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CONTENTS

手首の使い方を決める 腰の使い方を決める 飛距離と方向性のアップ 振り子運動を利用したスウィング 正しい腕の動きを知ろう セットアップを覚える オーバースウィングと手打ち ヘッドスピードを上げる ボールの位置を決める グリップを決める 右足の向きを決める 左かかとの動きを決める スウィングプレーン(面)を決める ワキの締め方を決める ティーアップの高さを決める スタンスの幅を決める 左手甲の向きをチェック シャンクとチーピン トップとダフり 3 7 11 15 19 22 25 28 31 36 40 44 47 50 54 58 62 65 69

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手首の使い方を決めるには・・・ コックを使えば飛距離重視、使わなければ方向性重視 アドレスで先にコック (手首を親指側へ曲 げる) をしてからトップオブスウィングを作 り、そのコックをなるべく我慢して打つ 「プリ セットドリル」 で、コックの正しい使い方を練 習しましょう。 コックを使うと、ヘッドスピードが上がり飛距離は伸びますが、正しい使い方をしな ければ、コントロールしたい場面で距離が合わなかったりします。 コックは、ティー ショットでもアプローチショットでも、コースのラウンド中には意識して使うものでは ありません。 練習でコックを積極的に使ったり意図的に抑えたりして試しながら、 目的に合った使い方が自然にできるようにしておきましょう。 コックを使うなら・・・ アドレスで右ヒジを体につけ、右腕をたたみやすくする ドライバーなどを使ったフルショットでヘッドスピードを上げたい時には、コックを 使ったほうが有利です。 体の回転と体重移動のパワーにクラブヘッドを返す腕の

手首の使い方を決める

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なります。 また、コックを強く深く使いたい時は、アドレスで右ワキを体に引きつける 度合いを大きくしましょう。 コックを抑えるなら・・・ 両ワキは均等に締め、肩からクラブまで一体にして振る アプローチショットのように飛距離を出さなくてよい時は、コックを抑えたほうがボー ルをコントロールしやすくなります。 手首を使わなければフェースの向きがブレに くくなり、方向性がよくなるのです。 そこで、グリップをしっかり握り、肩からクラブヘッ ドまでを一体に (ワンピースに) 振っていきましょう。 距離感は肩の回転で出しま す。 コックを抑えるためのアドレスは、右ワキをあまり締めず、左右のヒジが体につく度 合いをほぼ同じにします。 そうすると、テークバックで右ワキをたたみにくいので コックがしづらくなり、ワンピースなバックスウィングになるのです。 右ワキを締めてアドレスすると、テークバックの時、 右腕をたたみながら振り上げやすくなる

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アーリーコックとレイトコック  ここからは、コックのタイミングの違いがスウィングに与える影響について説明し ます。 コックには、バックスウィングの早い時期にコックを作る 「アーリーコック」 と、トップ オブスウィングの切り返し間近にコックする「レイトコック」があります。 アーリーコッ クはリストワークを覚えやすいという利点があり、軌道に早くのせやすいため、私の レッスンの現場ではこちらをおすすめしています。 これとは反対に、レイトコックは コックを作るはずみでダウンスウィングのきっかけがつかめるので、スウィングにリ ズム感が出ますが、オーバースウィングやダウンスウィングでコックがほどけるミス につながりやすいです。 右ワキをあまり締めないでアドレスすると、テーク バックの時、右腕をたたみにくいのでコックが抑えら れる

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飛距離を出したい時にはコックを積極的に使う ここまで、目的に応じてコックの使い方を変えることを言ってきましたが、ここから導 かれる結論は、「飛距離を出すためにはコックを積極的に使ったほうが有利」という ことです。 フルスウィングでは、テークバックの右腰の位置で 「コック」、フォロースルーでは左 腰の位置で 「リコック」 (一度解いたコックを再度入れる動作) を使って、すばやく フェースをターンさせること、それとは逆にアプローチショットでは、コックをなるべく 抑えてフェースの向きを体と同調させることがゴルフスウィングのコツです。  

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ダウンスウィング以降で腰は使うのか・・・ 飛ばしを考えれば腰は積極的に使おう まず、バックスウィングでの腰の回転について少し触れておきましょう。 腰を使っ たバックスウィングをすると、ゆったりとした大きなトップオブスウィングが作れます。 そのため、スウィングのタイミングはつかみやすくなります。 その反面、上体の捻れ が少なく、右足にも体重がのせきれずにオーバースウィングになりやすく、見た目 の割には力強いショットができなくなります。 それとは反対に、腰を抑えたバックス ウィングでは、トップオブスウィングで腰と肩の捻転差ができるので、上体の捻れの パワーが溜まり、パワフルなダウンスウィングができます。 これらのうちどちらが自分に合うかは練習をしながら決めるとよいですが、ここでは 目安として肩が90度回転し、腰はその中間の45度にしておきましょう。 一方、ダウンスウィングでは腰を積極的に使うようにしましょう。 肩の回転のスピー

腰の使い方を決める

肩は90度回転 腰は45度回転

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正しく腰を使うには・・・ 左足の土踏まずを軸に腰を回し込んでいく しかしながら、腰を積極的に回せばいいからといって、むやみやたらに回してはい けません。 間違った回し方をすると、逆効果になることがあるのです。 例えば、腰 を回す時にウエイトが左足のかかとにかかってしまうと、腰が引けた状態になって しまい、せっかくの回転のパワーを逃がしてしまいます。 さらに、それに伴って上 体が開いてしまうので、カット打ちのスライスボールが出やすくなります。 上手くスウィングするためには、腰を入れる(回し込む)感覚が大切です。 ダウンス ウィングで正しくウエイトシフトすると、左足の土踏まずにウエイトがのります。 土踏 まずにウエイトをのせることが意識しづらい時は、左足つま先にウエイトをのせるつ もりでもよいでしょう。 そして、フォロースルーまで土踏まずにのったウエイトをあま り動かないように意識して、腰を回転させるとよいです。 こうすることで、結果として 肩だけを回転させたダウンスウィング 肩と同時に腰を回転させたダウンスウィング

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アゴの使い方でカット打ちは防げる ここまでの説明を要約すると、「腰を使えばボールにパワーを伝えやすい」というこ とです。 ただ、これは “回転運動だけをしっかりするように” と言っているわけでは ありません。 肩と腰の捻れを作るためにも、バックスウィングで右足 (右股関節) に 100%に近いぐらいの意識でウエイトをのせることが大事です。 それから、腰の回 転をきっかけに左足土踏まずに体重を移動させることが、腰の回転を使ったスウィ ングが成功するかどうかの重要なポイントなのです。 また、インパクトでは肩を開かずになるべく体の正面でボールを捉えることが大事 です。 しかしながら、腰の回転が強過ぎると肩も一緒に回りやすくなってしまいま す。 そうならないためのワンポイントアドバイスをこれから説明します。 インパクト前後では、上体やクラブの動きにつられてヘッドアップしがちです。 顔 左足かかとにウエイトが逃げたインパクト 左足土踏まずでウエイトを受け止めたインパ クト

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ここまでのことをまとめると、バックスウィングでは腰の回転は45度程度までに抑 え、ダウンスウィングでは左足土踏まずにしっかりとウエイトシフトしながら腰を回し 込んでいくことが、飛ばしのためには有効な方法であるということです。 ただし、あまりにも急激な腰の使い方、または腰のみに意識が集中してしまうと、腰 痛などの障害が出てしまう可能性があります。 ウエイトシフトを心がけるだけでも 腰の回転を伴いますので、ドラコンホールなどここ一番の飛ばしたい時には積極 的に腰の回転を使い、それ以外ではむしろ、しっかり体重を移動させることを第一 に考えましょう。 これらを意識して、ぜひ練習に役立ててください。

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飛距離と方向性のアップ

飛距離アップには・・・ ヘッドスピードとジャストミート率の向上がカギ どうしたらボールを遠くに飛ばせるのか―――老若男女問わず、誰もがそんなこと を考えたことがあると思います。 しかし、いくら筋力があって運動能力が優れてい ても、効率よくクラブを操作してボールに正しく当たらなければ、飛距離を伸ばすこ とはできません。 そういった観点から考えると、まず今の自分の筋力を100%生かし、クラブを速く振 ることが大切です。 加速力の増したクラブヘッドを、インパクト地点で素早く通過さ せるイメージでスウィングしてください。 ただ注意していただきたい点が2つあります。 1つ目は、あくまでもインパクト地点 でヘッドスピードが最大になるようにしなければいけないということです。 ダウンス ウィング開始直後に最大になったり、あるいはインパクト後に最大になるように振っ てしまうのは、エネルギーロスが大きいスウィングです。 試しにクラブを逆さに握っ て、インパクト付近で風切り音が最大になるように振ってみましょう。 初めは意外と 難しいかもしれませんが、意識して続けていくうちにできるようになってきます。 そ して、2つ目は 「スイートスポット」 と呼ばれるフェース面の芯でボールを打てるよう に努力することです。 ネック付近を持ってフェースにボールを弾ませるとよく弾く 部分があります。 そこがスイートスポットです。 インパクトでヘッドスピードを最大 にして、なおかつ芯に当てた時が、あなたの最大の飛距離なのです。 方向性は・・・ インパクトのヘッド軌道とフェースの向きで決まる 球筋にはストレートやスライス、フックなどがありますが、これらはインパクト時のクラ ブヘッドの軌道やフェースの向き、クラブヘッドの入射角度などの要素が絡み合っ

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もう少し詳しく説明すると、ボールが飛び出す方向はクラブヘッドの軌道によって 決まってきます。 ボールが右に飛び出しているようであれば、内側から外側 (イン サイドアウト)へ振っていることになり、反対に左に飛び出しているようであれば、外 側から内側(アウトサイドイン)に振っているということです。 正確なショットを打つには、インサイドインの軌 道でインパクト時のフェースをスクエアにして 打つ インサイドアウトの軌道はボールが右に飛び 出す アウトサイドインの軌道はボールが左に飛び出す

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後、右に曲がっていきます(スライス)。 反対に、インパクト時にフェースが被ってい れば、ボールは左に曲がっていきます(フック)。 また、入射角度も大きなポイントです。 ティーアップしたドライバーショットではヘッ ドがスウィング軌道の最下点を通過した後、上を向きかけた地点でインパクトを迎 えることにより、ボールが上がりやすくなります。 他にも、フェアウェイウッドやユー ティリティクラブ、5番以上のアイアンもこのようなイメージで打つとよいでしょう。 反 対に、芝の上のボールを打つアイアンショット (6番アイアン以下) では、スウィング 軌道の最下点がボールより先になるので、ボールを上から鋭角的にヒットするイ メージで打ちましょう。 クラブの長さによって多少の差はあるものの、大きく分けてこの2つのイメージで打 ちましょう。 飛距離と方向性を鍛えるには ここまで飛距離と方向性のアップについて説明してきましたが、分かっているよう オープンフェースの場合、ボールは右に曲がる (スライス) クローズドフェースの場合、ボールは左に曲がる(フック)

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また、練習では1種類の正しい (真っ直ぐな) ボールばかりを打とうとするのではな く、あえていろいろなボールの飛び出し方向や曲がりを試してみてください。 今ま で以上にゴルフスウィングへの理解が深まってくるはずです。

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振り子運動を利用したスウィング・・・ 支点が動かなければ振り子が一定に動く原理を応用する いつも同じ動きでスウィングすることが、グッドショットを生むコツです。 そこで、クラ ブを一定の軌道で振るには、時計の振り子をイメージするとよいでしょう。 クラブは 手元側が軽く、ヘッド側が重めに作られています。 そこで、手から吊るしたクラブを 振り子のように動かしてみましょう。 手を小さく動かし支点となる手元をなるべく同 じ位置にキープすれば、クラブヘッドは一定に動きます。 これがスウィングの基本 原理であり、ショットの正確性を高める条件です。 反対に、手元を左右に動かしながらクラブを動かしてみましょう。 すると、支点がブ レて、ヘッドが大きく波打つように動くはずです。 このように、手を大きく動かせば ヘッドスピードが上がるわけではなく、むしろヘッドスピードが落ち、ヘッド軌道も著 しく不安定になります。 次に、グリップエンドをご自身のヘソにつけて素振りしてください。 これは、体の回 転と腕の振りの一体感がつかめ、振り子運動を応用したスウィングのマスターに効

振り子運動を利用したスウィング

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このように、手元を大きく動かさないことが、正確性も飛距離もアップさせることを理 解しましょう。 そこで、この振り子運動を利用したスウィング動作を使って実際にボールを打つド リルを紹介します。 ボールを5センチ間隔ぐらいで3球並べて置いて、手前のボー ルから順に打ってみましょう。 1球打って区切りができないように、クラブの動きを 止めないようリズミカルに打っていきます。 そのためには、腕を振るというよりも体 の左右への揺れを使ってクラブを動かしていくのがよいでしょう。このことによって、 振り子運動のリズムがより分かりやすくなります。 クラブを正しく操るためのグリップ・・・ 左手の甲と右手の平が同じ向きになれば両手に一体感が出る グリップは体とクラブをつなぐ唯一の接点です。 そこで、クラブがスムーズに振れ るように、両手をバランスよく振ることが大切です。 軽いストロンググリップ、スクエア グリップ、ややウィークグリップなど人によって握り方に多少の違いこそあれ、守る べき基本は同じです。 それは、左手の甲と右手の平が同じ方向を向くように握る グリップエンドをヘソにつけて素振りすると、一定した軌道で振る感覚が分かりやすい

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両手に一体感のあるグリップの完成です。

スクエアグリップ ストロンググリップ ウィークグリップ

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それらのことを守ることができれば、基本的にはどんな握り方をしてもよいのです が、極端にストロング (上から見て左手の甲のこぶしが3個以上見える) だったり、 極端にウィーク(左手の甲のこぶしが0~1個しか見えない)だったりすると、それに 伴ってインパクトでフェースが被ったり開いたりするので、フックやスライスの原因 になります。 また、右手の小指をどうするのかによって、グリップへの指の接する本数に違いが 出てきます。 具体的に言うと、全ての指で握るテンフィンガーグリップ、左手人差し 指の上に右手小指を重ねて9本の指で握るオーバーラッピンググリップ、右手小 指と左手人差し指を交差させて8本の指で握るインターロッキンググリップがありま す。 この中では、指が接する本数が多いグリップほど飛距離が出ます。 反対に、本数 が少ないほど安定性が増します。 つまりは、その中間で飛距離も安定性も兼ね揃 えているのがオーバーラッピンググリップということです。 よって、普段のレッスンで ゴルフを始めたばかりの初心者の人にはオーバーラッピンググリップをおすすめ します。 手元の動きを小さくすればクラブヘッドが振り子のように動く あなたは普段からさまざまなゴルフ理論に接していると思いますが、元になるスウィ ングの原理・原則は、今回紹介した振り子運動であることをしっかり理解してくださ い。 つまり、「手元の動きを小さくすれば、クラブヘッドが振り子のように規則正しく 動く」のです。 そのようにスウィングするためにも、手とクラブの接点であるグリップの方法につい ても今一度考えてみてください。

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スウィングというと、体を回す動きと思われがちです。 しかしながら、肩や腰はスウィ ングの軸に対して平行に回せばいいのですが、それに合わせて腕まで横に振ろう とすると横殴りのスウィングになり、ボールを正確にヒットできません。 では、腕はど う動かせばよいのでしょうか。 バックスウィングはどう上げるか・・・ バックスウィングは手を右肩の上に上げながら肩を右に90度回す動作 スウィング中、肩や腰はアドレスの前傾軸に対して平行に回ります。 しかし、腕まで 体の動きに合わせて横に振ろうとすると、ダウンスウィングでクラブが寝て、インパク トでフェースが開いてスライスになってしまいます。 そうならないために、バックスウィングでは両手を右肩の上に上げながら肩を右に 回しましょう。 ダウンスウィング後は体を左に回しながら両手を縦に下ろし、インパ クトを境にして今度は両手を左肩の上まで上げていきます。 手を上下に動かしな がら体を横に回すのです。 実際にやってみると分かるのですが、アドレスの姿勢 からヒジを曲げながら両手を右胸の前に持っていき、そのまま肩を90度右に回せ ばトップオブスウィングの形になります。 同じ要領で、ヒジを曲げながら両手を左 胸の前に持っていき、肩を左に90度回すとフィニッシュの形になります。 このように、腕の動き自体は「曲げる → 伸ばす → 曲げる」これだけの動作なので す。 その腕の動きに体の動きが加わって、スウィング動作になります。 つまり、難 しく考えがちなゴルフスウィングも、腕と体の動きを分けて考えればきわめて単純 な動きであると言えるのです。

正しい腕の動きを知ろう

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クラブヘッドの軌道は・・・ クラブの長さによってヘッドの描く軌道が違う 前述のように腕を振ることができればスウィングはほぼ成功なのですが、クラブが 長くなったり短くなったりすることで、また感覚が変わり腕の動き自体が変わったよ うな錯覚に陥るかもしれません。 そのあたりについても説明しましょう。 ゴルフのスウィングは、1つの面の上をなぞるように腕とクラブが振られていれば、 正しい軌道を描くことができます。 この面のことを 「スウィングプレーン」 と呼びま すが、このスウィングプレーンはクラブの長さによって変わってきます。 パターを 除いた13本の長さがそれぞれ違えば、13通りのスウィングプレーンがあるという ことです。 具体的に言うと、シャフトの短いクラブほどボールの近くに立って構えるため、ス ウィングの軌道が縦型になり、ドライバーのように長いクラブほど、横型の軌道で振 る感覚になります。 それぞれ呼び方で分けるとすれば、6番アイアン~サンドウェッ ジまでの短いクラブは 「縦振り」、ドライバー~5番アイアンまで (ショートウッドや ユーティリティも含む)の長いクラブは「横振り」となります。 大きく分けてこの2つの イメージで考えるのが分かりやすいでしょう。 ●バックスウィング ●フィニッシュ ヒジを曲げながら両手を右胸の前に持ってい き、肩を右に90度回す ヒジを曲げながら両手を左胸の前に持っていき、肩を左に90度回す

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しかしながら、手にしたクラブによってスウィング軌道のイメージが異なるとは言え、 手を縦に動かす基本に変わりはありません。 今回は腕の動きを中心に考えてみ ましたが、腕の動きは本当にこんなにシンプルなのかと半信半疑の人もいるかもし れません。 しかし、あくまでも 「体は横に回し腕を縦に動かすことを両方同時に行 なうのがゴルフのスウィング」なのです。 ただし、練習場でボールを打ち続けてもなかなかそれらのことを理解するのは難し いので、腕の動きと体の動きを分離して、それぞれの動きを練習して正しい形にし ていくようにしましょう。 そこで、今回紹介した腕の動きや飛ばしの秘訣DVDの中 で紹介している 『ブックスウィングドリル』 (本を両手で持ってする素振り) などを試 してみてください。 短いクラブは縦振り、長いクラブは横振りのスウィングプレーンになる 短いクラブ 長いクラブ 長いクラブ 短いクラブ

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「セットアップ」 とは、自分が打ちたい目標に対して正しいアドレスの姿勢を作るこ とですが、そのセットアップの要素である「クラブに対してのセット」、「目標に対して のセット」、そして「ボールに対してのセット」の3つの条件が満たされていれば、ミス を減らすことができます。 クラブに対してのセット・・・ 両手をバランスよく握ることがバランスのよい構えを作る第一歩 ティーアップしたボールを打つドライバーショットの場合、ボールの位置は左かか と内側の延長線上に置きます。 これはクラブヘッドがスウィング軌道の最下点を 通過し、やや上を向きかけたところでインパクトを迎えるためです。 そして、右利き の人であればアドレスの右手は左手よりも下なので、自然に右肩がやや低くなっ た構えとなります。 また、この姿勢で両手をごく自然に握ろうとすれば、左手の甲 が少し上を向き、右手の平も左手の甲と同じ向きとなるはずです。

セットアップを覚える

ドライバーショットのボール位置は左足かかと 内側の延長線上で、右肩がやや下がり、左手の甲 と右手の平がやや上向きの同じ向きになる

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目標とボールに対してのセット・・・ フェース面は目標に対して真っ直ぐ、肩や腰、スタンスは ターゲットラインに対して平行 「アドレス」 とは、単にクラブを構えるだけでなく、グッドショットを打つための準備姿 勢ができていなくてはなりません。 逆に言えば、ミスショットの8~9割はアドレスの 間違いに原因があるのです。 そこで、最も気を配るべきポイントは 「体の向き」 で す。 肩や腰、スタンスの向きが間違っているアマチュアをよく見ますが、これは目 標の意識が明確にできていないためです。 そこで、まずはボールの後方に立ち、フェアウェイを右・中央・左と3分割ぐらいに 分け、その中から自分が打ちたいターゲット(目標)を定め、そことボールを結ぶラ インをイメージしましょう。 そして、目標からボールまでラインをなぞり (目標線)、 ボールの1メートル前方付近のライン上に仮の目標を設定します。 この仮の目標 は、落ち葉やディボット跡など自分で分かればどのようなものでも結構です。 そ の仮の目標にクラブフェースを真っ直ぐ向け、それから両足がラインと平行になる ようにスタンスの位置を決め、グリップを正しく握ります。 目標線と平行になるようにスタンスをとる

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正しい位置にくるようになります。 6番アイアン~サンドウェッジまでのボールの位 置はスタンスの中央にしたいので、左つま先を20度ぐらい開いた後、両足を均等 に肩幅ぐらいに広げます。 また、アマチュアの人でアドレスに入る前に後方から目標を確認する動作をしてい る人は案外少ないようです。 アドレスに入ってから、漠然とした目標をちらりと見る だけでショットをしてしまう人も多いです。 これでは足のラインも狂いやすく、目標 に打っていくことは困難を極めます。 さらに、初心者の人に多いミスが、足のラインも打っていきたい目標を向いてしまう ことです。 そうならないためにも、目標線と足のラインをスクエアにすることを心が け、なおかつ左足だけ右足より少し後ろに下げて、若干オープンスタンスにするこ とをおすすめします。 どのぐらい左足を下げればよいのかというと、目標線と平行 な足のラインと左つま先の間に500円玉が入るぐらいの間隔が空くほどを目安に してください。 今回はセットアップについて考えてきましたが、まとめると 「 “クラブ” “ボール” “目 標” の3つに対して正しく構えれば、8割の確率でグッドショットが打てる」 ということ です。 コースや練習場でもボールの方向がおかしい時には、構え方が正しくでき ているかどうかをチェックしてください。 自分でチェックするのが難しければ、誰か 他の人にチェックしてもらうのもよいでしょう。 構えが正しくなれば、案外悩みも早く 解消するかもしれません。  

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バックスウィングのポイントは、上体を深く捻ることであると一般的によく言われるよ うに、体のどこかが緩むと捻りが浅くなり、ダウンスウィングで体の捻り戻しのパワー が生かせず、手打ちになりやすくなります。 そこで、まずは「上体を捻る」ということ をやってみましょう。 オーバースウィングの矯正法・・・ 左腕と右ヒザが緩まなければ体の「捻り」を実感できる シャフトが水平線に対して上がっていってしまうのが 「オーバースウィング」 と呼ば れる状態ですが、決してオーバースウィングの全てが悪いわけではなく、スウィング プレーンにのっているのであればさほど大きな問題はありません。 しかしながら、 スウィングプレーンから外れてオーバーに上がってしまうのはよくありません。 オーバースウィングの原因としては3つのことが挙げられます。 1つ目は、バックス ウィングの時に左腕が曲がって張りがなくなってしまい、右ワキが開いてしまうこと。 2つ目は、最初に構えた時の前傾姿勢がトップオブスウィングまでに起き上がって しまうこと。 3つ目は、これも最初に構えた時の右ヒザの位置が外側に流れてズレ てしまうことです。 これらのことが起こってしまうと、オーバースウィングになりやすく なります。 あくまでもトップオブスウィングの理想は、体のどこにも緩みがなく、シャフトと地面 がほぼ平行になるようなフォームです。

オーバースウィングと手打ち

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手打ちの矯正法・・・ トップオブスウィングでクラブを持ってもらい、 ダウンスウィングの「時間差」を覚える 「手打ち」 という言葉もゴルフではあまりよい表現では使われません。 なかには腕 を返す打ち方を手打ちと表現する人もいますが、一般的に手打ちとは、下半身が 止まり手先で打ってしまうことを言います。 手打ちでも上手くボールを飛ばす人も いますが、それでも飛距離ではかなり損をしているようです。 そこで、腕以外の体 の部分をしっかり使ったスウィングの感覚を覚えるための練習法があります。 トップオブスウィングのフォームを作り、誰 かにクラブを強く押さえてもらい、クラブを 引っ張り下ろしてみてください。これにより、 腕が先に下りてくるのではなく、下半身が 先行し、左足、左ヒザ、腰、肩、手、そして最 後にクラブヘッドが下りてくる感じがつかめ ます。 また、両足をしっかり踏んばる感覚 も体感できるはずです。 このように大きな筋肉を使うことが、インパクトを正確にし飛距離を伸ばすポイント なのです。 体重移動できればオーバースウィングも手打ちも直る 練習場ではいろいろな人が実に千差万別のフォームで練習をしています。 その 中でも、オーバースウィングの人、手打ちになっている人がかなり多いようです。 今まで私は、「飛距離を出すためには体重移動や腕の返しなどが重要である」 と 言ってきましたが、それらを効率よく行なうためにも今回のテーマは非常に重要で

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さらに、ここからが重要なのですが、体の捻転というのは体重移動を心がければそ れだけでできてしまうのです。 しっかりと右足に体重をのせていけば、右ヒザは約 20度、腰は約45度、肩は約90度、アドレスの時よりも右に回転します。 それで捻 転は完了なのです。 ところが、体を捻ることだけを考えてしまうと、体重を移動させずにその場での回転 になってしまいがちです。 そして、これらの動きが、今回解説したオーバースウィン グやリバースピボット(逆体重)、明治の大砲フィニッシュなどの原因になります。 ま た、体が苦しくなるまで捻りあげてもあまり効果がないばかりか、故障の原因にもな りかねません。 バックスウィングでは、左腕を緩め過ぎず、前傾姿勢を保ち、右ヒザの位置を動かさ ない、その上でしっかりと右足に体重をのせることを心がければ、ダウンスウィング 以降で下半身からの始動をしやすくなり、手打ちも防ぐことができます。 そのあた りを意識して、練習に役立ててみてください。

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ヘッドスピードを上げる

「飛距離アップのためにヘッドスピードを上げたい」 ―――ゴルファーなら誰もが 考えることでしょう。 しかし、飛ばしたいと思うほど力みが先行してミスになってしま います。 では、飛ばすためにはどうしたらよいのでしょうか。 そこで、まずは肩や腕 を楽にすることから始めてみましょう。 腕の力を抜き両手を柔らかくグリップ どんなに重いクラブでも重量は350グラムもありません。 それなのに、まるで30キロ のバーベルを持ち上げるかのように両手に力を込め、肩や腕が力んでいる人が多 いものです。 腕に力を入れないと飛ばないと思っている人も多いのですが、考えて みてください。 腕に力が入っていると、体重移動や体の回転でせっかく作ってき たパワーにブレーキがかかってヘッドまで十分に伝わらなくなってしまいます。 そうならないために、両手を軽く握り、肩や腕を楽にしてください。 これだけでも振 りがシャープになるはずです。 どのぐらい軽く握ればよいのかというと、腰の高さで グリップしたクラブヘッドを誰かに引っ張ってもらうと抜けそうなぐらい柔らかく握る 程度で十分です。 体重移動を積極的に使って体をスムーズにターン 腕を柔らかく使うだけでもかなりのヘッドスピードのアップにつながりますが、それ にプラスして左右への体の揺れ(体重移動)も使ってみましょう。 そこで、バックスウィングは右足、ダウンスウィング後は左足というようにウエイトをシ フトさせてみてください。一見、体を揺らすと不安定になりそうですが、反対にスウィ ングの軸を一定に保ちやすくなり、腰や肩の回転にキレが出て、腕の振りがさらに スピードアップします。 その練習法として、バックスウィングで左足を浮かせ、フィニッシュで左足だけで立 つ素振りや、フィニッシュまで振り抜いた後に右足を一歩前に踏み出し、すぐに歩

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腰の回転を速くしてヘッドに加速力をつける ダウンスウィング後は左足に体重をのせながらフィニッシュまで一気に振り抜きま すが、そこでポイントになるのが腰を速くターンすることです。 左足裏が地面から離れて腰が引けたようなターンではなく、左足の裏の全体で地 面をしっかりつかんだ状態で右腰を目標に向けるイメージでクラブを振り抜いてく バックスウィングで左足を浮かせフィニッシュで左足だけで立つ素振り練習 振り抜いた後に右足を一歩前に踏み出し歩き出す練習

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スライサーは左を狙ってフェアウェイキープ ここまではどのようにすればヘッドスピードが上がるのかについて述べてきました が、ヘッドスピードは上がったけど球筋がスライスになりやすい、あるいは普段から どうしてもスライスが直らないという人のために、実際のコース上での目標の取り方 についても考えていきましょう。 ボールがいつも右に曲がる人は、フェアウェイ中央よりも左を狙って打つのが得策 です。 まず、左サイドに仮の目標を設定し、ボールと仮の目標を結ぶターゲットラ インをイメージしてください。 そして、目標に対して平行に構えます。 クラブフェー スはボールを落としたいポイントに合わせます。 こうすると、スライスがフェアウェイ キープのグッドショットになるのです。 このように、発想を変えるだけでスライスボールがナイスショットに変わります。 た だ、理想はストレート、もしくはドローボールだと思いますので、今後も練習に取り組 んでください。

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ボールの位置を決めるには・・・① スウィングの“ 最下点 ”は左耳の真下にくる ボールを打つクラブと体との接点は 「グリップ」 です。 そこで、そのグリップを基準 にボールの位置を考える方法がよいでしょう。 まず、グリップの位置は、どのクラブ をどの斜面から打つ時でも (もちろん平地からでも)、左耳の真下に置くのが一般 的です。 これにはいろいろな理由があるのですが、簡単に言うと、遠心力の加わったスウィ ング中、右打ちの人なら体の中央よりも少し左にズレた場所がスウィングアークの 最下点となります。 この左耳とグリップを結んだラインが、ボールの位置を決める 上での基準点となります。 ボールの位置を決めるには・・・② クラブの構造によってボールの位置が変わってくる

ボールの位置を決める

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はグリップの位置より右足寄りになることが分かります。 これは、クラブのソール面 がそうなるように設計されているからです。 つまり、あなたが構えやすいかどうかに かかわらず、クラブの番手によって、グリップを基準としたヘッドの位置が決まるよう になっているわけです。 レッスン書で紹介される2パターンのボール位置 [A] スタンスは1種類、ボールの位置を変える これは、まだスウィングの固まっていない初級~中級者の人に向いています。 ま ず、スタンス幅を肩幅程度にして、フェースの向きはスクエアにします。 そして、グ リップの位置は左耳の下にセットし、その位置を基準にして、ボールの位置を変え ていきましょう。 具体的には、ドライバーは左足かかと内側の前、フェアウェイウッドはそれよりも ボール1つ分中央寄りに置きます。 ロングアイアンはグリップの真下 (最下点) 短いウェッジ ミドルアイアン ドライバー

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このように、スタンスを一定にしてボールの位置を5カ所に設定すると、構え方やス ウィング動作を一定にしてもクラブを使い分けることができ、スウィング動作に集中 して練習することができる点が利点となります。 [B] ボールの位置は一定、スタンスの幅や向きを変える ボールの位置を左足かかと内側の前に一定にさせると、コースでの様々なライに 合わせる必要がなく、迷わずにアドレスができる利点があるため、プロや上級者の 多くがこの方法を採用しています。 まず、ボールの位置を左足かかと内側の前に一定にして、クラブが短くなるにつ れて、右足を左足に寄せ、[A]でお話した5段階にスタンス幅を狭くしていきます。 一番短いショートアイアンやウェッジでも、スタンス幅は肩幅の半分程度は開いて いるので、1段階で4~5センチ程度の調節になるはずです。 また、ミドルアイアン ではスタンスの向きを10度程度オープンに構え、ショートアイアンでは20度以上 オープンに構えます。 スタンス幅とスタンス向きの変化で、左耳の下にセットしたグリップの位置も変化し て、短いクラブになるほどハンドファーストなアドレスになります。 ボールの位置を2カ所に設定する 以上がレッスン書などで紹介されているボールの位置の決め方ですが、いずれに しても、スタンスや構え方も1種類でボールの位置も1カ所というわけにはいきませ ん。 せめて平地からのショットの時ぐらい、1パターンで構えクラブだけを持ち替え るだけでスウィングができればシンプルなのですが、なぜ1パターンでは上手くい かないのでしょうか。  

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アドレスのグリップの位置 (左耳の真下) がスウィングの最下点になるということは、 もちろんクラブヘッドの軌道(スウィングアーク)の最下点も左耳の真下になります。 したがって、グリップの右や左にボールを置くことによって、1つのスウィングをして も、ダウンブローとアッパーブローを打ち分けられることになるわけです。 つまり、 ダウンブローといってもわざわざ手や上体で打ち込んだり、アッパーブローといっ ても右肩を下げてすくい上げたりする必要はないのです。 あくまで、左耳の下にス ウィングの軌道の最下点がくるようにシンプルにスウィングをし、後はクラブとボー ルの位置関係にまかせておけば、ブローを打ち分けられるだけでなく、ダフりやトッ プを防止することも可能になります。 そういう意味で、前述の2パターンを見比べると、[A] (スタンスは1種類、ボールの 位置を変える) は最下点がいつも同じ位置になるように意識してスウィングの精度 を高め、ボールの位置で打ち分けを行なう方法なので、スウィング作りをしている 時には有利なボールの位置です。 [B] (ボールの位置は一定、スタンスの幅や向 きを変える)はボールの位置は一定で確認がしやすいのですが、最下点の位置を イメージ通りに調節できるテクニックが必要となります。 このように、[A]と[B]のどちらにも一長一短があります。 そこで提案したいボール の位置は“2カ所”です。 ① ドライバー~5番アイアンまでのボールの位置 ドライバー~フェアウェイウッド、そして5番アイアンまでを長いクラブのグループと して、ボールの位置は左足かかと内側とします。 すると、最下点はボールよりも手 前になるため、アッパーブロー ( 我々は正式名称として 「アセンディングブロー」 と 呼んでいます)になります。 これは、単純に言えば少しダフっているスウィングなの ですが、“ダフってください”というと抵抗がある人が多いので、“払うように”とか“ホ ウキで掃くように”などと表現しています。 ② 6番アイアン~サンドウェッジまでのボールの位置 6番アイアン~サンドウェッジまでを短いクラブのグループとして、ボールの位置は

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の先のターフを削るように”などと表現されていますので、イメージを補足しなくても よいでしょう。 ところで、このように2カ所にボールの位置を設定すると、「ちょうど最下点でボール を打つレベルブローは必要ないのですか?」 という疑問を感じたかもしれません。 あなたはどう思いますか。 答えは、「レベルブローはゴルフでは使いません」ということになります。 もちろん、 芝の生えていない地面剥き出しのベアグラウンドや距離のあるフェアウェイバン カーからのショットでは、レベルブローのテクニックを駆使して、少しハーフトップ 気味にヒットしますが、これはスウィングの中でも難易度の高いショットですし、もし クリーンに打つことができても、クラブの構造を無視しているので、スイートスポット (芯) で打つことはできません。 つまり、飛距離も方向性も不安定になってしまうの です。 このようなことから、ボールの位置は、あえて最下点を避けて、ヘッドが下降中か上 昇中にヒットできる位置に置き、構え方やスウィング、最下点の位置を変化させなく てすむ2カ所の位置をおすすめします。 遠回りになるかもしれませんが、あえて 「[A]スタンスは1種類、ボールの位置を変 える」 「[B]ボールの位置は一定、スタンスの幅や向きを変える」 の2つを試し、その 後で、最後にお話した「2カ所のボール位置」を試していただければ、私の真意が 伝わるでしょう。 ぜひ、練習で体験してみてください。

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グリップを決めるには・・・ 構えた時に見える左手のナックルの数が基準になる グリップをした時、左手の絞り込みの程度 によってナックルの見える数が変わってき ます。 その数によってグリップのスライス もしくはフックを決めますが、この定義はゴ ルフクラブの変遷や時代の流れの中で変 わってきています。 ただ明らかに言えるこ とは、グリップを見下ろした時、左のナック ルが (人差し指の) 1つしか見えなければ 「スライス」、(人差し指・中指・薬指の) 3つ 見えれば「フック」ということです。 そして最 近では、ナックルが2つ程度見える形が 「ス クエア」と言われています。 スクエアに握るなら・・・ 手首の動きを抑える方向重視の人や長身の人、イカリ肩の人に向く スクエアグリップは左手の甲と前腕が真っ 直ぐになるので、関節の構造上、コックがし にくくなってしまいます。 その結果、タメの 効いたスウィングで振ることが難しくなるの で飛距離はやや落ちますが、フェースの向 きがブレにくく、ショットの安定度を求めた いゴルファーに向いています。 また、背が高いとハンドアップの構えになり、横から手を当てたほうがグリップしや

グリップを決める

スクエアグリップはナックルが2つ程度 見える

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にかけてのラインが水平) の人も、腕の付け根が離れているため、手を横から当て るようなスクエアグリップにしたほうが握りやすいはずです。 フックに握るなら・・・ コックを使いたい飛距離重視の人や背が低い人、ナデ肩の人に合う 絞り込むように握ったフックグリップでは、 コックをしてみると手首が甲側に折れるの が分かります。 このほうがスクエアグリップ に比べ手首の自由度が高く、コックを深く することができるのです。 このことから、フッ 背の高い人やイカリ肩の人は、手を横から当てるスクエアグリップに向いている

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また、背の低い人は手元の位置が低くなるので、上からつかむタイプのグリップが 向いています。 この場合、クラブのライ角度も体格に合わせてフラットなものを選 ぶことが大切です。 また、ナデ肩 (首から肩にかけてのラインが肩のほうが低い) の人も、両腕の付け根が体の中心に近いので、上から絞り込むようなフックグリップ のほうが握りやすいでしょう。 右手の正しいグリップの握り方 ここまでは左手の絞り込みの程度について話してきましたが、右手のグリップにつ いてもお話しましょう。 右手の親指と人差し指をくっつける生命線のところにくぼみがありますが、そのく ぼみに左の親指をピッタリ合うように密着させると一体感が出ます。 また、右手の グリップは左手のグリップと同じ向きにしましょう。 左右がバラバラだと腕の振りが 背の低い人やナデ肩の人は、上からつかんで絞り込むフックグリップが向いている

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れば、正しく握れていることになります。

いずれにせよグリップは単なる好みで決めるというのではなく、「体格やショットの 目的によって決める」というのが正しいと言えます。 ご自身の体型や、より飛ばした いのか、それとも方向を安定させたいのかといったことを今一度考え、今のグリップ を見直してみてください。

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右足の開き方を決めるには・・・ トップオブスウィングで右サイドが崩れないようにする スウィング中の体重移動は両足の内側で行われ、トップオブスウィングで100%近 く右にシフト (移動) して、フォロースルーで左に100%近くシフトしていきます。 と ころが、バックスウィングの時に右足内側を浮かさなければウエイトシフトができず、 よいショットが望めなくなります。   そこで、右足裏の拇ぼ指球でウエイトをし 受け止められるように、右足の外側で ボールを踏みながらスウィングしてみ ましょう。 そうすると、両足の内側の間 でウエイトシフトされることを強制的に 理解することができます。 また、通常の状況で安定したシフトをするためには、右足の向きが重要になりま す。 目標に直角にしたところから少しずつ開いて、自分の柔軟性に合った窮屈に ならない角度を探してみましょう。 右足を閉じる(直角にする)のは・・・ 右足を開くとバックスウィングの時の右下半身の緊張感がなくなり、ヒ ザが流れるタイプの人に向いている 右足を目標に対して直角にすると、スクエアなアドレスも作りやすくなります。 しか しながら、右足を閉じる (直角にする) と、バックスウィングでウエイトシフトと上体の 捻転をする時に右足が窮屈になります。 よって、右ヒザや右股関節が流れやすい人は、アドレスの右ヒザの位置をキープし てバックスウィングすることができます。

右足の向きを決める

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右足を開くのは・・・ 右足を閉じると右足が窮屈になって左にウエイトが残り、 上体が起きたトップオブスウィングになったり、 右ヒザが割れる(流れる)人に向いている 右足を開く角度は感覚的に分かりやすい30度程度。 45度では開き過ぎです。 右足を開けば、下半身の硬い人でも右足や右ヒザの形を崩さずトップオブスウィン グを作ることができます。 また、右ヒザへの負担が少ないので、ヒザに障害を持った人や成長期のジュニア は、右足を開くように心がけたほうがよいでしょう。 右足を閉じるとバックスウィング時に右足が窮屈 になるので、ヒザが流れやすい人に向いている

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バックスウィングで右下半身が崩れると“ 当て損じ ”に 練習場でナイスショットが出ていてもコースではミスが多いという人は、バックスウィ ングの右足や右ヒザに問題があります。 このような状態の人は、バックスウィングで 右足の内側がめくれたり右ヒザが流れたりしても、ライのよい練習場では、上手く元 に戻してインパクトさせることができますが、ライの一定しないコースでは、上手く帳 尻を合わせることができず、ミスヒット(当て損じ)が多くなるのです。 そこで、正しいトップを作るためにも自分に合った右足の向きを決定しましょう。 足 の向きは柔軟性によって、0度(目標に対して直角)から約30度の間で開き方を変 えてみます。 この時、トップオブスウィングでウエイトがしっかり右足にのり、足やヒ ザに緩みが出ないようにしてください。 ただし、繰り返しになりますが、右ヒザの悪 い人やジュニアは、スウィング中、右ヒザが窮屈になると負担がかかり障害を起こす 危険性があるので、右ヒザの固定にはこだわらなくても構いません。 右足を開くと下半身の硬い人でも右足や右ヒザの 形を崩さずトップオブスウィングを作ることがで きる

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右足の向きはフォローにも影響する もうひとつのポイントはフォローにおける右足の役割です。 右足が開いていると右 ヒザが外を向いているため、フォローで左ヒザに寄せにくくなります。 また、右足の 蹴りも弱くなり、左サイドにウエイトシフトしにくくなります。 逆に、右足が閉じている とフォロースルーで右ヒザを左ヒザに寄せやすくなり、振り抜きがよくなります。 バッ クスウィングとの兼ね合いも考えて、練習しながら適切な向きを決めてください。 つまり、結論から言えば 「右足の向きは下半身の柔軟性で決める」 ということです。 ご自身で“右足を閉じる”と“右足を開く”の2通りを試してみて、バックスウィング時 に右足の裏がめくれることなく、ヒザの位置も変わらずに、右足に100%近く体重 をのせるためには、どちらがよいのかを決めていってください。 開き方を変えながら自分に合った向きを決定しよう

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左かかとの動きを決めるには・・・ 「ベタ足」「ヒールアップ」は前傾角度の違いで起こることを知る バックスウィング時の左かかとの動きは前傾角度によって変わってきます。 前傾が 浅い時(極端に例えると直立した状態)は、右足に体重移動しながら肩を回転させ ると、腰も回り、左足が引っぱられ、かかとが上がります。 逆に、前傾が深く左肩の 回転が地面に対して垂直に近くなると、上体の回転が下半身に影響しにくくなり、 左足は引っぱり上げられるということがなくなります。 このようなことから、意識的に「ベタ足」か「ヒールアップ」を決めるのではなく、左か かとの動きはバックスウィングの自然な結果であるということを理解しましょう。 ヒールアップになる時・・・ 前傾が浅い時は上体の動きに下半身が引っぱられる クラブのライ角に合わせてアドレスをすると、ウッドなどの長いクラブほど上体の前 傾角度が浅くなりがちです。 つまり、同じスウィングをしていてもクラブが長くなる ほどヒールアップになるのです。

左かかとの動きを決める

長いクラブは上体の前傾角度が浅くなり、ヒール アップになる

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せられなければ、ヒールアップは起こりません。 右足の上で左肩が回るからこそ左 足が引っぱられるのです。 正しくバックスウィングができていないのにヒールアッ プをしている人は、トップオブスウィングで下半身が崩れやすく、コースに出た時に 安定したスウィングができなくなります。 ベタ足になる時・・・ 前傾が深い時は下半身の動きが抑えられる シャフトの短いショートアイアンでライ角通りに構えると、前傾角度は深くなりがちです。 このアドレスでは、肩と腰の回転面は平行ではなくなります。 そのため、肩の回転 が腰に影響しにくくなり、腰の回転は少なくなります。 そうしてヒザの動きも抑えら れ、ヒールアップは起こらなくなるのです。 この時、忘れてほしくないのはベタ足も バックスウィングの自然な結果であるということです。 ベタ足を意識するあまり、左 短いクラブは主体の前傾角度が深くなり、ベタ足に なる

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ライ角通りに構えれば番手が変わっても同じスウィングができる 前述のように、クラブの長さが変わることによって、前傾角度が変わり下半身の動き に影響しますが、前傾角度を決める際のポイントについても説明しましょう。 ゴルフクラブには「ライ角」というものがあります。 これは、ソールを地面につけた時 に地面とシャフトの作る角度のことです。 このライ角は、クラブが長くなるほどフラッ トになっています。 そのため、番手ごとにシャフトの長さが違っていても構えた時 のグリップの位置を一定にできるので、番手が変わっても同じスウィングでボール が打てるのです。 また、基本的にはクラブは番手ごとに前傾角度をあまり変えなく ても打てるようになっているので、極端に前傾角度を変えるのも避けましょう。 さて、ここまで左足のかかとの動きについて説明してきましたが、結論は、「左かか とは上体の捻転と連動するもの」 ということです。 大前提として、どの番手でもしっ かりと体重移動を心がけたスウィングをした上で、結果的に「ヒールアップ」か「ベタ 足」かが決まると考えてください。

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スウィングプレーンを決めるには・・・ 腕と体が使えるトップオブスウィングを作る クラブのヘッドが円を描きボールのあるところを通りさえすれば、極端なアップライ トから極端なフラットまで、どのようなスウィングプレーン(面)であってもボールを打 つことができます。 しかし、このいろいろなスウィングプレーンの中でも、腕の振りと 体の回転とのバランスが最もよくなるものがあります。 そのバランスのよいスウィン グプレーンを「コレクト(適正)なプレーン」と言います。 それにはある程度の幅があって、グリップが右肩を通るスウィングプレーンと右耳を 通るスウィングプレーンの中に収まればよいとされています。 さらに、スウィングプ レーンはクラブの長さや番手が異なると変化して見えますが、どのような形のスウィン グプレーンでも、グリップが右肩から右耳の間を通っていれば、コレクトなスウィング プレーンとなります。

スウィングプレーン(面)を決める

どのようなクラブでもグリップが右肩から右耳の間 を通っていれば、コンパクトなスウィングプレーン

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スウィングプレーンを正す・・・ 両ヒジの高さが同じになるように鏡を見ながら確認する 極端にアップライトや極端にフラットなスウィングをしていると、スウィングのバランス が悪くなり、スライスやフックの原因となります。 そこで、コレクト(適正)なスウィングプ レーンを作るために、トップオブスウィングで右ヒジと左ヒジを同じ高さにするようにし ましょう。 そうすれば、右肩から右耳を通るスウィングプレーンの中にトップオブスウィ ングを作りやすくなり、腕と体のバランスの取れたスウィングができるようになります。 一方、手打ちのスウィングではアップライトなスウィングプレーンになり、トップオブ スウィングでの右ヒジが左ヒジより高くなってしまいます。 逆に、腕の振りをあまり使 わず体の回転だけのスウィングになると、フラットなスウィングプレーンになり、トップ オブスウィングでの右ヒジは左ヒジより低くなります。 時々鏡などを見て、ヒジの高 さをチェックしましょう。 ●バランスの取れたスウィング トップオブスウィングで右ヒジと左ヒジが同じ高さになる ●手打ちのスウィング ●体の回転のみのスウィング

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フィニッシュでも両ヒジの高さをチェックする ここまではトップオブスウィングでのチェックポイントを説明してきましたが、フィニッ シュでのチェックポイントについても説明します。 フィニッシュでの両ヒジの位置も、トップオブスウィングの時と同様にスウィングプ レーンを決める重要なポイントです。 コレクト (適正) なスウィングプレーンでスウィ ングするには、フィニッシュでも両ヒジの高さを同じにしましょう。 そうすれば、トップ オブスウィングからフィニッシュにかけてスウィング軸がブレることなく、ストレートな 軌道でインパクトを迎え、安定感のあるスウィングができます。 また、トップオブスウィングはよくてもフィニッシュで右ヒジが高くなる人を多く見か けますが、これではダウンスウィングで右肩が突っ込み、アウトサイドインの軌道に なってしまいます。 トップオブスウィングからフィニッシュにかけてスムーズなスウィ ングを行なうため、右ヒジより左ヒジを高くするようなフィニッシュをとって矯正しま しょう。

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ワキの締め方を決める

ワキの締め方を決めるには・・・ 右ワキを締めたほうがインパクトでボールにパワーを伝えやすい スウィング中のワキの締め方を決めるために、まずインパクトでのワキの締め方か ら考えていきます。 それでは、ボールの位置に椅子を置き、手で押してインパクト をイメージしてください(クラブを持って何かにヘッドを押し付けるようにしてインパ クトの形を作ることもできます)。 この方法でいろいろなワキの締め方を試してみ てください。 この時、右ワキを締めないと腰が引けて腕と体がバラバラになるはずです。 逆に、 右ワキを締めると右ヒジがたたまれ、腕が体の近くに寄ります。 この右ワキを締め る行為によって、腕と体が一体となり、腕の回転の力を腕から手先に伝えやすくな るのです。 ちなみに、この時の左腕は、伸びてワキが空いているのが分かります。 したがって、インパクトで正しく右ワキが締まるようにスウィングを作ることが大切 右ワキを締めないと腕と体がバラバラになる 右ワキを締めると腕と体が一体になる

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アドレス時のワキの締め方は・・・ スムーズなバックスウィングには右ワキだけを締める構えがよい 次に、アドレスからバックスウィングまでのワキの締め方を考えてみましょう。 アドレ ス時のワキの締め方には主に、「左右のワキを締めずに楽にしている形」、「両方の ワキを締めた形」、そして「右ワキだけ締めた形」の3種類あります。 それぞれのアドレスからバックスウィングをしてみると、いずれの形でも、コックをす る際、左ワキをあけて左ヒジを伸ばし、右ワキを締めて右ヒジをたたむ動きが必要 になるのが分かるでしょう。 つまり、どのように構えても必ずコックをする際には同 じ形になるのです。 よって、スムーズにバックスウィングを行なうには、アドレス時は 「右ワキだけ締めた形」が合理的と言えます。 腕を正しく振るには・・・ 腕の振りをよくするためには左右のヒジの間隔を一定にする バックスウィングで効率よくコックの形が取れるように、アドレス時は「右ワキだけ締めた形」で 構えるのが合理的

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ます。 また、ボールを打った後は、右ワキを締めたまま両腕の力を抜くと、ヘッドが 上手く返りボールがつかまるようになります。 右ワキを締めるとスクエアに構えられる ここまでさまざまな観点で右ワキだけを締めることをおすすめしてきましたが、アド レスの時、右ワキの締め方が肩のラインにも影響するということについても考えて いきましょう。 まず、クラブを持ち上げて胸の高さでグリップをして確認してください。 右手は左 手より上をグリップするので、自然に持てば、左腕の上に右腕が位置するようにな ります。 ところが、その持ち方で前傾をしてアドレスをすると、右肩が前に出て肩の ラインがオープンになってしまいます。 そうならないためにも、不自由に感じるかもしれませんが、右ワキを締め右ヒジを 折ってみてください。 折り方は左右のヒジの高さが同じか右ヒジが少し低くなるぐ らいがよいでしょう。 そのまま前傾すれば肩のラインがスクエアなアドレスができる ようになります。 右ワキを締める利点がこういうところにもあるのです。 右ワキを締め右ヒジを折ってそのまま前傾すると、 スクエアなアドレスになる

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右ワキを締めると低いトップオブスウィングを作りやすい また、ワキの締め方によってトップオブスウィングの高さも変わってくるということに ついてもお話します。 まず、試しに右ワキを空けて左ワキを締めてアドレスをしてみてください。 そこから トップオブスウィングまで上げていくと、トップオブスウィングでの手の位置が頭の 左側からクラブヘッドが見えるぐらい上がってしまいます。 また、このようにトップオ ブスウィングで手を高く上げれば飛ぶのかというとむしろ逆で、パワーのロスも多く アウトサイドインの軌道になりやすいです。 それとは逆に、右ワキを締めて左ワキを空けてアドレスをし、そのままトップオブス ウィングまで上げてみてください。 すると、手が肩から右耳の高さぐらいまでしか上 がらないはずです。 効率的に飛ばすスウィングをするためには、小さなトップオブ スウィングを作ることが大前提です。 手の位置が低く体重がしっかり右足にのった トップオブスウィングが大きなパワーを生み出すことを、日々の練習で試しながら 理解してください。

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ティーの高さを決めるには・・・ ティーアップのボールにはトゥー寄りに構える 芝生に浮いたボールが打ちやすいように、ティーも高いほうが打ちやすくなりま す。 ただし、ティーを高くすればするほど、アドレスでソールしたヘッドの位置とイ ンパクトの位置にズレが出てくるということに注意しなくてはいけません。 実際に、ティーアップしたボールの位置にフェースを合わせてみましょう。 そこか ら腕をリラックスさせてヘッドを地面に下ろします。 すると、ヘッドはボールの位置 からトゥー寄りにソールされるのが分かるでしょう。 つまり、ティーアップしたボール をナイスショットするためには、フェースのトゥー寄りにアドレスをしなくてはいけな いということです。 逆に、ティーが低い時の注意点は、ダウンブロー(上からの打ち 込み) にならないようにすることです。 上からボールを打とうとすると、ダフりやテン プラなどのミスにつながります。 このようなミスを避けるためにも、ティーなしでマットの上のボールをドライバーで打 つ(いわゆる直ドラ)練習をすると、レベルブローに打つスウィングが身につき、どの ようなティーの高さでも打てるようになります。 以上の注意点を頭に入れて、自分なりの打ちやすい高さを決めてください。

ティーアップの高さを決める

ティーが高い場合 ティーが低い場合

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ミート率を上げるには・・・ 横からボールを見てアッパー気味に打つ ティーアップしたボールを上手く打つためにはそれに合った正しい構えがあります。 ティーショットは、アイアンと同じようにボールを上から見るような構えをしてはいけ ません。 ボールを上から見ると頭が自然とボールのほうに寄り、左足に体重が多く かかってしまいます。 それではカット打ちでダウンブローのスウィングになり、ダフ りやテンプラなどのミスにつながります。 そこで、ティーショットでは、スウィング軌道はレベルブローかややアッパーブロー にしたほうが正確にヒットできるので、正しい軌道でスウィングするためには、ボー ルを横から見るようにして、上体の軸を少し右に倒した構えにするとよいでしょう。 また、あらかじめアドレス時に右足に体重を6~7割程度多めにのせておくと、トッ プオブスウィングで右足にしっかりウエイトをのせることができ、ダウンスウィングで は頭を右足の上に残しながらアッパーブロー気味にスウィングすることができま す。 また、スウィング軌道がよくなれば、低いティーでもボールはしっかり上がって いきます。

参照

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