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storage aggregate relocation startコマンドの主なパラメータ

ドキュメント内 clustered Data ONTAP 8.3 物理ストレージ管理ガイド (ページ 197-200)

ここでは、HAペアでアグリゲートの所有権を切り替える際に使用するstorage aggregate relocation startコマンドの主なパラメータを示します。

パラメータ 説明

-nodenodename アグリゲートを現在所有しているノードの名前

を指定します。

-destinationnodename アグリゲートを再配置するデスティネーション

ノードを指定します

-aggregate-listaggregate name ソース ノードからデスティネーション ノードに再 配置するアグリゲート名のリストを指定しま す。

(このパラメータではワイルドカードを使用でき ます。)

-override-vetoestrue|false 再配置処理の実行時に拒否のチェックを無視 するかどうかを指定します。

このオプションを使用すると、クライアントの停 止が長引いたり、処理の完了後にアグリゲート とボリュームがオンラインに復帰しない可能性 があります。

パラメータ 説明 -relocate-to-higher-versiontrue|

false

ソースノードよりも上位のバージョンのData ONTAPを実行しているノードにアグリゲートを 再配置するかどうかを指定します。

relocatetohigher-versiontrueパ ラメータを使用して、Data ONTAP 8.2を実 行しているノードからData ONTAP 8.3以降 を実行しているノードへのアグリゲートの再 配置を実行することはできません。

最初にソース ノードをData ONTAP 8.2.1以 降にアップグレードしてから、このパラメー タを使用してアグリゲートの再配置処理を 実行する必要があります。

同様に、Data ONTAP 8.3にアップグレード するには、先にData ONTAP 8.2.1以降にア ップグレードしておく必要があります。

• Data ONTAPの異なるマイナー バージョン

を実行しているノード間(8.2.1から8.2.2、 8.2.2から8.2.1など)でアグリゲートの再配 置を実行することは可能ですが、上位のメ ジャー バージョンから下位のメジャー バー ジョン(8.3から8.2.2など)へのアグリゲート の再配置処理を実行することはできませ ん。

-override-destination-checkstrue|

false

デスティネーション ノードで実行されるチェック をアグリゲートの再配置処理で無視するかどう かを指定します。

このオプションを使用すると、クライアントの停 止が長引いたり、処理の完了後にアグリゲート とボリュームがオンラインに復帰しない可能性 があります。

アグリゲートの再配置時の拒否とデスティネーションのチェック

アグリゲートの再配置処理では、アグリゲートの再配置を問題なく完了できるかどうかがData

ONTAPで確認されます。アグリゲートの再配置が拒否された場合、EMSメッセージを調べて原因

を特定する必要があります。その理由に応じて、拒否を無視しても問題がないかどうかを判断する ことができます。

storage aggregate relocation showコマンドを実行すると、アグリゲートの再配置の進捗が 表示されます。再配置が拒否された場合は、拒否したサブシステムも表示されます。拒否の中に は、無視してもかまわないソフトなものと、強制しても無視できないハードなものがあります。

次のコマンドを使用して、ギブバックの拒否に関するEMSの詳細を確認できます。

event log show -node * -event gb*

次のコマンドを使用して、アグリゲートの再配置に関するEMSの詳細を確認できます。

event log show -node * -event arl*

次の表に、ソフトな拒否とハードな拒否の両方について、推奨される対処方法を示します。

アグリゲートの再配置時の拒否のチェック 拒否しているサブシステ

ムモジュール

対処方法

Vol Move アグリゲートでホストされているいずれかのボリュームがボリューム

移動の対象になっている場合、そのボリューム移動がカットオーバ ー状態になると、アグリゲートの再配置が拒否されます。

ボリュームの移動が完了するまで待ちます。

この拒否を無視した場合、アグリゲートの再配置の完了後にカットオ ーバーが自動的に再開されます。アグリゲートの再配置によって移 動処理の回数が再試行回数(デフォルトでは3回)を超えた場合は、

volume move trigger-cutoverコマンドを使用して手動でカット オーバーを開始する必要があります。

Backup アグリゲートでホストされているボリュームでダンプジョブまたはリス

トア ジョブを実行中の場合、アグリゲートの再配置が拒否されます。

実行中のダンプ処理またはリストア処理が完了するまで待ちます。

この拒否を無視した場合、バックアップ処理またはリストア処理は中 止され、バックアップアプリケーションで再開する必要があります。

Lock Manager この問題を解決するには、ファイルを開いているCIFSアプリケーショ

ンを適切な手順でシャットダウンするか、それらのボリュームを別の アグリゲートに移動します。

この拒否を無視すると、CIFSのロック状態が解除され、システムの 停止やデータの損失の原因になります。

Lock Manager NDO ロックがミラーされるまで待ちます。

この拒否は無視できません。無視すると、Microsoft Hyper-V仮想マ シンの処理が停止します。

RAID EMSメッセージを調べて拒否の原因を特定します。

ディスクの追加処理またはディスク所有権の再割り当て処理を実行 中の場合は、それらの処理が完了するまで待ちます。

ミラーの再同期、ミラーの検証、またはディスクのオフライン化が原 因で拒否された場合は無視してかまいません。これらの処理は、再 配置後に再開されます。

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