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傾斜地果樹園の開設に関する研究 VI 傾斜地新開果樹園土壤の研究 II 池泥客入による園土の諸性質の変化(その3)-香川大学学術情報リポジトリ

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Academic year: 2021

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第11巻 通巻第29・琴(1959)

傾斜地新開呆椅園土壌の研究

Ⅱ 池泥客入による園土の諸性質の変化(その3)

玉 置 鷹 彦

Studies on soilsin newly openedsloping or・Char・ds

IIChar)geS Of soilpr・Operties by addition of

r・eSer・VOirdeposits(Par.t3) Takahiko TAMAKI

(.Laboratory of Soiland Manure.)

393 前報(8∼9)につづき下段園につき池泥客入に.よる園土諸性質の変化について調査した結果を報償する′凍報の実験港 は既報(5)と同様であり,池泥客入年月,採土年月等も前報(8)と河一期闇である・なお凍研究も1954−1956年度文部省 科学研究熱こよったことを感謝する. 工 実 験 の 部 畑土中の粘土畳を第27表に,容水量(粗),員比翼,仮比重(粗,密)および孔げき畳(粗)を第28表に・,反応, T・−N,C,炭素率,同根盈および吸収力を第29表に示す 顎27表 細土中の粘土盈 (%)

採土年月 1956年 11月 1955年 11月 \\\\ぜ土禰\\→ \ 、、、. \ 無 客 土 客 土 23.77 32.27 上 層 土 こ

.一二

. 第28襲 容水盈,畏比嘉,仮比重,孔げき盈

ー1∼、\ぞ土有無

\\、・\

上 層 士 容 水 魚 (%) 下 層 土 上 層 土 孔 げ き 放 しし)(〕「 下 層 土

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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香川大学農学部学術報嘗 394 第29表 反応,全軍素,茨累,漠素率,同橋,吸収係数 採土年月

\→

\、 衛「許「主 ̄ ̄ 客 土 てこ→\\ 調査項目 1955年 1月 ユ955年 11月 1956年 11月 土禍 \、 土層如 \、 5.6 上 層 土 下 層 土 上 層 土 士±主土 67.4 62.7 115v4 90.1 90.2 84.4

土士古土

125。3 101.3 0.13 0.14 0い11 0.12 1‥95 3.18 1.19 1。、38 15.00 22.フ2 10.82 11.50 2.05 2 38 130け5 141.4 Ⅱ 考 第27表より上層土細土中の粘土盈は池泥客入により増加を示すが,無客入の場合にほ減少の傾向をたどる.下層土 では開園後一博増加しその後は減少をたどりこの傾向は上層土へ池泥を客入した区の下層土で著しい‖以上のことか らこれを前報(8嶋9)の上,中段園と比較すると池泥無客入の場合は上殿園の変化傾向に類似しているが,池泥客入区の 粘土盈の増加する傾向ほこの下段園でだけ認められることから考えるとこの研究の対顔としてとりあげたこの新開閉 の場合池泥の客入が園士の粘土盈におよぼす影響ほ上,中段園に比較して下段矧では多いように考えられる。. 第28表より粗状態の容水底に閲し上層土では池泥の客入に・よりやや増加する傾向が認められ細土中の粘土蒐の変化 と一激した傾向を示している・すなわちこの池滝客人の有鰍こ・よる容水盤の変化は上記粘土故に関して上,中,下段 闘を比較した場合に認められた傾向と同様に、L,小段嗣より下段閏で明かに認められるn毘比翼,仮比翼,孔げき藍 は上,下層土とも弛泥客入の有無による影響が殆んどみられず前報(9)と同様の使向である.. 第29表より池泥の客入ほ闘士のpFに著しい変イヒを与えない.大工原磯も上宿土でほ池泥客入の有顛による差異を 見出しがたいが,下層土でほその上層土に池泥客入区のほうが無客入区のそれよりやや低い傾向があることは中段闘 の場合と同様な傾向であるりまた加水酸に閲しては上,下層土とも1956年11月試料を・のぞき池泥客入の有無による著 しい差異が認められない−凍研究の対象とした園は開園後上,中,下段闘ともその国土ほ土壌敬性化の進行が認めら

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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鰐11巻 通巻第29琴(1959) 395 れ,これほ既述(5)のように溶囲土駿の田料である花静男の原作過程にあるものカ詳匪によってその屈解作常が促進さ れることが考えられ,このノ封ま恩上等(3)の研究でも匡†樺な傲何が認められている。そして士姪の酸性化の進行は塩基の 溶脱鮮少を招き竹物,芽樹をほじめ檻敬体のMgその他の蒸分欠乏症の軍規しやすいことが認められている(124).他 方池淀は−附こ誼野性のものが多く(10−11),伊討泄泥もかなり酸性が敵いので⊥殿園上層土のように中,下段園の土 験に比較し■て砂腎の場合ほこれの客入による野性イヒの進行がみられるわけであるが,比較的馳蟹の申,下段鈎では士 族のもつ緩衝群が推泥の酸性による園土の酸性化の増大を防止することも考えられ,寄契上段鼠ほど池泥客入に・よる 上層士の酸性化ほ認められないい、また上,中,下段園を通じ上屏土へ推泥客入区の下層士の酸性ほ無客入区のそれよ り〟・脚こ似いのは上層士より客入弛泥に由来する酸性により塊蓮華の浴脱とこれが下層土への集綴力瀦既によそ堆表 水の垂直酔地下部への珍透が容易に行われるように.なったことで一層放長されることも考えられるがこの点に関して ほ今後の研究を必要とする・TNに関し上,下層士とも池泥客入による影響は上,中段園に・比較すると少く,Cは 池泥客入上層土でほ増加しているが下層土では明かな憐憫がみられず,閣植患について−も同様であるい また茨素率ほ 池泥客入上層士ほやや広い・これらに・ついてこの下段園は上段観ほど明かではないが中段園昨月較すれば上層土に関 して池泥客入の影響が認められる・つぎに撃累吸収係数に閲し上層土ほ1955年第1回目の弛泥客入によりやや増加し ているが幾2回目の池泥客人前すなわら1956年4月欝料でほ無客入区と殆んど塞がなくなり,さらに.第2回目の池泥 客入後すなわち1956年11月試料1ではわずかに増加し,下層土も上層土と同様の変イヒを示している.すなわち窒素吸収 係数に及ぼす弛泥の影響は上,中,下段園でそれぞれ興り一層の傾向が認められない‖りん吸吸収係数についても上, 下層土とも池泥客入による一層傾向を見押しがたく,この点ほ」二,中段園と同様である..すなわち供試池泥のりん酸 吸収係数はかなり多いのに.もかかわらずこれを客入しで上,中,下段飼と.もその影響が明かでないことは3フ5ton/ba 程度の客入監ではりん野坂収係数に影響を及ぼす畳として不足であることを示すものであろうい 以上記述してきたことを上,申,下段固を通じ給括的に考えると既述(5)のように.この桃園の土嚢ほCO2ガス,CO2 ほう和水で処理することにより酸性の増加することほ粘土分申の未ほう和膠質の増加が考えられ,他力また風化崩解 過程にある主として長石類に由来する岩石風化物あるいは土粒が変化をうけやすい不安定な状態にあるため極めて弱 い外部からの作用によっても急変し,したがって修酸溶液で処理した土の大部分がりん酸吸収力を減少することにな ったのでほなかろうか.すなわちその土粒は安蔓性を欠くため駿によって変化しこれは蒸留水で処理するだ右ケでも起 るようにごく不安定な形にあるらしい−しかし開園前の下層土だけは少くとも評料採取当時までは比較的外的変化を うけること.が少い状態に・おかれていたので蒸留水および酸処理の結果かえって既報(5)のようにりん酸吸収力が若干増 加したものであろうい また池泥客入の影響ほ比較的埴督の中,下段固より砂督の上段園でより明かにあらわれている ことより本圃のような花崗岩系新関傾斜地園の切創こは隅櫓および粘士分に富む池泥の継続的客入をはじめ山草,堆 肥,厩肥,禄†把等の粗大有機質自給肥料の施周により各段園上層土の状態が熟成闘士に近づくことを促進するととも に闘士の鞭性化を極力抑制し,脱塩基作用も考えて壁性潤潮の施用を避け境遇性肥料の施桐をほじめ重要肥料成分の ほか微盈要素も含む各種の肥料を施周することが東新開果樹園の桃樹の育成にたいし健全な闘士を造成することにな るものと考え.られこれはこの園の肥培管理上極めて大切なことである. Ⅱ 摘 要 前報(5←9)につづき1955年1月および1956年4月弛泥各375ton/ムaを客入した下段園の園士の諸性質について調査し つぎの結果を得た. 1.上層土用土中の粘土蕊ほ池泥客入に.より増加するが,下同士でほ開園後一・時増加しその後は奴少する∼ 2.上層土の粒状態の容水温は池泥客入によりやや増加する1 3。.賃比毒け仮比電,孔げき故は池泥客入による変化が認められない. 4い 池泥客入により上層土の反応には著しい変化が認められない‖ 5小 池泥客入により上層士のC,関穐蓋はやや増加するがT肌Nにほ著しい変イヒを認めがたい. 6い 池泥客入が窒素およびりん酸吸収係数に及ぼす影響は朋かでない・ Ⅶ 引 用 文 献

(1)GRUPPE,W:Vergleihende BllattqundBode・ SChulenunter besonderelBeTiicksichtigung von nuntersuchungenin Apfelplantagen und baum− Kalium und Magnesium,Die GaYienbauwissen−

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香川大学農学部学術報償 6) :同上(その2)本誌,9,161(1958) 7) 8) :同上 ∬.池泥客入による園土諸性質の 変化(その1)四国農業研究 5,36(1959)・ 9) 396 scゐα.乃2,3 (1955) ( 但)JACOB,A‖:Magnesia der紬nfte ( Pflan2;enhauptn圭払r$tOff 36(1955)StuttgaTt ( (3)東上泰治,繋沢正義,嘗我部哲,金辺正‥傾斜地果 樹の生理生態に関する研究Ⅱ連語,6,105(1954)・ ( 極)農林省頼興局研究部監修:土盛肥料全編,388 00)∃弱訝鷲蓉,星川玄児:池泥の研究工・池泥の反応凍 (1958)着発望J 誌,5,181(ユ95:3) (5)玉置鷹彦:傾斜地新開果樹園土旗の研究Ⅰ・開園 ¢カ +,+:同上Ⅳ・池泥の塙基飽和度, に.よる士族諸性質の変化(その1′)四国農業研究3, 水溶性硫酸 凍誌,8,189(1957)・ 56(1958)u R 岳 s u m る

Pursuingtheformer studiesIhave detennined the physicaland chemicalpropertie$Of soilsin

lower partOf slopingorchardswiththefo1lowing results:

L.Carboncontent somewhatincr飽Sedby,additionofre$erVOirdeposits

2。Littlechangeswereobservedonspecificgravity,bulk density,POrOSityandsoilreactionbyaddition

of reservoir deposit乱

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