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知床半島における蚊類の活動性の研究

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Academic year: 2021

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(1)Title. 知床半島における蚊類の活動性の研究. Author(s). 佐藤, 正三; 井村, 隆洋; 工藤, 恒照; 松本, 昇. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 23(2): 51-62. Issue Date. 1973-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6316. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 昭和48年3自. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 3巻 第2号 第2. 知床半島における蚊類の活動性の研究 佐藤正三・井村隆洋・工 藤恒 照・松 本. 昇. 北海道教育大学旭川分校生物学教室. f mosqul Ecologi toes ty o ・v1 es on the act cal su1di in the Shi retoko peninsula くUDo Noboru 八dATsUMOTO Sh6z6 SATO Takah i II ro 1MURA TsuneterL l i do Uni i l lege i t igawa Co i I La l ucat on l s Bio ver ory y of E( ) orat og ca , Hokka , Asah. Abstract i t for mo- 王 For the studi ce as a bai ty and the e缶c ency of dry i ・e diurnal act IvI es on t f h i l d i h l h t i i h k t h S i p i t s u t i c e s o mo our y ca ch toes n t e q oes Wh reto o en nsua, t e wr ers carre ou squ・ 3 h invaded two mosqui to net t ch dry ice and un・ans were re‐ raps (170x230x180 cm ) i n whi. ,. ively present )ect s , ,. l i ld land o f Chashikot t tude ) on June The exper in su (loom a s were done in the wi ・ent. 1y 1 h d f Rau i 130m a )on Ju t tude ) su sl 16山一7th and Ju1y 18th l971 a( , in the neighbour oo o h h l 9 7 o and t 6t 一7t de o f Lake Rausu ( 73om altitude) 01 hes 16th一17th l970, and att I Augus i. ly l9th l971. Ju. f i i h fl l i t i in Dur ing the course 。f the exper ・ent s , t e o ow ng s x speces o mosqu oes were 「 ′ ・ ′ 膨 d r A 膨 Z A d ; 2 リ ブ ?溺れz z溺 紙 AβdβsDzmdの, 劣りp es z esのり ノリo s ¥”′ z ‘ c obtained: Aedes の刀? ↓ , e es e 7似れ! s was the most Aedes 声poz z北郷s and Aedes esoe7篇鳶, A mong these species Aedes co焔7. i 21%) d es( 69%) abundant( 工ばz拷忽硲 was the next abundant spec , ,an Aedese d Af ! A d S l A d 2deS pz“?〆の′ per- 如 f f The Femae n toes 。 ”” s 2 es の“のれ ]osqul , , e e 釧cれに 焔 an 1 i ht i d hi tt i i ii b i ly invade the traps by night and day i t ent s s , an t er actvtes eg n to ncrease a W g and dawn・. d Af des e↓ 1y h i ギCrz ‘〆 のZS igh alti tudes 2 ts at con A1 ve 2 .parat 7 2〃”s inhabi s co“27 though Aede ,an. 1ow al i t tudes in. ′ i d i su i h f Asahiga ini es at chashikot )ec ty t va and i c s vi l \ , t e ormer s a om nant s. h l d inant at Lak 63%) 98%) e Rausu ( ( . ,and t e atter is onユ. lyl in 5-1 The e伍ci Iesa s bi ency of dry i ce Was general gh asthat ofhunIans throughout . .9 t i d b d and hun h i i b d 什 ted t i h d raps were t t t iments 1an‐ba e e e e t r c ‐ a e we n e e e n c s e the exper n r y ,a ty i t lvl ther in the speci l on 。r in the diurnal act es compos ・ zed e not recogni .. 緒. 言. 北海道における蚊の分類学的研究は, いままでに道央, 道東を中心に数多くなされているが, 蚊 6 195 ) が札幌付近の馬小屋に来集する蚊の季節消 の吸血活動に関する業績は比較的少ない. 鈴木 ( 9 3 196 196 ) らが, 種類 ) 長を研究したほか, 大雪山系において佐藤・沢 田 ( , 佐 藤・本間・前鼻 ( が び季節的消長などを調査研究したもの あるにすぎない 構成, 日週活動性及 ..

(3) . Voー .23 .2 , No. ido Un Journalof Hokka ive i ion (Sect t r s ion . I B) y of Educat. March l973. 19 62 知床半島においては佐藤・富田 ( ) が分類学的立場か ら, 佐藤・井村・ 工藤・松本 ( 197 2 ) らが生態学的立場か ら, それぞれ幼虫の研究をおこなっている. これ らの研究により 知床半島に , 7 種類の蚊が棲息していることが 知られたが, 成虫の活動性に関する研究 はな されてお らず は1 , いまだに未知の状態にある. 筆 者 らは 1970 年 及 び 1971 年 の 2 年 に わ た り, 知 床 半 島 の オ ホ ー ツ ク 海 側 の チ ャ シコ ッ 原 野 野 ,. .ヒトの入っ た蚊帳と ドライアイ スを入れた 付水道側の羅臼温泉, 及び山岳地帯の羅 臼湖において,. 蚊帳とに来集する蚊をそれぞれ時間ごとにJ 甫集し, 種類構成や日週活動性などについて考察するこ と が で き た の で, こ こ に そ の 結 果 を報 告 す る .. 報告に先だち, 調査に協力の労を惜しまなかった本学学生, 久井康夫 小笠原潤 高橋秀実 斎 , , , 藤博, 竹内光日出の諸君に謝意を表する . 方 1 . 調. 査. 法. 地. チ ャ シ コ ッ 原 野 で の 実 験 は, 字 登 呂 か ら約 6km 斜 里 側 に 寄 っ た オ シ ソコ シ ソ崎付 近 の 旧 直上. (標 高 約 loo m) で お こ な わ れ た. 6 月 16 日 の 実 験 地 と 7 月 18 日のそれとでは直線距離で 50onl , ほ ど離 れ て お り, 両 地 点 と も に ア キ タ ブ キ, オ オ ョ モ ギ オ オイ タ ドリな どが 密 に 生 育 して い た , .. 道の両側には樹木が生育しているが, 前者は比較的日当たりが良く 後者は樹蔭地である (第1図 , 第2図) , 羅臼温泉で蚊帳を設置した場所は, 町営羅臼荘より羅臼岳登山道路を 2oo m ほ どい っ た と こ ろ. で, 標 高 は 約 130 m で あ る. ク マイ ザ サ, ア キ タ ブ キな どの 草 本 や , ダ ケカ ソバ, エ ゾマ ツ な ど. の木本が生育 している林内である (第3 図) .. 羅臼湖 (標高 730 m) の 北 東 側 湖畔 は 湿 原 地 で, 湿 原 に は ワ タ ス ゲ, モ ウ セ ン ゴ ケ な どが 多く 見. 第1図 チャツコッ原野 (6月16~1 7日). て. .. ぶ 町登 鞍燃 り ‘*. 擁 に せ 鰍M . . “鎌. 6~1 第3園 羅臼温泉 (7月1 7日). 第2図 チャシコッ原野 (7月1 8日). - - - -. ・ { ・ * 導 . 三 熟 ;“」 き 馨 ダ誓お練 さ き ぐ ~ ミ ざ ●熟もi ぶ 」 ′ 馨 魂燃さ , ./ ; すぎ熊山 」 .・ 二言′ .r. 第4図 (52). 羅臼湖 (8月 6 日~7日).

(4) . 昭和48年3月. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 第23巻 第2号. られ, 湿 原 の 周 囲 に は チ シマ ザ サ, ダ ケ カ ソバ, ハイ マ ッな どが 見 られ る, 蚊 帳を 設 置 した 場 所 は. 湿原の中央より湖寄りで, 日当たりの良い開路地である (第4 図) , 以上3地点ともに ドライ アイ スを入れて蚊を捕集する蚊帳と, ヒトが入って蚊を捕集する蚊帳と. を約 20 m 離 して設置した, 2 , 調査期日. 970年7月19 チ ャ シコ ッ 原 野 で は 1971 年 6月 16 日 ~ 17 日, 1971 年 7月 18 日, 羅臼温泉では1. 970年8月 6 日 ~ 7 日, 1971 年 7月 19 日にそれぞれ実験をおこなった, 日 ~ 17 日, 羅臼湖では 1 6 日 ~ 17 日 及び羅臼湖の8月 6 こ の う ち チ ャ シ コ ッ 原 野 の 6 月 16 日 ~ 17 日 羅臼温泉の8月 1 ,. ,. 日 ~ 7 日の計 3 回は, 1時間ごとの実験を昼夜通しておこなった,. 3 , 実験方 法 19 69 ) らの方法に従った. すなわち市販の蚊帳 (緑色, 木綿製 実験方法は, 佐藤・本間・前鼻 ( i ) と t rap 170x230×180cm3 ed mosquito nett ) の中に ヒ トが 入 っ て 蚊 を補 集す る 方 法 (Human ‐ba i to nett t rap) を用 い て, ceba ed mosqui 蚊帳の中に ドライ アイ スを入れて蚊を捕集する方法 (Dryi 1時間 ごとに 5分間, 蚊帳の一方 (風下) を開けて蚊を集める, 来集した蚊を小型捕虫網で捕え, エーテルで麻酔 し, 実験室に持ち帰って, 蚊の種類, 及び個体数を調べた, 実験の際に, 気温, 湿. 00 000ルックス) の照度計を用 度及び照度などを記録した. 照度の測定には東芝製 5 号型 (0~2 ,. し・,. 蚊帳内 (mumination intensity. 000 1 l i i A) 及 び 蚊 帳 外 ( 1 t t ens onint umi na y B) の水 平照 度 で100 ,. ル ッ ク ス ま で 示 した. ドライ アイ ス は, い ず れ の 場 合 も 4 ~ 5kg の 固 ま り を用 い た,. 結 果 と 考 察 71年度におこなっ た実験結果 70年度及び19 チャ シコッ原野, 羅臼温泉, 及び羅臼湖において 19 の概要を第 1表に示す, 第1表 蚊の種類と捕集個体数 羅 臼 温. チャツコッ原野 1971年 6月16~17日. 1971年 7. 8日 月1. 24 ド ラ イ ア イ ス ト カ チ ヤ プ カ. ト 809. 331 1 ,. ア カ ソ ヤ ブ カ. ヒ. ト. 24. 20. ド ラ イ ア イ ス. 584. ヒ. ト 50. 91. 22. ヤマ トハ マ ダ ラカ. 9. 8. 3. ヤ マ ト ヤ ブ カ. 5. 3. I. 破 合. ゾ ヤ. 損. ブ カ. 個. 体 計. ド コライアイスの誘 H ′ 引率 (ドライアイ ス/ヒト). 湖. 8 1 70年8月6~7日. チ ツ マ ヤ ブ カ. エ. 臼. 6~17日 1970年7月1. 7 ヒ. 羅. 泉. ド ラ イ ア イ ス. 1971年7. 9日 月1 I. ヒ. 79. ト. 428. 31 r 353. 223. 01 1. 730. 485. ※ ドラ イ ア イス・ヒ ト. 83. I 8. 10. 1 339 ,. 819. 71 620. 54. 103 9 1 ,. 6 1 ,. 154. 5 1 ,. ※ドライアイス及びヒトが入った蚊帳に来集した蚊の合計 )co ’ ”“粥 欄S ‘ s す な わ ち 5 分 間 補 集 の 総 延 べ 回 数 は76回,捕獲 さ れ た 蚊 の 種 類 は Aedes(OG形 好防砺z. )Pz s f溜 めγ チ z ‘ ) 錆c欄c迄鍵 ア カ ソヤ ブ カ, Aedes(oc初 好防”ご s トカ チ ヤ ブ カ, Aedes(oc腸eγ〆”Z z ‘ (53).

(5) . Vol ,23 , No ,2. Journalof Hokka ido Uni i f Educat i i I B) t t ver s on (Sec on l yo. March i973. シマ ヤ ブ ヵ, Aedgs ( 粥郷γα) ブα力omc s ヤ マ トヤ ブヵ, Aedes (Aedes z ‘ ) BSOB ’ 2 sお エ ゾャ ブ 力, A’ r ゐ多 Z d 2噂 es z ze i sq災 迄 功”定雄 ヤ マ トノ・マ ダ ラ 力 の 6 種 類 で あ る な お 破 損 個 体 と い う の は 捕 集 .. 時の破損によ り同定困難な個体を指す このうちチャ シコッ原野 (標高l oom) と羅 臼温泉 (標高 . 1 30m) とでは, トカチヤ ブカが両装置とも総捕獲個体数の90 %を占め 大雪山系ひさご沼 (標高 , 940m, 佐 藤 ・ 沢 田 1963 佐 藤 ・ 本 間 ・ 前 鼻 1969 ) のそ れ と ほ ぼ 同 様 の 数 値 を 示 して い る. 一 方, ,. 山岳地帯の羅臼湖 (標高7 30m) では, 従来低地性の蚊と見なされていたアカ ソヤ ブカが総捕獲個 体数の54 ~64%を占め優占種となっている点や 優占種の占める割合もチ ャ シコッ原野 羅臼温 , , 泉, ひさご沼な どに比べ低い点など, 興味ある結果がでている . ドライ アイ ス の 誘 引 率 (Dryi 5~1 9 で あ る. /Human) は 1 ce . .. (A) チ ャ シコツ原野における実験. 佐藤・富 田 ( 1962 ) ) の 調 査 で, チ ャ シ コ ッ原 野 か らヤ マ ト , 及 び佐 藤 ・ 井 村 ・ 工 藤 ・ 松 本 (1972 ハ マ ダ ラ カ, ス ジ ア シイ エ カ, ア カイ エ カ エ ゾウ ス カ ミ ス ジ ハ ポ シカ ミ ス ジ ツマ カ ヤ マ ダ , , , , シマ カ, トウ ゴ ウ ヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブ カ ア カ ソヤ ブ カ トカ チ ヤ ブ カ キ ソイ ロ ヤ ブ カ エ ゾヤ , , , , ブ カ の 13 種 類 の 幼 虫 が 確 認 さ れ て い る こ の う ち本 実 験 で 捕 獲 れ ブ さ た は トカ チ 蚊 ヤ カ . , アカ ソ ヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブカ, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ の 4 種 類 で あ る . トカ チ ヤ ブ カ は, 5 月 16 日に 1令か ら踊まで幅広く棲息し. , 更に成虫も若干見 られた, 大雪山 系ひさご沼では, 大形 の水域に本種がほぼい っせいに醇化・生育し いわゆる最盛期をつく ってい , る (佐藤・沢田1963 ) , チャ シコッ原野ではこれと 異なり, 比較的小形の水域が数か所に散在し, かつそれ らの環境条件が必ず しも同一でないために, 羽化する時期にもずれが生じている しかし . 6 月 16 日には これらの水域はいずれも枯渇 していたことか ら 遅くとも5月下旬~6月 上旬に , , は羽化が完 了しているものと思われる . ア カ ソヤ ブ カ は 6月 16 日に輔が1頭見 られただけなので. , このころにはほとんど羽化が終わっ. ていた ものと思われる , 1 6 日 ~ 17 日の場合 . 1971 年 6 月 1 6月 16 日の 1 0時か ら. , ドライ アイ ス法及びヒトが 回りとなる方法とを用いて時間ごとの実験を 24回の実験をおこな った, 天候は前半は晴 , 途中中止することなく, 計,. 開始 し, 17 日の9時まで. れの良い天気であったが, 後半は曇天になり, 更に霧がかかった 夜にかけて霧はしだいに濃くな . り, 翌朝7時ころよ り小雨に変わるな ど, 蚊の活動には必ずしも適当な環境で はなかった . 蚊 の 総 捕 獲 個 数 は, ドライ アイ ス法 で は 1 339 頭, ヒ トが 回 り と な る 方 法 で は 819 頭 で ドライ , , アイ ス の 誘 引 率 (Dryi 6 で あ る, /Human) は 1 ce .. 捕獲された蚊の種類は, 両装置とも トカチャブカと若干の破損個体 (おそ らく トカチヤ ブカと思 われる) で, トカチマ ブカだけと言える極めて単純な種類構成を示しているのが特徴的である な , お今回の各5分間補集のうちで最も蚊の来集が多かったのは ドライ アイ ス法で は11時 で1 72頭, ヒ ト が 廻 り と な る 方 法 で は 10 時 で 164 頭 で あ る .. 各時間 ごとの捕獲個体数を ‘ og( n+1)で表わすと第5図のようになる.. トカ チ ャ ブカ の 捕 獲 個 体 数 は ドライ アイ ス 法 で 1 331 頭, ヒ トが 回 り と な る 方法 で は 809 頭 で , ,. 両装置ともに総捕獲 個体数の99%を占める. 本種は両装置ともに昼間夜間を通 じて活 動を継続 し ているが, やはり薄暮と薄明に活動が盛んになる二山型の活動性を示 している 大雪山系ひさご沼 . で の 実 験 (佐藤 ・ 沢 田 1963 ) と 比 較 して, トカ チ ヤ ブ カ の 占 め る 割 合 が , 佐 藤 ・ 本 間 ・ 前 鼻 1969. 極めて大きいこと, 昼夜分かたず活動するが やはり二山型の活動性を示すことなどが一致する ま , た活動の山ができるときの時間と照度(蚊帳外照度)は, ドライ アイ ス法では薄暮が18時で18 ,oo ル (54).

(6) . 第 濁 巻 第2号」. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). Lu x 1 0 0 0 0 0- ・. / / /. 9 0 0 0 0 . 8 0 0 0 0- - \ , \ 7 0 0 0 G- ・. し一 \ - ^ J /. / \J. - 6 0. \ … /、 一 、 4 0 0 0 0 .. 繍m P .. 5 0 0 0 0 ,. \. / / ^イ. \ 〉でし \ ゞF - イedes com′ 刀”“′S rJ. 、. こ 一. ー. 「ー. Q Eコ に. J. 、. Lノ. 第5図 チャツコッ原野における蚊の日週活動性 (6月 1 6~1 7日) 一- - ドラ イ ア イ ス, … …… ヒ ト,. ル ッ ク ス, ヒ トが 回 り と な. 90 ル ッ ク ス, 薄 明 が 5 時 で. 10 000 ル ッ ク ス で, 両 装 置 ,. ともに薄暮の照度よりも薄 明の照度の方が明るい. 加 えて両装置ともに薄 暮の山 は薄明の山よりも大きい.. - 30 6. 彰 一ソ ベ. 一 幅 ゴ ロ ;三. 5 0. / / /伽 / た ” β. 2 0 0 0 0 . ( 日 H+I 0 0 0 0 ・ ド) / ″en・イ ー 窃 , f , , ‐ o 】 」 ① ; 餌の 盗. 400 ッ ク ス,薄 明 が 5 時 で 6 ,. る方法では薄暮 が19時 で -8 0. 6 0 0 00 ,. / 3 0 0 0 0‐ ,. % ℃ 0 02 0 -1. ″”の/の ~. f. 昭和48年3月. ドライ アイ ス 法 と ヒ ト が 固. りとなる方法とでは, 捕獲 された個体数に 差 は あ る が, 日 週 活 動 の カ ー ブ に は. 大差がなく, また両装置と もに, 活動は夜間よりも昼 間の方が盛んに な っ て い る, トカ チ ヤ ブ力 の 雄 は ドラ イ ア イ ス 法 で は 4 頭, ヒ ト. が圏りとなる方法では 1頭 で, 計5頭捕獲された. 雌 に比べて極めて少ないこと. は, 前記大雪山系 での実験結果と同様である . 2 , 1971 年 7 月 18 日の場合 , ヒトが因りとなる方法だけを用いて時間 ごとの実験を連続7 回おこな った, 天候は曇天で風はなく, 湿度は高かった, 実験中雨も降らず, 蚊の活動には適当と 思われる環境であった. 7 月 18 日の1 4時より2 0時まで. 蚊 の 総 捕 獲 個 体 数 は 620 頭 で, 捕 獲. され た 蚊 の 種 類 は トカ チャ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブ. カ, ヤ マ トハ マ ダ ラ カ の 4 種 類で あ る, こ れ らの種 類 の う ち, トカ チ ヤ ブカ の 占 め る 割 合 は 94 %. で, 前回と同様に極めて大きい数値を示している, なお今回の各5分間捕集のうちで最も蚊の来集 の 多 か っ た の は 19 時 で 248 頭 で あ る,. 各時間ごとの捕獲個体数を Zog(n+ 1) で 表 わ す と 第 6 図 の よ う に な る,. トカチャブカは584 頭で, 総捕獲個体数の94%を占める. 本種は実験開始後徐々にそ の活動 が. 盛 ん に な っ て お り, 薄 暮 の 19 時 に 活 動 の 山 ( 233 頭, 50 ル ッ ク ス) を つ く っ て い る,. 9時に活動 アカソヤ ブカは22 頭で, 総捕獲個体数の4%を占めている, 本種は16時と薄暮の1. が盛 ん に な っ て い る,. ヤマ トハマ ダラカとヤマ トヤブカの捕獲個体数は, 前者が9 頭, 後者が5 頭と少なく, それぞれ 9時に盛んになっている. 総捕獲個体数の1%を占めるにすぎない, 活動は両者ともに薄暮の1 雄は 4種ともに全く捕獲されなかった, 以 上 を 前 回 の 実 験 結 果 に 比 べ る と, 今 回 は トカ チ ヤ ブカ の ほ か に ア カ ソヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブカ,. ヤマ トハマ ダラカの3 種類が捕獲され, 構成する種類が多くなっていることが特徴的である. 更に.

(7) . VO. ,23 ,2 , No. i of H0kka ion . IB J。urna ido Un iver i ion (Sect t ) s y of Educat. 大雪山系の実験 (佐藤・沢田1963 , 佐藤・本. 間・前 鼻1969 ) と比べると, 前回及び今回 ともに トカチヤブカが圧倒的な比率を占め, 優占種とな っている点が一致する, しかし,. L UX ,. モ ず% ≠ ℃ 1 02 0 0 く . ′ ) く ミ L } . ミ : i ご 〉 8 01 6 、 . ● . ● . . ● ′ く , . ● ・ ● ● 2 ● 6 01 . ・ . /〃”の. ′ 、 ′ . ・ ′ . ー . ′ ・ L . . ◆ ( J 2 0 一 , , , /〃””,/“ナe“. イ \\、. 2 0 0 0 0. ,. 従来山地性の蚊 (佐藤1962 )と して知 られて いる トカチャ ブカが, 本実験では海岸近くで 平地性の蚊と混棲 しながらも, 大雪山系の場. 合と同様な結果を示しているのはまことに興 味深い. (B) 羅臼温泉における実験. △”arch l973. .. ″”m/dげy. L. . 羅臼温泉で確認されている蚊は, ヤマ トハ. マ ダラ カ, ス ジ ア シイ エ カ, エ ゾウ ス カ, ミ. ス ジ ハ ボ シカ, シ ロ カ タ ヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブ. カ, トカ チ ヤ ブ カ, キ ソイ ロ ヤ ブカ, エ ゾヤ ブ. カの9種類である (佐藤・井村・工藤・松本. 1972 ) . 羅臼岳登山道路横 の林内で, 7月 16 日 の 14 時 か ら 17 日 の 13 時 ま で,. ドライ ア. イ ス法及びヒトが回りとなる方法を用いて時 間 ごとの捕集をおこなっ た. 最初 2時間ほど 強い風が吹いたほかは風はなく, 2日間を通. じて, 総 じて蚊の活動には適当と思われる環 境であ った.. 蚊の総捕獲個体数は, ドライ アイ ス法では. ( H 十に ) き 】 」 の 信 の 怒 号 コ ご 帯 弓 ; 巻 こ 一. イ″oP力e/es / .ノoPon′cus. 103 頭, ヒ ト が 願 りと な る 方 法 で は 54 頭 で. あり, 総 じて蚊の棲息密度は高いものではな か っ た.. ドライ アイ ス の 誘 引率 は 1 9であっ ,. た. 捕獲 さ れ た 蚊 の 種 類 は, 両 装 置 に 共 通 した. 第6図 チャツコッ原野における敷の日週活動性 8日) ヒトの ヒトのみ・ (7月1 .. も の と して は トカ チ ヤ ブ カ, ヤ マ トヤ ブ カ, ヤ マ トノ・マ ダ ラ 力 の 3 種 類 で, 更 に ドライ アイ ス 法 に. の み エ ゾヤ ブ カ が 1 頭 加 わ っ て い た. これ らの 種 類 の う ち・トカ チ ヤ ブ カ の 占 め る 割 合 は, ドライ ア. イ ス 法 で 88 %, ヒ ト が 回 り と な る 方 法 で 92 % と 極 めて 大 き い こ と は, チ ャ シ コ ッ 原 野 の 場 合と 同. 様である. なお, 今回の各5分間捕集のうちで最も蚊の来集の多か ったのは 19時で, ドライ アイ ス 法 で は 23 頭 ヒ トが 回 り と な る 方 法 で は 15 頭 で あ る.. 各時間ごとの捕獲個体数を Z og(n+ 1) で 表 わ す と 第 7 図 の よ う に な る. トカ チ ヤ ブ カ の 捕 獲 個 体 数 は, ドライ アイ ス 法 で は 91 頭, ヒ トが 回 り と な る 方法 で は 50 頭 で 他. の種類に比べ るとやはり圧倒的に多い. 実験の時期 が遅いためと, 棲息密度 が低いため, 総 じて活. 動は顕著ではなかったが, やはり薄暮と薄明には活動が盛んになり, 二山型の活動性を示 している ことは, チャ シコッ原野での場合と同様である. 薄暮と薄明の山をつくる時間と照度 (蚊帳外) は 両 装 置 と も に 薄 暮 は 19 時, 0 ル ッ ク ス, 薄 明 は 4 時, 300 ル ッ ク ス で, 薄 暮 よ り も 薄 明 の 山 の 方. が明るい. また二つの山の大きさは, 両装置ともに薄暮の山の方 が大きい.. ヤ マ トハ マ ダラ カ の 捕 獲 個 体 数 は, ドライ アイ ス法 で は 8 頭, ヒ ト が 圏 り と な る 方 法 で は 3 頭 と.

(8) . 第23巻 第2号. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). - : ; , メ \ 、 ヘ. L u x 00 0 1 0 ,0. ″”の/d/ナy. %℃. 少なく, それぞれ総捕獲個体. 9 o, 8. すぎない, 本種は薄暮から薄. 02 0 - 0. 9 0 0 0 0 . 8 0 8 0 0 0 0 . 0 7 0 7 0 0 0 ・. 8 0- 6 7 0- 4. 6 0 6 0 0 0 0 , 0 5 5 0 0 0 0 ,. 4 0 4 0 0 0 0- 、 , 初 3 0 0 0 0,. 昭和48年3月. 頭 と 1 頭 で, い ず れ も 少 な い. 8. ため活動性については言 及し. 3 o 6. な い, な お, エ ゾヤ ブカ は 付. 0 1 0 0 0 0- 1 ,. 1 0 2. き ー 」 ① に m 蝕 害 Eコ に. ,. ヘハヘヘ. イ 〃 S/仰o徹郎 o卿B / \ヘ ヘ へ 〈. 獄 コ ;き b こ ー. イedes comm”“超. へ. ,. ^ 2 0 2 2. dB , キ. qPo“ ′ F”s ,. ,. 6~1 第7図 羅臼温泉における蚊の日週活動性 (7月1 7日) ---- ドライ ア イ スー … … … ヒ ト,. oc賜〃所αZ s 亜届の蚊である. z f. 1 . 1970 年 8月 6 日 ~ 7 日の場合 羅臼湖畔の湿原で 8月 6 日 の 12 時 か ら7 日 の 7 時 ま で,. ヤ マ トヤ ブ カ 及 び エ ゾヤ ブ. 5 01 0. 2 0 4. -. い た,. 力は捕獲個体数がそれぞれ4. -4 0. ,. 明 に か け て 散 発 的 に 活 動 して. 6 0} 2. 2 0 2 0 0, 0 0. ( - +じ. 数 の 8 % 及 び6 % を 占 め る に. 近に幼虫棲 息水域 が 存在して い る の に, 成 虫 が ほ と ん ど捕 獲 さ れ な か っ た.. (C) 羅臼湖における実験. 羅臼湖周辺及び五の沼にお いて確認されている 蚊の種類 は, トカ チ ヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ, ア カ ソ ヤ ブ カ, ホ ッ コ. ク ヤ ブ カ, エ ゾヤ ブカ の 5 種. 類である (佐藤・井村・工藤・ 実験 松 本 1972) . このう ち本. で 捕獲 さ れ た 蚊 は, トカ チ ャ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ, ア カ ソ. ヤ ブ カ の 3 種 類 で, い ず れ も. ドライ アイ ス 法 及 びヒ ト が 回 り と な る. 方法を用いて時間ごとの捕集を, 途中中止することなく20 回おこな った. なお ドライ アイ ス不足 のため, それ以後の実験は中止した. 天候は2日間を通じて霧が多く, 丁度薄暮のころに小雨が降 りだすなど, 条件はよくなかったが, 後半になって回復し, 実験を続けることができた. 蚊 の総 捕 獲 個 体 数 は, ドライ アイ ス 法 で は 730 頭, ヒ ト が 回 り と な る 方 法 で は 485 頭 で, ドライ. 5 で あ る, アイ ス の 誘 引 率 は 1 .. 捕 獲 さ れ た 3 種 の う ち, ア カ ソヤ ブカ の 占 める 割 合 が 大 きく, ドライ アイ ス 法 で は 59 %, ヒ ト が 圃 り と な る 方 法 で は 73 % を 占 め て い る, 次 い で チ シマ ヤ ブ カ の ドライ アイ ス 法 30 %, ヒ ト21 %. トカ チ ャ ブカ の ドライ アイ ス 法 11%, ヒ ト 6 % の 順 に な っ て い る. 佐 藤 ・ 沢 田 (1963 ) は, 大 雪 山 系 で は チ シマ ヤ ブカ は トカ チ ヤ ブカ よ り も 高 所棲 息性 で あ る と 述 べ て い る. 本 実 験 で は 標 高 700. m 付近で, 前者の占める割合が後者の3倍になっており, また低地性とみなされているアカ ソヤブ カの占める割合が, チシマヤブカよりも更に大きいことは興味深い, なお今回の各5分間捕集のう 03 頭, ヒトが 腐りとなる方法では ちで最も蚊の来集が多かったのは, ドライ アイス法では5時で 1. 18 時 で 228 頭 で あ る,. 各時間ごとの捕獲個体数をZ ) で表わすと第8図のようになる. og( n+1.

(9) . . Vol .2 ,23 , No. lof Hokka ido Univer i journa ion(Sec ion l I B) t t s y of Educat. 決にシ. Lu x. 4 。 o o o‐ ・. ミし r「. “ ‐′. 構. V. ノ ノ ー ÷÷. \ 十 十. 0 0 0 . 2 0 , ノ\. 喜. 雪. 言. \. ,. 、. ,. ,. ー 1‐. ・ れ 少な い こ と は, 低 地 の チ ャ シ コ ッ 原 野. 非 8. 合, ,6時頃と4時頃 に -時 活動. ー1 o 2. ぷ蓄え 箸馨墓錯豊麗 竃 春. /. ,. ′ ,. ,. 試 メド. -5 01 0 動は ドライアイス法を用いた場. :… 島 菱電匙滋 養呈滋養擁. き 《 ~、 《 、/. イ6des es Pリnc十or. , ・. . 、「 \\〆\ / \ \ ÷ ′「 \ 、 Vへ ^ ー′ 、 「 、 、ノ 、. で多. か国 窄 なる方年下 孝平 …さ た 3 種 類 中 最 も る 捕獲. ′. / 〆 、 \ 、 . ヒト. = ”ふ”1” は…一・ 十. の場合と対照的である, 本種の活. イ@des eズじrudqnぶ. . 一 -. -6 o-2. 卿 加匂・. 一. . -7 o, 4. ヘ ′ . 一 . ー --. -8 01 6. トカ チ ャ ブカ の 捕 獲 個 体 数 は,. ドライ アイ ス 法 で は 79 頭,. ÷÷ノ 三. さ ぞ …〆 に =. ‐9 01 8. イル ナemp, サ. ー. ー. -ー 0 0 02. / --- \ / \ 1. ー ・ U-. i Q静 ”. %℃. ″”の/dげy. March l973. \/ 、 / 、. ÷′. \. . r 賀 ¥ 票i 翻弄灘用 ん暴 ライ アイ ス 法 よ り も 明 瞭 な 二 山 型. . ; 受身鮒竪覇毒富 r鰐 も 200~ 0 ル , ク ス か ら 19 時 頃 で 1 ,. ー V 一 お い か r イedαs c m ′s S comm” ommun. -\ -. -. -. ooo ル ッ ク ス, ヒ 薄明は5時 で8 ,. -′. 第8図 羅臼湖における蚊の日週活動性 (8月6~7日) 一-- ドライアイス, ………ヒト. イ ス法 では薄 暮よ りも薄明の方が 明る く, ヒ ト が 国 り と な る 方 法 で. は逆に薄明より薄暮の方が明るくな っている. また二つの山の大きさは, ドライ アイ ス法では薄暮 の方が大きいが, ヒ トが固りとなる方法では薄明の方が大きくな っている. ア カ ソヤ ブカ の 捕 獲 個 体 数 は, ドライ アイ ス 法 で は 428 頭, ヒ ト が 回 り と な る 方 法 で は 353 頭 で. 捕獲された3種類中最も多い. 総 じて本種は両装置ともに昼夜を通じて活動を継続しているが, 特 に薄暮と薄明に活動 が盛んになる二山型の活動性を示すことは, トカチヤ ブカのそれと一致する, また薄暮と薄明の山をつくるときの時間と照度も トカチャ ブカのそれと同様である. チ シマ ヤ ブ カ の 捕 獲 個 体 数 は,. ドライ アイ ス 法 で は 223 頭, ヒ トが 回 り と な る 方 法 で は 101 頭. で, それぞれ総捕獲個体数の30%及び21%を占めている. 本種は ドライ アイ ス法を用いた場合, 昼間夜間を通じて活動 している が, やはり薄暮と薄明に活動が盛んになる二山 型 の 活 動性を示す. 点, 前述の2 種と同様である. また 2 つの山のできる時間と照度も前述の2種と同様である. ヒト が回りとなる方法では20時, 23時, 0時, 3時頃に活動は全くみ られず, ドライ アイ ス法より更. に明瞭な二山型の活動性を示している. 以上3種類の蚊が捕獲されたが, いずれの種類も総じて昼夜ともに活動を継続し, 特に薄暮と薄.

(10) . 3巻 第2号 第2. 北海道教育大学紀要 (第2部 B). 昭和48年3月. 明に活動が盛んになる二山型の活動性を示している. また両装置ともに同じような種類構成を示 し て い る. 二 つ の 山 を つ く る 時 の 明 る さ は, ドライ アイ ス法 で は 薄 明, ヒ ト が 回 り と な る 方 法 で は 薄. 暮の方が明るくなっている. また3種類ともに雄は全く捕獲されなかった, なお, Aede s 亜届に 所属するエ ゾヤブカ, ホッコクヤ ブカの2 種類も, 付近に幼虫棲息水域があるにもかかわ らず, 成. 856 虫では全く捕獲されなかった. 佐々 ( 1 ) が, これ らの蚊は北海道の山林で激しく人を刺すと述 べていることと異なり, 興味深く思われる, 2 9日の場合 , 1971 年 7 月 1. 5で比較的低いものであった. 佐藤・本間・前鼻( 96 9 前回の実験では, ドライ アイ スの誘引率は1 1 ) . は, ドライ アイ ス法は活動の最盛期に極めて高い誘引率を示し, また活動の最盛期には最盛期後よ りも誘引率が大きいことを指摘している, 一方捕獲された3種類は, いずれも融雪水に年1回だけ 発生する種類である, 誘引率及び幼虫の棲息状態か ら判断すると, 前回の実験では当地における最. 盛期をすでに過 ぎていたものと思われる. そこで最盛期の種類構成及び活動性を調べるために7月 971年7月1 9日に再度同様な実験を試みた. しかし当日は 天候に恵まれず, 湖畔 中旬, すなわち1 に到着したころか ら小雨が降りだし, 蚊帳を設置し終わったときは本降りとなったため, 両装置と. 4時に1回だけ捕獲し, 以後の実験を中止した. 総捕獲個体数と, アカ ソヤブカの捕獲個体 もに1 数は確認できたが, その他の個体 (トカチヤ ブカとチシマヤ ブカと思われる) は破損がひどく 同 . 定不可能であ った.. 総捕獲個体数は, 両装置合わせて 154頭, うちアカ ソヤブカは83頭で, 総捕獲個体数の54%を 占め, 前回同様優占種となっている, しかしその占有率は, チャ シコッ原野, 羅臼温泉, 更に大雪. 山系ひさご沼で優占種の占有率が極めて高く, 他を圧倒していることと比べると前回同様低いもの である, 1回の捕集結果ではあるが, 最盛期においてもアカ ソヤブカの占める 割合は, 前回と大差 の ない こ と が う か が わ れ る.. 般. 考. 察. 1 . 種 類構成 96 1 2 1972 ) ) らは, 知床半島の各種水域か ら次の16種 佐藤.富田 ( , 佐藤・井村・工藤・松本 ( 類の蚊の幼虫を採集 している. ヤ マ トノ・マ ダ ラ ヵ ハマ ダラ ウ ス カ ス ジ ア シイ エ カ アカイ エ カ エ ゾウ ス カ. ミ ス ジハ ポ シ カ. A mp輝彦sZ Z dgsq影 ブα力鯛 ね‘ 〆 z s Yamada ,1918. Cz Z錆 (C“Z鋼)o“ 例 ね彦S Edwards ‘ ,1921 .. C”Z i ’ 2 e 【(Cz ” s Wi ‘腐り 加g edemann 」 ,1828. Cz l l t fを尤(C塀8#)PZ顔 貌sP餌海路 Coqui e t ,1898 Czはβ oc z ‘吃り 締め8 7 ・ sお Sasa et Takahashi ↓ (MB ,1948 C煽す r メガ 卿 Y zα d i 1 α ) sg g ” α 雛 z s 貌ss( ama a の , 932). ミス ジ シマ カ. Aedes(S解β捌 けZ”) g 郷かぎ 1 s z Yamad 1921. ヤマ ダ シマ カ. Aedgs. トウ ゴウ ヤ ブ カ. Aede l d s(凪 彰αyq)Z ogの (Theoba ,1907). ヤ マ トヤ ブヵ チ シマ ヤ ブカ アカ ソヤ ブカ トカ チ ヤ ブカ キ ソイ ロ ヤ ブカ. Z e卯 例“”)自助oPたZ z ‘ s Yamada,1921. Aedgs(柱カメなy”) 知力o鰯 伽s(Theoba ld ) ,1901. Aede s(oc形 好防のz )P“”〆“ (Ki s f rby ,1837). Agdes(0物 をγo放れ‘ \~a lker ) 錆びzにZの鮎 ( s ) ,1856. Aedes(oc賜 好防燭“s ) の’ ? ⑦“ 2 zmi s(De Geer ,1776). Aedes(Aed ・ Z粥oゆ 卿‘ ld )〃錆α郷 ”ぞ s PPOれ“ (Theoba ) ,1905 ′に○、.

(11) . Vol ,2 .23 , No. ido Unive Journalof Hokka i ion (Sec i t I B) t rs on l y of Educat. March l973. Aede i s(月8de )e s soの2 s s Yamada, 1921. エ ゾヤ ブ カ. Aedes(Aede i”げ錫婚 Me i s )c gen ,1818 更 に 成 虫 で の み 見 られ た シ ロ カ タ ヤ ブ カ Aedes (FZ”Z qyα) “Z PPO ’ 2北郷 La Casse et Yamaguti , 類と 1. ホ ツ コ ク ヤ ブカ. 鮒 卿う 今 回 こ れ らの 種 類 の う ち, 今 回 の チ ャ シコ ッ 原 野 で の 実 験 で 捕 獲 さ れ た 成 虫 は ヤ マ トハ マ ダラ カ, ヤ 防チ 力’ マ トヤ ブ カ, トカ チ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ の 4 種 類 で, 羅 臼 温 泉 で は ヤ マ トハ マ ダ ラ カ, ヤ マ トヤ げ卿 カ 種 類 ブ カ, トカ チ ヤ ブ カ の 3 種 類 と, ドライ ア イ ス 法 に のみ エ ゾヤ ブ カ が 加 わる 更 に 羅 臼 湖 で は トカ . ヤ チ ’ チ シマ ヤ ブ カ が 捕 獲 さ れ た 総 じて ドラ イ ア イ ス を用 い た 場 合 も ヒ ト チ ヤ ブ カ, ア カ ソヤ ブ カ, , . 雌ロム 類温構泉. 48が加わり合計1 19 7種類となる.. が回りとな った場合も種類構成に大差は見 られなかった.. 鰯 鞘 . チャ シコッ原野,’ 羅臼温泉, 羅臼湖における各種類の占める割合を第9図に示す. なお大雪山系 る に 1968 年 6月15 日 ~ 16 日, 佐藤・本間←前鼻1969 での実験と比較するために,’ ひさ ご沼 ( ) の記 % % - 1 0 0. 5 0-. 0. -. . A. % 0 1 0 0 1. B. B. % % - 1 0 0. 5 5 0. の0 り き c き 、 .c も さ oコ 時 ミ 、 榊 騨 吠 G も. \ q . -. C. % % - 1 o o. D. % % 肝 1 0 0. -. -. -. -. E. o N o ① ミ ミ. 第9図 群集構成の比較 A, チャツコッ原野 (6月1 6~1 7日) , B, チャツコッ原野 (7月18日) C 羅臼温泉 7月1 6~1 ( 7日 D 羅臼湖 ) (8月6~7日) . , . , . E. 5~1 6日, 佐藤・本間・前鼻, 1 大雪山系ひさご沼 (6月1 96 9 ) ,. 録を添えた. トカチャ ブカは本調査を通 じて最も多く捕獲された種類であり, かつ3地点に共通に見られた. om のチ ャ シコッ原野及び標高 130 m の羅臼温泉において, その占める割合が極めて 特に標高lo. 1963 大きくなっている. 佐藤・沢田 ( 1 969 ) ) らは大雪山系ひさご沼 (標高 , 佐藤・本間・前鼻 (. 940 m, 第 9 図 E ) で, 本種は94 ~80%を占めると報 告している, 知床半島では標高 loo m 前 後. の低地でもほぼ一致した結果が得られた, また山岳地帯の羅臼湖 (標高 730 m) で は, 本 種 の 占 め る割合が捕獲された3種類中最も少ない, トカチヤ ブカが山地性の蚊であるという従来の知見は, 知床半島では必ずしも通用 しない点興味深く思われる. ア カ ソヤ ブカ は トカ チ ヤ ブ カ に 次 い で 多 く 捕 獲 さ れ た 種 類 で あ る. 本 種 は チ ャ シ コ ッ 原 野 で は そ. の占める割合は4 %程度であり, オホーツク海側の知床五湖, 岩尾別などで局部的に少数見 られる に す ぎな い が, 羅 臼 湖 で は トカ チ ヤ ブカ, チ シマ ヤ ブ カ を お さ え て 優 占 種 と な っ て い る こ と は, 本. 種が低地性の蚊であるという従来の知見に反しており, やはり興味深く思われる, 第9図か ら明 らかなように, チャ シコツ原野及び羅臼温泉では, 大雪山系ひさご沼の場合と同様.

(12) . 第2 7 3巻 第2号. 北海道教育大学紀要 (第2部 月 千- 。 B). 昭 和 48 年 3月. に, 構成する種類が 少なく, かつそのうちの1種 類の占める割合が極めて大きい北方的な群集構成 を示 している. 羅臼湖では構成する種類はいずれも北海道特有の蚊であり 種類数も少ない しか , . し優占種であるアカソヤブカの占める割合は60 %前後と比較的低く 2位 3位の種類の占める割 , , 合は他の実験地と比べ て極めて大きい非北方的な面をも っており 特殊な群集構成を示している , . チシマヤ ブカの成虫は羅臼湖でのみ捕獲 された 本種と同じく山地性 の蚊とみなされている トカ , チャ ブカが, 知床半島全域に広く棲息していることとは対照的である . ヤマ トハマ ダラカ, ヤマ トヤブカの幼虫は知床半島低地に散発的に棲息 し て い る (佐藤・富田 196 2 97 2 ) , 佐藤・井村・ 工藤・松本1 , 今回の実験でもチャ シコッ原野 と羅臼温泉とから少数の成 虫が捕獲されている. 幼虫の棲息密度か ら判断 して捕獲頭数は妥当なものであろう . エ ゾヤブカは幼虫では広範囲に棲息しているが, 成虫では羅臼温泉の ドライ アイス法で1頭捕獲 されただけである. 知床半島における本種の来集数は極めて少なし・ 佐々 ( 1956 ) が, 本種成虫が , 北海道の山林において激 しく人を刺すと述べていることとは著しく異なる また大雪山系において . 1963 も本種の来集は極めて少ない, 佐藤・沢田 ( ) は, 他種の棲息密度が高すぎることによる暗好 性の変化に理由を求めている, しかし本実験の場合, 捕獲された他種 の成虫の棲息密度が常に高い わけではないの ,で, 本種自身のヒト暗好性の低 さによるのではないかとも 思われる . 2 . 活. 動. 性. 本 実 験 を 通 じ, 捕獲 個 体 数 の 多 か っ た ト カ チ ヤ ブ カ、 ア カ ソヤ ブ カ, チ シ マ ヤ ブ カ の 3 種 類 の 活. 動性について考察する,. トカ チ ヤ ブ カは 棲 息 密度 の 高 い 状 態 に あ る と き に は ドライ アイ ス を用 い た 場 合 も ヒ ト が 回 り と ,. な った場合も, 昼夜連続的に激 しく来集し, 特に薄暮と薄明に活動が盛んになる二山型の活動性を 1963 示している. このことは佐藤・沢田 ( ) 1 96 9 ) らの大雪山系における実 , 佐藤・本間・前鼻 (. 験報告と一致する, 最盛期が過ぎ, 棲息密度の低下した時期には必ずしも昼夜連 続の活動を してい るわけではなく, 特にヒトが図りとなる方法では, 夜間の活動が不明瞭な場合もみ られる しか し , 誘引効果の高い ドライ アイ ス法では, この時期でもやは り昼間夜間を通 じて活動を継続 しており , 特に薄暮と薄明に活動が盛んな二山型の活動性を示 している. 薄暮と薄 明の山の大きさは 羅臼湖 , におけるヒトが回りとなる方法を除き薄暮の方が大きく, 薄明より薄暮の活動が盛 んな ことは前 記. 大雪山系での実験と一致する. 薄暮と薄明の山をつくるときの照度は 羅臼湖での ヒ トが因りと , , なる方法を除き, 薄明の方が明るくなっている. このことは, 佐藤 ・沢田 ( 196 3 ) とは 異なるが, 1 96 9 佐藤・本間・前鼻 ( ) とは一致する. 長谷川 ( 1944 ) は, この照度の不一致は薄暮の高温と薄 明の低温に関係があるのではないかと述べているが, 本実験の場合, 必ずしも薄暮の方が高温では な か っ た.. アカソヤブカは, 羅臼湖での実験結果だけではあるが, 昼夜連続的に活動 し 特に薄 暮と薄明に , 活動が盛んになる二山型の活動性を示 していることがわかった アカ ソヤ ブカの活動 性については , 今までに報告がなかったが, 今回の実験で, アカ ソヤブカも トカチャブカと同様な活動性を示すこ と が, は じめ て 知 られ た,. チシマヤ ブカも, 羅臼湖の実験では活動の最盛期を過ぎ, その棲息密度が減少 しているにもかか わ らず, やはり昼間夜間を通じて活動を継続 し, 特に薄暮と 薄明に活動が盛んな二山型の活動性を. 示していることは, 前記2種と同様であり, 佐藤・沢田 ( 196 3 ) 1969 ) らの , 佐藤・本間・前鼻 ( 大雪山系の実験報告と一致する, ドライ アイ ス の 誘 引 率 は 1 5~1 9 で あ っ た. 佐 藤 ・ 本 間 ・ 前 鼻 (1969) は ドライ アイ ス 法 は 蚊 . ,. の活動の最盛期には顕著な誘引効果を示 し, 最盛期が 過ぎた場合ではヒトが 図りとな った場合とほ ′《’、.

(13) . Vol .2 ,23 , No. i I B) ion (Sec i t on . t Journal。f Hokkaido Unive r s y of Educat. March l973. 6 日 ~ 17 日) の場合も, 羅臼湖 とんど差がみ られないと述べている, 本実験では羅臼温泉 (7月1 (8月 6 日 ~ 7 日) の場合も, 幼虫の棲息状態か ら判断 して, 共に最 盛期を過ぎていたにもかかわ 5という極めて顕著な誘引効果を 示していた. 9 らず, 前者では 1 . , , 後者では1 要. 約. 知 床 半 島 の チ ャ シ コ ッ 原 野, 羅 臼 温 泉, 羅 臼 湖 で 1970 年 と 1971 年 の 両 年 に わ た り, ヒ トの 入 っ. た蚊帳と ドライ スァイスを 入れた蚊帳とに来集する蚊を捕獲 し, 日週活動性 及び種類構成な どにつ いて考察 した.. ブ ソヤ ブカ, チ シマ ヤ ブ カ, ヤ マ トハ マ ダラ カ, ヤ 1 , 捕 獲 さ れ た 蚊 の 種 類 は トカ チ ヤ カ, ア カ マ トヤ ブ カ, エ ゾヤ ブカ の 6 種 類 で, ドライ アイ ス 法 も ヒ ト が 回 り と な る 方 法 も 種 類 構 成 に 大 差は. み られない.. チ シコッ原野, 羅臼温泉な どの 2 . トカチヤ ブカは知床半島に最も広く棲息する種類である. ャ 低地でその占める割合が大きく, 山岳地帯 の羅臼湖では少なくな っている. 本種が山地性の蚊であ るという従来の知見は, 知床半島では必 ず しも通用 しない. 3 .. ア カ ソヤ ブ カ は, 知 床 半 島 オ ホ ー ツ ク 海 側 の 低地 で は, そ の 占 め る 割 合 は 極 めて 少 な い. 逆. に山岳地帯の羅臼湖では, その占める割合 が大きくなり優占種となっている, 本種が低地性の蚊で あるという従来の知見は, 知床半島では 必ず しも通用 しない. ご沼の場合と同様に, 種類構成が単純で, 優 4 . チ ャ シコツ原野, 羅臼温泉 では, 大雪山系ひさ 占種の占める割合が極めて高いという北方的な群集構成を示 している. が 優占種の占める割合は他の 5 . 羅臼湖では, 構成する種 類及び数は共に北方的なものである , 実験地よりも明 らかに低く, 北方的とはいえない, 特殊な群 集構成を示している. 本種自身のヒ ト暗好性の低さのためと も思われる. 6 . エ ゾヤ ブカの来集数は極めて少ない. 7 .. トカ チ ヤ ブカ, ア カ ソヤ ブ カ, チ シマ ヤ ブカ の 3 種 類 は, 昼 夜 連 続 的 に 活 動 し, 特 に 薄 暮 と. 8 ,. 9 で あ り, 活 動 の 最 盛 期 が 過 ぎた 時 期 で も, な お 顕 著 な 誘 5 ~1 ドライ アイ ス の 誘 引 率 は 1 . ,. 薄明に活動 が盛んになる二山型の活動性を示す. ドライ アイ スを用いた場合も, ヒ トが回りとなっ た場 合も, 日週活動に大差はみ られない. 引効果 が認められた. 引 用 文 献 h of Mexi h Amer i . i t t toe ) s of Nor ca(Nor co rke ey s e w. J . Be s Carpen t . Mosqu er , 1955 .J .and La ca ,S l f f C i 3 5 3 i U l A a 、 d L o p n v s e e n os g , , . an ,. 1 ヒトスジッマカの飛翻及び謄化と環境 94 4 長谷川貞吉 1 , 病気の伝搬者としての蚊の日週活動に関する研究, , 要素について, 陸軍軍医学校報告昆虫部, 9 95 6 佐々 学 1 . 日本の蚊, DDT 協会, 東京, 2頁. 1 . ( ):33-40 O 艦 ブ 秘 f 亜属2種, 北・学・大・大雪山科学研究所報告 1 艇 のヤ カ G の o 9 6 2 大雪山 . 1 三 佐藤正 , 北・教・大・大雪山 大雪山系の蚊類の活動性の研究 9 6 9 1 ドライアイス法による 前鼻尚横 . 三.本間武・ , 佐藤正 6 科学研究所報告 7-8:45一5 , IB 972 . 知床半島における蚊類幼虫の棲息環境, 北・教・大・紀要 1 佐藤正三,井村隆洋・工藤恒照・松本昇 1 23 ):16一31 (1 ,. 963 佐藤正三,沢田勇 1 , 大雪山系ひさご沼及び姿見の池における蚊類の吸血活動に関する生態学的研究. 北・学 1 ( ):35一53 大・大雪山科学研究所部を告 2 , 5 9 46-1 3( 1 IB ):1 , ,1 佐藤正三.富田征 1962 , 阿寒及び知床の蚊. 北・学・大・紀要 1.

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参照

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