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A k i r a  KITAYAMA ,  S h i n i c h i  ARAO a n d  A k i h i s a   m S HIMUR A 

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全文

(1)

3 5  

散乱

X

線除去用グリッドの傾斜が写真濃度に及ぼす影響

川崎医療短期大学 放射線技術科

北山 荒 尾 信一 西 村 明 久

成 元 年

8月2 8

日受理)

E f f e c t s   o f  I n c l i n e  o f  A n t i ‑ s c a t t e r   G r i d  o n   P h o t o g r a p h i c   D e n s i t y  

A k i r a  KITAYAMA ,  S h i n i c h i  ARAO a n d  A k i h i s a   m S HIMUR A 

D epa r t m e n t  o f   R a d i o l o g i c a l   T e c h n o l o g y ,   K aw

a k i  C o l l e g e  o f  A l l i e d .H e a l t h  Prof e s s i o n s   Kur

h i k i ,   Okayama 7 0 1 ‑ 0 1 ,  Jap an 

( R e c e i v e d  o n  Aug .  2 8 ,  1 9 8 9 ) 

Key words :

散 乱X除 去 用 グ リ ッ ド , 写 真 濃 度 , グ リ ソ ド 比,集 束 距 離

概 要

散乱X線除去用グリッドがX線束中心軸に対し傾斜したときのフィルム上の任意の点におけるグリッドの入 射 X線透過率を求める計鐸式を考案し, グリッドの傾斜が写真濃度に及ぼす影棉および胸部ポータプル撮影で のグリッド使用について検討したその結果, グリッドが傾斜してもフィルム上に診断に影糊するような写真 浪度差を生じさせないためにはグリソドの躾束距離と等しい撮彩距離において, グリッド比の小さいグリ・ノ

ドを使用することが望ましいことが解った。また,胸部ポータブル撮影におけるグリソドの最大許容傾斜角度 は,集束距離

1 0 0 c m ,

グリッド比

5

のグリッドであれば約

4  5

゜,グリ ド比が

8

であれば約

3

゜であること 撮影距離が

1 4 0 c m

のときには集束距離が00のグリソドよりも躾束距離が

1 0 0 cm

のグリソドの方が有効である ことも解った。

1 .

は じ め に

近 年 , 老 人 性疾 患 の 増加あるいは中心栄 養 静 脈法などの胸部チュープ挿入患者の増加に伴い,

病 室 で の ポ ー タ ブ ル 装 置 に よ る

X

線 撮 影 の 回 数 が徐々に増加している

病 室 で の ポタ プ ル 撮 影 で 最 も 頻度の多いも のは胸部仰臥位撮影であり,低 圧 撮 影 を 行って いる施設がほとんどである!)しかしポ ー タ ブ ル 装 置 に よ る 胸 部 撮 影 に お い て も , 一 般 の 胸 部 撮 影 と 同 様 に,診 断 能 の向上,被 曝 線 量 の 軽 減 あ る い は 撮 影 時 間 の 短 縮 な ど を 目 的 と し た 管 電 圧

9 0 ‑l OO k V

の 準 高 圧 撮 影 が 推 奨 さ れ て い る2,3)0

低圧撮影であれば散乱

X

線除去用グリソド 後 , グ リ ッ ド と 略 す)は 必 要 な い が , 準 高 圧 撮 影 を 行 う の であれば , 被 写 体 か ら の 散 乱 線 を 除 去 し 画 質 を 高 め る た め にグリッド比 が8

10 

のグリッドを使 用することが必要 で あ る 匁 し か

し,ベッド上にてグリソドを使用する場合には,

グ リ ッ ド の 傾 斜 が 起 因 す る フ ィ ル ム の 周 辺 部 位 で の 写 真 濃 度 の 低 下 お よ び 左 右 の 写 真 濃 度 差 が誤診の原因となる可 能 性があるため, グリッ

ドの使用には十分の注意が必要である よ っ て , 今 回 我 々 はX線 束 中 心 軸 に 対しグリ ッドが傾斜した と き の フ ィ ル ム 上 の 任 意 の 点 で の グ リ ッ ド にす る 入 射

X

線 透 過 率 を 求 め る 計 算式を考案し種 々 の グ リ ッ ド に つ い て 計 算 を 行 いグ リ ッ ド の 傾 斜 が 写 真 濃 度 に 及 ぼ す 影 響 および胸部ポタブル撮影においてグリ ッドを 使 用 す る 場 合 の 許 容 傾 斜 角 度 な ど に つ い て 検 討 し, 若干 の 知 見 を 得 , 考 察 を 加 え た の で 報 告 す る。

2.

X線 束 中 心 軸 に 対しグリッド面が傾 斜 し た 場 合に入 射Xが グ リ ッ ド の 鉛 箔 で 吸収され 滅

(2)

3 6  

北山 ・荒尾信一

西村明久

( X‑ray beam ) 

uo qc 1p cJ  t CJ JU

>: ) 

p3

F i g .  I  Schematic  diagram  t o   s ho w  ho w  t h e   X‑

ray beam  rea c h  the  X ‑ r a y  f i l m  through  a  p a r a l l e l  a n t i ‑ s c a t t e r  g r i d  

少する割合からフィルム上の任意の点での入射 X線のグリ ッドに対する透過率を求める方法を 考案した。

平行グリッドにおいて

X

線 が グ リ ッ ド の 鉛 箔 間を通りフ ィ ル ム に 到 達 す る 様 子 を

F i g . 1に

示す

ここでグリッドの鉛箔間

a b

を通り

X

線フィ ルム上の任意の点

s

に到達する

X

線について考 えると,

X

線と鉛箔面のなす角

qは,

フィルム 上の点

s

に入射するX線とX線束中心軸とのな す角を

p,

グリッドの鉛箔

a

X

線束中心軸と のなす角 大 X線入射角)を 0とすると,

q=p‑e [ ・ J  •··· · ···· ·· ··· ·· ( l l 

で求めることができるただし

,図中 X線束中

心軸より右側に開く角度を+とし,

p

p  = tan ― 1 ( x / SID ) 

x:

グリッド中央から

sまでの距離 SID :

撮 影 距 離

( X

線管焦点ーフィル

ム間 距 離)

0は,グリッドが平行グリ ッドの場合,

=  a 

a :

グリッドの傾斜角 グリッドが集束グリッドの場合,

0=a+tan ―

( x /

f)

f

。:グリッドの集束距離 である

また,

X

線が鉛箔に吸収されることなくフィ ルムに到達できる最大角(有効最大角)

r

r  =  tan ―

( 1 / R ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ( 2 )   R:

グリッド比 鉛箔の高さ鉛 箔 の

間隔)

で求めることができる

よってフィルム上の任意の点

s

において人

X

線がグリッドの鉛箔に吸収されずフィルム

に到達できる割合

Kは ( 1

),(2)式より,

K=(l‑lq / r l )X l00[%]  ····•···· ( 3 )  

となるただし

,│ q / r I~ 1

のとき,

K = Oで

ある

この計算式を用い,グリッドが傾斜したとき

( 0,  2 ,   4,  6

) の グリッドに対する入射

X

線透過率の変化を平行グリッドおよび集束グリ

ッドについて求めたものが

Fi g . 2および Fig.3 

である

。Fig.2は集束距離

CX),グリ ド比

5の

平行グリッド,

Fi g .3は集束距離 80c m ,グリッ

ド比10の集束グリッドを考え,撮影距離

120c m

/ ¥  

2 0 0   1 0 0  0  1 0 0   2 0 0   ( L t . ←) Distanc e  from t h e  m i d i   i n e  o f  g r i d  ( mm ) ( → R t . ) 

Fig . 2   Relationship  between  ea c h p o i n t  in 

these  regions  and transmission p e r ‑

centage of primar y  beam  w i t h  a  p a r a l ‑

l e i   a n t i ‑ s c a t t e r  g r i d .   ( obtained from 

ca l c u l a t i o n  method ) 

(3)

散乱

X

線除去用グリッドの傾斜が写真濃度に及ぼす影響

37 

F o c u s s ; n g  d i s t a n c e :  8 0 cm  C r i d  r a t i o  :  I O 

InLSm  e u o   t p

c

r  f 

. mnfo 

m l

.

5 1 0 a e d   p o

︑ で

1 0 0

o d C h

. ︑

g c

e a s o n m

i

e e n t

r a b e

a I d

ヘ ロ

e n s e d a

.  ︒

さ \

% 

ウ\

/e 

% 

/ 忍 ︑

2 00 

( → R t . ) 

で計算を行った。

なお,グリッドの鉛箔の原さ,鉛箔を通過す る入射

X

中間物質による吸収および散乱線 は考應していない

3 . 実 験 お よ び 結 果

前述の理論を証明するために実験を行った。

実験配置図および使用した装置,器具を

Fi g . 4 

に示す。

撮 影 条 件 は 90

k

Vの管電圧にてフィルムの最

E 0

oi

O I S  

a  h p 

.I

 

5 2

n l

2  o Z  

•I

0 , •

5

a

l C ]

/  2 

I  0. u 

I   I I  

p m e z u r e X I  

I D V e E  

A a L  

C M w C  

y l

R

a

H

I I  

; r

c  u

こ ー

1 x 

A c r y l  5 cm t h i c k n e s s   ( e q u i v a l e n t  o f  c h e s t ) 

二二芦弓_

( I n c l i n e d  a n g l e  o f  g r i d ,   a )  Fi g . 4 Arrangement  for  measurement . 

高濃度が1.

6士 0 . 3

となるように

m

Asを調節し た。フィルム上の各点での入射

X

線透過率は,

写真濃度を特性曲線にてX線強度に変換した後 一番写真濃度の高い点における

X

線試を

1 00

とし た相対

1

直で表した

得られた結果を

Fi g . 5 ,   Fi g .  6

に示す

Fi g . 5 

は集束距離

1 30 c m‑ ( X )

グリ ド比

5 '

グリ

ド密度

34 lin es / c m

の平行グリ ドを使用した とき

Fi g . 6

は集束距離

80c m,

グリ ド比

1 0 ,

グリ ド密度

40 Li nes / c m

の 集 束リッドを使 用したときに得られた結果である

F o c u s s i n g  d i s t a n c e ,   1 3 0 c m ‑o o   G r i d  d e n s i t y ,  3 4 l i n e s / cm 

[ 1 0 0 1Gr  d  o / a t / 三 □ /

]  5 0  

2 0 0   1 0 0   1 0 0  

( L L

←)

D ; s l a n c e  f r o m  t h e  m ; d t ; n c  o f  g , ; ‑ d  ( mm )  Fig .  5  Relationship  between  each  point  1 n  

these regions and transmission  per ‑ c entag e  of primar y  beam with a para!‑

l e i   ant i ‑ s c atter grid .  ( obtained from  measur e ment method ) 

2 0 0  

Rt . ) 

F o c u s s ; n g  d ; s t a n c e ,  8 0 c m  G r ; d  d e n s ; t y ,  4 0 J ; n e s / c m   G r i d  r a t i o  :  I O 

/ 、/\伶,

/\\ ¥、 □

, , 

t  ゜

2 0

i n

I n

L b

m  

. 

e u o  

.I 

P C r   o f  

t  n  d 

i n f a   e   0 0  

¥ ,

p i  

0 0

m

s h

. m  a  m

s t   h i i 

︵  t  b  idc

m w

r

  a s  

g

e n m

1

, .    a a  

r  ︒

n r e . ︶  e t b d d  

e  n  i

i o   d y r  

e o i d w n r g t h   a a r e  

m t 

m e m   e  s

i

t  b 

h  t 

t t  

o m

p o n P r a n   c e  

.  r

h i f  

r

s g o s m   i e  

e

e

‑ r e t  

O

c

l o

t a n . 1 0 g n u r   s 

s

t e a a  

‑ '

a s t   D a  e  ̲

e n d   h e e   e  R t c s m  

. .  

g  ゜

2

0 0

0

‑ i  F  0 5 I 

︵訳

38mu3U﹂0duo,ss,ESUCJJ・ 

Anli•Scaller g r i d   S c r e e n ‑ him s y s t e m  

( FS+RX ) 

4.

4 . 1 実験に対する考察

計算式を用い求めた

Fig. 2 ,   Fig .  3

の結果

(4)

3 8  

北山 彰・荒尾信ー・西村明久

論 値 ) と , 実 験 に よ り 求 め た

Fig .5 ,   Fi g .   6の

結果(実験値)を比較すると, グ リ ッ ド が 傾 斜 し た と き に 入 射

X

線 透 過 率 が 最 大 と な る 点 の フ ィ ル ム 上 で の 位 握 , お よ び そ の 点 か ら の 高 透 過 率 部 位 で の 透 過 率 の 減 少 具 合 は , 平 行 グ リ ッ ド

( Fig. 2 ,   Fig. 5 )

,集束グリッド

(Fig. 3 ,   F i g .  6 )  

と も に よ く 一 致 し て お り , 今 回 考 案 し た 計 算 式 が正しいことが実証できた。

ただし,低 透 過 率 部 位 で の 透 過 率 の 減 少 具 合 に つ い て は 理 論 値 と 実 験 値 と に 若 干 の 違 い が あ るが, こ れ は 理 論 値 で は 散 乱 線 お よ び 鉛 箔 を 通 過 す る 入 射X線 を 考 胞 し て い な い こ と , 実 験 値 で は 入 射X線 の 鉛 箔 で の 吸 収 が 多 い ほ ど 鉛 箔 か ら の 散 乱 線 が 増 加 し , 写 真 濃 度 が 一 次 線 の み の 濃 度 よ り も 上 昇 し た こ と , ま た 実 験 値 は 写 真 濃 度 か ら 入 射

X

線 透 過 率 を 求 め た た め , フ ィ ル ム に 存 在 す る ベ ー ス + か ぶ り

i

農 度 に よ り 入 射

X

透 過 率 が

0

ま で 下 が ら な かた こ と な ど が 原 因

と考えられる

4.2胸 部 ポ ー タ ブ ル 撮

影 でのグリ 使 用 に 関 す る 理 論 的 考 察

今 回 考 案 し た 計 算 式 を 用 い , グ リ ッ ド の 傾 斜 が 写 真 湿 度 に 及 ぼ す 影 孵 に つ い て 考 え る こ と に よ り , 胸 部 ポ ー タ ブ ル 撮 影 に グ リ ッ ド を 使 用 し た 場 合 の グ リ ソ ド の 最 大 許 容 傾 斜 角 度 な ど に つ い て 理 論 的 考 察 を 行た。

種 々 の 撮 影 距 離 に お い て

2 , 3

の異なったグ ソドを使用したときの,グリソド中央から左右

10cm

れた点でのグリッドの碩斜角度に対する 入 射

X線 透 過 率 を 計 算 に よ り 求 め Tabl e1に示

した。(左 右 の 肺 の 中 心 が 正 中 線 よ り 左 右

10c m

の距離にあると仮定した)

Tabl e  1より, X

線 束 の 中 心 とリッドの とを一致させ, グリッ ドの集束距離に等しい 撮 影 距 離 で 撮 影 を 行 な え ば,グリッドが傾斜し て も フ ィ ル ム の 左 右 で の 写 真 濃 度 に 差 は 生 じ な い こ と が 解 っ た

撮 影 距 離 が

1 20c m

あるいは

14 0c m

では,グリ ッド比 が 同 じ で あ れ ば , 集 束 距 離

100c mの 集 束

グ リ ッ ド の 方 が 集 束 距 離00の平行グリッドより も有効であり,また,集束距離が同じ

100cmの

グ リ ッ ド で あ れ ば グ リ ッ ド比 が 小 さ い 方 が 有 効 で あ る こ と も 解った

今回用いた増感紙ーフィルム系では,特性曲線 よ り , 写 真 濃 度1.

2

付 近 に お い て 写 真 濃 度 を0

. 1

化 さ せ る に, 約13%のX線 醤 の 変化 が 必要 であるまた,人間の 目 で 識 別 で き る 最小 濃 度 差は

0 . 0 8

程度とわ れ て い る が4)実 際 の 臨 床 胸 部 写 真 に お い て 目 で 識 別 で き , 診 断 に 影 響 す る で あ ろ う 写 真 湿 度 差最大許容濃度差)を

0 . 3

考 え る と , フ ィ ル ム 上 に お け る 入 射

X

線 透 過 率 の 変 化 が 約40% 以 内 で あ れ ば グ リ ッ ド の 傾 斜 は 許容できると考えられる。

したがって

Table1より,撮影距離 100cmで

集 束 距 離

100 cm

の グ リ ッ ド を 使 用 す る 場 合 の グ リッドの最大許容傾斜角度は, グ リ ッ ド 比 が

5

の グ リ ッ ド で あ れ ば 約

4‑ 5

グリッド比 が

8

の グ リ ッ ド で あ れ ば 約

3

゜となるこれは,葉山 ら の 視 覚 的 官 能 検 査 法 に よ る 結 果"と よ く 一 致 している

ま た , 集 束 距 離

100cm

のグリ ッ ド を 撮 影 距

120cmで使用するときは,撮影距離 100c m

使 用 す る と き よ り も,最 大 許 容 傾 斜 角 度 が 約

° 1

T a b l e  I  Transm i s s i o n  percentages  at t he  p o i n t s  o f  1 0 c m r i g ht  and  l e f t  f a r  from the mid l i n e  o f   each  a n t i ‑ s c a t t e r   g r i d .   ( obtained from  c a l c u l a t i o n  method ) 

I n c l   m e d   SID=  1 0 0 c m  S ID =  1 2 0 c m  SID= 1 4 0 c m  a n g l e 

R  =5 

R=8 

③ R=5  ④ R =

R=8 

R=5 

R =8 

⑧ R=8 

o f  gnd  f 。 =100cm f 。 =100c m f 。 =100c m f 。 =100c m f 。 =

OO 

f,= 100cm  f,=l O O c m  f 。 =

00 

[

Lt  Rt  Lt  Rt  Lt  Rt  L t .   R t .   L t .   R t .   L t .   R t .   L t .   Rt  Lt  Rt 

1 0 9 82  0 1 . .   0 1 9 82  0 1 0 . . 0 2     1 0 8 7 6 1 0 . . .   0   1 8 0 7 1 0 6   9 9 . . 0 0   9   9 0 1 9 . . . 7 6 6       7 9 8 1 2 3  9  8 . . 6 8 8 99  5 6   3 5  7 8 3 72  8 6 . 7 7 1   3 3 9 . . 2 2 6   4 3 1 3 7  3  9 . . 2 3     9 8 5 5 6  7 8  4 7 . 6   68  5 6 . . 7 8 0 9     9 7 1 7 4 .  7 4 , 3 3 6   7 7 3 9 . . . 3 2 3 28    4   1 2 4  6  4 . 6 6 56    7 0 2  7  . 6  

3  7 3 . 5   7 3 . 5   5 7 . 9   5 7 .  9 8 1 .  9 6 5 . 1   7 1   2 4 4  6  0 . 0   7 5 . 3 8 7  8  5 9 . 2   8 0 . 6   3 5 . 2   0 . 6   8 4  7  4  6 4 . 6   6 4 . 6   4 3 . 9  4 3 . 9   7 3 . 0   5 6 . 2 5 7 . 2   30  6  0 . 0 8 9  3  7 9 . 0   5 0 . 3 66  6 2 1   2  0 . 0   98  7  SID:  S  o u r c e  i m a g e  r e c e p t e r  d i s t a n c e 

R:  G r i d  r a t i o  

f 。 :Focussing d i s t a n c e  

(5)

散 乱

X

線 除 去 用 グ リ ッ ド の 傾 斜 が 写 真 濃 度 に 及 ぼ す 影 響

39 

小さく,撮影距離が

1 40c m

で使用するならば,

最 大 許 容 傾 斜 角 度 は さ ら に 約

1

゜小さくなること が解った

なお,大角サイズのグリッドを使用したとき の傾斜角度

3

゜とは,グリッド左右の高低差では

2c m ,

傾斜角度

5

゜であれば高低差 約

3 c m

であ るが,葉山らは,傾斜角度

3

゜でほぼ認識でき,

傾 斜 角 度

5

゜であれば確実に認識できると述べて いる5)

5 .

︱ ‑ = ロ

i R I

( 1 ) 

今回考案した計算式を用い,グリッドが傾 斜したときのフィルム上の任意の点における 入 射

X

線透過率を求めることにより,グリッド の傾斜が写真濃度に及ぼす影響を推測できる (2)  グリッドの集束距離と等しい撮影距離で撮

影 を 行 な え ば , グ リ ソ ド が 傾 斜 し て も フ ィ ル ム上の左右で写真濃度に差は生じない

( 3 )

撮 影 距 離 が

140c m

であれば,集 束 距 離 が(X)

のグリッドよりも集束距離が

100c m

のグリッ ドの方が有効である

( 4 ) 

用 い る グ リ ッ ド の 集 束 距 離 と 撮 影 距 離 が 等 しく, グリソド比が小さい方が, グリッドの 最大許容傾斜角度は大きくなる

( 5 ) 

グ リ ッ ド の 最 大 許 容 傾 斜 角 度 は , 集 束 距 離

100cm,

グリソド比 が

5

のグリソドであれば約

4   5

゜,グリッド比 が

8

であれば約

3

゜である

6.

稿 を 終 え る に あ た り , 本 研 究 に 御 協 力 い た だ いた放射線技術科第

1 0

期生,伊藤嘉浩,貝原健,

河 村 玲 二 , 山 崎 弘 幸 の 各 君 に 深 く 惑 謝 い た し ま す。

7.

1 )金場敏憲,嵩毛纏篤子 :

病室撮影に関する実態 調査,第

3 9

回日本放射線技術学会総会予稿集,

532‑533  ( 1 9 8 3 ) 

2)野原孝幸,他:胸部ボータプル撮影における診 断能の向上,第 37回日本放射線技術学会総会予稿

5 3 8 ( 1 9 8 1 ) 

3)村木一夫,他:ポータプルにおける胸部準高圧 撮影の有用性,第

4 0

回日本放射線技術学会総会予 稿集,

92‑93 ( 1 9 8 4 ) 

4 )

内田勝,金森仁志,稲津拇:診療放射線技術学 大系専門技術学系

5 ,

放射線画像情報工学 (II), 通商産業研究社,東京,

3 8 2 ( 1 9 8 0 ) 

5)葉山和弘渡辺雅弘,小松昭彦:胸部ポータブ ル撮影におけるグリノド斜入による画像に対する 影界日本技学誌,

4 4 ( 8 ) ,  1 1 3 1   ( 1 9 8 8 ) 

(6)

Fig . 2   Relationship  between  ea c h p o i n t  in 

参照

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