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り,岩盤不連続面中における透水・物質移行特性の把握が重 2~ 4

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅲ‑146. JRC と レイノルズ数 レイノルズ 数 の 影響を 影響 を 考慮した 考慮 した亀裂内 した 亀裂内における 亀裂内 における流動機構 における 流動機構の 流動機構 の 解明 長崎大学大学院. 正会員. ○李. 博. 学生会員. 1. 研究の 研究 の 背景と 背景 と 目的. 小原. 草平. フェロー会員. 流入口. 蒋. 宇静. 流出口 JRC. 高レベル放射性廃棄物の地層処分施設の安全性評価に当た 0~2. り,岩盤不連続面中における透水・物質移行特性の把握が重 2~ 4. 要な研究テーマの一つとして挙げられており,それらの特性 4~6. は亀裂表面のラフネス特性に強く関係している.これまで 6~8. JRC(Joint Roughness Coefficient)に基づいた手法を中心に亀. 8~10. 裂のラフネスと透水特性に関する実験的評価が行われてきた 10~12. が,数値解析による研究例は少ないのが現状である.ここで, 本研究では亀裂の JRC 値と流体の挙動を左右する値であるレ. 12~14. イノルズ数(以下 Re 数)に着目し,数値解析により亀裂内. 14~16. の流体の挙動特性を詳細に評価する.. 16~18. 2. 研究方法. 18~20. 2.1 解析モデル 解析 モデル. 1). 0. 図-1 に JRC:0~20 までの亀裂の断面図より作成された解. 50. 析モデルの拡大図を示す.亀裂の長さは 0.1m,メッシュの分. (a). 割数は開口幅を 20 分割,亀裂長さを 645 分割としている.境. 100 (㎜). 10 種類の JRC 断面図. 不透水壁. 界条件として上下の亀裂面を不透水壁,亀裂左端を流入口, 亀裂右端を流出口とした.流体の物性値は水温 20℃,密度 E(力学的開口幅). ρ=9.982×103kg/m3 ,粘性係数 µ=1.002×10-3kg/m・s,重力加速 度は鉛直下向きに 9.807m/s 2,非圧縮性流体と仮定する.有限. 不透水壁. 要素法解析プログラムを用いて,以上の条件で式(1)に示す ナビエ-ストークス方程式を解く. 0. 3.6 (mm). 1 ∂u + ( u ⋅ ∇ ) u = − ∇ p + v ∇ 2u … … … … ..(1) ∂t ρ. (b). ここで,u=(u x, u y , u z)は流速ベクトル,ρ は流体の密度,ν. 解析モデル拡大図. 図-1 JRC 断面図および解析モデル拡大図 2. は動粘性係数である.解析により得られた亀裂中の単位時 間流量から式(2)を用いて水理学的開口幅 e,流速 v を算. 開口幅 e の比 E/e を求めた.ここで,水理学的開口幅とは. E/e. 出し,それらの値より Re 数,力学的開口幅 E と水理学的. 1.5. 1. 単位時間流量から算出される開口幅であり,力学的開口幅 0.5. 1.02×10 m 1.02×10 m. とは亀裂の上下面が離れた物理的な開口幅である. Q = Av =. gWe 3 ………………………………..(2) I 12ν. 0 1‐2. 3‐4. 5‐6. 7‐8. 9‐10 11‐12 13‐14 15‐16 17‐18 19‐20. JRC. ここに Q:単位時間流量,A:断面積,W:奥行幅,I:動水勾配. 図-2 E/e と JRC の関係(開口幅 0.05mm). キーワード:JRC,レイノルズ数,岩盤不連続面 連絡先:長崎大学大学院生産科学研究科(長崎県長崎市文教街 1-14,TEL:095-819-2491,FAX:095-819-2488). ‑291‑.

(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅲ‑146. 2.2 解析ケー 解析 ケース ケー ス 水頭差(m) -1 1.02×10 1.02×10. +1. 解析ケースを,層流条件で開口幅 0.05mm,0.1mm,0.3mm,. 1.02×10 -3. 0.5mm,乱流条件で開口幅 0.5mm,水頭差を 1.02×10 -6 m,. -4. 1.02×10. 1.02×10 -5 m,1.02×10 -4 m,1.02×10 -3 m,1.02×10 -2 m,1.02×10 -1 m,. -2. 1.02×10 -6. -5. 1.02×10. 1.02×10. 1.02×10. 2.2. 1.02×10m,1.02×10m とした.. 2. 3. 解析結果と 解析結果 と 考察 E/e. 1.8. 図-2 に開口幅 0.05mm,水頭差 1.02×10 -6 m と 1.02×10 -5 m. 1.6. における E/e と JRC の関係を示す.E/e は1に近い値から. 1.4. JRC の上昇とともに上昇している.JRC=16 以上では E/e の. 1.2. 値が大きく増大している.水頭差の異なる 2 つの曲線がほ. 1. JRC:18JRC:0-2. ぼ一致しており,この図に示す E/e の変化は JRC 値による. 0.0. 0.. 0.. 0.. 開口幅(mm). もので水頭差による影響はないと言え,これらの現象は亀 図-3. 水頭差による E/e と開口幅. 裂表面のラフネスの増大により局所的な水頭損失の発生に の関係(JRC:0-2,18-20) 起因すると考えられる.図-3 に JRC=0-2,18-20 の水頭差 1.02×10 -6~1.02×10m における E/e と開口幅の関係を示して. 0~2. 2~4. いる.どちらの亀裂においても小さい開口幅において E/e. 10~12. 12~14. の変化は小さく,開口幅 0.3mm から E/e が急激に増加し始. JRC 4~6 14~16. 6~8. 8~10. 16~18. 18~20. 2.2. める.JRC が大きいほど E/e の値および E/e の上昇幅は大 2.0. きくなっている.図-4 に開口幅 0.5mm における E/e と Re 1.8 E/e. 数の関係を示す.Re 数が小さい段階では,E/e が Re 数に. 1.6. 影響されず,一定な値を保つ.Re 数がある値(例えば 10) 1.4. を超えると E/e が上昇し,E/e と Re 数が非線形関係を有し ていることが明らかになった.図-5 に開口幅 0.5mm,水頭. 1.2. 差 1.02×10m と 1.02×10 -6 m の乱流および層流条件で測定し. 1.0 0.000 0.00. た E/e と JRC の関係を示す.水頭差 1.02×10m の曲線を見. 図-4. 0.0. 0.. 1 Re. 10. 100 1000 10000. E/e と Re 数の関係(開口幅 0.5mm). ると,層流条件と比べ乱流条件で得られた E/e が大きくな 2.2. っている.これは乱流の発生により流体の水頭損失が起こ. 乱流 層流 1.02× × 10m 1.8 水頭差 1.02. 2.0. り,e が小さくなったためであると考えられる.また,高. で E/e の差が大きくなっている.水頭差 1.02×10 -6 m の曲線. E/e. い JRC 値(JRC:16 - 20)よりも低い JRC 値(JRC:0 - 16) 1.6. を見ると,乱流と層流の曲線はほぼ一致しており,低い水. 1.4. 頭差では乱流が発生していないことがわかる.. 1.2. 水頭差 1.02× 1.02 × 10 - 6 m. 4. 結論 0 0‐2. 2‐4. 4‐6. 6‐8. 8‐10 10‐12 12‐14 14‐16 16‐18 18‐20. 本研究は数値解析により異なるラフネスを有する亀裂内の JRC. 図-5. E/e と JRC の関係(開口幅 0.5mm). 流体の流動特性を評価した.JRC 値は大きくなると表面ラ フネスによる水頭損失が起こり流速が減少し,E/e が増加する.Re 数がある値(例えば 10)を超えると E/e は Re 数の増加に従い非線形的に増加し,その増加率が JRC と関係している.Re 数がさらに増加して,ある 値(例えば 1,000)を超えると,乱流が発生し,E/e がさらに増加していく. 【 参考文献 】 1) Xiong X., Li B., Jiang Y., Koyama T. & Zhang C. (2011): Experimental and numerical study of the geometrical and hydraulic characteristics of a single rock fracture during shear. Int. J. Rock Mechanics and Mining Science, Vol.48, pp.1292-1302.. ‑292‑.

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