香川大学農学部学術報告
傾斜地新開呆構図土壌の研究
Ⅰ他派客入による園土の諸性質の変化(その2■)
玉 置 鷹 彦
Studies on soilsin newly oper)ed slopingOrIChards
IIChangeS Ofsoilproper・ties by addition ofr’eServOir’deposits(Part2)
Takahiko TÅMARI
(Laborator・y Of Soiland Manur’e) 390 前報(4)につづき池泥客人に・よる園土諸性質の変化に・閲し中段卦こついて調査した結果を報貸する“凍法の実験法は 既報(1)と同様であり,池泥客入年月,採士卒月等も前報(4)と同一期日である・また本研究も1954−−1956年度文部省科 学研究矧′こよったことを感謝する 工 実 験 の 部 和土中の粘土詮を第24表に,容水盈(粗),鄭ヒ竃,仮比憲(粗,密)および孔げき最(粗)を第25衰に,反応, T−N,C,茨菜率,隣砥盈および吸収力を第26表に示す 第24襲 用 土 中 の 粘 土藍(%) 第25表 容水盈,貢比重,仮比重,孔げき盈
採 土 \、.年 月 土㌃盲\、 J/lヽ山
1955年 11月39い04 39.74 47..84
−−\−・ \て:\一 客⊥\ヂ 無 客 土 客 土 上 層 土 容 水 魚 (%) 無 客 土 客 土 燕音土 客 土 下 層 土 上 層 土 」 31∩39 貢 比 嘉 撫 客 土 客 土 下 層 土 仮比重 無 客 土 宣_−_
±
無 客 土 客 土 1244 1.34 1い23 1‖34 1い36 1.32 上 層 土 1“18 1.45 下 層 土56。28 55.85
49.32 51.94 51.23 5096 58‖99 58.85 上 層 土 下 脚 土 孔げき () 5198OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
第11巻 通巻第29号(1959)
節26表 反応,全窒素,炭素,炭素率,畷砥,吸収.係数
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香川大学農学部学術報告 392 Ⅱ 考 察 第24表より上層土の粘土畳ほ1955年11月試料を除き池泥客入により著しい変化なく,下層土では.上層へ池泥を客入 した区のほうがやや低い値を示している‖ またこれらを池泥客入閣の畳と比較するとやや増加の傾向がみられること は東園では既報(2)の長石頻風化物の細粒化がなお継続しているように・考えられる・ 第25表より粗状態の容水星に・関し上層土ほ池泥客入に・よる一層の傾向をみいだしがたく,下層士では上層土に池泥 を客入した区のほうが無客入区よりやや少なく紬土中の粘土畳の変化と一激した傾向を示している.呉比重,仮比 重,孔げき畳は上,下層土とも池泥客入の有無により大茎が認められないい 第26表よりpHについて上層土では池泥客入による変化が少く,下層土でほその上層土へ池泥客入の区のpHが無客 入区のそれより僅かながら高く,これは大工原戦や加水鞍でも一激した僚向を示している・この点は前報〈4〉でのべた 上段園の場合と∵争や異るが,これは永中段園は既述のように上段観よりやや埴質(2)のため供帯地泥の酸性に・よって上 段園ほど著しく影響をうけることが少いことに・よるものであろう,.T−Nに関し上層士でほ.1955年11月試料を除き池 泥客入によりごくわずかながらN温が増加する傾向があるが,下層土ではその影響が認められず,C畳ほ上,下層土 とも池泥の客入有無による大差は認めがたく,N,C藍粧関しては上段詞(4)の場合ほど池泥客入による影響が著しく ないことは木蘭(2)では開園後上段観ほどN,C(関根)の消耗が著しくないことにも密接な関係をもつものと考えら れる.窒素,りん壁吸収係数に関しては上層土ほ池泥客入に・よる著しい簑異を認めがたい1・この点は上段園(4)と同様 の傾向であり,まだ下層土でほ上段園下層土の窒素吸収係数で認められたような上層土へ池泥客入による増加は認め られず上層土と同一傾向を示している理由については前報く4)でも述べたように今後の研究に・またねばならぬ‖ 以上より森閑土壌ほ池泥客入により上段園土壌ほど熟成園土の性質を示さぬことほ池泥客人前の土旗の状態が上殿 園より地質であるため客入池泥の影響が上段園土壌ほど強くあらわれぬためであろうり Ⅱ 摘 要 前報(1−4)につづき1955年1月および1956年4月池泥各3フ5ton/haを客入した中段詞の園土の諸性質について調査 しつぎの結果を得た… 1小 糸同士の粘土盈は開園後増加するが上層土へ池泥客入の有鰍こよる差異は認められない. 2..上層土の容水量ほ池泥客入による影響を■認捌こ・くいが下層土ではその上層土へ池泥客入区のほうが顛客入区より 小さい 3.莫比翼,仮比重,孔げき盈は池泥客入による変化が認められないl 4い 池泥客入に・より上層土の反応に著しい変化を認めない‖ 5.池泥客入に.より上層土のN盈はわずかに増加するがC,隔絶等の含盈は大差を認めない. 61.池泥客入が窒素およびりん酸吸収係数に及ぼす影響は明かでない・ Ⅶ 引 用 文 献 (1)玉置髄彦‥傾斜地新開果樹園土壌の研究 工‖開園 (3)+ :同上(その3一),凍誌,9,165(1958). に.よる土壌諸性質の変化(その1■),四国蟄業研究 (4)一こ同上,甘−池泥客入による闘士諸性質の 3,56(1958). 変化(その1),四国農業研究5,36(1959). (2)㌦:同上(その2),本誌,9,161(1958)l R‘s u.m‘
Pursuing thefoImer StudiesIhave determined the physicaland cheTnicalproperties of soilsin
middlepartof sloping peach orchaIdswith the followingIeSults:
1.NitIOgen COntentS SOmeWhatincreased byaddition ofIeSerVOiIdeposit$
2.Little changes were obSerVed on clay content,Waterholding capacity,SpeCific gravity,bulk den$ity, porosity and soilreaction by addition of reservoir deposits