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学 位 の 種 類 博士(歯学)

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Academic year: 2021

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(1)

ふ り が な

氏 名

みき はるか

三木 晴加

学 位 の 種 類 博士(歯学)

学 位 記 番 号 甲 第 824 号 学 位 授 与 の 日 付 平成 30 年 3 月 9 日

学 位 授 与 の 要 件 学位規則第 4 条第 1 項に該当

学 位 論 文 題 目 Comparison of the Influence of the Newly Synthetic Peptide and Enamel Matrix Derivative in Early Wound Healing Process of the Artificial Periodontal Tissue Defects in Rats (ラット人工的歯周組織欠損部の早期創傷治癒過程における新 規合成ペプチドとエナメルマトリックスデリバティブの影響 の比較検討)

学 位 論 文 掲 載 誌 日本歯科保存学雑誌 第 61 巻 第 1 号 平成 30 年 2 月 28 日

論 文 調 査 委 員 主 査 梅田 誠 教授 副 査 前田 博史 教授 副 査 富永 和也 教授

論文内容要旨

歯周組織再生材料として、広く利用されているエナメルマトリックスデリバティブ (EMD) を用いた 動物実験によってアメロジェニンエクソン

5

の部分配列に一致する物質が同定されている。それに注 目し、同アミノ酸配列をもつペプチドを人工的に合成し、歯周組織再生に対するそのペプチドの有効 性を

in vivo

および

in vitro

で研究してきた。しかし、in vivo の実験でペプチドと

EMD

との比較につい ては未解明である。 そこで、ラットの上顎臼歯部に人工的に歯周組織欠損を作製し、歯周組織欠損部 に対照群 (ポリプロピレンアルジネート水溶液) と新規合成ペプチド (新規合成ペプチド群) と

EMD (EMD

群) をそれぞれ塗布した。術後

3、5

および

7

日後に同部の標本を作製し、病理組織学的および 抗

III

型コラ-ゲン抗体を用いて免疫組織化学的に観察し、比較検討した。

術後

3

日目の病理組織所見では、対照群、新規合成ペプチド群および

EMD

群は同様の所見であった が、術後

5

日目の新規合成ペプチド群と

EMD

群における歯周組織欠損部の血餅は消失していたのに対 し、対照群では血餅が残存していた。鍍銀染色では術後7日目に新規合成ペプチド群と

EMD

群の両群 で周囲に細網線維をもつ骨様石灰化物が認められた。 免疫組織化学的に観察すると

III

型コラ-ゲンは、

新規合成ペプチド群と

EMD

群の両群では対照群と比べて早期に発現し、かつ減弱していた。術後

5

お よび

7

日目の新規合成ペプチド群と

EMD

群の両群における付着上皮の深部増殖抑制率は、対照群に比 べて有意に抑制された。

新規合成ペプチドは

EMD

と同様に歯周組織における早期の創傷治癒過程を促進し、再生を促す作用

(2)

があることが示唆された。

論文審査結果要旨

歯周組織再生材料であるエナメルマトリックスデリバティブ

(EMD)

と同様のアミノ酸配列をもつペ プチドを人工的に合成させ、歯周組織再生に対する有効性を

in vivo

in vitro

の両面で研究してきた。

本論文では、人工的歯周組織欠損部の早期創傷治癒過程における新規合成ペプチドと

EMD

の影響を

in vivo

での比較検討を目的としたものである。

早期創傷治癒の観察期間を術後

3

5

および

7

日間とし、ラットの上顎臼歯部に歯周組織欠損を人工 的に作製し、新規合成ペプチドと

EMD

を塗布した同部の標本を作製した。病理組織学的および免疫 組織化学的に観察した。

結果として術後

5

日目の新規合成ペプチド群と

EMD

群の歯周組織欠損部の血餅は消失していたが、

対照群では血餅が認められた。また、鍍銀染色では術後7日目の新規合成ペプチド群と

EMD

群に観 察された骨様石灰化物の周囲に細網線維が認められた。免疫組織化学的に観察した

III

型コラ-ゲンは、

新規合成ペプチド群と

EMD

群では対照群と比べて早期に現れ、さらに減弱していた。付着上皮の深 部増殖抑制率は術後

5

および

7

日目の新規合成ペプチド群と

EMD

群は、対照群に比べて有意に高値 を示していた。これらの結果から新規合成ペプチドは

EMD

と同様に歯周組織における早期の創傷治 癒過程を促進し、再生を促す作用があることが示唆された。

以上、新規合成ペプチドと

EMD

の比較検討の結果としてどちらも早期における創傷治癒を促進さ

せ、再生を促すことを明らかにした点において、本論文は博士 (歯学) の学位を授与するに値すると判

定した。

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