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IRUCAA@TDC : 下唇に発生した腺房細胞癌の一例

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

下唇に発生した腺房細胞癌の一例

Author(s)

橋本, 和彦; 村松, 敬; 木村, 裕; 松岡, 海地; 中島,

啓; 小林, 史卓; 武田, 侑大; 國分, 克寿; 村上, 聡;

松坂, 賢一; 高野, 正行; 井上, 孝

Journal

歯科学報, 111(2): 226-226

URL

http://hdl.handle.net/10130/2359

Right

(2)

目的:腺房細胞癌は耳下腺に好発する比較的稀な悪 性腫瘍である。病理組織学的には,本腫瘍は漿液性 腺房細胞へ分化した腫瘍細胞が充実性に増殖するこ とを特徴とするが,多彩な細胞型・組織型を示すこ ともある。今回,われわれは下唇に発生し乳頭嚢胞 型を示した,比較的稀な腺房細胞癌の一例を経験し たので報告する。 症例:患者;62歳,女性。 現病歴;平成21年,右側下唇部に指頭大の腫瘤を自 覚したため近医歯科を受診し,経過観察を続けてい たが,平成22年12月に腫瘤が急に増大してきたこと から,平成23年1月,本学水道橋病院口腔外科を受 診となった。 初診時口腔内所見;右側下唇部に20×12mm 大,暗 紫色,弾性硬の腫瘤を認めた。 経過;平成23年1月,穿刺吸引細胞診を施行したと ころ,異型細胞は認められなかった(classI)。その 後,20×25mm と腫瘤の増大を認めたことから,局 所麻酔下にて腫瘍切除術を施行した。 病理組織学的所見;好酸性の内溶液を含んだ嚢胞構 造がみられ,これを裏装する菲薄な扁平上皮に連続 して上皮が導管様構造を形成しながら,嚢胞腔内に 向かって乳頭状に増殖していた。腫瘍細胞は細い結 合組織を伴って分枝状に増殖しており,hobnail ap-pearance や細胞内小空胞もみられた。免疫組織化 学染色において amylase,lactoferrin 弱陽性,kera-tin,CEA 陽性,組織化学染色では mucicarmin 陰 性であり,最終的に介在部導管型細胞からなる乳頭 嚢胞型腺房細胞癌と診断した。 考察:腺房細胞癌は約80%が耳下腺に好発し,小唾 液腺での発生は約17%といわれている。特に,小唾 液腺では口蓋部や頬粘膜部における報告例が多くみ られるが,下唇に発生した報告例は本邦において過 去25年間で2例のみであった。また,本症例の細胞 型は介在部導管型細胞,組織型は乳頭嚢胞型であっ たが,介在 部 導 管 型 細 胞 の 発 生 頻 度 は 全 症 例 の 1/3,乳頭嚢胞型の発生頻度は充実型,小嚢胞型に 次ぐといわれている。今回,比較的稀と考えられる 腺房細胞癌の一例を,文献的考察を加えて報告す る。 目的:我々のこれまでの研究で上顎総義歯の口蓋前 方部を一部開放することにより,食品認知機能が顕 著に改善されることがわかった。また認知機能の改 善に最低限必要な開放量および充分な維持力を保つ ことが可能な開放量も明らかにした。しかし,臨床 応用を行った際に維持力を保つことが可能な開放量 は個人差が大きいという問題点が露呈した。そこで 維持力低下の改善に開放部辺縁にビーディングを付 与したところ,開放部粘膜に疼痛を生じる問題点が 新たに生じた。以上を踏まえ,本研究では口蓋前方 部開放時の維持力低下を補うための開放部辺縁形態 の検討を行うことを目的とした。 方法:実験床は無開放型,開放型実験床として小開 放型,開放部辺縁軟性裏装材貼付型および開放部薄 膜付与型の4種類とした。無開放型は辺縁を齦頬移 行部及びアーラインまでとし,一般的な総義歯を想 定した形態とした。開放型実験床は無開放型実験床 の口蓋前方部を一部開放した。開放範囲は前縁を切 歯乳頭,側縁を各横口蓋ヒダの左右それぞれの中 点,後縁を横口蓋ヒダ第三条後縁とした。開放部辺 縁軟性裏装材貼付型は開放部辺縁に軟性裏装材(ト クヤマデンタル社製 ソフリライナータフミディア ム)を塗布し,開放部薄膜付与型は実験床開放部に ポリエチレンフィルムの薄膜を固定したものとし た。維持力の測定は,無歯顎模型(NISSIN 社製 G 10FE‐402K)上で60%グリセリン水溶液70ml を人 工唾液とし模型と実験床の間に介在させ加圧を行っ た後に,実験床重心部を牽引した(イマダ社製 牽 引装置 MV‐100)。実験床が模型から離脱するまで にかかる最大牽引力を測定し,10回の平均値を維持 力とした。統計分析は各実験床の維持力について反 復測定による一元配置分散分析後に Bonferroni 検 定を行った(α=0.05)。 成績および考察:無開放型と他の3つの開放型実験 床との間に有意差が認められ,開放することにより 維持力が低下した。開放型実験床の中では,小開放 型と開放部辺縁裏装材貼付型との間で有意差が認め られ,開放部辺縁に裏装材を貼付することにより維 持力が改善した。しかし,小開放型と開放部薄膜付 与型との間では有意差が認められなかった。以上か ら本実験条件では上顎総義歯の口蓋前方部を開放し た際に,開放部辺縁に裏装材を貼付することにより 維持力の低下を補えることがわかった。

№5:下唇に発生した腺房細胞癌の一例

橋本和彦1),村松 敬1),木村 裕1),松岡海地1),中島 啓1),小林史卓1),武田侑大1) 國分克寿1),村上 聡1),松坂賢一1),高野正行2),井上 孝1)(東歯大・臨検病理)1) (東歯大・口健・口外)2)

№6:総義歯口蓋板開放部辺縁形態の検討

二瓶伸也1),古池崇志1),石崎 憲1),大神浩一郎1),杉山哲也2),上田貴之1),櫻井 薫1) (東歯大・有床義歯補綴)1)(東歯大・千病・摂食・嚥下リハ)2) 学 会 講 演 抄 録 226 ― 98 ―

参照

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