月) 120 110. 内径の影響をみるために、抵抗版. 100. の抵抗を変化させて試験を行った。 結果を図‑5 に示す。抵抗の変化は 抵抗版の穴の数の調整によって行. 透水量(ml/s). 現場透水試験器のコック部分の. 400 試験器A 試験器C. 透水量(ml/s). 3.2 内径の影響. 90 80. 200 100. 70. ったので、横軸に穴の数を用いて. 0 0. 60 30. いる。内径の大きい試験器 C では. 50. 40. 60. 穴の数. 図-5 試験器による透水量の違い. 図-3 水頭差の透水量への影響 12. と透水量の変化が小さくなってい. 1. 25. 10. る。ここで、これらの結果をベル. 0.8. 20. ヌイの式を用いて考察する。. 0.6. 15. 透水量 Q(m3/s)は、内径 D(m) と管内平均流速 u(m/s)としたとき、. 0.4. 10. 0.2. 5. 以下のように表される。. 0 500. ……(5). 1000 q60. 透水時間(s). 30. b. 1.2. a. 試験器A,Bでは穴の数が多くなる. Q=πD2u/4. 20. 70. 測定開始高さ(cm). 直線関係があるが、内径の小さい. 試験器A 試験器B 試験器C. 300. 1000 q60. 1500. 図-4 各透水量におけるa,b値. 水頭差が H(m)のとき、入り口 摩擦損失:Fi= Ki u2/2 、管内摩擦. 8 6 4 2. 0 500. 1500. 試験器A 試験器B 試験器C. 0 0. 0.05. 0.1 0.15 1/穴の数. 0.2. 図-6 抵抗による透水時間の違い. 試験器 C は、抵抗がマイナスになってしまったが、こ. 2. 損失:Ff = 2 f Lu /D、Ki:入り口損失係数、f:管内摩擦. れは抵抗が小さいときに十分精度よく透過時間が測定で. 係数、L:管の長さ、とすれば、ベルヌイの式より以下. きなかったことが原因と考えられる。 実際の透水能力を試験器 C の値を用いて Q とし、 従来. のような関係になる。 2. 2. 2. ……(6). の透水試験器で計測される透水量(試験器B)を Q’とす. これより、 管内の抵抗は、 u に比例すると考えられる。. る。ここで、実験より、穴の数 N は透水量と比例関係に. また、現場透水試験の透過時間は、抵抗の式で表せる. あるため、. Hg= u /2+Ki u /2+2f Lu /D 2. とすると以下のようである。. Q=aN. T=a×R1+b×R2+…+c. ……(7). で表される。従って、以下のようになる。. 抵抗版による抵抗は、穴の数の逆数に比例するので、穴. Q’=400/T、a=6.45. の数の逆数を横軸に、縦軸を 400ml の透過時間とすると. N=55.5/(T-0.411u2-0.995) ∴Q=358/(400/Q’-0.0001627Q’2-0.995). 図‑6 のようになる。 試験器 C はほぼ直線であるが、従来タイプは、透過時. ……(11). ……(12). 4.おわりに. 間が短いほど直線からそれている。これは、抵抗版以外. 今回は、抵抗版を用いた試験だけで整理しているので、. の抵抗の影響が大きいためである。そこで、抵抗を考え. 水の流れが排水性舗装のような下方が拘束されている状. ると、現場透水試験器のシリンダー部分から管に入ると. 態とは異なっている。このため、今回の結果をそのまま. ころでまず抵抗が発生し、また管の中を水が通るときに. 現場で用いることはできないと考えられる。今後は現場. も抵抗が発生する。これらの抵抗は管内の水の流速 u の. のデータを集め、現場で適用できる式の作成を行う予定. 二乗に比例することが分かっている。従って、透過時間. である。. は抵抗版の抵抗に管の抵抗を加えた形になる。 そこで、透過時間を従属変数、穴の数の逆数、u2 を独 立変数として重回帰分析を行った結果、式(8)〜(10). <参考文献> 1) 草刈,福田,高橋,増山:現場透水量試験についての一考察,. のようになった。. 舗装,33(11),1998.11. 試験器 A:T=58.5×(1/N)+0.621u +0.256. ……(8). 試験器 B:T=55.5×(1/N)+0.411u +1.00. ……(9). 2. 2. 試験器 C:T=63.6×(1/N)−0.157u −0.155 2. ……(10). 2) 渡辺,室橋,東海林:排水性舗装の現場透水試験,舗装,33(11), 1998.11 3) 増山,草刈,小柴:排水性舗装の透水能力測定法に関する研究, 土木学会舗装工学論文集,第 6 巻,2001.12. ‑1328‑.
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