ηη −−−=− uuuu ()()[] 開水路水面近傍の流速画像計測における画像拡張法の適用性
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(2) II‑155. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 50. 誤差 (%). 40. 0.03. dt (ms). 擬似水面. 10. 誤差 (%). 20. 8. 30. 30. 0.02. 40. 6. 50. 20. 4. 0.01. 10. 2 0. 0 0. 図‑4 擬似水面(白線)の分布 (256×256 pixel). 50. 100. 150. 200. 0. 250 x (pix). 図‑5. 5. 図‑6. ‑2(b)).このようにして拡張された画像(図‑2(c))から流速を求め. 20. 粒子移動量‐曲率平面 の誤差分布. 表‑1. ることで図‑2(d)の流速分布が得られる. 本研究においては水面に おける流速 uint は初期の段階においては未知であるため,同時計 て用い,繰り返し計算により uint を求めた.図‑3 に本計測手法で. 15. 粒子移動量 (pix). 各時間間隔における 誤差分布の一例. 測で得られる流速のうち水面に最も近い場所の値を第一近似とし. 10. Q 3 (cm /sec). H (cm). 905. 2.69. 実験条件. U* U0 (cm/sec) (cm/sec). 16.9. 1.085. Re. Fr. 4520. 0.33. Q:流量,H:平均水深,U0:断面平均流速,U*:底面摩擦速度, Re:レイノルズ数,Fr:フルード数. 30 (cm/sec). 3. 得られた水面,流速の可視化画像と拡張後の画像の一例を示す. 4.標準画像を用いた精度の検討. 2. 水面近傍での流速の正解値が不明なため,PIV標準画像(可視化 情報学会HP: http://www.vsj.or.jp/より取得)を用いて画像拡張法の. 1. 精度検討を行った.検討に際しては,図‑4に示すような既知流線. 0. を水面と仮定し,その擬似水面上方の粒子画像を消去することで 作成した画像に対して本手法を適用し,擬似水面直下における流 速ベクトルの誤差を求めた.図‑5に各画像時間間隔 dt での流速ベ. 図‑7. クトルの誤差分布の一例を示す.全てのdtにおいて誤差が大きくな の曲率と計測精度には関連があると考えられる.図‑6は画像間の. 1. 0 10. 0.01(1/pixel)以下であり,誤差が大きくなる範囲は曲率とともに増. 図‑8. 加していることがわかる.. 4. 5.開水路流れへの適用. 3. 速ベクトルが算出されている.図‑8は流下方向平均流速分布U +で. u '/U. *. クトルを示す.画像拡張を導入することによって水面直下まで流. 4. 5. x (cm). :計測値 :U + = 1 ln (y + ) + 5.29 κ. の粒子移動量に対して誤差がほぼ5%以内になるのは曲率が約. た.表‑1に実験条件を示す.図‑7に瞬時の水面分布および流速ベ. 3. 瞬時の水面および流速ベクト. 10. 粒子移動量と水面の曲率からなる平面での誤差分布である.全て. 以上の結果を踏まえて,本計測法を直線開水路の常流に適用し. 2. 20 U+. る位置は擬似水面が湾曲している付近にほぼ一致しており,水面. 0. 100. 流下方向平均流速分布. 1000 y+. :計測値 3) :禰津らによる半理論曲線. 2 1 0 0. 0.2. 図‑9. 0.4. 0.6. 0.8. 流下方向乱れ強度. 1 y /H. ある.得られた計測値は対数則によく一致していることがわかる. また,図‑9に示す流下方向乱れ強度 u ′ U * の鉛直分布において,計測値は禰津らによる半理論曲線3)によく一致 している.以上の結果より,この実験のように水面変動が顕著でない常流においては,本画像拡張法は水面近 傍の流速ベクトルを精度よく計測しているといえる. <参考文献> 1) 宮本, 神田, 大江: 水工学論文集, 第45巻, pp.511-516, 2001. 2) Tsuei L., Savaş Ö.: Experiments in Fluids, Vol. 29, pp.203-214, 2000. 3) Nezu I. and Nakagawa H.: Turbulence in open-channel flows, A.BLKEMA, IAHR MONOGRAPH, pp.12-25, 1993. ‑310‑.
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