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∑ 鋼 2 主 I 桁橋の固有振動数算定法について

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Academic year: 2022

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(1)I‑481. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 鋼 2 主 I 桁橋の固有振動数算定法について 川田工業. 正会員. ○枝元 勝哉. 近畿大学. フェロー. 米田 昌弘. で合成断面の中立軸位置 S を求め,よく知られた以. 1.はじめに 鋼少数 I 桁橋は,横構・対傾構を省略した合理化. 下の式に従って鉛直たわみ一次振動数 fηを計算する. 1  nπ  fη =   2π  L . 橋梁として近年数多く建設されている橋梁形式であ り,2 次部材を省略することにより製作コストの低減. 2. EI y w/ g. , (n = 1). (1). を図っている.一方,2 次部材を省略した結果として,. ここに,L は最大支間長,EIy は図-1に示す y 軸に. 橋梁の全体ねじれ剛性は従来橋に比べて低下してお. 関する曲げ剛性,w は桁の単位長さ当りの重量,g. り,最近では従来の桁橋では問題とされなかった風. は重力加速度である.なお,計算の簡便化を図るた. による振動現象(主としてねじれ渦励振)の発現性に. めに,床版ハンチと地覆(図のハッチング部分)につ. 1). ついても検討の必要性が指摘 されている.. いては質量・剛性ともに考慮しないものとする.. 風による振動応答特性を検証する際には,対象と する橋梁の一次固有振動数を求める必要があり,理. 次に,同じく下式に従ってねじれ一次振動数 fθを 計算する.. 想的な手段として全橋 FEM モデルによる固有値解. fθ =. 析が挙げられる.しかしながら,実務的な観点から. n κ GJ ′ , (n = 1) 2L (w / g ) I p. (2). は,極力簡便な手法を用いて精度良く固有振動数を. ここに,Ip(=Iy+Iz)は断面 2 次極モーメント,κ は補. 算定出来ることが望ましい.本研究は,鋼 2 主 I 桁. 正係数,GJ ′は等価ねじれ剛性を表し,以下の式で与. 橋を対象として,実務設計者が比較的容易に固有振. えられる.. 動数を算定することが可能な手法について提案する ものである.. GJ ′ = GJ + ECw × (nπ L ) , 2. (n = 1). (3). ただし,上式において,. 2.計算手法 梁の鉛直一次たわみ振動数 fηとねじれ一次振動数 fθ. 1 bi t i3 ∑ 3 ECw = EI y × ( bg 2 ) 2. を推定する必要がある.本研究では,これらの振動. である.式(4),(5)において,GJ,ECw は桁のねじれ. 数を算定するにあたり,図-1に示す 2 主桁断面を仮. 剛性と曲げねじれ剛性,bi, ti は断面を構成する各部. 定する.. 材の幅と板厚,bg は主桁間隔である.. (1) 固有振動数の算定式. (2) 等価ねじれ剛性の補正. 2 主桁橋の風による振動を検証する際には,対象橋. はじめに,壁高欄を含む床版部材を鋼換算した上. GJ = G ×. (4) (5). 式(3)は,本来薄板で構成された断面に対するねじ れ剛性の評価式であり,少数主桁橋のように厚いコ ンクリート床版を含む断面に対しては,そのねじれ 剛性を過小評価する傾向にある. 本研究では,等断面鋼 2 主 I 桁橋の静的ねじれ変 形問題を対象として,現状もっとも推定精度が高い と思われる FEM の解析結果を,はりのねじれ理論に よる解析解と比較することにより,等価ねじれ剛性 に対する補正係数κを定めることとした. 図-2は, FEM と理論値の比較に用いた支間長. 図-1. 対象とする 2 主桁断面. L=50m の単純 2 主桁橋モデルである.両モデルの支. キーワード:2 主桁橋,固有振動数,ねじれ,FEM 連絡先:〒321-3325 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台 122-1,電話:(028) 677-5611,FAX:(028) 677-5707. ‑961‑.

(2) I‑481. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). P. P. (a) FEM モデル. bg. M=P×bg. 推定値 (本研究), fη, m (Hz). 3.0 50mモデル橋1) ホロナ イ川橋2) 75mモデル橋1). 2.5. 2.0. 1.5. 1.0. 0.5. GJ, ECw. 0.5. L. L/2. 図-3. 2.0. 2.5. 3.0. 鉛直たわみ一次振動数の比較. 3.0. 解析結果の比較. 手法. モーメント M. 等価ねじれ剛性 GJ ′. ねじれ角θ. FEM. P×bg=1.0 tf×5.7m. -. 0.83×10-4 rad. 理論値. M = 5.7 tf・m. 532518 tf・m2 (α=0.04). 1.11×10-4 rad. 間中央部に同一のモーメント M を載荷し,この時の. 推定値 (本研究), fθ, m (Hz). 静的ねじれ変形の比較. 表-1. 1.5. 実橋値 (FEM/実験), fη, p (Hz). (b) はりモデル 図-2. 1.0. 50mモデル橋1) ホロナ イ川橋2) 75mモデル橋1). 2.5. ※黒印は剛度補正なし. 2.0. 1.5. 1.0. 静的ねじれ角を比較することにより,補正係数κを算 0.5. 出する.その際,はりモデルの支間中央におけるね じれ角θ (rad) は次の理論式による. 2 M  (sinh αL 2) αL  θ =− −  , α = 4  GJα  sinh αL. 1.0. 1.5. 2.0. 2.5. 3.0. 実橋値 (FEM/実験), fθ, p (Hz). GJ ECw. 図-4. (6). 表-1は両者の計算結果を示したものであるが, ′ = GJ FEM. 0.5. θ Theory ′ ′ × GJ Theory = κ GJ Theory θ FEM. (7). ねじれ一次振動数の比較. 次に,図-4に示したねじれ一次振動数の推定結果 について観察すると,実橋値に対して全体的に 3~. 5%程度低めの推定値を与えているが,代表断面のみ. の関係を仮定すれば,補正係数κ はκ =1.33 となる.. から推定した結果としては良好な推定結果であると. 3.適用例. 言える.なお,図-4において黒印で示した結果は,. 文献 1),2)を参考にして,上記手法による固有振. 先の等価ねじれ剛性を補正しなかった場合の推定値. 動数の推定を行った.対象橋梁の諸元を表-2に示す.. であり,補正を加えない場合,実橋のねじれ振動数. 図-3,4は,実橋値(横軸)に対して推定値(縦軸). を過小評価する傾向にあることがこの結果からも明. をプロットした結果であり,1:1 の直線に近いほど推. らかである.. 定精度が高いことを意味する.. 4.おわりに. はじめに,図-3に示した鉛直たわみ一次振動数の. 本研究では,鋼 2 主 I 桁橋の代表断面諸量に基づ. 推定結果について観察すると,50m モデル橋に対し. き,その一次固有振動数を簡易推定する手法につい. て 10%程度低い推定値を与えているものの,全体的. て述べた.今後は,変断面桁や支点条件が異なる場. には良好な推定結果を示していることが分かる.. 合についても検討を加える予定である.. 表-2. 参考文献. 対象橋梁の諸元. 1) 山田,上島,枝元,台原,澤田,篠原: 少数主桁橋梁の耐風. 対象橋. 最大支間長 L (径間割). 総幅 B. 総高 D. 50mモデル橋. 50m (50m+50m+50m). 10.41m. 4.47m. ホロナイ川橋. 53m (53m+53m). 11.40m. 4.57m. イ川橋」の載荷試験,土木学会第 51 回年次学術講演会概要. 75m モデル橋. 75m (75m+75m+75m). 10.41m. 4.51m. 集,I-A341,pp. 682-683,1996 年 9 月.. 性,橋梁と基礎,Vol. 36,No. 2,pp. 37-42,2002 年 2 月. 2) 橘,高橋,山中,吉岡,牛島,辻角: PC 床版 2 主桁橋「ホロナ. ‑962‑.

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参照

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