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Th ee 鮎c t so fs e l fa n dr e f l e c t e ds e l fp er c e p t i o no ns a t i s f a c t i o n w i t h p er s o n a li t y

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Academic year: 2021

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(1)

自己認知 にお ける 「 私 」 「 み られ る私 」 が パー ソナ リテ ィの満足度 に与 える効果 について

Th ee 鮎c t so fs e l fa n dr e f l e c t e ds e l fp er c e p t i o no ns a t i s f a c t i o n w i t h p er s o n a li t y

弘前大学保健管理セ ンター 弘前大学保健管理セ ンター 弘前大学保健管理セ ンター

弘前大学教育学部附属教育実践総合セ ンター

パー ソナ リティ認知構造を基にして,どの次元における 「私がみる私

他者みられる私 一致 ・不一致が自分‑の満足度に影響するか検討 した。結果,みられる私」ともに積極性, 安定性,社会的望ましさとい う

3

つの観点から考えることができた。積極性 と安定性についての

の認知がパーソナ リティの満足度に影響を与え,社会的望ましさについては 「

み ら れる私

間の自己認知の不一致が 自分のパー ソナ リティ‑の満足度の低 さをもた らすことがわ かった。

1 2 3 4 5

キー ワー ド :自己認知,パー ソナ リテ ィ, メンタル‑ル ス

1

問 ̲題

自分 自身 のパ ー ソナ リテ ィを どの よ うに とらえるか において, 「私 の視点」の他 に 「他者 の視 点

重要 にな る場合 がある。 自分 自身 に よるイ メー ジ と他者 に よるイ メー ジが一致 してい る と感 じた場合 ,

わか って も らえる

とい う満足感 が得 られ ることもあるだ ろ う。 しか し, 自分 自身 を不誠実で ある と 考 えてい る人間が,他者 か らも不誠 実である とみ な され てい る と実感 した場合,一致 した とい う理 由で 満足す るだ ろ うか.一致が必ず しも満足 を もた らす ものではないO次 に不一致の場合 を考 えてみ る.「 は,友達が言 うほ ど冷たい人間 じゃない

私 は,み んなが思 ってい るほ ど優 しい人間で はない」 と嘆 くこ ともあ る。 一方 で, 「友達 は私 の こ とをお とな しい人間だ と思 ってい るよ うだ け ど,私 は 自分 の こ とをそんなにお とな しい とは思 っていない。 そんな 自分 が大好 き と自分 自身 に満足す ることもあるだ ろ う。 つ ま り, 「私 がみ てい る私

他者 か らみ た私

の一致 の程度 が 自分 自身‑ の満 足 の程度 に単純 には反 映 しない ことが予測 され る。

本研 究では, どの領域 にお ける 「私 がみてい る私

他者 か らみた私

の一致度 が満足度 に影 響 を及 ぼすのか検討す る。私 あるいは 自分 にはい くつ もの領域 を想 定で きるだ ろ う。た とえば,外 見,生 き方, パー ソナ リテ ィな どがあ るが,本研 究ではパー ソナ リテ ィに焦点 を当て る。

パー ソナ リテ ィとは,個人 に特徴 的で安定的 な行動傾 向を示す ターム として使用 されてい る。 この よ うな,場面や状況の差 を越 えて一貫 し安定 した行動傾 向な どはそ もそ も存在 しない とい う考 え方 もある

( Mi s c h e l , 1 9 6 8 )

,本研 究ではパ ー ソナ リテ ィを安 定的 な行動傾 向 として扱 うもの とす る。我 々は一 般 に, 自らの過去経験か らパー ソナ リテ ィ とい うものについての素朴 な信念体系 をもってお り, これ を

‑ 1 2 ‑

(2)

もとに様 々な情報処理 を行 い, 自他 のパー ソナ リテ ィの全体像 を形成す る。 この よ うな素朴な信念体系 は暗黙のパー ソナ リテ ィ観

( i mp l i c i t p e r s o n a li t y t he o r y)

と名付 け られてい る

( Cr o n b a c h ,1 955)

.つま り,現実生活場面で,我 々が 自他のパー ソナ リテ ィを認知す る場合,対象人物 の リアル な特性その もの を正確 に反映 させてい る とい うよ りも,む しろ,個 々人が 自分 な りの認知カテ ゴ リー (す なわち,暗黙 のパー ソナ リテ ィ観) を保持 し, これ に基づいて 自他 のパー ソナ リテ ィを理解 していることになる。

この よ うな考 え方 に基づ く多数の研究 をふ まえ,林 (

1 97 8)はパー ソナ リテ ィ認知構造 を構成す る基

本的な次元 として 「個 人的親 しみやす さ

社会的望 ま しさ

力本性」の

3

つ を設定 できる としてい る (

1

参照)。 この基本

3

次元 は,20項 目か らな る尺度評 定か ら得 られ ,従来の研 究 (林 ・大橋,

1 9 83;大橋,1 9 84;田名場,1 99 3 ;虞岡 ,1 997)で安定的に抽 出 され てきている (

2

参照)0

上述 したパー ソナ リテ ィ認知研 究の観 点か ら, 「私がケてい る私

他者 か らみ た私

の一致が満足 を導 きやすいパー ソナ リテ ィの領域 ,不一致が満足 を導 きやす いパー ソナ リテ ィの領域,一致 ・不一致 とは関連 のないパー ソナ リテ ィの領域があると想定 し,その領域 を探索的に検討す る。

表 1 パー ソナ リテ ィ認知の基本 3次元

基 本

3

次 元

下 ■ 位

.

元 一

個人的親 しみやす さ あたたか さ,温厚性,や さ し一さ,親近性 ,. (好感 .親和な どの社会 .対人評価) 愛想 の良 さ,人なつ っこさ,明朗性

,

e t c

社会的望ま しさ 誠実性 ,道徳性 ,良心

性,理知性 , (尊敬 .信頼 な どの知的 .課題 関連的評価) 信塀性,.堅実性,

細心 さ,

e t c‑

力太性 外 向性,社交性,

積極性, 自信 の強 さ, (意志 の強 さ+活動性) 意欲性 ,大胆 さ,粘着性,

e t

c

2

由 名先 行 研 究 の 結 果場 (

1

993)

( 1 984)

1

因子

2

因子

3

因子

、 1

因子

2

因子

3因子

個人的

親しみやすさ 力本性 ■ 社会的望ま しさ

個人的

親しみやすさ 望ま しさ社会的 ‑ 力本性

心 のせ まい

一心 の広 い 0.1 6

‑0.45

0 . 1 2 0. 25

親 しみ に くい ‑親 しみや す い 0. 1 3

‑0.12

‑0; 31

. 0. 19

親 切 な ‑不親 切 な ‑0.ll

0.40

‑0. 21

0. ll

人 の よい 一人 のわ るい 0. 02 0.

45

‑0. 09 0. p Ol

近づ きがた い 一人 なつ っ こい ・ 0. 1 6

‑0.ll ‑0. 3 8 0. 21

かわい ら しい 一に く ら しい

‑0.1 0 0.1 9 ‑0. 08 0. 07

感 じの よい ‑感 じの わ るい ‑0. 1

3 0.38 ‑0. 1 5

0. 1

4

なまい きな ‑なまい きで ない 0. 3 8 ‑0.1 7 ‑ 0. 2 8 、

0. 31

貝任 懲 の あ る一見任 ノ F L J t の よし 慎重 な ‑軽 率 な

‑ 軽 薄 な 無分別 な 恥ず か しが りの ‑恥 しらず の 社 交的 うき うき した ‑沈 ん だ ‑重厚 な ‑分別 の あ る ‑非社 交 的 な . ‑0. ‑0. ‑0. ‑0. TO.35 0. 0. 07 28 41 01 1 1 4 8 ‑0. ⊥0. ‑0. 0. 0 . . . 37 20 06 47 06 ‑0. ‑0. ‑0.08 0. 25' 46 29 ‑‑0. ‑0.33 ‑0. ‑0. ‑0. ‑0. 0.3 3 41 05 03 2 9 0 2 : : ≡ : =

0二40

、 . モ ー ; ; ≡ : ≒ 妾 域 ≡ さ ; メ 三 宅 . = こ = t r と ≡ : : : : l u

0. 4 0. 20 1 9 . . : .

1.

意欲 的 な ‑無気 力 な ‑0. 1

9 0.26■ ‑0.1 5

‑0..18

自信 の あ る ‑ 自信 の ない 0.

1 2. 0. 02 0. 2 0 0. 04

■ 消極 的 な ‑積 極 的 な 0. 1 8 0. 1 2 0.06 ‑0.1 8

卑屈 な ‑堂 々 と

(3)

2

日 的

本研究では,多数 の人々に安定的 に共通 してみ られ るパー ソナ リテ ィ認知構造 を基 に して, どの次元 にお ける 「私がみ る私

(以下, 「

と略記) 「他者み られ る私

(以下, 「み られ る私

と略記)の一 致 ・不一致が満足 に影響す るか検討す る。そのために,次の二点 を明 らかにす る.

み られ てい る私

のパー ソナ リテ ィ認知構造

① と自分のパー ソナ リテ ィ‑ の満足度 との関連性

3 方 法

平成

1 4

年度全新入生 (

1 3 7 8

名)を対象に郵送法 に よる質問紙調査 を実施 し,以下について質問を行 った。

分析対象者 は

8 5 5

名 (男子

3 31

名 ,女子

5 2 4

名),平均年齢 は

1 8. 5

歳 である。次の質問‑回答 を求 めた。 な お,質問紙上では ̀̀パー ソナ リテ ィ" よ りもな じみのある ̀̀性格" とい う用語 を用いた。

20

対のパー ソナ リテ ィ特性語尺度上 にお ける 「

み られ る私

7

段階評定 (使用尺度 は,

2

参照) を求めた。それぞれの教示 は,以下の とお りである。

・「私」についての評定を求 める教示 :

以下には,性格 をあ らわす こ とばが対 になって示 されています。それぞれ について 「現在 のあなた

に最 も近い ところに○をつ けて下 さい。

・「み られ る私

についての評定 を求める教示 :

次 に,あなたをよく知ってい る人を 1人思 い浮かべて くだ さい。 その人 はあなたを どの よ うに思 っ ているので しょ うか。それぞれ について最 も近い ところに○ をつけて下 さい。

自分のパー ソナ リテ ィ‑の満足度 についての 7段階評定

4 結 果

(1

)認知構造

私が私 を評価 した場合の 「①私」, 自分の ことをよく知 ってい る他者 が私 の ことを どの よ うに評価 し てい るかについての予測である 「②み られ る私

についてそれぞれ因子分析 (主因子法,非反復法,バ

リマ ックス回転) を施 し,先行研 究 に基づ き次 の

3

因子 を抽 出 した (

3

参照)。 因子負荷量 に若干 の違いはみ られ るもののその構造 はほぼ等 しい といえる。以下に詳細 を述べ る。

私」についての認知構造

1

因子 「積極性」,第

2

因子 「社会的望ま しさ」,第

3

因子 「安定性

み られ る私

についての認知構造

1

因子 「積極性」,第

2

因子 「安定性」,第

3

因子 「社会的望ま しさ

」 1)

の認知構造

第 1因子 に高い因子負荷量 を示 したパー ソナ リテ ィ特性語 (以下,特性語 と略記) は, 「社交的 一非 社交的 な

恥ず か しが りの一恥 しらずの

親 しみやすい‑親 しみに くい」 「意欲的な‑無気力な

「自 信 のある一 自信 のない

消極 的な 一積極的 な

近づ きがたい 一人なっ っ こい

「うき うき した‑沈ん

卑屈な一堂々 とした

感 じの よい 一感 じのわ るい」で あった。積極 的,社交的で 自信 のある 自 分 を親 しみやす く感 じのよい存在 として認知 してい る とみ るこ とができ, この第

1

因子 を 「積極性」 と 命名 した。

‑ 1 4 ‑

(4)

3

因子分析の結果

(

み られ る私

の認知構造)

み られ る

1

因子

2

因子

3

因子 積極性一 第

1

因子 .

2

因子

3

因子 '積極性 望 ま しさ社会的 安定性 安定性

'社会的 望ま しさ 社交的意欲的な ‑非社 交的な‑無気力 な I:===p.=p===;;==;::=J==.i.===.::

r ≡ = = =

莞≡ ‑0.1 ‑0. 3 ‑0. 08 譜‑ : I f : : T E = T E = 7 : ; . ‑ / : ‑ ‑0. 20 ■' 0. 03

40. 0.05 ‑0.1 6 ‑0.31

自信 のある 「 自信 のない

‑0.1 0 ‑0.03 . 0.1 0 ‑0. 26

恥ずか しが りの‑恥 しらずの

‑0. 37 ‑0.03 ‑0.ll ・ ‑0

. 28

消極的な ‑積極的な

0.1 0 ‑0.08 0. 09

0. 03

近づ きがた い一人なつ っこい

‑0. 07 0.31

0. 49 ‑0. 21

うき うきpした ‑沈んだ

0. 08 ‑0.1 5 ‑0. 3 0.21

卑屈な, ‑堂々 とした

鉦二 流 , = = = ■ モ = く r ■ … こ … ! : I . i l I : 岩喜 現 0/ .1 4 0.1 4 0.l l 0. . 29

親 しみ に くい ‑親 しみやすい

感 じの よい ‑感 じのわるい

‑0. 0.00 27

0.28 .

‑0.48ー ‑0. 0. 0. 0 40 20 24

. 22 0. 25 0.1 5

0. ' 28 ‑0.

1 6

‑0.1 6

心のせ まい 一心の広い

‑0.3 3 0.1 2

0. 25

短気 な ‑気長 な

0. 06 ‑0. 03

0.1 3

人の よい 一人のわるい

0. 33 ‑0. 37

‑0. 25

なまい‑きな‑なまい きでない

0

. 2 . 1 0. 23 0.1 5

かわい らしい一に くらしい

0. 3 0 ‑0. 06

‑0. 0 8 ' ‑03 3

親切 な ‑不親切 な 一

0. 3 4 ‑0. 41

‑0.43

責任感 のある‑責任感 のない

0. 31 ‑ 0. 03

0

0.1 0.1 0.1 .31 0 3 7 ‑ 0 . 1 5 ‑

慎重な ‑軽率 な

‑0.1 5 ‑0 . . 09 ‑0.1 0 二 ㌧ p .

軽薄な ‑重厚 な

0. 07 0.

22 ・0.1 9

無分別 な ‑分別 のある

‑0.1 5 、 = { ≒ ン ン 一 二 . i . I .

. L 一 J . L . ‑ ≡ こ こ = > 二 法 ; ; ; ≡ 0.1 4 0. 26

因 子 寄 与 率

24. 87 1 2. 82 1 2.48 2

1

.51 1

8. 60

12.

4 3

2

因子に高い因子負荷量を示 した特性語 は,「責任感のある一責任感 のない

」「慎重な‑軽率な

薄 な一重厚 な

無分別 な‑分別 のある

であった。 責任感 と慎重 さと重厚

さ,分別 がひ とま とま りに なってい ることか ら, この第

2

因子 は 「社会的望ま しさ」 と命名 した。

3

因子 に高い因子負荷量 を示 した特性語 は, 「心のせ まい 一心の

広 い

短気 な‑気長 な

人の よ い一人のわるい」 「なまいきな‑なまいきでな

い」

かわい ら

しい一に くらしい」であった。心の広 さ, 気長 な,人の よい,なまいきでない,かわい らしいがひ とま とま りにな

っていることか ら, この第

3

子 を 「第 1因子 に

2)

安定性み られ る私

と命名 した。

」の認知構造

高い因子負荷量 を示 した特性語 は, 「社 交的 一非社 交的 な

恥ず か しが りの 一恥 しらず

親 しみやす い 一親 しみ に く

い」 「意欲的 な 一無気力 な

「自信 のある一 自信 のない

消極的 な‑

積極的な

近づ きがた

い一人なっ っこい」「うき うき した一沈んだ

卑屈 な‑堂々 とした

であった。

積極的,社交的で 自信 のあ

る自分 を親 しみやい存在 として認知 してい るとみ ることができ, この因子 を

積極性

2

と命名 した。

因子 に高 い因子負荷量 を示 した特性語 は, 「心のせ まい 一心 の広い

親 しみやすい 一親 しみ に くい

短気 な一気長 な

親切 な ‑不親

切 な

人の よい 一人 のわ るい

なまい きな‑なまい きでな い」 「かわい らしい 一に くらしい」 「感 じのよい一感 じの

(5)

薄 な ‑重厚 な

無分別 な 一分別 のあ る

であ った。 責任感 と慎重 さと重厚 さ,分別 がひ とま とま りに なってい ることか ら, この第

3

因子 は 「社会 的望 ま しさ」 と命名 した。

(2)

満足度 との関連

1

)満足度

自分 のパー ソナ リテ ィ‑ の満 足度 の平均得 点 は4.2

( SD

‑1

.4)で あった。 どち らか と言 うと満 足

してい る とい う結果 であ るが,分散 が大 きい こ とか ら,個人差の大 きい こ とが予測 され る。

2)

自己認知が満足度 に及ぼす効果

因子分析 の結果 か ら,因子負荷 量 の高い項 目を選択 し 「積 極性 尺度

安 定性 尺度

社 会 的望 ま し さ尺度」 を作成 し (

4

参照),各合 計点 を算 出 した。 この合 計点 に よ り対象者 をそれ ぞれ

3

分割 し (平均合 計点

±0.43SD)高得点群 と低得点群 を得 た。 そ して, 自分 のパ ー ソナ リテ ィ‑ の満足度‑ の

影響 を, 「

(高低

2

水準)

,

み られ る私

(高低

2

水 準) の

2

要因分散分析 に よ り検討 した。 次の結 果が得 られた。

表 4

各尺度 に使用 した項 目

社 交的 一非社 交的な 恥ずか しが りの一恥 しらず の 意欲 的な 一無気 力 な

自信 のある 一 自信 のない 消極的 な 一積極 的 な

うき うき した 一沈んだ 卑屈 な

心のせ まい 短気 な 人 の よい なまい き かわい らしい 責任感 のあ る 慎重 な 軽薄 な 無分別 な

一堂 々 とした 一心の広 い 一気長 な 一人のわ るい

‑なまい きでない 一に くらしい

‑責任感 のない 一軽率 な 一重厚 な 一分別 のあ る

積極性 積極性 積極性 積極性 積極性 積極性 積極性 安定性 安 定性 安定性 安定性 安定性 社会的望 ま 社 会的望 ま 社会的望 ま 社 会的望 ま

LLLL

積極性 に関 しては, 「

の主効果 のみ有意 で あ り,高群 が低群 よ りも有意 に満 足度 が高い こと が示 され た

( F(

1

, 363 )‑35. 09

,

p <. 0

1

) ( 図 1

参照)0

安 定性 に関 しては, 「私」の主効果 のみ有意 であ り,高群 が低群 よ りも有意 に満足度 が高い こと が示 され た

( F(

1

, 28

1

)‑9. 3 4

,

p <. 0

1) (

2

参照)0

社会的望ま しさに関 しては 「み られ る私

私」 との間に有意な交互作用が認 め られ た

( F(

1

, 3 05 )

‑5. 06 ,p <. 05)ため下位検 定 を行 った。 その結果 , 「

み られ る私

高群 にお いて 「

高群が低 群 よ り有意 に満足度 が高 く

( F(

1

,3 05)‑7.1 5

,p

<. 0

1), 「

高群 にお いて 「み られ る私

高群 が低群 よ り有意 に満足度 が高い ことが示 され た (F(1

,305)=4. 33

,p<.05)(3 参照)0

‑ 1 6 ‑

(6)

「 払」低 「 私」

1

積極性」についての 自己認知における満足度の比

r

弘J

低 「

払 j

2

安定性」についての 自己認知における満足度の坪較 7

6

5

(7)

以上 の結果か ら次 の こ とが言 える。 自分 自身 を積極性 あ りとみ な してい る人 は,積極性 が低い とみ な してい る人 よ りも自分 自身 のパー ソナ リテ ィに満足す る傾 向がある. 自分 自身 を安定性 あ りとみ な して い る人 は,安定性 が低 い とみな してい る人 よ りも自分 自身のパー ソナ リテ ィに満足す る傾 向にある。社 会的望 ま しさに関 しては,他者 か ら社会的望 ま しさが高い と思われてい る とみ な してい る人 の場合 , 自 分 自身 を社会的望 ま しさが高い とみ な してい る人の方が低 い とみ な してい る人 よ りも自分 自身 のパー ソ ナ リテ ィに満足度 が高い。 自分 自身 の社会的望 ま しさを高い とみな してい る場合,他者 か ら社会的望 ま しさが高い と思われ てい る と自分 自身 をみてい る人の方 が低 い とみな してい る人 よ りも 自分 自身のパー ソナ リテ ィに満足 してい る。

5 考 察

(1

) 自己認知

私 が私 を どの よ うにみてい るか,他者 は私 を どの よ うにみ てい るか とい う自己認知は,積極性 ・安定 性 ・社会的望ま しさとい う3つの観 点か ら考 えることがで きる。 ただ し,本研 究では,先行研 究 と同様 の形 で は 「個人的親 しみやす さ

の次元が抽 出 され なか った。

個 人 的親 しみやす さ」 に, これ まで安 定的 に高い因子負 荷量 を示 して きた代表的 な尺度 が (表 2 参照),本研究では どの よ うな因子負荷量 とな ってい るかみてみ る (

3

参照)0 親 しみやすい 一親 しみ に くい」は,「

では 「積極性

因子 に, 「み られ る私」においては,「積極性

因子 と 「安定性

因子 の双 方 に高い因子負荷 量 を示 してい る。 「人 の よい 一人 のわ るい

は 「

み られ る私

ともに

安定性

因子 にそれぞれ高い因子負荷量 を示 してい る。 「人 なっ っこい ‑近づ きがたい」 は 「

られ る私

ともに 「積極性

因子 にそれぞれ高 い因子負荷量 を示 してい る。

感 じの よい 一感 じのわ るい

は 「私」 では 「積極性 」因子 と 「安 定性

因子 , 「み られ る私」では

安定性

に高い因子負荷量 を示 してい る。

つ ま り, 「積極性

因子 と 「安 定性

因子 の双 方 に 「個人的親 しみやす さ

と従 来命名 され て きた尺 度 が関与 してい る。 したがって, これ まで言 われ て きた社会 ・対人的評価 としての 「個 人的親 しみやす

とい った認知次元は存在せず,変形 として存在 してい る と推測 され る。

この よ うな変化が生 じた こ との要因 としては,次の

3

つが考 え られ る.第‑ には,認 知構造 自体 の変 化 で あ る。本研究 に使用 した尺度 は20年以上前 に作成 され た ものであ り,認 知構造が変化 してい ること も考 え られ る。我 々が 日常使用す ることば も変化 してい るこ とか らこの可能性 は大 きい と考 える (田名 場 ,2002)。第二には被評 定人物 が,私 ・み られ る私 に限定 され ていた こ と,第三 には対象者 の属性 で ある。

(2

) 自己認知が満足度 に及ぼす効果

自分 自身‑の満足度 との 関連 について考察す る。積極性 と安定性 に関 しては 「私」の 自己認知の高低 が満 足度 に関係す る。 「私 は積極性 が あ る

私 は安定性 が高 い

とみ なす こ とが満 足度 につ なが る。

一方 , 「社会的望 ま しさ

に関 しては, 「

の 自己認 知 が高 くて も 「み られ る私

の 自己認知が低 い 場合 ,「み られ る私」の自己認知が高 くて も 「私」の 自己認知 が低い場合 と満足度 が低 くな る。つま り,

「自分 では社会的望 ま しさがあ る と思 ってい るが,他者 はその よ うにみて くれ ていない よ.うだ

他者 か らは社会的望ま しさが あ る とみ られ てい るが, 自分ではそ う思わない」 とい う自己認 知 の不一致が 自 分 のパー ソナ リテ ィ‑の満足度の低 さにつ なが る と言 える。 「社会的望 ま しさ」が信頼や 尊敬 に関わ る もので あることを考 える と, 自分 で 自分 を どの よ うに思 ってい るだけではな く,あるい は 自分で どの よ うに行動す るかだけではな く, 自分のふ るまいが他者 か らどの よ うにみ られ ているのか とい うことが重

‑ 1 8 ‑

(8)

要 になって くるのだ ろ う。その際 に不一致が 自分 自身 のパー ソナ リテ ィ全 体‑ の満 足度 の低 さにつ な がって くると言 える。

大学生のメンタル‑ル ス維持 ・向上に際 して考 えると,積極性 ・安定性 においては 「私が私 を どの よ うに考 えるか

とい う点に援助の焦点 を当て るこ とが有効であろ う。 た とえば,関連す る行動 を増やす ことを促 した り, 「私 には積極性/安定性がある

とい うよ うな現実認識 の再検討 が 自己イ メー ジを高 め, 自分 自身のパー ソナ リテ ィ‑の満足度向上につなが るだろ う。社会的望 ま しさに 関 しては,私が ど う思 うか とい う点ではな く他者 との関係性 に援助 の焦点が当て ることが有効 であろ う。 自己認知 と他者 認知 の溝 を埋 めるために,他者 の視 点 を取 り入れ た認知枠組み を学習 した り,行動化す ることが 自分 自 身のパー ソナ リテ ィ‑の満足度 向上 につなが るだ ろ う。

引 用

1 )Mi s c h e l , W. 1 96 8 Per s o nal i O,anda s s e s me nt .Wi l e y. 〔 詫摩武俊 ( 監訳)1 9 92 パー ソナ リテ ィの理論 誠信 書房 〕

2)Cr o nba c h , L・ J ・ 1 95 5 Pr oc e s s e sa f fe c t i ngs c o r e so n" u n d e r s t a ndi n go t h e r s "a J l d

.‑

a s s u me ds i m il a r i t y一 ㌧ PサC ho / o gL I c aJBul l e t i n ,5 2,1 7 7 1 1 93 .

3 )林文 俊 1 97 8 対 人認 知構造 の基本次元 につ いての一考察 名古屋大学教 育学部紀要 ( 教育心理学科) ,2 5,233 ‑2 47.

4)林文俊 ・大橋正夫 ・贋 岡秀一 1 9 83 暗黙裡 の性格観 に関す る研 究 (I), 実験社会心理学研 究,1 9,9 ‑ 25.

5 )大橋正夫 1 98 4 「 対 人関係 の社会心理 学」 福村 出版.

6) 田名 場美雪 1 993 「 暗黙のパー ソナ リテ ィ論」 に関す る研 究 ‑ 「 暗黙 のパー ソナ リテ ィ論 」 の臨床への応 用 可能性 をめ ぐって ‑,岩 手大学大学院人文社会科学研 究科研 究紀要 第 1 号,1 65 ‑1 83頁. 7) 廉 岡秀 一 ・山中‑英 1 997 対 人認知 次元 の構造的変化 に関す る縦断的研究,実験社会心理学研 究,37,37 ‑ 4 9.

7 )田名 場 忍 2 002 人格観検査の理論的検討 と展望,富士大学紀要,6 2,7 9‑ 90.

表 3 因子分析の結果 ( 「 私 」 「 み られ る私 」 の認知構造) ① 私 ② み られ る 私第 1 因子 第 2 因子 第 3 因子 第 積極性一 第1因子

参照

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