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Academic year: 2022

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(1)Ⅱ− 38. 第39回土木学会関東支部技術研究発表会. 津波初期条件としての海面上昇の体積が津波波高に及ぼす影響 中央大学 理工学部. 学生員. ○多田総介. 中央大学大学院. 学生員. 銭潮潮. フェロー会員. 山田正. 中央大学 理工学部 1.はじめに. 水面を隆起及び沈降させ津波の初期形状を形成する. 日本海溝や南海トラフは日本列島に沿って位置して おり,先の東日本大震災では日本海溝付近のプレー ト境界面が急激に変形し,津波が発生したことによ. 1.2. h(x). 1.0. 1.0. h(x). 海底プレート境界面の急激な変形が原因となり,. - 200000. - 400000. 1.2. 0.8. 0.8. 0.6. 0.6. 1[m]. 0.4. 0.4. 0.2. 0.2. 200000. 0. x. 400000. - 400000. - 200000. h(x) 1.2. れ 30 年以内に 87%,70%,60%の確率で大地震発生. 究では津波初期における海面上昇の体積に着目し到 達する波高との関係を考察する.. - 200000. x. 1.2. 0.8. 0.8. 0.6. 0.6. 1[m]. 1[m]. 0.4. 0.2. - 400000. 400000. 1.0. 0.4. すると発表しており,津波研究は重要である.本研. 200000. h(x). 1.0. 防災会議の資料では東海・南海・東南海沖でそれぞ. 0. Xmax,Xbarを変化させた場合. mXを変化させた場合. り甚大な被害をもたらした.さらに,平成 23 年中央. 1[m]. 0.2. x 200000. 0. 400000. - 400000. aXを変化させた場合. - 200000. 0. 200000. 400000. x. cを変化させた場合. 図-1 初期条件 h(x)の各パラメーターと波形の関係. 2.計算方法 2.1基礎方程式. -500000. - 200000. - 400000. 津波計算に用いる基礎方程式を (1), (2 ) に示す.. 0. 200000. 400000. 500000. - 1000. -2000. - 2000. ∂h ∂u (h − b) + =0 ∂t ∂x. L (1). ∂u ∂u ∂h +u +g =0 ∂t ∂x ∂x. L (2 ). - 3000. - 4000. -4000 b(x). 図-2 海底面の概形. 奥行きを 1[m]とし aX , c を変化させることにより初期 ここに u[m/s]:平均流速, h[m]:波高, b[m]:水深,. 波形の体積を変化させる.各パラメーターと初期波形の. g[ m/s2]:重力加速度,x:伝播方向の座標, t[s]:時. 関係を図-1 に示す.(3a) (3b)式の波形は中心の高さを変. 間座標とする.. 化させず,体積のみを変化させる特徴を有する.境界条 件は計算領域の両端において周期境界条件とする.水面. 2.2初期条件及び 初期条件及び境界条件 及び境界条件 初期波形はべき級数で(3a)またはガウス分布で(3b). と海底までの距離の関係を図-2 に示す.本計算では計算. を与える.. 領 域 の 中 心 を -4000[ m ] と し 計 算 領 域 の 両 端 で 水 深 が. h( x) =. -10[m]となるように与える.. 1  (x − Xbar ) + X max  1+   aX  . h( x ) = e. − cx2. mX. L (3a ). 2.3計算領域 計 算 領 域 は 津 波 が 発 生 した 地 点 か ら 岸 ま で と 見 立て. L (3b ). ここに mX , aX , Xbar , X max , c は任意で与. x=0[m] を 津 波 発 生 の 中 心 と し x=-5000000[m] か ら x=5000000[m]の 1000km とする. 2.4周期境界条件. えるパラメーターとする. (3a) において mX は波形. 計算結果の例の一つを図-3 に示す.津波が計算領域の両. の急峻さを, Xbar , X max は中心の位置, (3a)に. 端に到達すると波高は急激に高くなるが,これは計算領. おいて aX , (3b)において c は x 方向の広がりを表す.. 域の両端に入射した津波が足し合わさるためである. 波 高を計算する地点は周期境界の影響が出ない地点とする.. キーワード 津波 体積 最大波高 初期波形 〒112-8551 東京都文京区春日 1-13-27 中央大学理工学部 Tel 03-3817-1805 E-mail:tada-sousuke@civil.chuo-u.ac.jp.

(2) Ⅱ− 38. 第39回土木学会関東支部技術研究発表会. 3.結果及び考察 結果及び考察 3.1海底面の差異が津波の進行に及ぼす影響. 0.5. 0.5. 0.5. :. 図-3 に海底面を図-2,図-4 に海底面を水深-4000[m]. 1.0. 1.0. 1.0. ,. , - 400 000- 200 000. - 400 000- 200 000. 200 000 400 000. 図-4 より津波の波高は初期波高の半分の高さになる. -. 1.0. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 0.5. ,. ,. 事がわかる.また海底面が図-2 に示す形状の場合,. - 400000- 200000. 200 000 400000. 0.5 t=4500 -. -. 図‐3 時系列ごとの波形. 3.2 解析解と数値解の比較. に求めた数値解の時間変化を比較した図を示す.. - 400 000- 200000. 200 000 400000. 0.5 t=3600. -. 定時に比べ遅いことがわかる.. 図-5 に解析的に得られるダランベールの解と近似的. - 400 000- 200000. 200 000 400000. 0.5 t=2700. 波速が速くなり,両端に達するまでの時間が海底面一. 200 000 400 000. 0.5 t=1800. -. -. 一定で与えた場合の初期波形の時間変化を示す.図-3. - 400 000- 200 000. 200 000 400 000. 0.5 t=900. 0.5 t=0. 1.0. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 0.5. : 200 000 400 000. - 400 000- 200 000. t=0. 影響が現れるまで波形が一致していることがわかる.. 200 000 400 000. - 400 000- 200 000. 200 000 400 000. - 0.5. - 0.5. - 0.5. t=500 と t=1000 の図を比較すると,周期境界条件の. ,. ,. , - 400 000- 200 000. t=1000. t=500. 図-4 水深一定-4000[m]での時系列ごとの波形. つまり津波は海底面一定の場合,解析解と数値解にほ ぼ差異は見られない. 3.3初期条件の体積と最大 初期条件の体積と最大波高の関係 最大波高の関係 初期波形の幅を変えることで体積を変化させ,(3a) は 29 ケース,(3b)は 17 ケースの計算を行った.最大. 1.0. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 0.5. :. 100000 200000. ,. ,. ,. - 200000 - 100 000 - 0.5. - 200000 - 100 000 - 0.5. 100000 200000. - 200000 - 100 000 - 0.5. - 1.0. - 1.0. - 1.0. t=0. t=500. t=1000. 図-5.ダランベールの解と数値解の波形比較. 波高は周期境界条件の影響が小さいと考えられる地 点(x=450000[m],x=400000[m])における値を用いた. 図-5,図-6 に無次元体積と無次元波高関係を示す. 無次元化は体積,最大波高が最小となるケースを基準. 式(3a) 式(3b). とし行った.初期条件における海面上昇の体積が増加 すると津波波高は上昇することがわかる. 一例とし て図-5 (3a)において,海面上昇の体積が基準の 15 倍 になると波高は約 1.2 倍になることがわかる. 4.まとめ 4.まとめ 本研究では津波初期条件としての海面上昇の体積に 着目しその影響を検証した.以下に得られた知見を示 す.(1)水深に変化のない場所では波形の数値解と解. 図-6 x=450000[m]地点 無次元化した体積と波高の関係. 析解にほとんど差異がない(2)津波初期条件としての 海面上昇の体積が増加した場合,津波波高は高くなる.. 式(3a) 式(3b). (3) 津波の海面上昇の体積が等しい時,べき級数で表 した波形はガウス分布で表した波形に比べ津波到達 時の最大波高が高い.その原因として,べき級数の波 形の方がより位置エネルギーを有した体積が大きい ためであると考えられる. 参考文献 土木系大学講義シリーズ⑬海岸工学 服部昌太郎 著 コロナ社 中央防災会議 H23 南海トラフの地震モデル検討 会 第 1 回会合 資料. 100000 200000. 図-7 x=400000[m]地点 無次元化した体積と波高の関係の関係.

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