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知床半島における蚊類幼虫の棲息環境

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Academic year: 2021

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(1)Title. 知床半島における蚊類幼虫の棲息環境. Author(s). 佐藤, 正三; 井村, 隆洋; 工藤, 恒照; 松本, 昇. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 23(1): 16-31. Issue Date. 1972-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6309. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . i i t on .I B) i t on (Sec l d。 Uni l of Hok s ver y of Educat く ai Jou工na. l Vo .23 .. , No. Sep t ember l972. 知床半島における蚊類幼虫の棲息環境 佐 藤 正 三・井 村 隆 洋・工 藤 恒 照・松 本. 昇. 北海道教育大学旭川分校生物学教室. a i nsul oko Peni ret f N【osquitoesin the Sh The LarvaI Habitats o M[ TO Sh6z6 SAT0 ro IMURA, Tsuneteru KUDo and Noboru ATSUMO , Takahi i t i on t l l , Hokkaido Uni s ver y of Educa I Labora tory Bi ca ol ogi , Asahigawa Co ege. Abstract toes were i f of mosqui i ln the survey carr ed out during l970 and l971, ourteen speces i lhab l tat h T s b l l v a r T a l ) e k i ( e P h a i . esin the s reto o ennsua i nedf rom various water bodi obt a. t 6 t l i suda b bi ty n thod (Ka e l , Ma igat ly invest ed by meansoftheoccurrence pro a cal were synecologi. t ・ashi a and Yan ,1952), i oko ret rom theSh ecordedf ・ewlyr toes have he en1 i lowing e 1 ol ght species of1nosqui , The f Zの, A d C‘定工 れ‘彰”騒s 似めムの変化榔, Aedes を蹴C Z馬 Cz z”s ‘を尤 ひαgz , e es 7 insula: Cz”郷 げZの2ねZ Pen , z 2eγe“& 2des メヂ Aedesf f 2des 膨×α舵sand A 工Cれ‘αの?s, Af z l l each a lowing seven groul ) s into the fol d d i b d i ,i i e i v 頓 ′ e t a n 2 h t c t a er s ua ons , Te ) l l (me er t ed snow wat , (2) ion may bef i ound: (1) ground poo i i to assoc at c mosqui st character. ter di t ch and gut , 4) ground pool along a torrent de pool i , (5) 3 )t ・vamp ,( ground pool=s ,(. l 7) t e i l lcont lsma r ee ho i i賃c 6) ar t ner . a ( a ,and ( l i lwat i re es(bar lors i erbod t市c i行c a emi ar t d i h i a thear i t t t n 北 e w r c r e s 3. Aedg s sブリoれ 郷s wa k b di roc y hs species i s generally found in natural water o es ( r et oko and can) in Shi ,though ti fther i lo ) in Asahigawa. ver poo ‘ ‘ C‘ f A d g茅 りαg揺れS and i 4. The water bod es at low1and were characterized by e es ogひ, z ddl and by Aedesβsoの2sis el αesc加 ”β”s , r i . 2 and by Af s czメメ 2s z ,and at mi seね たαれαツのれ87 ghl , at h る i / Aedes co例7れ“”〆s and Cz ‘ β 二 γ腐 の2ss, bt di n S h b S l 5 t ‐Goko and Rausu Spa seem to be interme ate areas e wee r et oko e s u a wa o p . , i i l l i l o n a o c i b e c o p t g d rom a topographical point of vew ut aso an t ntain not only f coas an. mou. ,. of view. i t tudes and Aedes ively low al t iαれs inhabi t s comparat s inhabi fc 6. A1 though Aedes e業αz andand ghl igawa and its vicinity, the formerspecieslivesathi igh altitudes in Asah sh f”Z cのれ朔z k h ddl ret oo n Si ives atl and i el , and and mi ow l the latter s ecies l p. 言. 緒. 息する蚊の種類, 佐藤及びその協力者は 1956 年以来, 北海道, 特に道央, 道東, 道北地方に棲 してきた. 幼虫の棲息水域, 及び成虫の活動性などについて調 査をおこない, その結果を逐時報告. 側 の オ シ ソ コ シ ソ, 字 登 その調査の 一環として 佐 藤 , 富 田 (1962) は, 知 床 半 島 の オ ホ ー ツ ク 海 (ヱ6).

(3) . 第23巻 第1号. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 7年9月 昭和4. 呂, 岩尾別付近に棲息する蚊, 及びその発生水域について報告している , 今回は, オホーツク 海側は勿論のこと, 中央の山岳地帯や野付水道側の沿岸地帯 更には知床五 , 湖, 知床林道を含めて, 知床半島のほぼ全域に棲息する蚊の種類及び発生水域を調査したので こ , こにその結果を報告する, 稿を進めるに あたり, 1 965 年の予備調査に同行 した松原実君 (当時の本学学生) , 及び本調査に 同行した本学学生, 久井康夫, 高橋秀実, 小笠原潤, 斎藤博 竹内光日出の諸君に深謝の意を表す , る. 調. 査. 方. 法. 知床半島は北海道の東端に 位 置 し, オ ホ ー ツク 海 に 突 出. する半島で, 半島の中央を走 る 山脈 を 境 に して, オ ホ ー ツ. ク海に面 する北西側 (網走支 庁管内) と, 野付水道に面す. る東南側 (根室支庁管内) と. sみ i ぞ r e oたo一Goko. に分けられる, 5月 29 筆者 らが, 1970年(. U r or o. do“ ′ ‐ A! z qr ・. △. ・ ハ” su .RQ“. 日 ~8 月 7 日) 及び1 97 1年. 5月15 日 ~9月 14 日) の 2 ( 年間にわたり, 延べ9回の調 査を した 範囲 は, オ ホ ー ツ ク. 海側の宇登呂付近, 岩尾別, 知床五湖・知床林道の3地域 と, 野付水道側の 羅 臼 町 市 街, 知昭から相泊に至る沿岸 一帯, 羅臼温泉の3地域, 及. o. ’ 0. 2 0. km 3 0. び中央山岳地帯の羅 臼湖を中 心と した 地 域 の 計 7 地 域 で あ. Fi g .1 , Map ofthe shiretoko Peninsula. る (第1図) . 幼虫は実験室 で飼育され, 幼虫及び成虫の一貫した標本により種類を同定した 幼虫の飼育は佐 . 19 69 藤・伊藤 ( ) の方法によ った, すなわち自然水とゲインズミール (畜犬用飼料) を組み合わせ て飼育する方法で, 飼育結果は極めて良好であった ,. 結 果 と 考 察 1 , 採集された蚊の種類 本調査により確認 された幼虫は第1表に示すように 4 属1 4種類 で あ る. な お シロカタヤ ブカ A8d Zのα s(霧7 ) 鰯PP靴定雄 が成虫で得られたことか ら, 計15種類の蚊が確認されたことになる, e 2 こ の う ち チ シマ ヤ ブ カ, ア カ ソヤ ブ カ, トカ チ ヤ ブカ ホ ッ コ ク ヤ ブカ の 4 種 類 は 北 海 道 特 有 の 蚊 ,. であり, 他は本州のものと 共通する,.

(4) . l Vo .23 .I , No. i IB i t i ) lof Hokkai do Univer on l t on (Sec Journa s y of Educat. Sept ember l972. i t Tabl oe s esof mosqui e l. Spec Spec i s e iメゆo de 月加熱′ ′ z s qy ’卿〃 s(ヤマ 6 g s ”’. Numberof wat es er bodi ・マ ダラ 力)… … …・…・… … …・… …・…”1I. Cm 錦 (odeェ ) oだのi飼お (ハ マ ダラ ウ ス カ)-… … … … …”… … … …・… …”…“ 2 47 ・ ・…”… … … … … … … … … …・ G” ′ e洋 (Cm 錆) 堀 部”s (ス ジ ア ツ イ エ カ) … … …・ ・9 G” ! ) 〆顔 貌sP確定郷 (アカ イ エカ) … … ….… … … … … …・… …”…・ 〃尤 (Cmαェ. Cm錆 (Ne健司錆) “あの態s(エ ゾウスカ) … ……… … ……… … … …………”13 22 C” ′ ! z z ) 加 川 卿“静 態s (ミ ス ジ ハ ポ ツカ) … … … … …… …”… … …・ d (Cmぎ e q s e s 20 … … … … … … …… … … … … ブ ic Aedg z ‘ば (ヤマ トヤ カ) … … … ) 〆砂の s (″i糊口yd 40 ・ Z (ト ウ ゴ ヤ ブカ) … … … …・…… … …”… … … … … … …・ ”の堰) z Aede ogo s (Fi γ 6 … …” ブ力 … … . … … … … お ) … … … … 別 チ ャ O α ね ( ツマ Aede 7 c r s ( G 辞 α ば) か〃 5 ブ … … … 卿 … … … … … … … ソ ヤ カ) … … o / 虚 れ ( カ わ ア Aedg ( ) び z 佑 婚 7 ‘ s 錆 s c 飾 9 ブ … … 川 … … … … カ) … … … … … … Z チ ヤ o Z Z Z (トカ Aede ) s ( s 加川 ′ 粥 c Z 糊 q z f s B ≧ Aede ) 災加〃s” 汐PO〃” (キ ソイ ロ ヤ ブ カ)… … … … … … … … … 4 ? s s (AB惑“ oゆん” Aede )e s s o鋼群s (エ ゾ ヤ ブカ) … … … … … … … …… … … … … … … … …35 s (Aede 10 Aede ) 増加離郷 (ホ ヅ コ ク ヤ ブ カ) … … … … …・… … … … …“”… … …・ s s (Aede. Z 1 ”) g なZ Oな≧ と ヤ マ ダシ マ z egのテ y/ 佐 藤 ・ 富 田 (1962) に 記 録 き れ て い る ミ ス ジ ツ マ カ Aedes (SZ s の2種類は, 今回は採集されなか った, ≧のPたね‘ カ Aedgs (Sz egの”“”) “‘ ,. 2 . 調 査 した 水 域 幼虫が発見された水域を, 旭川地方での水域の部類分け (佐藤・岩瀬 1960) に 従 っ て, 次 の 種 類に区分した (第2 表) . 「グラウン ドプール (融雪水)」 とし・うのは, 融雪水が地表の凹所や轍などに溜ま ってできた一時 的な水域と, 融雪水 が流入している沼地の周辺部の水域のことであり, 共に早春にみられる. 「沼 地」 とは, 沼の周辺部の, 常時湿気を帯びている地帯に, 融雪水とは無関係に生ずる水域を指す, 「グラ ウン ドプール」 は, 雨水や湧水などが地表の凹所や靴などに潤ま ってできた 一時的な水域で あり, 「潮溜まり」 とは, 海岸にみられる岩の凹所に水が溜まっ たものをいう, 「渓流々域」 とは, 渓流岸の砂で隔離きれた静的な水溜まりや, 小渓のよどみのような幾分動的な水溜まりのことであ る. 「樹洞」 というのは, 切り株にできた水溜まりを指すもので, 十和田・八甲田にみ られる ブナ 「 ) のような樹洞は, 樹洞 (佐藤・石村・鳥海・加藤 1954 . 知床半島には見られない, 側溝」 という のは, 一般家庭の排水の水溜まりや, それに続く道路わきの溝 (どぶ) , 及び用水路を含めていう. 「人工的小容器」 というのは, 野 ざらしの漬物樽, 汚物の入 った石油鎚, 更にはコンクリート製水 槽などにできた水溜まりをいう. 以上 8種類 の水域のうち, 「グラウン ドプール (融雪水)」 以外は, 一般に本州のそれと共通する lhab i t Tabl t t oe s a s of mosqul e2 , Larva t er bodi e s Wa. Number. l (me l 4 l t ) グラウンドプール (融雪水) ………3 ed snow Wat er . Ground poo 2 ”… …… ,… …… …… …… … … … …,… … … … … … … … … … … …・5 … … … …. ′ . Swamp 沼 地 , l グラ ウ ン ドプーノレ … … … … … … … …… … … … … … … … … …34 3 . Ground poo 37 ・ l i d 4 . T e poo 潮 溜 ま り … … … … … … … … … … … … … … …・… … …”…・… …・ long t la 5 渓流 ……………………………………… 5 orrent 渓流々域 , Ground poo h l … … … … … … … … … … … … … … …… … 1 6 T 洞 … … … … … … … … ee oe 樹 . r D i h d ……”… … … … … … … … … ……“… … … … …“45 7 G … t t t c an e r 側溝 u ,. 1 i lcont i i 8 t t c ai ner 人工的小容器 ……………………………………3 alsmal . Ar.

(5) . 第23巻 第1号. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 昭和47年9月. ものである. 一方本州では普通にみ られるもので知床半島ではみられない水域も多い, 例えば, 竹 の切り株は全くみ られず, 大型のコンクリー ト製防火水槽も極めて稀である, また旭川地方では, 幼虫の棲息する水域と して, 「水田・准湖溝」 「肥料岡」 「堆肥汁篠」 などもみられた が (佐藤・岩 960 瀬1 ) , 稲作の不可能な知床半島では, これらの水域は全くみられなか った, 総じて, 知床半島においては, 蚊の幼虫が棲息する水域の種類は比較的少ないものであると言え 19 62 る, ま た佐藤・富田 ( ) も述 べ ているように, 比較的小型の水域が多し・のも特徴的である, 3 , 各種幼虫の棲息水域 A, オホーツク海側 1) 宇 登 呂 付 近 (. 宇登呂は国鉄釧網線の斜里駅か ら約 40km の地にある漁港である. ここでは宇登呂の部落のほ か に, チ ヤ シコ ッ 原 野 や, 岩 海 岸 の 潮 溜 ま り を 調 査 した. チ ャ シ コ ッ 原 野 と ば, オ シ ン コ シ ン 崎 か ら宇 登 呂 を 経 て ブュ 二 崎 に 至 る 原 野 の こ と で, 水 域 の 周 囲 に は オ オイ タ ドリ, ア キ タ ブキ, オ オ ョ モ ギ な どの 草 本 が 密生 し, エ ゾ マ ツ, ト ドマ ツ, カ エ デ な どの 木 本 も, や や 密 に 生 育 して い た , 採 集 さ れ た 幼虫 は ヤ マ ト ハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シイ エ カ, ア カイ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ ス ジ ハ ボ シ カ, ヤ マ トヤ ブカ, トウ ゴウ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ, ト カ チ ヤ ブ カ, キ ンイ ロ ヤ ブカ, エ ゾヤ ブ カ の 11 種 類 で あ る. オ シ ンコ シ ソで は, オ シ ンコ シ ソ崎 付 近 の 林 内 の 小 型 の グラ ウ ン ドプー ル (融 雪 水) に ア カ ンヤ ブ カ, トカ チャ ブカ, キ ンイ ロ ヤ ブ カ の 3 種 類 が 棲 息 し, オ シ ョ コ マ ナ イ 川 に 至 る 旧 道 上 の グラ ウ ン ドプ ール に は, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, エ ゾヤ ブ カ の 2 種 類 が 棲 息 して い た. 沿 岸 一 帯 の 道 路 わ き の 側 溝や グラ ウ ン ドプ ー ル に は, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シ イ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ が 棲 息 し, 特 に ス ジ ア シイ エ カ の 棲 息 密度 は 高 い も の で あ っ た (第 2 図).. 宇登呂崎及びその付近の岩海岸の潮溜まりには, トウ ゴウヤ ブカ の各令幼虫 が密に棲息していた (第3図) . 宇登呂では, 民家の流し水溜まりにアカイ エカが発生し, 漬物樽や石油鎚の中には, ヤ マ トヤ ブ カと ア カイ エ カ の 2 種 類 が 濃 密 に 棲 息 して い た. ブ ュ 二 崎 に 向 か う ホ ロ ベ ッ 川 付 近 の グ ラ ウ ン ドプー ル や側 溝 に は, ミ ス ジ ハ ボ シ カ が 単 独 で 棲 息 し, あ るし・は ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シ イ エ カ, エ ゾウ ス カ な ど と 混 楼 して い た. 総 じて, トウ ゴヤ ブ カ 以 外. の種類の幼虫の棲息密度は高 い も の で は な か っ た. な お 幼. . ト \ .ス . 虫の棲息状況から判断 して, 当地域の民家に来集する蚊は 主 と して トウ ゴ ウ ヤ ブカ で あ. り, 林内で激しく人を襲う蚊 は, トカ チ ヤ ブ カ 及 び ア カ ソ ヤ ブカ の 2 種 類 で あ る と 思 わ れ る, 2) (. 岩. 尾. 別. 岩尾別川河口付近か ら, 勝 l: Fig.2 ro , Ut . Ground poo c” / t ”薫 りαg” ー s inhabi ′ s. depoo l:Aede Fig,3 ro s , Ut , Ti !inhabi Z t ogo s. (ヱ9). 化場を経て岩尾別温泉に至る 岩尾別川沿いの一帯 か ら得ら.

(6) . Vol ,23 .1 , No. i I B) i i l 。f H。はく d。 Univer i t ty of Educa 1ourna on . on (Sect s a. sep t ember l972. れ た 幼虫 は ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ハ マ ダラ ウ ス カ, ス ジ ア シイ エ カ, エ ゾウ ス カ, トゥ ゴ ウ ヤ ブカ,. エ ゾヤ ブカの6 種類である. 総じて幼虫の棲息密度は低いものであり, 発生水域も自然水域に限 ら れ て い た. こ こ で は, トカ チ ヤ ブ カ と ア カ ソヤ ブ カ の 幼 虫 は 採 集 さ れ て い な い が, 6 月 に は 調 査 範 囲 の ほ ぼ 全 域 に トカ チ ャ ブ カ の 成 虫 が 出 現 し, 7 月 に は 糟 化 場 及 び 岩 尾 別 付 近 で ト カ チ ャ ブ カ, ア カ ソヤ ブ. カの両種の= 堆成虫が吸血に来集した. 従ってこの一帯には, おそ らくはこれ らの種類の発生水域も 存在するものと思われる. 植相は前記宇登呂付近の場合と大差はない. 3 ( ) 知床五湖・知床林道 知床五湖は, 岩尾別か ら北東約 5km の と こ ろ に あ る 湖 沼 群 で, 大 小 五 つ の 湖 よ り な る 湖 の 周 囲 は エ ゾマ ツ, ト ドマ ツ, カ エ デ な どの 木 本, ク マ イ ザ サ, ミ ズ バ シ ョ ウ, ス ゲ, ヨ シ な どの 草 本 が繁茂 している. 知床林道は, 近年開通 した新道で, 知床五湖よりルシャ 付近まで通 じている. 標 高は 200~300 m で あ る. 採 集 さ れ た 幼 虫 は ス ジ ア シイ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, ヤ マ トヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ, トカ チ ヤ ブ カ, エ ゾヤ ブ カ の 7 種 類 で あ る. 最 も 多く 採 集 さ れ た の は エ ゾヤ ブカ で, 特 に 融 雪. 時には大発生する. 本種の幼虫は7月までみられ, 単独で棲息する場合と, エ ゾウスカ, ミスジハ ポ シ カ, ヤ マ トヤ ブ カ, トカ チ ヤ ブ カ と 混 棲 す る 場 合 と が あ る (第 4 図, 第 5 図).. T 1I \ノ. l: Aedg Fig・4 t s re 。ko ‐Goko . Ground poo . Shi Z t sinhabi e s oの? s s. S h i Fig. 5 t s oko re ‐Goko . Ground poo Aede , ! ≧ i t e裏 門樽のz s s sand c”Z sinhab e s oの7. 〕床林道沿いの沼地にみられた. 本種は, 旭川付近では山地性の蚊とみなされ チシマヤ ブカは, 菊 ) ているが (佐藤・沢田 1963 , 知床半島では標高約 250 m の, 比 較 的 低 所 に も 棲 息 して い る こ と は 興 味 深 い. な お ア カ ソヤ ブカ が, 岩 尾 別 の 場 合 と 同 様 に, 7月 に 吸 血 に 来 集 し たこ と か ら, こ の. 地域にもおそ らくは本種の 発生水域が存在するものと思われる. 総 じて, エ ゾヤ ブカが5月に大発生する以外は, 蚊の幼虫の棲息密度は高いものではなか った. B, 野 付 水 道 側 (1) 羅 臼 町 市 街 ( )km の地にある漁港である. 住宅地帯より 羅臼町は, 国鉄標津線の根室標津駅より北方へ約 5 採 集 さ れ た 幼 虫 は ハ マ ダ ラ ウ ス カ, ス ジ ア シ イ エ カ, ア カ イ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シカ, ヤ マ ト ヤ ブ カ, キ ソイ ロ ヤ ブカ, エ ゾ ヤ ブカ の 7 種 類 で あ る. 民 家 の流 し水 溜 ま り に は ア カ イ エ カ が 発 生 して お り, 羅 臼 小 学 校 裏 の 溝 に は, ハ マ ダ ラ ウ ス カ, ス ジ ア シ イ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, キ ソイ p ヤ ブカ, エ ゾヤ ブ カ の 5 種 類 が 棲 息 し て い た (第 6. ( 7図) 図) . . ヤマトヤ ブカは, 漬物樽や石油織などに極めて密に棲 息していた 第 当地域の発生水域は, 以上のような半人工的水域や人工水域に限られ ており, 自然水域に幼虫が (20).

(7) . 第2 3巻 第1号. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). Fig,6 f t ch: c”′ e to“g z ′ d〃s ↓ . Rausu . Di , C”Zαじ c ! なメ 感 ル ’ り ”gn } i s れ ロ ロ の 7 “ i の s s の , , Aede i ジ eズ”“sand Aede t se s oのz sゐ inhab. 昭和47年9月. i負c lsma l lcont Fig.7 i t a ・ner a . Rausu . Ar l ! ′ (barre ): Aede sj c t dpo“ z f sinhabi s. 棲息している場合はみ られなか った. 総 じて, 蚊の幼虫の棲息密度は高いものではな いが, 少ない 種類の水域に, 比較的多くの種類の蚊が棲息していることが特徴的である, (2) 沿. 岸. 一. 帯. 知昭 (ち しょう) より相泊 (あいどまり) に至る沿岸約 30km が調査範囲である. 採集され た 幼虫 は ヤ マ ト ハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シ イ エ カ, ア カ イ エ カ, ミ ス ジ ハ ボ シ カ, ヤ マ トヤ ブカ, トウ ゴ ウ ヤ ブ カ の 6 種 類で あ っ た, ス ジ ア ツイ エ カ は 7 月 以 降, 沿 岸 一 帯 の 道 路 わ き の側 溝 や グラ ウ ン ドプー ル に 棲 息 し (第 8 図), 相?目や セ セ キ で は, 土 砂 止 め の 排 水 管 に 蓮 らな る コ ンク リ ー ト製 水 槽 に も 極 め て 濃 密 に 棲 息 して い た (第 9 図), ヤ マ トヤ ブカ は, 民. 麺中に, ギ 家の軒下に放置 してある漬物樽や石油告 散発的にではあるが広範囲にわたり棲息してい た. トウ ゴウ ヤ ブカ は 天 狗 岩 や モ セ カ ル ベ ッ に. 向かう途中の援 引纏まりや (第10図) , 更には, 今回の調査地域の最先端地である相泊の岩海岸 にも棲息することか ら, 知床半島の岩海岸地帯. i Fig.9 i i i l l cont iner t t c alsma a , Aidomar . Ar t t oncre e c , s ern) : Cm 掘 り”郡; z s inhabi t s. Fig,8 dBキ t sekarube su . 八4o . Ground pool: Cて t ジ Sinhabi ”gd ′ z s. Fig,lo iwa l: Aede ご sf ogo , Tengu . Tide poo inhabi t s.

(8) . i I B) i t i d。 Univer d i f Ho l t on . on (Sec Journal( s く a ) y of Educat. I VO .23 .. , No. Sep t .ber l972 en. では, 本 種 は 極 め て 普 遍 的 に 分 布 して い る も の と 思 わ れ る. ヤ マ ト ハ マ ダラ カ, ア カイ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シカ の 棲 息 密 度 は 低 い も の で あ っ た.. 当地域で調査 した水域は42ヵ所に及んだが, す べて単独種棲息水域であ ったことは注目される. なおトカチャ ブカの幼虫は採集されていないが, 6月 に僅かな から雌成虫の来集をうけ た こ と か ら, オホーツク海側同様, おそ らく海岸近くの山野中に 発生水域が存在するものと思われる. 沿岸 部 の 植 相 は アキ タ ブキ, ク マ イ ザ サ, オ オ イ タ ドリ な ど が 主 に な っ て い る. (3). 羅 臼 温 泉 字化場があるだけで, 一 羅臼町市街から北東へ向け約 3km の地点にある. 数軒の旅館や鮭噂卵. 般 民 家 は ほ と ん ど み られ な い. 周 囲 は 山 に 囲 まれ, シ ラ カ ソ バ や ト ドマ ツ を 主 と し た木 本, 及 びウ ド, ア キ タ ブキ, ク マ イ ザ サ な どの 草 本 が 密 生 して い る. 採 集 さ れ た 幼 虫 は ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ス ズ ア シ イ エ カ, エ ゾ ウ ス カ, ミ ス ジ ハ ボ シ カ, ヤ マ ト ヤ ブ カ, ト カ チ ヤ ブ カ, キ ソ イ ロ ヤ ブ カ, エ. ゾヤ ブカ の 8 種 類 で あ り, こ の ほ か に 成 虫 で シ ロ カ タ ヤ ブカ が 得 られ た. 本 地 域 は 自 然 水 域 に 富 み, 人 工水 域 は 極 め て 稀 で あ る, トカ チ ヤ ブカ, エ ゾヤ ブ カ の 2 種 は, 早 春 5 月 に グラ ウ ン ド プ [ ル (融 雪 水) に 発 生 し (第 11 図), 羅 臼 川 の よ どみ で は, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シイ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ の 4 種 類 が 混 楼 して い た (第 12図). ハ マ ダ ラ ウ ス カ, キ ソ イ ロ ヤ ブ カ の 2 種 類 は グラ ウ ン ドプー ル に, ヤ マ トヤ ブカ は 野 ざ ら しの 石 油 耀 か ら 得. られたが, いずれもその棲息密度は 高いものではなか った. 総 じて, エ ゾヤ ブ カ と トカ チ ヤ ブカ 以 外 の 種 類 の 棲 息 密 度 は 低 い も の で あ っ た, 旭 川 付 近 で は チ シ マ ヤ ブカ と 共 に 山 地 性 の 蚊 と み な さ れ て い る トカ チ ヤ ブカ が (佐 藤 ・ 沢 田 1963), オ ホ ー ツ ク 海. 30m に過ぎない当地域に極めて濃密に棲息していることは注目に値する. 側同様, 標高が約 1. l t l Fi e edsnow gユー . Raususpa. Groundpool(n . t ): A s o““ ; 7 2 ‘ i z z s and Aede ede sc er wa , r ′ t e i sお inhabi s oe i ,. C. 山. 岳. la l Fig,12 ongt orrent: . Raususpa . GroundPoo Z Aチリがzde i i c z r s ‘セメ り”gmz s s! . 魚Po , c? , i i Z わのi Cz e無をα“dy”“ ? eれ s s sandc調為s ! e尤れr s i inhab t. 部. 羅臼湖を中心と した山岳部は, 標高. 700~7301 1 1 で, 羅 臼 温 泉 よ り 約 15km. の地点, 半島のほ. ぼ 中 央 部 に 位 置 す る. 五 の 沼 や 羅 臼 湖 の 周 辺 は, 湿 地 帯 が 連 ら な り, ク ロ ュ リ, チ ン グル マ, ハ ク サ ソチ ドリ な ど が み られ, 山 道 沿 い に は, ハ イ マ ッ, チ シ マ ザ サ な ど の 群 落 が み られ る. 採 集 さ れ た 幼 虫 は チ シ マ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブカ, トカ チ ヤ ブカ, エ ゾヤ ブ カ, ホ ッ コ ク ヤ ブカ の. 5種類である. 幼虫が楼 息していた水域は, いずれも融雪水によ ってできた一時的な水 域 で あ る (第13図, 第 14図) . 得 られ た幼 虫 の う ち, エ ゾヤ ブ カ 以 外 の 4 種 類 は 北 海 道 特 有 の 蚊 で あ る. チ シ マ ヤ ブ カ, トカ チ (22).

(9) . 第23巻. 昭和47年9月. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 第1号. l Fig.13 l(me t no edsnow ‐Numa ‐ , Ni . Groundpoo ′ A ! Z d ):Aede G デ”G er sp” ; ! O ′ e ど s 釧G ” ′ z s wat , , Aede ! t ses oe“ s sandAede scか げ勿郎inhabi. l Fig,14 t edsnow noNuma ‐ , San . Groundpool(me ′ A d ′ ) : Aede e e s β s o g z sお s か“ zdo ′ er ; wat , i t ぎ儒 inhab scかげぞ and Aedα. ヤ ブ カ, ホ ッ コ ク ヤ ブカ の 3 種 類は 大 雪 山 系 (佐 藤 ・ 沢 田 1 963 ) や阿寒一帯 (佐藤・富田 1962). にも棲息し, 山地性の蚊とみなされている. これとは対照的に, 従来旭川地方では低地性の蚊とみ な され て い る ア カ ソヤ ブ カ が, 知 床 半 島 の 山 岳 部 に 極 め て 濃 密に 棲 息 し て い る こ と は 注 日 す べ き こ と で あ ろ う.. 4 . 百分率法による群集形態の解析 知床半島において, どのような水域が互いに相似た蚊類群集を作るか, 各種類は各水域に対 して どのような分布密度をもつか, 更には群集構造は地域によって異なるものであるか どう かな どとい うことを統計的に検討するために百分率法 (加藤・松田・山下 1952) を 用 い た, A. 水域の部類分け. 第15図は, 一定の水域の総発見頻度数と各種類の発見頻度数の割合を 百分率の信頼限界で算出 4種類 の蚊類幼虫が, ある水域に均等に発見されるもの し, 各水域ごとに図示したものである. 1 1%である, 信頼限界の上限乃至は下限が7 1%の線か ら外 と仮定すれば, 各種類の平均発見率は7 . , ′ ′ ノ u “ に脹 - ”叩彪 e si U P . .パ c “ 同舟 s 5 6 us e q 月 ”卿, n e n ′ .A d た e o間だ s s/ q 7 e ,A d メ f r o U 8 e e s ダ , A d 7 ゼ Sと 5 - ○ 0 X”” C c 1 l q 刀 .e d 一 e sg s o e 月 S I S - 3 e . . . 0. 5 0. 1 0 0. . dp仰か ( 〃皿刀 ” , . s 田 ノ. て ; ′ がり z ′ r り旧 ( {. γ 鍵 ′ ep o o. ;. + - 2 ,… G dP ′” ′ じ川 f o ‘ i n u n 」 r o ダル“. . + . γ r w叡山. J た, 辛( 叛に r f u c r. 万 ′ ′sm〆 ′亡 i 月 皮膚 f r o n d n e ′. Fig,15 l l of occurrence probabi l i i t e softhecon行denceint erva e s y ofspec , Tab l of 60 pe ined f t t tin the l a ron ob eve a r cent con6dence ・each habi . The broken l ine i i 1%) 7 sshow theaverage coe伍c ent of 14 spec e s( , . l t t m,s ed snow wa er .w. , me. (23).

(10) . . l Vo .I .23 , No. lucat ion (Sec ion l I B) l of Hokkaido Univer i t Journa ty of E〔 s. Sept ember l972. れている種類があれ ば, その種類はこの水域では均等分布をしていないことになる. この観点から 第 15 図 を 通 覧 す る と, 「グ ラ ウ ン ドプ ー ル (融 雪 水)」 は エ ゾヤ ブ カ, ホ ッ コ ク ヤ ブカ, トカ チ ヤ ブ カ, ア カ ソヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ の 5 種 類 が 棲 息 す る こ と に よ り 特 徴 づ け られ て い る 水 域 で あ り, ま た 「沼 地」 は エ ゾヤ ブ カ が 棲 息 す る こ と に よ っ て 特 徴 づ け られ て い る 水 域 で あ る. こ の よ う に み て い く と, 「グラ ウ ン ドプ [ ル」 は エ ゾヤ ブ カ, ス ジ ア シ イ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ ス ジ ハ ポ シ 1温 ま り」 は ト カ の 4 種 類 に よ っ て 特 徴 づ け られ, 特 に エ ゾヤ ブ カ が 優 占 して い る 水 域 で あ る. 峰沙 ウ ゴ ウ ヤ ブ カ に よ り, 「渓 流 々 域」 は ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, ス ジ ア シ イ エ カ, エ ゾ ウ ス カ の 4 種 類 に よ り, 「樹 洞」 は エ ゾヤ ブ カ に よ り そ れ ぞ れ 特 徴 づ け られ て い る. 「側 溝」 は ス ジ ア シ イ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ア カ イ エ カ の 4 種 類 に よ り 特 徴 づ け られ, 特 に ス ジ ア シイ エ カ は 他 の 種 類 を は る か に 圧 倒 して い る. 「人 工 的 小 容 器」 は ヤ マ トヤ ブカ, ス ジ ア シ イ エ カ, ア カ イ エ カ が 棲 息 す る こ と に よ り 特 徴 づ け られ て い る 水 域 で あ る. こ れ らの う ち, 「沼 地」 と 「グラ ウ ン ド プ ー ル」 は, 特 徴 づ け る 蚊 の 種 類 は 必 ず しも 一 致 しな い. が, す べての蚊の種類の信頼限界が重なる点で, 同一の グルー プに属しているものとみなすことが で き る. 従 っ て, 8 種 類 の 水 域 は 7 群 に ま と め られ る. B. 蚊 の 比 較 密 度. 第16図は, 各種の蚊の幼虫 がどのような水域に多く棲息 しているかを知るために, 各種の蚊の 幼虫の総発見頻度数とその水域における幼虫の発見頻度数の割合を百分率の信頼限界で算出し, 蚊 の 種 類 ごと に 示 した も の で あ る. ) によ こ れ を 通 覧 す る と, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ は 側 溝 や 渓 流 々 域 に 多 く 棲 息 して い る. 佐 藤 (1959. れば本種の発生水域は山間の渓流に局 限されているが, 知床半島では低地部の比較的清澄な水域に も 進 出 して い る こ と が わ か っ た. ハ マ ダ ラ ウ ス カ は グラ ウ ン ド プ ー ル = 沼 地 と 側 溝 に み られ た だ け で あ る. 旭 川 地 方 に 比 べ る と. ) (佐藤・岩瀬 1960 , 棲息する水域数も極めて少なく, また棲息密度 緑極めて低いものである. (種 はラ ミ ス ジ ア シ イ エ カ は 側 溝, グラ ウ ン ドプ ー ル = 沼 地, 人 工 的 小容 器 な どに 多く 棲 息 す る. オ ロ. G d ! S 2 r o “ ” - 卿. ヨ ′. 0%. 5 0. ー. ′ ′ -- ” ” 〆 ‘ ′ r r じ ” ; も g8濃 すぎ衿 畳 埜 J ” f た虐 ′山 〃” ね”“ 6 r 九 α ’ ” ,/. 1 0 00. 5 0. ョ 〇 〇〇. た ′ れ肱 C ” r e “ エリ. 5 0. 1 0 〇. f. =. .F. =. A ね ん た n o e バ′ ノ f 打 ” S ′ p リ .. 1 0 0〇. 5 0. ′ c S は e 工阻卿月. 碗′ 釧p かだ れ s. -I 書 ・ E kぬはp do は 刀 r ′. d , . 1 A S ” sFば rば娘 ね e L ′. 〉 バ h d “ m S sじ リ ア 7 ! ′ s“ ノ m ” れ r ′ t ノ. 1 d r sz q s e e 犯” ′ .. 1 ! ぜ u 長 ,‘ , e ‘ c sm e r e s o ー s c n 淑 s ′ l l of occurrence Probabi i t Fig.16. Tabl ・ e s erva e softhe con行dence mt y ofsPec f i l l ( ) per cent i h 6 ined f t ) l each the s x grou s n e e e o obt a v ron l conGdence. (24).

(11) . 第23巻 第1号. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 5年9月 昭和4. 床半島においては, 近縁種であるアカイエカに比べて, 比較的広範囲の種類の水域に棲息するもの で, 汚染されていない渓流々域にも進出している. アカイエカは民家付近の側溝や, 人工的小容器に限って棲息 している. 本種がとのように汚染度 の高い水域に優位を示 していることは, 旭川地方のみな らず, 本州の場合とも一致 している (細井 1948 , 佐 藤 ・ 岩 瀬 1960) , 加 藤 ら 1950 , 1954 . エ ゾウ ス カ は グラ ウ ン ドプー ル = 沼 地 に 多 く 棲 息 す る ほ か に, 渓 流 々 域, 側 溝 に も み られ る が ,. その密度はいずれの場合も低いものである. ミス ジ ハ ボ シ カ は側 溝, グラ ウ ン ドプー ル =沼 地, 渓 流 々 域, 人 工 的 小 容 器 な ど, 比 較 的 汚 染 度. の高い水域から清澄な水域まで棲息している. このことは, 佐藤 ( 195 9 ) が大雪山系における調査 で, 本種の幼虫の棲息水域は自然水域か ら人工的に汚染された水域にいたるまで, ,かなり広範囲に わ た る もの で あ る と 報 告 して い る の と 一 致 す る.. ヤマトヤ ブカは人工的小容器に多く棲息している- 加藤 ( 1955 1 95 ) 8a ) , 佐藤・青野 ( , 佐藤・ 960 1 岩瀬 ( ) によれば, 本州や札幌などでは, 本種は渓流々域の岩の凹みやコンクリート製水槽, 更には墓地の石製手洗鉢などに発生するのが普通である. このことから佐藤・富田 ( 1962 ) は, 知 床半島で漬物樽中に本種が見出されたのは例外的なものであると述べている, しか し筆者 らの調査 では, 本種は知床半島の広範囲の地域で, 人工的小容器に優占的に棲息していることがわか った . トゥ ゴウヤ ブカは海岸の潮溜まりに独占的に棲息するほか, 側溝や人工的小容器などにも僅かな 1956 がら進出 しているのがみ られた. 佐々 ( ) によれば, 本種は海岸の岩の凹所や多くの人工的小 容器に見出されるもので, 地表水に見出されることは先ずないものとみなされていることか ら, 今 回側溝にみられたのは例外的なことであろう, チ シマ ヤ ブ カ, ア カ ソヤ ブカ, トカ チ ャ ブ カ の 3 種 類 は, い ず れ も グラ ウ ン ド プー ル (融 雪 水). に多くの棲息をみている. oぬおγ oねれ郎 亜属に属するこれらの種類が融雪水と極めて密接な関係 を も っ て い る こ と に つ い て は, す で に 佐 藤 ・ 岩 瀬 (1960) も 指 摘 して い る と こ ろ で あ る . キ ンイ ロヤ ブ カ は, 少 数 な が ら グラ ウ ン ドプ ー ル = 沼 地 に 棲 息す る が, 旭川 地 方 に 比 べ (佐 藤 ・. 岩瀬 1960 ) , 棲息する水域の種類も少なく, 密度もまた極めて低いものであった, エ ゾヤ ブカ は グラ ウ ン ドプ ー ル = 沼 地, 及 び グラ ウ ン ドプ ー ル (融 雪 水) に, と も に 多 く 棲 息 す るほ か, 側 溝 な どに も 棲 息 す る. ホ ッ コ ク ヤ ブ カ は グラ ウ ン ド プー ル (融 雪 水) に 限 っ て 棲 息 し, 他 の 種 類 の 水域 で は 全 く み られ な い. エ ゾヤ ブ カ と ホ ッ コ ク ヤ ブ カ の 2 種 類 は と も に Aedes 亜届. に所属するが, 前者は後者よりも広範囲の水域に棲息している. エ ゾヤ ブカの発生水域はホッコク ヤ ブカのそれよりも広範囲であると思われる, C. 地. 域. 性. 沿岸部と, 山岳部と, その中間部とでは蚊の幼虫の群集構造にどのような差異乃至は類似性がみ られるかということを数量的に表現するために, 調査記録を次の五地域に整理し, 百分率法を用い て第17図に示 した, 1) オホーツク海側沿岸部 (宇登呂付近, 岩尾別海岸) 2) オホーツク海側中間部 (岩尾別 知床五湖 知床林道) , , 3) 中央山岳部 (羅臼湖, 五の沼) 4) 5). 野付水道側沿岸部 (羅臼町市街, 沿岸一帯) 野付水道側中間部 (羅臼温泉). 第 17 図 よ り, オ ホ ー ツ ク 海 側 沿 岸 部 を 特 徴 づ け て い る の は トウ ゴ ウ ャ ブ力, ス ジ ア シイ エ カ, ミス ジ ハ ポ シカ の 3 種 類 で あ り, オ ホ ー ツ ク海 側 中 間 部 は エ ゾヤ ブ カ, エ ゾウ ス カ, ス ジ ア シイ エ (25).

(12) . Vol ,23 .I , No. i i do Univer lof Hokkai i t t Journa on (Sec on 口 B) s y of Educat 0. 5 0. Sept ember l972. 力により特徴づけられている. に . d ′ -,A e e sc ” e r e q s……… . … d d e sp 「………… ◆ 2 u n o .Ae d 3.Ae e Se ズ”“ C o S…” i n “ ” . d i ・ 4.Ae e se β o e s s… ・ ・ ” ” n ′ 5.パ〆”こ o mm” れ s一一… ′ のe f . . ・ ・ ” 6 5 . , ・ ・ e ズr 月 s…” .C f ぞ ′ f n d s“ ” ” “ “ “ . e ズα e 7 .c〆 d 8.為e e s加川嬉…………… . d f 9 ・ ・ ・ … ・ ・ e e sノ o n c u “ ・ ・ o s p .A ′ C ” e xメメ n ” “ ” “ “ “ “ , 0 e s” .A ん だ 友郷‐ 1 n 1 o e 5/ ノ n P 叩o . .C′ Z f I 1 2 s e Q q片 ” q蜘me n S S. ,q ′ ー 3 “ e ズt q . g蛎S…………… .c d e 1 4 o sf 夕げ …………… .4e. 1 0 00. 5 0. 1 0 0. ことがわかる. 中央山岳部は ホ ッ コ ク ヤ ブ カ, チ シマ ヤ ブ. カ, ア カ ソヤ ブ カ, エ ゾヤ ブ カ に よ り 特 徴 づ られ て い る,. 野付水道側沿岸部は, ス ジア. . シイ エ カ, トウ ゴ ウ ヤ ブ カ, ミス ジハ ポ シカ が棲 息す るこ. f i 燃o u n o ” ). とにより, 野付水道側中間部 は エ ゾヤ ブカ, ト カ チ ヤ ブ カ, エ ゾウ ス カ, ミス ジ ハ ポ. シカによりそれぞれ特徴 づけ られている地域である, 以 上 の こ と か ら, オ ホ ー ツ. ク海側沿岸部と野付水道側沿. Lo d w‘ o n l Fig.17 l i ty esofthecon6denceint ervalofoccurrenceprobabi . Tab i inedfrom thel lhabi i t t t t ofspec esobt a arva a sin石vedi s c r s , The broken l ine i i sshow theaveregecoe伍c entof14spec e s. 7 1%) ( ,. 岸 部 は トウ ゴウ ヤ ブ カ, ス ジ ア シイ エ カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ. が両地域とも優位を占めてい ることから群集構造は比較的. 類似 していると考え られる. またオホーツク海側中間部と野付水道側中間部を比較した場合も, エ ゾヤ ブ カ と エ ゾ ウ ス カ の 両 種 が 有 意 的 に 棲 息 して い る 点 が 類 似 して い る .. 従 って知床半島における蚊類幼虫の棲息水域は, 群集構造の類似性から,′沿岸部, 山岳部, その 中間部の3地域に集約できる. このうち沿岸部と山岳部とでは, 群集構造は明瞭に異なるが, 沿岸 部 と 中 間 部 と で は ミ ス ジ ハ ボ シ カ と ス ジ ア シイ エ カ が 共 通 し, 中 間 部 と 山 岳 部 と で は エ ゾヤ ブカ と. トカチヤ ブカが共通 している. つまり岩尾別, 知床五湖, 知床林道, 羅臼温泉などの諸地域は, 沿 岸部と山岳部の地形的な中間部であると共に, 蚊類幼虫の棲息分布という観点からも, 両者の移行 部 に な っ て い る と 言 え る,. 5 . 蚊類の季 節肖長 知床半島でみられる蚊類幼虫がどのよ. 、、、 ぬ ハダ f 層o ” 抜 一 ” ロ M。 ″ s d 〃 s \\、地 ed e S p s e e p A′ s z o pたdes ′ .ノリomcq. ぅな季節的消長をもって出現するかを知. ・ な ね′ . C ! ′ ね旋 o r 〃 e x。 i ‘ c m のー e x. る こ と は, 一 方 に お い て 群 集 構 造 の 一勝i. de J Q c れ S 撚 α 0 XZ C り z ‘ 9 / C d ′ o 〆の { xp か e ’ z s N e .. 面 を 確 認 し得 る糸 口 に も な る わ け で あ 1 る′ , 2 令), 高 令 . そ こ で, 若 令 幼 虫 ( 3, 4 令), 蟻 の 出 現 状 況 を, 各自 幼虫 (. お c 〃 f ′ C ′ , 数ねた ′ i α” ′ の s c q元 α ’ i S m ” ’ e ′ z s { ‘ m i Aedes/ 卿 l c ” α i s ” pw. 別に, 第18図 (沿岸部=中間部) 及び. Ae d ! r 〃′ - c o A e d c s p“ d e s. 第 19 図 (山 岳 部) に 示 した,. de Ae o ’ ね ば c ’ mm sc o ’ mね ‘ s ’ m de Ae “ Sり gXqz S s 阻m s. 第 18 図をみると, 5 月か ら 9 月 ま で. 連続的に棲息している種類はヤマトハマ ゴウ ヤ ブカ ダ ラ カ, ヤ マ ト ヤ ブ カ , トウ. の 3 種 で あ る. トゥ ゴ ウ ヤ ブ カ は, い ず. れの月 も各令幼虫が極めて濃密に棲息し. ノ 【me 如. ′ ノ” 吻 〃. A‘ ‘〃 f , 能 ep 多 〆 , S ,. 遡 唖 園圏勘. =塩園. ー. Aedes ! o 0ど 7 1. Aede s excr ”””n s. Aedes eso e ′ i 5 ‘ S. 霊匿 「岡目 圏は=. .. lappearance Fig.18 t softhe mosqui sona ol arvaeand . Sea and pupaeatlowland and Middlel 1一11stand 2ndlarvaei 閥圏 3rd and 4th larvae;. …ヨ pupae 1. (26).

(13) . 第23巻 第1号. ・. 7年9月 昭和4. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). てぃるが, ャマ トハマダラヵ, ャマ トャ ブ カ の 2 種 の 棲 息 密度 は あ ま り 高 い も の では な い. 5 月, 6 月 の 融 雪 時 に 出 現 し Z雌 雄 亜 属 と A司 郎 てい る の は 0物彰γo 亜 属 のヤ ブ カ 群 で あ り, ア カ ソヤ ブカ に. おいては, 雌成虫の棲息状況か ら判断し て 5 月 に もそ の 発 生 水 域 が 存 在 す る も の. \、一. Mo 磯 刀俵. s S s・、、、三 Pede p. 山“ 刀 e. J ′ J ′ ” “ y 〃. A”9 f A ”s 瀞 仰. d f de Ae o r nc sp“〃 AedeS eXCr ”C ′ α刀S Ae d れm s S ’ mm ‘ S co ”刀 e s Aede ヱ s ! s ば s esoの 朗 Ae d 疋だ eだ“s ′ e scぞ i t sea ol arvae s。fthe mosqou s。キーappea,ance i h l d h d t ea g an an pupa tand 2ndl モ モl s ar ae; 剛厩 3rd and 4thlarvae; v. F i g ,19.. と思われる, 一 方, ス ジ ァ シイ ェ 力 を は じめ と したイ エ カ 群 の 場 合 は, 6 月 か ら. ー. Eヨ pupae. ス ジ ア シイ エ カ と ミス ジ ハ ポ シカ が 出 現 し, 7 月 に は そ の ほ と ん ど が 揃 っ て 出 現 す る. 8 月, 9 月 は ス ジ ア シイ エ カ, ア カイ エ カ が 目 立 つ ほ か は, ほ と ん どの 種 類 の 棲 息 密 度 が 減 少 す る,. )キ 従 って知床半島の沿岸部=中間部における蚊類幼虫の出現状態は, 季節消長の立場か ら, 1 ソイ ロ ヤ ブカ も 含 め て 連 続 して 棲 息 す る グル ー プ, 2) 5 月, 6 月 に 多 い Aedgs グル ー プ, 3) 7 月 Z ex グル ー プ (ミ ス ジ ハ ボ シ カ を 含 む) の 3 グル ー プに 分 け る こ と が で き る, ‘ 以後出現する C 2 一方, 山岳部の幼虫の発生は, 低地部のそれに比べ て約1 ヶ月遅れているので, 6月中間頃には. 一斉に暦化するものと思われる, また7月 以降の幼虫の棲息密度が低いところから, 大多数の個体 は6月下旬までに羽化し終えるものと思われる, 1955 ) は, 宮城県松島湾口の宮戸島では, アカイエカは7月から9月にかけて多く棲息し 加藤 ( て い ると述 べ て い る, 佐 藤 ・ 岩 頗 (1960) は, 旭 川 地 方 で は ア カ ソヤ ブ カ は 4 月 に 多 く, 5 月 に は. 減少しはじめ, 6月 以後は発見することができないのは, 本種の発生は融雪と密接な関係をもつか らであると報告している. 知床半島においても, これらの報告とほぼ同様の季節的消長を示してい る よ う に 思 わ れ る,. 6 . 単一集団と混棲集団 蚊類幼虫の単一集団, 及び混棲集団の季節的な移行過程を吟味するために第20図を作ってみた. この図で対角線上の数字は各種類が単独に棲息している回数を示し, それ以外の数字は, それぞれ す 2 4 1 1 1 2 1 3 ヰ 4 ・ ・3 ・ ,66 ・7 ・8 ・9Jα ・ , . ^ ′ ′ - R O ? e s′ o “ c ” s P p .虐 .A に 鳶層 〃 2,C q xo ′ 々 s セ 3,C q S メ聞卿” ′ ′ 4.C q ”鋭 s e n P ′ 物鋼s / 5,C q e xr s d f 7.A e s/ e n c “ s 印o d 8,Ae e s! o タメ d ! 9 e sp n o “ c r ,Ae d ′ e e Seばr c l 0 q 帆s .A A d f = e e sc o 援用鯛 s ,パ d ー c sU e 2 〆 q ” S .Ae d な e Sぞ ー 3 5 0 e ” S ,Ae d f 1 4 e sc e e s ” 「 u .e. 圏圏圏 圏 se f em6 e r p. A” r s ” 9. l lchange ofthe occur i Fig.20 ty i rence probabi n combi ned sona . Sea i i i tween twospec e s as soc at on be. (27).

(14) . Vol .23 ,I , No. l of Hokka ido Univer i Journa ion (Sec ion n B) t t s y of Educat. Sept ember l972. の組み合わせのあらわれた回数を示 している. ( ) 内は, 山岳部における出現回数を示す. 第 20 図 か ら明 らか な こ と は, 5 月 に は トカ チ ャ ブカ と エ ゾヤ ブカ の 間 に 混 楼 の 度 が 強 く, 7 月 に は ス ジ ア シイ エ カ と ミ ス ジ ハ ポ シ カ, エ ゾウ ス カ と エ ゾヤ ブカ, ミ ス ジ ハ ボ シ カ と エ ゾヤ ブカ の 間 に, 8 月 に は ス ジ ア シイ エ カ と ミ ス ジ ハ ポ シ カ, 9 月 に は い る と ス ジ ア シイ エ カ と エ ゾウ ス カ の 間. にそれぞれ混棲がみ られる程度で, 他は散らばりが少なく, ほとんどの蚊は単独集団乃至は単独集 団形成の傾向をもっているということである, また, 先にも述 べ たように, 季節的な移行は Aede s Z グル ー プ か ら αβ e t グル ー プ へ と 明 瞭 に お こ な わ れ て い る よ う に 思 わ れ る. ↓. ●岩瀬 ( 1960 佐藤・ ) は, 旭川地方における調査で, 季節に関係なく常に単一集団, 乃至は単一集 団形成の傾向が強いのは, 旭川地方の特殊な気候が, 蚊の棲息している水域を局限して い る た め か, あ る い は 旭川 地 方 独 自 の 水 域 の た め か は 明 らか で は な い と して い る. ま た 加 藤 (1954 ) は, 松. 島宮戸村における調査報告で, 初めは単一集団の傾向が強かったものが, 遂には, 各種の蚊が入り 乱れて棲むようになると述 べている, 知床半島においては, 各種の幼虫は常に単一集団, 乃至は単 一集団形成の傾向を強く帯びている北方的性格 (佐藤・岩瀬 1960 ) を示 しているとともに, 一時 期にではあるが各種の蚊が入り乱 れて棲息するという特殊な性格を示 している,. 般 1 . 蚊. の. 種. 考. 察. 類. 1962 佐藤・富田 ( ) によれば知床半島で知 られている蚊は次の9種類である. ヤ マ トハマ ダ ラ ヵ ア カイ エ カ. A“op庇Z 」 ” Z BS Z 2dBS呼ばブαPo 7 2 c z f s Yamada ,1918 Cz let t fをエ (Cz fをエ) PZ PZ β”sPQ”桝S Coqui , 1898. ミス ジハポ シカ. Cz Z !肥加 (Cz露 解放) 蹴れαyα“鑑郡! ‘ s (Yamada ,1932). ヤ マ トヤ ブ ヵ. Aedes (霧’ !G ld 2如ツα) ブαPo s (Theoba ’ 2 z ‘ ,1901). トウ ゴウ ヤ ブ カ. Aedes (FZ可 のα ld )Z og諺 (Theoba ,1907). ヤ マ ダシマカ. Aedgs. ミス ジ シマ カ. Aedes (Sz r Yamada, 1921 i i凋めZ eg 0 7 7砂如) g s z. トカ チ ヤ ブカ. Aedes (oc形e知Z雌 雄) co 7 ”“粥 川s (De Geer , 1776) AeαBS (Aedes 憲 Yamada 9 1 2 ) 〃soe”s 1 z ,. エ ゾヤ ブ カ. Z egリ 2 ブ 7 s Yamada yれ) “αりoPたね‘ ,1921. 筆 者 らが 採 集 した 15 種 類 の 蚊 の うち, ハ マ ダ ラ ウ ス カ, ス ジ ア シイ エ カ エ ゾウ ス カ シロ カ , , タ ヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ キ ソイ ロ ヤ ブ カ ホ ツ コ ク ヤ ブカ の 8 種 類 は 知 床 半 島 で , ,. は未記録の種であり, 従 って, 上記の9種類にこの8種類を加えた17 種類の蚊が記録されたこと になる. 旭川地方の12種類 (佐藤・岩瀬 1960 63 ) ) , 大雪山系の12 種類 (佐藤・沢田 19 , 阿寒一 1 5 1 9 6 2 帯の 種類 (佐藤・富田 ) な どと比較 して, 知床半島の1 7種類というのは, 北海道の-地 域に棲息する蚊の種類数と しては多いほうであると言える . 知床半島は野付水道をはさんで千島列島と接続して いる地域であるため, 一応北方系の蚊 特に , アリューシャ ン系の種類が多く棲息しているのではなし・かと予想されたが, 筆者らが調査した範囲 内では, 日本新記録種のようなものは 見つか らず, 確認された15 種類のうち 北海道特有の種類 , と して は チ シ マ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ, トカ チ ヤ ブ カ, ホ ッ コ ク ヤ ブ カ の 4 種 類 に 限 られ た こ れ , に 佐 藤 ・ 富 田 (1962) の ミス ジ シ マ カ を 加 え る と 5 種 類 に な る ま た, 北海 道 特 有 で は な い ま で , も, 比 較 的 北 方 棲 息 性 を も っ と み な さ れ る 種 類 と して は, ス ジ ア シイ エ カ エ ゾウ ス カ ミ ス ジ ハ , , ポ シカ, エ ゾ ヤ ブ カ の 4 種 類 が 挙 げ られ, 結 局 知 床 半 島 で は 17 種類の蚊のうち 9 種類が北方 , , (28).

(15) . 第23巻 第1号. 、. ● 北海道教育大学紀要 (第2部 B). ●. 昭和47年9月. 系の 蚊 で 占 め られ て い る こ と に な る . 2 , 蚊 の 分 布 す で に述 べ た よ う に, 知 床 半 島 に お い て は, 沿 岸 部 で は トウ ゴ ウ ヤ ブカ と ス ジ ア シイ エ カ, 山 岳 部 で は ホ ッ コ ク ヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ, ア カ ソヤ ブ カ, エ ゾヤ ブ カ, そ の 移 行 部 と み な さ れ る 中 間 部で は エ ゾヤ ブ カ, エ ゾウ ス カ, トカ チ ヤ ブカ が そ れ ぞ れ 優 占 的 に 棲 息 して い る, 従 来, 低 地 性 の 蚊 と み な され て い る ア カ ソヤ ブ カ が 山 岳 部 に 多 く, 逆 に 山 地 性 の 蚊 と み な さ れ て い る トカ チ ャ ブ カ. が中間部から沿岸部にまで進出する傾向を示 していることは, 両種が北方系の代表とも い う べ き oc粥e焔撚れば 亜届の種類であるだけに, 極めて興味深く思われる . 960 ) ) アカソヤ ブカは旭川 (浅沼 ら 1952 , 阿寒一帯(佐 , 佐藤・岩瀬 1959 , 銭函 (鈴木 1959 ,1 62 藤・富田 19 ) にも棲息している, 知床半島においては, 本種の幼虫は羅臼湖周辺の山岳部 (標. 高 700~730 m). 7 月 ~8 及 び オ ホ ー ツ ク 海 側 の オ シ ソコ シ ソ崎 付 近 で 採 集 さ れ た, 成 虫 活 動 期 (. 月) には, 山岳部及びオホーツク海側の諸地域で雌成虫が激しく来集した. 一方, 野付水道側の諸 地域では, 本種は幼虫も成虫も全くみ られなか った, 1962 ) がすでに トカチャ ブカ が知床半 島の比較的低い林内に発生 していることは, 佐藤・富田 ( 報告しているところであるが, 今回の調査でも, 本来の発生水域と思われる山岳部のほかに, 標高 loo m 前後のオシソコシソ崎, 羅臼温泉, 更に標高約 2 50m の知床五湖にも極めて濃密に発生し. ている. また雌成虫も沿岸部の林内や海岸近くで多数来集している. 従 って本種の棲息範囲は, 知 床半島においては極めて広いものであると思われる, チ シマヤ ブカ は, トカ チ ャ ブ カ と と も に 旭川 付 近 で は 山 地 性 の 蚊 と さ れ て い る (佐 藤 ・ 沢 田 19 5 63 ) , しかし本種の幼虫も山岳部のほか, 僅かではあるが, 標高約 2 0 m の知床林道に見出された こ と は, 従 来 の 知 見 と 異 な る とこ ろ で ある, 成 虫 は ト カ チ ャ ブカ ほ ど執 勘 に 来 集 して は こ な い か,. 山岳部では, その棲息密度はかなり高いものである. なお, 知床半島としては初めて記録されたホッコクヤ ブカは, 大雪山系 (佐藤・沢田 1963) や ) か らも報告されている種類である, 知床半島では, 山岳部から得ら 阿寒一帯 (佐藤・富田 1962 れただけであるが, 同じく Aedes 亜属に属するエ ゾヤ ブカが沿岸部から山岳部まで広範囲の地域 1967 ) が, 大雪山系銀泉台における調査報告で, に棲息しているのと対照的である. 佐藤・建脇 ( エ ゾヤ ブカ の 発 生 水 域 は ホ ツ コ ク ヤ ブ カ の そ れ よ り も 広 範 囲 で あ る と 述 べ て い る の と 一 致 す る. 3 , 人. 工. 水. 域. 知床半島の蚊類 幼虫の棲息する水域を人工水域と自然水域に分けると, 人工水域と しては, 漬物 樽, 石油鎌, コ ンクリート製水槽のような人工的小容器があり, 自然水域と しては, 融雪時におけ る グラ ウ ン ドプ【 ル, 融 雪 時 期以 後 に お け る グラ ウ ン ドプー ル, 潮 溜 ま り, 渓 流 々 域 な どが あ り,. 側溝はその中間の半人工的な性格をもっているとみなされる. このうち人工水域と半人工的水域は 沿岸 部 に 多く, こ こ に は ア カイ エ カ, ス ジ ア シイ エ カ, ヤ マ トヤ ブ カ な ど が 優 占 的 に 棲 息 し て い る.. 960 ) アカイ エカは旭川地方には極めて多く出現している が (佐藤・岩瀬 1 , 知床半島 に お い て は, 近 縁 種 で あ る ス ジ ア シイ エ カ の ほ う が 圧 倒 的 に 多 い. こ の こ と は, ス ジ ア シイ エ カ が ア カイ エ. カよりも北方系の種類であるためか, あるいはまた当地の水域がまだ人為的に汚染されていないこ とを示すものか,.興味深い事例である. ヤマトヤ ブカの本来の発生水域は, 河岸の岩の凹所のような自然水域であるとみなされているの 19 に, 知床半島では, ほとんど空耀や空樽のような人工的小容器に発見されている. 佐藤・岩瀬 ( 6 0 ) は, 旭川地方では, 本種の発生水域は自然水域にとどまり, 人工水域には全く進出 していない (29).

(16) . l Vo .23 .I , No. lof Hokka Journa ido Uni i i i t I B) t ver s on (Sect on 工 y of Educa. Sep t ember l972. と述べ, 害虫起源論 (加藤 1955 ) の立場か らは, まだ害虫化されていないと考察 している, この 観点か らすれば, 知床半島のヤマ トヤ ブカはすでに害虫化の傾向を帯びているものとも 考 え ら れ る.. 4 . 知 床 的 性 格 佐藤・岩瀬 ( 60 19 ) は, 旭川地方の蚊類幼虫の棲息状態を調査 し, 北方的性格と して, 1 ) 北方 性の蚊が棲息 していること, 2 ) 比較的少ない種類の蚊が, 3 ) 比較的少ない種類の水域に, 4 )単 一種による大群集つくり, 5 ) 短期間にその発生を終える ことなどを挙げている. 知床半島では, 北方系の蚊の種類が多く, 自然水域を主と した, 比較的少ない種類の水域に, 単 一種による群集をつくり, 比較的短期間に発生し終えるという点で 蚊類幼虫の棲息水域はかなり , 北 方 的 性 格 を 帯 びて い る と 言 え る しか しヤ マ トヤ ブ カ が 人 工 水 域 に 進 出 して い る こ と や トゥ ゴ , ,. ウヤ ブカが海岸の 潮溜まりに極めて濃厚に棲息していることなどは, 本州各地にも普通にみられる ことで, 必ず しも北方的性格の条件になるとは思われない. また北方系の蚊のうちでも, 従来山地 性とみなされていた トカチヤ ブカやチシマヤ ブカが低地にも進出 し 逆 に低地性とみなされていた , アカ ソヤブカが山地に多く棲息することなど, 北方的性格を更に複雑化した, 知床的性格ともいう べき特徴を示 している . 千島列島に近いという地理的条件や, 夏期ガス (海霧) に閉 ざされる冷涼な気象条件などが 北 , 方系の蚊を低地にまで棲息することを可能にした原因であろうと考えられる し, また岩海岸を主体 とする沿 岸部は, 海流によ って必ずしも北方的ではない環境をつくり, トウ ゴウヤ ブカの発生を可 能 に した も の で あ ろ う か と も 考 え られ る しか Lア カ ソヤ ブカ が 山 地 に 多 く 棲 息 して い る こ と は , ,. この種の好む発生水域そのものが, 低地よりも山地 に多く存在するためなのか, それとも他の原因 に よ る も の な の か は 明 らか で な い .. 要. 約. 19 70 年, 1971 年の両年にわたり, 知床半島に棲息する蚊の幼虫の種類 及びその発生水域を調 , 査 し, 考察 を お こ な っ た , 1 . 本 調 査 で 確 認 さ れ た 蚊 は 次 の 15 種 類 で あ る, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ハ マ ダ ラ ウ ス カ, ス ジ ア ツ イ エ カ, ア カイ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ ス ジ ハ ポ シ カ, シ ロ カ タ ヤ ブカ, ヤ マ トヤ ブカ トウ ゴウ ヤ , ブ カ, チ シマ ヤ ブ カ ア カ ソヤ ブ カ トカ チ ヤ ブ カ キ ソイ ロ ヤ ブカ エ ゾ ヤ ブ カ ホ ッ コ ク ヤ ブ , , , , , カ.. な お, シロ カ タ ヤ ブ カ は 成 虫 で の み 得 られ た .. 2 , 今回の調査で知床半島に新 しく記録された種類は次の8 種類である, ハマ ダラウスカ, ス ジ ア シ イ エ カ, エ ゾ ウ ス カ, シ ロ カ タ ヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ, ア カ ソ ヤ ブ カ , キ ン イ ロ ヤ ブ カ, ホ ッ コ ク ヤ ブ カ.. 3 . 蚊類幼虫の棲息する水域は比較的小型のものが多い. 8 種類の水域は 群集構造の類似性の比 較か ら, 次の7群に部類分けされ た. a , グラウ ンドプール (融雪水) b. グラ ウ ン ドプ ー ル = 沼 地 c . 渓流々域 e . 潮溜まり d . 櫛洞 f . 側溝 g . 人工的小容器. 4 知床半島の蚊の群集構造は極めて多様性を帯びており , , 地域的には沿岸部と山岳部, 更にそ の移行部とみなされる中間部に大別される, 5 . 従来, 低地性の蚊とみなされていたアカ ンヤ ブカが山地に, 山地性の蚊とみなされていたト カチャ ブカが低地に, ともに極めて濃密に棲息していた. (30).

参照

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