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香川大学農学部学術報告 第14巻第1号 正誤表
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http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/metadb/up/AN00038339/AN00038339_14_1_e.pdf
Notice
Technical Bulletin of Faculty of Agriculture, Kagawa University
Vol.14 No.1 Errata
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57 第14巻第1骨(1962) 環境別溜池泥土の研究
ⅩⅡ 新の池コアの観察
玉 置 鷹 彦,梅 田
裕 前報(2)につづき香川県大川郡長尾町衆にある新の他についてコアによる泥土の滞船状態を調査した結果を報嘗す る. 工 調査の対象とした溜池の概況 この研究の対象とした溜池ほ第1図に示すように洪積台地北縁の低地を,土曜堤で締切った北広繭狭の周辺が単純 型のふもと池である..満水面積約2ba,満水深約2.占m,北辺に2個の取水樋管(木樋)をもち,池底は南より北へ ゆるく傾斜して.いる..南端に1個の流入水ロをもち,これに近接して東岸に余水吐を1個そなえているh そしてこの 余水吐は,この溜池の東どなりに存在する中主田池の流入水口になっている.貯水は南方に存在している宮地の余水 をキレノ川へ導き,これを流入水ロの南西部で高地を貫くトンネルにより分水して,この溜池へ流入させるはか,天 水紅よつている小 この溜池旧約50年前豪雨により,南西部の洪桜台地が崩解した折,その土砂が地底を埋めて−以来現 在のよう紅水深が浅くなったことが知られているはか,溜池自体老朽化が著しく,近年しばしば堤防の小修理を行っ ている〃19占1年る月調査当時地面はオニヒレでおおわれており,これはこの年殊に著しく繁茂したということであ る.益魚は特に免餌を与えることなく,天然飼育で行われ,数年ごとにコイ,フナの類を得る程度で,どく小規模陀 行われて.いるけ 採泥ほ1948年小規模に行って以来実施されていない Ⅱ 池泥滞積状況の調査 19占1年9月7日既報(1)の方法により,第11望眈示すよう紅溜池内で9個所をえらぴ,これらの地点よりコアNo、. 1−9の試料を採取して肉眼による観察を行ったり こ.れらのコアを第2,5区1に,また池氾の滞脚犬況を第4図に示 す. 第2図 新の池コア 第5医】新の池コア (南北方向) (東西方向) 第1凶 調査地点略僕l 第4区はりコアNo‖1の浮泥は灰黒色,層厚5..5cm,褐黒色の有機物細片紅富む.この浮泥とその下層の沈降泥と の層界はやや明らかであるい 沈降泥は灰眉色,屑屋18い7cm,埴質の土粒よりなり,屑中に微細なすきまが多い..こ の層の下端ほ地底瀧へ漸移している.地底泥は灰褐色,層慢11.8cm,密な外観をもつ埴貿の土粗よりなる.コア No.2の浮泥ほ灰黒色,層厚155cm,黒褐色の有機物細片に富み,この有機物はコアNoり1の浮泥中のものよりかOLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
香川大学農学部学術報告 土色記号
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なり腐植化が進んでいるような外観をもっている.この層の下 端ほ沈降泥へ漸移する..沈降泥ほ灰青色,層厚11い2cm,コア No小1の沈降泥と同株な外観をもつ泥屑であり,地底泥との屑 界は明らかに認められる.地底泥ほ鳩灰色,層厚12‖2cm,微 細なすきまが多い増野の泥土である.コアNo..5の浮泥は灰褐 色,屑厚8リ5cm,黒褐色針状の分解有放物を含み,沈降泥と の屑界は明らかである.、沈降泥は灰讃色,屈原1占小Ocm,浮泥 同様の外観をもつ黒褐色針状の有機物を含んでいるが,この有 機物の大きさほ浮泥中のものより微細な形のものが多い..池底 泥層との屑界ほ明らかである.コアNo.4の浮泥ほ灰黒色,屑 犀55cm,腐植化した黒色のやや粗大な有機物に富んでいる… 沈降泥ほ灰鳶色,層僅25.5cm,黒褐色の微細な針状分解有機 物を含み,埴質な外観をもっている.この層の下端は池底泥へ 湘移す−る。池底泥ほ褐灰色,屑悸8..9cm,密な外観をもつ埴 質の泥土である… コアが0…5の浮泥ほ灰黒色,層犀10..Ocm, この屑の有機物は腐植化が進行しており,殆んど原形なとどめ ていない.沈降泥との層界はやや明らかである..沈降泥ほ灰背 色,屑厚10い5cm,褐色の微細な分解有機物を含み,その下端 は池底泥へ漸移する.地底泥は殆んど灰色に近い灰褐色の泥土 で,屈屏12.8cm,埴質の土堪」りなるコアNoいるの浮泥ほ 灰黒色,屑厚7小5cm,黒褐色の針状分解有機物に富み,その 下瑞は沈降泥へ漸移する.沈降泥ほ灰青色,屑厚27.5cm,褐 黒色の針状微細分解有機物に著しぐ富み,埴質の外観をもち, 7‖5cm,外観埴貿の泥土である小 コアNo.7の浮泥ほ灰黒色, の屑界はやや明らかである.沈降泥ほ灰青色,層厚15.2cm, フ ァN0 1 2 :! 4 S 6 7 8 9 第4図 泥土滞帯状況略図 その下端ほ地底泥へ漸移する..地底泥は褐灰色,層摩 周厚4.5cm,黒色分解有楓物細片を含み,沈降泥と 埴質の外観をもち,その下端ほ下部の砂磯滞精層につ づいている.コアNo8の浮泥は袋灰色,層厚7.5cm,浮泥中の有機物の腐植化ほ」真好である.また沈降泥との層 界も明らかである.沈降泥は灰白色,層厚8小15cm,密な外観をもつ土粗よりなり,その下部ほ∴著しく固く,また砂が 混在している.コアNo.9の浮泥は黒灰色,眉膵7小8c叫 この層の上端約2cm間の泥土中には微細な砂が爽在して いるのが認められる.沈降泥は背灰色,屈原5.2cm,密な外観をもつ埴貿の土粒よりなり,その下端はコアNo.8の 沈降泥層下部の場合のようにかたく,柱状採泥器の侵入を許さない. 以上より調査コア9点申その外観から泥土の滞積状態が最もよく発達しているコアはNo.dであり,これについで コアNo.5,4のはか,コアNo∴1,2,5も5眉構成をもち,滞泥作用が行われていることが理解される.しかし コアNo.る採取地点は流入水ロに近く,水深も浅いので,この個所での繹泥作用には流入水の浮流作用で運びこまれ た洪積粘土が加わっているであろうことが,沈降泥の屑厚が27い5cmと著しく浮いことから推察される.またコア No…7−9では浮泥,沈降泥の2層だけで池底泥の滞積屑を欠いており,これは前轍(2)でのぺた不完全塑の滞泥作用 よにるものである.すなわちこれはこれらのコアの泥土滞我が比較的うすい層犀であることから考えると,以前この 地点は採泥が行われたところのように恩推される.またこの溜池の政商端より得たコアNo‖9の浮泥中に爽在する微 細な砂ほ,この調査檻先立ち19る1年9月5日の豪雨庭より,この溜地西南岸をつくっている状静台地よりの土粗が流 入水によりこの地点へ運びこまれたもののように考えられる. Ⅱ 摘 要 香川県大川郡長尾町衆にある新の池より9個のコアを採取し,泥土の滞積状態を観察してつぎの結果を得た. (1)浮泥の屑厚ほ4.5−15.5cmである. 12)沈降泥の屑屋ほ5..2−27.5cmである. (3J地底泥の層鮮は7り5−12.8cmであるいOLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
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(4)調査コアは5層構成をもつものが多く,この溜池内では滞泥作用が行われている.
引 用 文 献
(1)玉露鷹彦,梅田 裕:香川大脇学報,11,20る(1959)巾 (2)−一−,鵬 :同上,14,54(19る2)∩
Studies on reservoir deposits
XII Obseェvation of Shinnoike reservoir core samples
Takahiko TAMAKIand Y11taka UMEDA
Summary Obse工Vation of Shinnoike reservoir core samples was held and the followingI’eSults weIe
obtained:
(1)The depth of†一organic deposit”(toplayer)0董core$amples ranges from4.5cmto15・5cm
(2)The depth fo”sedimentary mud”(middlelayer)Of core samples rangesfrom5.2cm to27.5cm
(3)The depth of亡一bottomsoil”(sublaye工)of core samples ranges from7・5c皿tO12・8cm巾 (4)FIOm11pper reSultsてでorganicdeposit forming p工dcess”is going onin this工eSerVOir.
(ReceivedJune15,19占2)