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clustered Data ONTAP 8.3 物理ストレージ管理ガイド

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物理ストレージ管理ガイド

ネットアップ株式会社

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目次

Data ONTAPによるディスクの管理 ... 10

Data ONTAPで使用されるディスク タイプ名 ... 10 Data ONTAPでサポートされるストレージ接続タイプとトポロジ ... 12 SASストレージ接続タイプのディスクの組み合わせ方法 ... 12 FC-ALストレージ接続タイプのディスクの組み合わせ方法 ... 12 アグリゲートおよびシステムの容量計算方法 ... 13 Data ONTAPでサポートされているディスク速度 ... 13 アグリゲートとスペアの管理に対するドライブのチェックサム方式の影響 ... 14 ドライブ名の形式 ... 15 クラスタ構成前のドライブ名の形式 ... 16 FC-AL接続ディスクのループID ... 18 RAIDドライブ タイプの概要 ... 19 ディスク完全消去の機能 ... 20 ディスク完全消去のプロセス ... 20 ディスク完全消去を実行できない状況 ... 21 ディスク完全消去の中断 ... 21 完全消去するデータを含んだアグリゲートの作成とバックアップについ てのヒント ... 22 Data ONTAPによるディスクのパフォーマンスおよび健全性の監視 ... 22 Data ONTAPでディスクがオフラインになった場合の動作 ... 22 Data ONTAPによる高速RAIDリカバリを使用したディスク障害の削減 .... 22 Maintenance Centerを使用してドライブ エラーを防ぐ方法 ... 23 ディスクがMaintenance Centerに割り当てられる条件 ... 24 メディア エラーを防止するためのData ONTAPによる連続メディア スク ラビング ... 25 ACPを使用してSAS接続ディスク シェルフのストレージの可用性を向上する 方法 ... 26 SSDを使用したストレージ パフォーマンスの向上 ... 26 オールフラッシュによる最適化がノードの動作に及ぼす影響 ... 27 Data ONTAPでのSSDの寿命管理 ... 27 SSDとHDDの機能の違い ... 28

(4)

マルチディスク キャリアのストレージ シェルフの使用に関するガイドラインと 要件 ... 28 マルチディスク キャリアを削除する必要がある場合に、Data ONTAP がRAIDへの影響を回避する方法 ... 29 マルチディスク キャリアを安全に取り外せるかどうかを確認する方法 ... 29 マルチディスク キャリアのディスクのスペアに関する要件 ... 30 マルチディスク キャリアのストレージ シェルフのシェルフ構成に関する 要件 ... 30 マルチディスク キャリアのストレージ シェルフのディスクで構成される アグリゲートの要件 ... 30 マルチディスク キャリアのストレージ シェルフのディスクをアグリゲート で使用する場合の考慮事項 ... 31 ルートデータのパーティショニングの概要 ... 32 ルートデータのパーティショニングの機能 ... 32 ルートデータのパーティショニングがストレージ管理に及ぼす影響 ... 33 ルート アグリゲート用にパーティショニングされるドライブ ... 34 ルートデータのパーティショニングの標準的なレイアウト ... 34 ルートデータのパーティショニングの使用に関する要件 ... 36 ルートデータのパーティショニングを設定するためのノードの初期化 ... 36 ルートデータのパーティショニングを使用しているノードでのアクティ ブ / パッシブ構成の設定 ... 41 ノードへのディスクの追加 ... 43

Disk Qualification Packageの更新が必要なタイミング ... 44

アグリゲートで使用中のディスクの交換 ... 45 自己暗号化ディスクの交換 ... 46 データ ディスクのホット スペアへの変換 ... 47 ノードからのディスクの取り外し ... 47 障害ディスクの取り外し ... 48 ホット スペア ディスクの取り外し ... 48 データ ディスクの取り外し ... 49 ディスク完全消去によるディスクからのデータの削除 ... 51 ディスク完全消去の停止 ... 53 ディスクの管理用コマンド ... 54 ストレージ シェルフに関する情報を表示するコマンド ... 55 スペース情報を表示するコマンド ... 55

ディスクの所有権の管理 ... 57

(5)

ディスク所有権の種類 ... 57 ディスクとアレイLUNの所有権を割り当てる理由 ... 57 ディスクとアレイLUNを使用できるようにする方法 ... 58 ディスクの所有権自動割り当ての仕組み ... 59 使用するディスク自動割り当てポリシー ... 60 所有権の自動割り当てが起動されるタイミング ... 60 Data ONTAP-vテクノロジに基づくプラットフォームでのディスクの所有権の機 能 ... 60 ディスクの所有権を割り当てる際のガイドライン ... 61 ディスクの所有権の割り当て ... 61 ルートデータのパーティショニング用にパーティショニングされるディスクの所 有権の割り当て ... 62 ディスクからの所有権の削除 ... 63 ディスク所有権の自動割り当ての設定 ... 64 ディスク所有権コマンドでのワイルドカード文字の使用 ... 65

Data ONTAPによるアレイLUNの管理 ... 67

ストレージ アレイ上のアレイLUNを使用できるData ONTAPシステム ... 67 アレイLUNを使用するためのライセンスのインストール ... 68 ディスクとアレイLUNの所有権の機能 ... 69 ディスクとアレイLUNの所有権を割り当てる理由 ... 69 ディスクとアレイLUNを使用できるようにする方法 ... 70 Data ONTAPと所有するアレイLUNの関係 ... 71 インストレーション後にアレイLUNの所有権を割り当てるケース ... 71 Data ONTAPがアレイLUNを使用できるケース ... 72 アレイLUNの所有権の割り当て ... 75 バックエンド構成の検証 ... 76 スペア アレイLUNの割り当ての変更 ... 76 アレイLUN名の形式 ... 77 クラスタ構成前のアレイLUN名の形式 ... 78 スペア アレイLUNのチェックサム方式の確認 ... 79 アレイLUNのチェックサム方式の変更 ... 80 ストレージ アレイ上でアレイLUNを再構成するための前提条件 ... 81 アレイLUNのサイズまたは構成の変更 ... 82 アレイLUNのData ONTAPによる使用の中止 ... 83 Data ONTAPシステムをサービスから削除する前のアレイLUNの準備 ... 83

ストレージ暗号化による保管データの保護 ... 84

(6)

ストレージ暗号化の概要 ... 84 ストレージ暗号化とは ... 84 ストレージ暗号化の仕組み ... 85 SEDを使用したディスク処理 ... 86 ストレージ暗号化を使用する利点 ... 86 ストレージ暗号化の制限事項 ... 87 ストレージ暗号化のセットアップ ... 88 ストレージ暗号化の設定前に収集する情報 ... 88 セキュアなキー管理通信のためのSSLの使用 ... 90 ストレージ暗号化のセットアップ ウィザードの実行 ... 92 ストレージ暗号化の管理 ... 94 キー管理サーバの追加 ... 94 キー管理サーバのリンクの確認 ... 95 キー管理サーバ情報の表示 ... 96 キー管理サーバの削除 ... 97 ブート プロセスでキー管理サーバにアクセスできない場合 ... 98 ストレージ暗号化によるディスク情報の表示 ... 99 認証キーの変更 ... 100 認証キーの取得 ... 101 認証キーの削除 ... 102 有効期限切れの証明書が原因のSSLの問題 ... 102 SEDを非保護モードに戻す ... 104 ストレージ暗号化を使用したディスクのデータの削除 ... 105 ストレージ暗号化を使用したディスクの完全消去(ベンダーへの返却 前の作業) ... 105 ストレージ暗号化を使用してディスクの状態をend-of-lifeに設定する作 業 ... 107 ストレージ暗号化を使用した緊急時のディスクのデータのシュレッディ ング ... 108 物理的なセキュアIDのSED用の機能 ... 109 PSID機能を備えたSED ... 110 工場出荷時の設定へのSEDのリセット ... 111

Data ONTAPでのRAIDを使用したデータとデータ可用性の保護 ... 112

ディスクのRAID保護レベル ... 112 RAID-DP保護とは ... 112 RAID 4保護とは ... 113

(7)

アレイLUNのRAID保護 ... 113 Data ONTAP-vストレージのRAID保護 ... 114 RAIDおよびSyncMirrorで提供される保護 ... 114 RAIDドライブ タイプの概要 ... 117 RAIDグループの機能 ... 118 RAIDグループの命名規則 ... 118 RAIDグループのサイジングに関する考慮事項 ... 118 RAIDグループのサイズ変更 ... 119

アレイLUNのData ONTAP RAIDグループに関する考慮事項 ... 121

ホット スペア ディスクに関するData ONTAPの動作 ... 122 最低限必要なホット スペアの数 ... 122 ホット スペアとして使用可能なディスク ... 123 一致スペアとは ... 123 適切なホット スペアとは ... 123 デグレード モードについて ... 124 スペア不足に対する警告を使用したスペア ドライブの管理 ... 125 ホット スペアを使用したData ONTAPによる障害ディスクの処理 ... 125 利用可能なホット スペアがない場合のData ONTAPによる障害ディスクの処 理 ... 126 RAIDのタイムアウト オプションの変更に関する考慮事項 ... 126 RAIDレベル ディスク スクラビングによるデータの整合性の検証 ... 127 自動RAIDレベル スクラビングのスケジュールの変更 ... 127 手動RAIDレベル スクラビングの実行方法 ... 128 RAID処理のシステム パフォーマンスへの影響の制御 ... 128 RAIDデータ再構築のパフォーマンスへの影響の制御 ... 129 RAIDレベル スクラビングのパフォーマンスへの影響の制御 ... 129 プレックスの再同期化のパフォーマンスへの影響の制御 ... 130 ミラー検証のパフォーマンスへの影響の制御 ... 131

アグリゲートとは ... 133

ミラーされていないアグリゲートの機能 ... 133 ミラーされたアグリゲートの機能 ... 135 Flash Poolアグリゲートとは ... 136 Flash Poolアグリゲートの機能 ... 136 Flash Poolアグリゲートを使用するための要件 ... 137 Flash PoolキャッシュのRAIDタイプとスペアの管理に関する考慮事項 .. 138

(8)

使用可能なFlash Poolキャッシュ容量の計算方法 ... 140

Flash Poolアグリゲート内のボリュームでのキャッシング ポリシーの使 用 ... 141

キャッシング ポリシーの変更 ... 143

Flash Pool SSDパーティショニングでFlash Poolアグリゲートのキャッシュ割り 当ての柔軟性を拡張する方法 ... 144 SSDストレージ プールを使用するケースに関する考慮事項 ... 145 SSDストレージ プールの使用方法 ... 146 SSDストレージ プールを使用する際の要件およびベストプラクティス ... 147 SSDストレージ プールの作成 ... 148 SSDストレージ プールへのSSDの追加 ... 149 SSDを既存のストレージ プールに追加する場合と新規作成する場合 の考慮事項 ... 150 SSDストレージ プールへのSSDの追加がキャッシュ サイズに及ぼす 影響の特定 ... 150 SSDストレージ プールの管理用コマンド ... 151 FlexVolに関連付けるアグリゲートの選択に対するSVMの影響 ... 152 Data ONTAPでの異機種混在ストレージの処理について ... 152 速度の異なるディスクを同じアグリゲートに混在させる方法 ... 153 異機種混在ストレージからのディスク選択の制御方法 ... 153 タイプの異なるHDDをアグリゲート内に混在させる場合のルール ... 154 Flash Poolアグリゲート内に複数のドライブ タイプを混在させる場合の ルール ... 155 アレイLUNのアグリゲートに複数のストレージを混在させる場合のル ール ... 155 アレイLUNを含むアグリゲートのチェックサム方式の決定方法 ... 156 アグリゲート内のスペースの使用量を確認する方法 ... 156 ボリュームのアグリゲートでのスペース使用量を確認および制御する方法 ... 158 Infinite Volumeでのアグリゲートの使用方法 ... 160 Infinite Volumeのアグリゲートに関する要件 ... 161 FlexVolとInfinite Volumeでのアグリゲートの共有 ... 161 Infinite Volumeにどのアグリゲートを関連付けることができるかにスト レージ クラスが与える影響 ... 162 アグリゲートおよびノードとInfinite Volumeの関連付け ... 162 新しいInfinite Volume内でのスペースの割り当て方法 ... 163 Infinite Volumeで使用されるアグリゲートの所有権の切り替え ... 164

(9)

アグリゲートの管理 ... 168

パーティショニングされていないドライブを使用するアグリゲートの作成 ... 168 ルートデータのパーティショニングを使用するアグリゲートの作成 ... 170 物理ドライブを使用するアグリゲートのサイズの拡張 ... 172 ルートデータのパーティショニングを使用するアグリゲートのサイズの拡張 ... 174 ミスアライメントのあるスペア パーティションの修正 ... 178 アグリゲートにストレージを追加したときの動作 ... 180 物理SSDを使用するFlash Poolアグリゲートの作成 ... 180 SSDストレージ プールを使用するFlash Poolアグリゲートの作成 ... 182 Flash Poolの候補と最適なキャッシュ サイズの確認 ... 184 Flash Poolアグリゲートでボリュームが書き込みキャッシュに対応しているかど うかの確認とその有効化 ... 188 Flash Poolアグリゲート内のRAIDグループのRAIDタイプの変更 ... 189 アグリゲートのドライブとRAIDグループの情報の確認 ... 191 HAペアでのアグリゲートの所有権の切り替え ... 192 アグリゲートの再配置の仕組み ... 192 ルートデータのパーティショニングがアグリゲートの再配置に及ぼす影 響 ... 193 アグリゲートの所有権の切り替え ... 194 アグリゲートの再配置用のコマンド ... 196

storage aggregate relocation startコマンドの主なパラメータ ... 197

アグリゲートの再配置時の拒否とデスティネーションのチェック ... 198 SVMへのアグリゲートの割り当て ... 201 アグリゲート内のスペースを確保する方法 ... 202 アグリゲートに配置するボリュームの確認 ... 203 Flash PoolアグリゲートでSSDストレージ プールを使用しているかどうかの確 認 ... 203 アグリゲートの管理用コマンド ... 204

ストレージの制限 ... 205

著作権に関する情報 ... 207

商標に関する情報 ... 208

マニュアルの更新について ... 209

索引 ... 210

(10)

Data ONTAP

によるディスクの管理

ディスク(ドライブと呼ばれることもあります)は、Data ONTAPを実行するストレージ システムでネイ ティブ ストレージ シェルフを使用する際のストレージの基本単位です。Data ONTAPではどのよう にディスクが使用され分類されるのかを理解すると、より有効にストレージを管理できます。

Data ONTAP

で使用されるディスク

タイプ名

Data ONTAPでは、各ディスクにディスク タイプが関連付けられます。Data ONTAPでは、一部のデ

ィスク タイプについて業界標準とは違う名称を使用します。Data ONTAPのディスク タイプと業界標 準のディスク タイプとの対応を確認し、混乱しないようにしてください。

Data ONTAPのマニュアルでは、特に指定がないかぎり、ディスク タイプとはData ONTAPで使用す

るディスク タイプを指します。RAIDディスク タイプは、あるディスクがRAIDで果たす役割を表して います。Data ONTAPのディスク タイプとは関係ありません。

あるシステム構成でサポートされるディスク タイプは、ストレージ システム モデル、ディスク シェル フ タイプ、およびシステムにインストールされているI/Oモジュールなどによって決まります。 以下の表に、SASストレージとFCストレージの接続タイプ、ストレージ アレイ、および仮想ストレー ジ(Data ONTAP-v)のそれぞれについて、Data ONTAPのディスク タイプと業界標準のディスク タ イプとの対応を示します。 SAS接続ストレージ Data ONTAPのデ ィスク タイプ ディスク クラス 業界標準のディスク タイプ 説明

BSAS データ SATA SAS接続ストレージ シェル

フへの接続を可能にする 追加ハードウェアを搭載し たブリッジSAS-SATAディ スク

FSAS データ NL-SAS ニアラインSAS

MSATA データ SATA マルチディスク キャリアの

ストレージ シェルフの

SATAディスク SAS パフォーマンス SAS Serial-Attached SCSI SSD ウルトラパフォーマン

(11)

FC接続ストレージ Data ONTAPのデ ィスク タイプ ディスク クラス 業界標準のディスク タイ プ 説明 ATA データ SATA FCAL パフォーマンス FC ストレージアレイ Data ONTAPのデ ィスク タイプ ディスク クラス 業界標準のディスク タイ プ 説明

LUN N/A LUN ストレージ アレイで

バックアップされ、 Data ONTAPでディ スクとして使用され る論理ストレージ デバイス。 Data ONTAPがクライア ントに提供する LUNと区別するた め、これらのLUN をアレイLUNと呼 びます。 仮想ストレージ(Data ONTAP-vData ONTAPのデ ィスク タイプ ディスク クラス 業界標準のディスク タイ プ 説明

VMDISK N/A VMDK VMware ESXでフ

ォーマットおよび管 理される仮想ディス ク。 関連コンセプト タイプの異なるHDDをアグリゲート内に混在させる場合のルール(154ページ) Data ONTAPでサポートされるストレージ接続タイプとトポロジ(12ページ) 関連参照情報 RAIDドライブ タイプの概要(19ページ)

(12)

関連情報

ネットアップ テクニカル レポート3437:『Storage Subsystem Resiliency Guide』

NetApp Hardware Universe

Data ONTAP

でサポートされるストレージ接続タイプとトポロジ

Data ONTAPでは、ストレージ接続タイプとして、Serial-Attached SCSI(SAS;シリアル アタッチド SCSI)とFibre Channel(FC;ファイバチャネル)の2つをサポートしています。FC接続タイプについて は、アービトレーテッド ループ、スイッチ、およびポイントツーポイントの3種類のトポロジがサポート されます。 • SAS、BSAS、FSAS、SSD、およびMSATAの各ディスクでは、SAS接続タイプを使用します。 SAS接続ストレージ シェルフは、スタックと呼ばれるデイジー チェーンでコントローラに接続され ます。 • FCディスクおよびATAディスクでは、FC接続タイプのアービトレーテッド ループ トポロジ(FC-AL)を使用します。 FC接続ストレージ シェルフは、ループ接続でコントローラに接続されます。 • アレイLUNでは、FC接続タイプのポイントツーポイント トポロジまたはスイッチ トポロジを使用 します。 同一のループまたはスタックで異なる接続タイプを組み合わせることはできません。ただし、 MetroCluster構成では、FC接続タイプとSAS接続タイプをブリッジ接続で組み合わせることができ ます。この構成では、コントローラ側でFCを使用し、シェルフ側でSASを使用します。ブリッジ接続 は、直接接続トポロジまたはスイッチ トポロジで使用できます。詳細については、『Configuring a

MetroCluster system with SAS disk shelves and FibreBridge 6500N bridges in 7-Mode』を参照してく

ださい。

SAS

ストレージ接続タイプのディスクの組み合わせ方法

パフォーマンス ディスクが搭載されたSAS接続ストレージ シェルフとキャパシティ ディスクが搭載さ れたSAS接続ストレージ シェルフを同じスタック内で組み合わせることができますが、この構成は 推奨されません。 それぞれのSAS接続ストレージ シェルフに搭載できるディスクのクラスは1つだけ(キャパシティ、 パフォーマンス、またはSSD)です。ただし、シェルフをFlash Poolアグリゲートに使用する場合はこ のかぎりではなく、一部のSSDサイズやシェルフ モデルでは、SSDとHDDを混在させることができ ます。詳細については、Hardware Universeを参照してください。

FC-AL

ストレージ接続タイプのディスクの組み合わせ方法

FCディスクが搭載されたストレージ シェルフとATAディスクが搭載されたストレージ シェルフを同じ ループ内で組み合わせることはできません。

(13)

アグリゲートおよびシステムの容量計算方法

ストレージ アーキテクチャがシステム全体の容量制限やアグリゲートのサイズ制限に従っている かどうかを確認する場合には、ストレージ システムで使用するドライブの物理容量と使用可能容 量を使用します。 メーカー各社のドライブ間の互換性を保つため、Data ONTAPではユーザ データ用に利用可能な ドライブ容量の端数を切り捨てます(サイズの適正化)。 また、容量の計算に2進法と10進法のど ちらを使用するかもサイジング情報に影響します。これらの理由から、実行するタスクに応じて適 切なサイズ測定値を使用することが重要です。 • システム全体の容量を計算する場合は、ドライブの物理容量を使用して、ストレージ システム が所有するすべてのドライブの合計を計算します。 • アグリゲートの最大サイズ内で追加できるドライブの本数を計算する場合は、そのアグリゲート 内のすべてのデータ ドライブの適正サイズ(使用可能な容量)を使用します。 パリティ ドライブ、ダブルパリティ ドライブ、およびキャッシュ ドライブは最大アグリゲート サイ ズにはカウントされません。

各ドライブの物理容量と使用可能容量については、Hardware Universe(hwu.netapp.com)を参照し

てください。

Data ONTAP

でサポートされているディスク速度

回転メディアを使用するハード ディスクドライブの場合、速度は回転速度(rpm)で測定されます。ド ライブの速度が速いほど、Input/Out Operations per Second(IOPS;1秒あたりの入出力操作)が向 上し、応答時間が速くなります。 同じアグリゲートでは、同じ速度のディスクを使用することを推奨します。 Data ONTAPでサポートされるハード ディスクドライブの回転速度は次のとおりです。 • パフォーマンス ディスク(SAS接続) ◦ 10K rpm ◦ 15K rpm • キャパシティ ディスク(SAS接続) ◦ 7.2K rpm • パフォーマンス ディスク(FC接続) ◦ 15K rpm • キャパシティ ディスク(FC接続)

(14)

◦ 7.2K rpm Solid-State Drive(SSD;ソリッド ステート ドライブ)は、フラッシュ メディアベースのデバイスであるた め、回転速度という概念は当てはまりません。 特定のハードウェア構成でサポートされるディスクの詳細については、Hardware Universe (hwu.netapp.com)を参照してください。

アグリゲートとスペアの管理に対するドライブのチェックサム方式の

影響

Data ONTAPで使用するドライブには、BCS(block)とAZCS(zoned)の2種類のチェックサム方式が あります。チェックサム方式の違いやそれらによるストレージ管理への影響を理解すると、より効果 的にストレージを管理できます。 耐障害性機能はどちらのチェックサム方式でも同じです。BCSはデータ アクセス速度を最適化す る方式で、520バイト セクタからなるドライブで、チェックサム用に確保される容量が最小限の方式 です。AZCSは、512バイト セクタからなるドライブのストレージ利用率と容量を向上させます。ドラ イブのチェックサム方式を変更することはできません。 特定のドライブ モデルのチェックサム方式を決定する方法については、Hardware Universeを参照 してください。 アグリゲートのチェックサム方式は、アグリゲートを構成するドライブまたはアレイLUNのチェックサ ム方式で決まります。アグリゲート、ドライブ、およびチェックサムには、次のルールが適用されま す。 • RAIDグループ内でチェックサム方式を組み合わせることはできません。 そのため、ホット スペア ドライブを用意するときはチェックサム方式を考慮する必要がありま す。 • アグリゲートにストレージを追加するとき、通常の追加先のRAIDグループにあるストレージとチ ェックサム方式が異なる場合は、Data ONTAPによって新しいRAIDグループが作成されます。 • アグリゲートには、両方のチェックサム方式のRAIDグループを混在させることができます。 その場合、アグリゲートのチェックサム方式はmixedになります。 • ミラーされたアグリゲートでは、両方のプレックスでチェックサム方式が同じでなければなりませ ん。 • 障害が発生したドライブを交換するときに、チェックサム方式が異なるドライブを使用することは できません。 • ドライブのチェックサム方式を変更することはできません。

(15)

ドライブ名の形式

機能しているクラスタにノードが含まれている場合、そのノードが接続されているドライブには、一 貫性のある単純な形式のドライブ名を使用してアクセスできます。ドライブ名は、ドライブが物理的 に接続されているノードおよびドライブへのアクセス元のノードとは無関係です。 ドライブ名は、次の4つの要素を連結した形式で表します。 <stack_id>.<shelf_id>.<bay>.<position> 注: システム ブート中のクラスタへのノードの結合前や、特定の主要なクラスタ コンポーネントが 使用不能になった場合には、ドライブ名が物理的な接続に基づいた従来の形式に戻されます。 • スタックID(stack_id)はData ONTAPによって割り当てられます。 スタックIDはそのクラスタ全域で一意であり、1から始まります。 • シェルフID(shelf_id)は、そのシェルフのスタックまたはループへの追加時にストレージ シェル フに対して設定されます。 あるシェルフIDがSASシェルフをめぐって競合している場合、ドライブ名ではそのシェルフIDが シェルフのシリアル番号で置き換えられます。 • ベイ(bay)は、シェルフ内でのディスクの位置を表します。 ストレージ シェルフの管理ガイドにあるベイ マップを参照できます。 • 位置(position)は、マルチディスク キャリアのストレージ シェルフでのみ使用されます。 2本のディスクを内蔵しているキャリアの場合、位置は1または2となります。 関連コンセプト クラスタ構成前のアレイLUN名の形式(78ページ) クラスタ構成前のドライブ名の形式(16ページ) 関連参照情報 ストレージ シェルフに関する情報を表示するコマンド(55ページ) 関連情報

SAS Disk Shelves Installation and Service Guide for DS4243, DS2246, DS4486, and DS4246 DS14mk2 FC, and DS14mk4 FC Hardware Service Guide

(16)

クラスタ構成前のドライブ名の形式

安定状態での運用中、ドライブ名は物理的な接続とは無関係であり、表示元のノードには影響さ れません。ただし、システム ブート中、クラスタへのノードの結合前、および特定のシステム コンポ ーネントが使用不能になった場合には、ドライブ名がData ONTAP 8.3より前に使用されていた形 式(クラスタ構成前の形式)に戻されます。 所有権が設定されていないドライブ(破損したドライブや未割り当てのドライブ)のクラスタ構成前 の名前のノード名の部分には、そのドライブを認識できるクラスタ内のノードのうち、アルファベット 順で最後になるノードの名前が表示されます。 次の表に、ストレージ システムへのドライブの接続方法ごとに、クラスタ構成前のドライブ名のさま ざまな形式を示します。 注: 内蔵ドライブの場合、スロット番号は0になります。内部ポート番号はシステム モデルによっ て異なります。 ドライブの接続方法 ドライブ名 例 SAS、直接接続 <node>:<slot><port>.<shelfID>.<bay> シェルフ2のベイ11 にある、オンボー ド ポート0aに接続 された、node1で所 有されているドラ イブのクラスタ構 成前の名前は、 node1:0a.2.11にな ります。 シェルフ6のベイ3 にある、スロット1 のHBAのポートc に接続された、 node1で所有され ているドライブのク ラスタ構成前の名 前は、node1:1c. 6.3になります。 SAS、直接接続、マル チディスク キャリアの ディスク シェルフ <node>:<slot><port>.<shelfID>.<bay>L<carrierP osition> キャリアの位置は 1または2です。

(17)

ドライブの接続方法 ドライブ名 例 SAS、直接接続、Data ONTAP-vを実行してい るシステム <slot><port>.<ID> 最初のポートに接 続された3番目の 仮想ディスクのク ラスタ構成前の名 前は、0b.3になり ます。3番目のポ ートに接続された2 番目の仮想ディス クのクラスタ構成 前の名前は、0d.2 になります。 ポートの範囲はb ~e、ディスクの範 囲は0~15です。 SAS、ブリッジ接続 (FibreBridge、 MetroCluster構成用) <slot><port>.<loopID>L<LUN> スロット3のポート にブリッジで接続 された、LUN 2、 ループID 125のド ライブのクラスタ構 成前の名前は、 3a.125L2になりま す。 SAS、スイッチを介した ブリッジ接続 (FibreBridge、 MetroCluster構成用) <switch_name>:<switch_port>.<loopID>L<LUN > スイッチbrcd44の ポート2にブリッジ で接続された、 LUN 5、ループID 126のドライブのク ラスタ構成前の名 前は、 brcd44:2.126L5に なります。

(18)

ドライブの接続方法 ドライブ名 例 FC、直接接続 <node>:<slot><port>.<loopID> オンボード ポート 0aに接続された、 node1で所有され ているループID 19(シェルフ1のベ イ3)のドライブの クラスタ構成前の 名前は、node1:0a. 19になります。 スロット8のHBAの ポートcに接続され た、node1で所有さ れているループID 34のドライブのク ラスタ構成前の名 前は、node1:8c.34 になります。 FC、スイッチ接続 <node>:<switch_name>.<switch_port>.<loopID> スイッチSW7のポ ート3に接続され た、node1で所有さ れているループID 51のドライブのク ラスタ構成前の名 前は、 node1:SW7.3.51に なります。

各ドライブに、クラスタ内の他のドライブと区別するためのUniversal Unique Identifier(UUID)が割 り当てられます。 関連コンセプト ドライブ名の形式(15ページ) クラスタ構成前のアレイLUN名の形式(78ページ)

FC-AL

接続ディスクのループ

ID

FC-ALまたはFCを使用して接続したディスクのループIDは、16~126の整数です。ループIDは、そ のループ内のディスクを識別し、ディスク名に含まれています。ディスク名は、システム全体でディ スクを一意に識別します。 ループIDは、ストレージ シェルフ番号およびディスクが搭載されているベイに対応しています。最 小のループIDは、常に、最初のストレージ シェルフの一番右にあるベイになります。次のループID

(19)

はその左側にあるベイになり、以降のベイにも同様にIDが割り当てられます。ストレージ シェルフ のデバイス マップは、ノードシェルから利用可能なfcadmin device_mapコマンドを使用して表示 できます。 使用するストレージ シェルフのループIDマップの詳細については、ストレージ シェルフのハードウ ェア ガイドを参照してください。

RAID

ドライブ

タイプの概要

Data ONTAPでは、RAIDのドライブ(パーティショニングされたドライブの場合は、パーティション)を データ、ホット スペア、パリティ、dParityの4タイプに分類します。ディスクは、スペアであるかアグリ ゲートで使用されるかによって管理方法が異なります。 RAIDのドライブ タイプは、RAIDでのドライブまたはパーティションの使用方法によって決まりま す。Data ONTAPのディスク タイプとは異なります。 ドライブのRAIDタイプを変更することはできません。RAIDタイプは、各種のストレージ コマンドの Position列に表示されます。 ルートデータ パーティショニングおよびストレージ プールのSSDを使用するドライブの場合は、1つ のドライブをRAIDに対して複数の用途で使用できます。たとえば、パーティショニングされたドライ ブのルート パーティションをスペア パーティションとして使用し、データ パーティションをパリティに 使用することができます。このため、パーティショニングされたドライブおよびストレージ プール内 のSSDについては、RAIDドライブ タイプは単にsharedと表示されます。 データ ディスク RAIDグループ内でクライアント用に格納されたデータ(および誤動作の結果、ストレー ジ システムの状態に関して生成されるデータ)を保持します。 スペア ディスク 使用可能なデータは保持しませんが、アグリゲート内のRAIDグループへの追加ディス クとして使用できます。アグリゲートには割り当てられておらず、ホット スペア ディスクと してシステム機能に割り当てられている、すべての正常なディスクを指します。 パリティ ディスク RAIDグループ内の単独のディスク ドライブに障害が発生した場合にデータの再構築に 使用する、行パリティ情報を格納します。 dParityディスク RAID DPが有効になっている場合、RAIDグループ内の2つのディスク ドライブに障害 が発生した場合にデータの再構築に使用する、対角線パリティ情報を格納します。 関連コンセプト Data ONTAPで使用されるディスク タイプ名(10ページ)

(20)

ディスク完全消去の機能

ディスク完全消去は、元のデータのリカバリが不可能になるように、指定したバイト パターンまたは ランダム データでディスクやSSDを上書きして、データを物理的に消去するプロセスです。ディスク 上のデータをリカバリできないようにするには、完全消去プロセスを使用します。この機能はノード シェルから利用できます。 関連タスク ディスク完全消去によるディスクからのデータの削除(51ページ)

ディスク完全消去のプロセス

ディスク完全消去の基本的なプロセスについて理解すると、完全消去プロセスの実行中や完了後 の想定される状況を理解しやすくなります。 ディスク完全消去プロセスでは、1回の操作で最大7サイクルまで、3連続のデフォルトまたはユー ザ指定バイトによる上書きパターンが実行されます。サイクルごとにランダムな上書きパターンが 繰り返されます。 このプロセスは、ディスクの容量、上書きパターン、およびサイクル数によって、数時間を要するこ とがあります。完全消去はバックグラウンドで実行されます。完全消去プロセスでは、開始と停止 のほか、ステータスの表示もできます。 完全消去プロセスは2つのフェーズからなります。 1. フォーマット フェーズ 次の表に示すように、フォーマット フェーズで実行される処理は、完全消去するディスクのクラ スによって異なります。 ディスク クラス フォーマット フェーズ 大容量HDD スキップ 高性能HDD SCSIフォーマット処理 SSD SCSI完全消去処理 2. パターン上書きフェーズ 指定した上書きパターンが指定したサイクル数だけ反復されます。 完全消去プロセスが完了すると、指定したディスクは完全に消去された状態になります。それらの ディスクは、自動ではスペア状態に戻りません。新たに完全消去したディスクを別のアグリゲートに 追加できるようにするには、完全消去したディスクをスペア プールに戻す必要があります。

(21)

ディスク完全消去を実行できない状況

ディスク完全消去は、一部のディスク タイプではサポートされていません。また、状況によって、デ ィスク完全消去を実行できないことがあります。 ディスク完全消去プロセスについて、次の点に注意してください。 • 一部のパーツ番号のSSDではサポートされていません。 ディスク完全消去がサポートされるSSDのパーツ番号については、Hardware Universe (hwu.netapp.com)を参照してください。 • HAペアのシステムのテイクオーバー モードではサポートされません。 • 読み取り / 書き込みの問題が原因で障害が発生したディスクでは実行できません。 • ATAドライブでは、フォーマット フェーズは実行されません。 • ランダム パターンを使用している場合、一度に消去できるディスクは最大100本です。 • アレイLUNではサポートされません。 • 同一のESHシェルフ内のSESディスクを両方同時に完全消去する場合、シェルフへのアクセス に関するエラーがコンソールに表示され、完全消去の実行中はシェルフに関する警告は報告さ れません。 ただし、そのシェルフへのデータ アクセスは中断されません。 • Storage Encryptionを使用してディスクを完全消去することもできます。 ただし、Storage Encryptionを使用した、より高速な、稼働しているストレージ システムを必要と しない、ディスク データの消去方法もあります。

ディスク完全消去の中断

ディスク完全消去の処理には時間がかかります。ユーザによる操作や予期しない停電などによっ てディスク完全消去が中断された場合、完全消去を実行していたディスクは既知の状態に戻され ますが、完全消去プロセスを完了するには手動の処理も必要になります。 停電、システム パニック、手動操作などによって完全消去プロセスが中断された場合は、完全消 去プロセスを最初からやり直す必要があります。この場合、ディスクは完全消去済みとはみなされ ません。 ディスク完全消去がフォーマット フェーズ中に中断された場合、Data ONTAPは、中断によって破 損したすべてのディスクをリカバリします。そのため、システムのリブート時、および1時間ごとに、 完全消去のフォーマット フェーズが完了していないターゲット ディスクの有無がチェックされます。 該当するディスクが見つかると、Data ONTAPでリカバリが実行されます。リカバリ方法はディスク の種類によって異なります。ディスクのリカバリが完了したら、そのディスクの完全消去プロセスを 再実行できます。HDDの場合は、-sオプションを使用して、フォーマット フェーズを繰り返す必要 がないことを指定できます。

(22)

完全消去するデータを含んだアグリゲートの作成とバックアップについてのヒント

完全消去が必要なデータを含んだアグリゲートを作成またはバックアップする場合には、次に示す 簡単なガイドラインに従うことによって、データ完全消去にかかる時間を短縮できます。 • 機密データが含まれるアグリゲートのサイズが、必要以上に大きくないかどうかを確認する。 必要以上に大きいと、完全消去の実行に、より多くの時間、ディスク スペース、帯域幅が必要 になります。 • 機密データが含まれているアグリゲートをバックアップする場合、非機密データを大量に含むア グリゲートへのバックアップは避ける。 これにより、機密データを完全消去する前に、非機密データの移行に必要となるリソースを削 減できます。

Data ONTAP

によるディスクのパフォーマンスおよび健全性の監視

Data ONTAPはディスクを継続的に監視して、ディスクのパフォーマンスおよび健全性を評価しま す。Data ONTAPは、ディスク上で特定のエラーまたは動作を検出すると、そのディスクを一時的に オフラインにするか、またはサービスを停止してさらにテストを実行します。

Data ONTAP

でディスクがオフラインになった場合の動作

Data ONTAPは、バックグラウンド モードでディスク ファームウェアを更新中、またはディスクが応 答しなくなった場合に、ディスクのI/O処理を一時的に停止し、ディスクをオフラインにします。ディス クがオフラインになると、Data ONTAPはディスクの簡単なチェックを実行し、強制ディスク障害の発 生を軽減します。 ディスクをオフラインにできるのは、そのディスクを含むRAIDグループが正常な状態で、プレックス またはアグリゲートがオフラインでない場合だけです。 ディスクがオフラインの間、Data ONTAPはRAIDグループの別のディスクから読み取りを行い、書 き込みは記録されます。オフライン ディスクがオンラインに復帰できる状態になると、Data ONTAP はRAIDグループを再同期化して、ディスクをオンラインに戻します。この処理には通常数分かか り、パフォーマンスがわずかに低下します。

Data ONTAP

による高速

RAID

リカバリを使用したディスク障害の削減

ディスクのエラーしきい値の超過が確認されると、Data ONTAPはそのディスクをテストのために RAIDグループから除外して高速RAIDリカバリを実行し、必要な場合はそのディスクを障害ディス クとします。ディスク エラーを迅速に検出することで、複数のディスクに障害が発生する状況を防 止でき、問題のあるディスクの交換が可能になります。 Data ONTAPは、疑わしいディスクに対して高速RAIDリカバリ プロセスを実行することにより、突 然のディスク障害とその後のRAID再構築プロセス中に発生する次の3つの問題を回避します。 • 再構築時間

(23)

• パフォーマンスの低下 • 再構築中の新たなディスク障害によるデータ損失 高速RAIDリカバリの実行中、Data ONTAPは次の処理を行います。 1. 疑わしいディスクを障害前モードにします。 2. ホット スペア交換ディスクを選択します。: 適切なホット スペアがない場合、疑わしいディスクは障害前モードのまま、データの提供 を続けます。ただし、疑わしいディスクの稼働効率は低下します。パフォーマンスへの影響 は、ほとんどない場合もあれば、デグレード モードよりも低下する場合もあります。したがっ て、常にホット スペアを使用できる状態にしておいてください。 3. 障害が実際に発生する前に、疑わしいディスクの内容をストレージ システムのホット スペア デ ィスクに複製します。 4. 複製の完了後、疑わしいディスクをMaintenance Centerの処理対象に加えるか、または障害デ ィスクとします。 注: 手順2~4が実行されるのは、RAIDグループが(デグレード モードではなく)通常モードの場 合だけです。 ホット スペアへの複製が完了する前に、疑わしいディスクが実際に障害ディスクになった場合、 Data ONTAPは通常のRAID再構築プロセスを開始します。 高速RAIDリカバリ プロセスの開始時と完了時にログ ファイルにメッセージが送られます。メッセ ージには、raid.rg.diskcopy.start:noticeおよびraid.rg.diskcopy.done:noticeと いうタグが付けられます。 関連コンセプト デグレード モードについて(124ページ) ディスクがMaintenance Centerに割り当てられる条件(24ページ) ホット スペア ディスクに関するData ONTAPの動作(122ページ)

Maintenance Center

を使用してドライブ

エラーを防ぐ方法

通常の運用の妨げにはならない小さな問題がドライブに表示されることがありますが、これはドラ イブ障害が発生する前兆の可能性があります。Maintenance Centerでは、このようなドライブを詳し く調査することができます。 疑いのあるドライブがMaintenance Centerに割り当てられると、そのドライブに対して多数のテスト が実行されます。すべてのテストに合格したドライブは、Data ONTAPによってスペアとして再指定 されます。いずれかのテストに失敗したドライブは、Data ONTAPによって障害状態とみなされま す。

(24)

デフォルトでは、Data ONTAPは疑いのあるドライブで複数のスペアが使用可能な場合にのみ、そ のドライブをMaintenance Centerに自動的に割り当てます。そのドライブが搭載されたシェルフで自 動電源再投入をサポートしている場合は、ドライブの電源が一時的にオフになることがあります。 電源再投入後にドライブが再び動作可能になると、Maintenance Centerによりドライブのテストが実 行されます。それ以外の場合、ドライブはすぐに障害状態とみなされます。 使用可能なスペアの数に関係なく、疑いのあるドライブをMaintenance Centerに手動で割り当てる ことができます。また、ドライブをMaintenance Centerで処理できる回数を指定したり、ドライブをす ぐにMaintenance Centerに割り当てるか、ドライブの内容をスペア ドライブに複製したあとに割り当 てるかを指定したりすることもできます。

• disk.maint_center.enableオプションは、Maintenance Centerをオンにするかオフにするか

を制御します。 デフォルト値は「on」です。 • disk.maint_center.allowed_entriesオプションは、疑いのあるドライブをMaintenance Centerで処理できる回数を制御します。 デフォルト値は「1」です。つまり、Maintenance Centerに複数回送られたドライブは自動的に障 害状態とみなされます。

• disk.maint_center.spares_checkオプションは、ドライブをMaintenance Centerに割り当て

る前に、十分な数のスペアが用意されていることをData ONTAPで確認するかどうかを制御しま す。

• ノードシェルから利用可能なdisk maint startコマンドを使用すると、疑いのあるドライブを Maintenance Centerに手動で割り当てることができます。

対象のドライブが使用中の場合、デフォルトでは、そのドライブの内容がスペア ドライブに複製 されるまではMaintenance Centerに割り当てられません。-iオプションを指定すると、ドライブを

すぐにMaintenance Centerに割り当てることができます。

関連情報

ネットアップ テクニカル レポート3437:『Storage Subsystem Resiliency Guide』

ディスクが

Maintenance Center

に割り当てられる条件

特定のディスク エラーが検出されると、Data ONTAPは、そのディスクをテストするために

Maintenance Centerに割り当てようとします。ディスクがMaintenance Centerに割り当てられるには、

一定の条件が満たされている必要があります。 ディスクのエラー数が、そのディスク タイプの許容範囲を超えた場合、Data ONTAPでは次のいず れかの処理が行われます。 • disk.maint_center.spares_checkオプションがon(デフォルト)に設定され、複数(マルチ ディスク キャリアの場合は4本)のスペアが使用可能である場合、Data ONTAPはそのディスク の使用を停止し、データ管理処理およびテストを行うために、ディスクをMaintenance Centerに 割り当てます。

(25)

• disk.maint_center.spares_checkオプションがonに設定され、使用可能なスペアが1本

(マルチディスク キャリアの場合は3本)以下である場合、Data ONTAPはディスクを

Maintenance Centerに割り当てません。

ディスクを障害状態とし、破損ディスクとしてマーキングします。

• disk.maint_center.spares_checkオプションがoffに設定されている場合、Data ONTAP

は、使用可能なスペア数を確認せずにディスクをMaintenance Centerに割り当てます。 注: CLIからディスクをMaintenance Centerに割り当てる場合は、 disk.maint_center.spares_checkオプションは影響しません。 SSDはMaintenance Centerに割り当てられません。

メディア

エラーを防止するための

Data ONTAP

による連続メディア

スクラビング

連続メディア スクラビングの目的は、メディア エラーを検出して修復することにより、ストレージ シ ステムがデグレード モードまたは再構築モードの場合に、メディア エラーが原因でストレージ シス テムが中断する可能性を最小限にすることです。 デフォルトでは、Data ONTAPはストレージ システムのすべてのディスクについて、バックグラウン ドでメディア エラーの連続メディア スクラビングを実行します。メディア エラーが検出されると、Data ONTAPはRAIDを利用してデータを再構築し、エラーを修復します。 メディア スクラビングは、連続的なバックグラウンド プロセスです。したがって、ストレージ システム が明らかにアイドル状態であっても、ディスクのLEDが点滅することがあります。また、ユーザの作 業負荷がまったくない場合でも、何らかのCPUアクティビティが発生する可能性があります。 連続メディアスクラビングによるシステムパフォーマンスへの影響 連続メディア スクラビングで検索されるのはメディア エラーのみなため、システム パフォーマンス への影響はほとんどありません。また、メディア スクラビングは、処理を高速化するために、使わ れていないディスク帯域幅や未使用のCPUサイクルを利用して実行されます。ただし、クライアント のワークロードによって、メディア スクラビングに使用するリソースの速度は大幅に低下します。 クライアントのワークロードが大きい場合には、メディア スクラビング サイクルを完了するまでの最 長許容時間を延長することによって、連続メディア スクラビングで消費されるCPUリソースを削減 できます。これには、raid.media_scrub.rateオプションを使用します。 スケジュールされたRAIDレベルのディスクスクラビングの代わりに連続メディアスクラビングを使用でき ない理由 連続メディア スクラビング プロセスで処理されるのはメディア エラーのみです。そのため、ストレー ジ システムの、スケジュールされた完全なRAIDレベルのスクラビングを引き続き実行する必要が

(26)

あります。RAIDレベルのスクラビングでは、メディア エラーだけでなく、パリティ エラーとチェックサ ム エラーも検出および修復されます。

ACP

を使用して

SAS

接続ディスク

シェルフのストレージの可用性を

向上する方法

Alternate Control Path(ACP)プロトコルを使用すると、SAS接続ストレージ シェルフをData ONTAP

で管理および制御できるので、ストレージの可用性が向上します。ACPが適切に有効化および設 定されていれば、ACPをアクティブに管理する必要はありません。 ACPを設定しなくても、SAS接続ストレージ シェルフを取り付けることは可能です。しかし、ストレー ジの可用性と安定性を最大限に高めるには、常にACPを有効化および設定してください。この設 定には、ACPの機能を有効にするために必要な物理的接続の提供と設定パラメータの指定が含 まれます。 ACPはデフォルトでは有効になっています。ACPを有効にしたり、設定を変更したりする必要があ

る場合は、ノードシェルでacpadmin configureコマンドとstorage show acpコマンドを利用で

きます。

SAS接続ストレージ シェルフ サブシステムをアクティブに管理する必要はありません。オペレータ

の手を介さずに、Data ONTAPが自動的にサブシステムを監視および管理します。

SSD

を使用したストレージ

パフォーマンスの向上

Solid-State Drive(SSD;ソリッド ステート ドライブ)はフラッシュ メディアベースのストレージ デバイ

スで、回転メディアを使用した機械デバイスであるHard Disk Drive(HDD;ハード ディスクドライブ) よりも全体的なパフォーマンスに優れています。SSDを使用するときは、Data ONTAPでのSSDの 管理方法や、SSDとHDDの機能の違いについて理解しておく必要があります。 SSDは、ストレージ システムのモデルに応じて2種類の方法で使用できます。 • Flash Poolアグリゲートを作成します。アグリゲートはそのほとんどがHDDで構成され、作業デ ータセットに対する高性能なキャッシュとして機能するSSDがいくつか含まれます。 • SSDだけで構成されるアグリゲートを作成します。この場合、SSDは、アグリゲート内のすべて のデータに対する永続的ストレージとして機能します。 Flash PoolアグリゲートやSSDだけで構成されるアグリゲートの管理方法は、HDDだけで構成され るアグリゲートと同じです。ただし、SSDとディスクでは、管理方法にいくつか違いがあります。ま た、Data ONTAPの一部の機能は、SSDやFlash Poolアグリゲートでは使用できません。

関連コンセプト

(27)

Flash Pool SSDパーティショニングでFlash Poolアグリゲートのキャッシュ割り当ての柔軟性を拡 張する方法(144ページ)

オールフラッシュによる最適化がノードの動作に及ぼす影響

オールフラッシュFASプラットフォーム モデルでは、オールフラッシュでノードを最適化することがで きます。オールフラッシュでノードを最適化すると、そのノードにいくつかの追加の要件が適用され ます。 オールフラッシュでノードが最適化されている場合は、ノードにHDDまたはアレイLUNを接続でき ません。SSD以外のドライブはサポート対象として認識されません。これにより、オールSSD構成の ソリューションでのみ実現可能なパフォーマンスをノードが提供できるようになります。 HAペアの両方のパートナーは、オールフラッシュによる最適化の状態が同じ(どちらも最適化され た状態かされていない状態)である必要があります。HDD RAIDグループを含むアグリゲートを、 オールフラッシュで最適化されたノードに移動することはできません。ボリューム移動には影響は ありません。オールフラッシュで最適化されたノードと最適化されていないノード間でボリュームを 移動できます。 オールフラッシュで最適化されたノードでは、ルートデータのパーティショニングがデフォルトで有効 になっています。

system node showコマンドを使用してAll-Flash Optimizedを検索することで、ノードがオー

ルフラッシュで最適化されているかどうかを確認できます。

Data ONTAP

での

SSD

の寿命管理

SSDは、老朽化したときの動作が回転メディア(ハード ディスクドライブ[HDD])の場合と異なりま す。Data ONTAPでは、ストレージのパフォーマンスと可用性を最大限に高めるためにSSDを監視 および管理します。 回転メディアは、機械的な故障がないかぎり、ほぼ無制限にデータを提供できます。それに対し て、SSDの場合は、対応できる書き込み処理の回数に(非常に多いとはいえ)制限があります。 SSDの内部にはスペア ブロックと呼ばれるスペア容量が確保されており、書き込み処理の上限に 達したブロックと交換されます。このスペア ブロックをすべて使い切ると、次のブロックで上限に達 したときにディスク障害が発生します。 このようなドライブ障害を回避するために、Data ONTAPでは上限に達する前にSSDを交換します。 スペア ブロックの使用率が事前に設定された割合(約90%)に達すると、次の処理が実行されま す。 1. AutoSupportメッセージを送信します。 2. スペアSSDを利用できる場合、そのスペアへのディスク コピーを開始します。 3. 利用できるスペアがない場合は、スペアが利用可能になりしだいディスク コピーを開始できる ように、スペアの定期的なチェックを開始します。 4. ディスク コピーが完了すると、ディスクを障害ディスクとして処理します。

(28)

: Data ONTAPで障害ディスクとして処理されるまで、SSDを交換する必要はありません。ただ し、ストレージ システムでSSDを使用する場合には、他のすべてのディスク タイプ同様、常に十 分なホット スペアを用意しておくことが重要です。

SSD

HDD

の機能の違い

ファームウェアの更新、スクラビング、初期化などの管理作業については、通常、SSDでもHDDで も同じです。ただし、Data ONTAPの機能の中にはSSDに対応していないものもあるほか、SSDが サポートされていないハードウェア モデルもあります。 同じRAIDグループ内にSSDとHDDを混在させることはできません。アグリゲートのSSDを置き換え るときは、別のSSDに置き換える必要があります。同様に、シェルフ内のSSDを物理的に置き換え るときも、別のSSDに置き換える必要があります。 SSDでは使用できないData ONTAPの機能を次に示します。 • ディスク完全消去は、一部のパーツ番号のSSDではサポートされていません。 • Maintenance Center

マルチディスク

キャリアのストレージ

シェルフの使用に関するガイド

ラインと要件

マルチディスク キャリアのディスク管理に必要な追加手順のほとんどは、Data ONTAPで自動的に 処理されます。ただし、ストレージ アーキテクチャにマルチディスク キャリアのディスク シェルフを 組み込む前に、管理や設定に関する理解しておくべきいくつかの追加要件があります。 DS4486などのマルチディスク キャリアのディスク シェルフのストレージを使用する場合は、以下に 関するガイドラインと要件を把握しておく必要があります。 • マルチディスク キャリアの取り外しが必要になった場合に、RAIDグループへの影響を回避す るためにData ONTAPで実行されるプロセス • ディスク障害が発生したときにマルチディスク キャリアを安全に取り外すタイミング • マルチディスク キャリアのディスク用に最低限用意しておくべきスペア数 • マルチディスク キャリアのディスク シェルフ構成 • マルチディスク キャリアのディスク シェルフを使用する場合のアグリゲート構成要件 • マルチディスク キャリアのディスク シェルフのディスクをアグリゲートで使用する場合のガイドラ インとベストプラクティス

(29)

マルチディスク

キャリアを削除する必要がある場合に、

Data ONTAP

RAID

への影

響を回避する方法

Data ONTAPでは、どのRAIDグループにも影響を与えずにキャリア内の両方のディスクを交換で きるよう、特別な処理が実行されます。このプロセスを理解することにより、マルチディスク キャリ アのストレージ シェルフのディスクに障害が発生した場合の状況について把握することができま す。 DS4486などのマルチディスク キャリアのストレージ シェルフは、他のSAS接続ストレージ シェルフ の2倍のストレージ密度があります。これは、1つのディスク キャリアに2本のディスクを格納するこ とで実現されます。同じディスク キャリアに格納されている2本のディスクは、同時に削除や挿入を 行う必要があります。つまり、キャリア内の一方のディスクを交換する必要がある場合、キャリア内 のもう一方のディスクも何も問題がなくても交換する必要があります。 アグリゲートから2つのデータ ディスクまたはパリティ ディスクを同時に取り外すことは、2つの RAIDグループがデグレード モードになるか、1つのRAIDグループがダブル デグレード モードにな るため、望ましい状態ではありません。この状況を回避するために、Data ONTAPは障害が発生し たディスクに通常の再構築を実行すると同時に、そのディスクのキャリア メイトに対するディスク退 避操作を開始します。ディスク退避操作では、キャリアを取り外したあともディスクのデータを継続 して使用できるように、キャリア メイト内のデータを別のキャリア内のディスクにコピーします。退避 操作の間、退避中のディスクのステータスはevacuatingと表示されます。 さらに、Data ONTAPは同じRAIDグループに2つのキャリア メイトができるのを避ける、最適なレイ アウトの作成を試みます。他のディスクがどのようにレイアウトされているかによって、最適なレイ アウトを実現するために、最大で3台のディスクに連続した退避操作が必要になります。ディスクの サイズとストレージ システムの負荷によって、各ストレージの退避操作に数時間かかることがある ため、スワップ プロセス全体では、1日以上の時間を要する場合があります。 スワップ操作のサポートに使用できるスペアが不十分である場合、Data ONTAPは警告を発行し て、十分なスペアが用意されるまでスワップの実行を待機します。

マルチディスク

キャリアを安全に取り外せるかどうかを確認する方法

マルチディスク キャリアを安全に取り外す準備ができる前に取り外すと、RAIDグループがデグレ ード状態になったり、ストレージが停止してしまうこともあります。Data ONTAPでは、マルチディスク キャリアを安全に取り外せるかどうかをいくつかの方法で確認することができます。 マルチディスク キャリアの交換が必要なときは、キャリアを取り外す前に、次のことを確認する必 要があります。 • キャリアを取り外す準備ができたことを示すAutoSupportメッセージが記録されている。 • キャリアを取り外す準備ができたことを示すEMSメッセージが記録されている。 • キャリアの両方のディスクが破損したディスクのリストに表示されている。

破損したディスクのリストは、storage disk show -brokenコマンドを使用して確認できま

す。

(30)

• キャリアのアンバーのLEDが点灯している。 • キャリアのグリーンのLEDがアクティビティがないことを示している。 注意: 障害が発生したディスクのキャリア メイトを再利用することはできません。障害が発生した ディスクを含むマルチディスク キャリアを取り外した場合は、キャリアごと交換する必要がありま す。

マルチディスク

キャリアのディスクのスペアに関する要件

ストレージの冗長性を最適化し、Data ONTAPによるディスク コピーの所要時間を最小限に抑え て、最適なディスク レイアウトを実現するためには、マルチディスク キャリアのディスクに対して適 切な数のスペアを用意しておくことが不可欠です。 マルチディスク キャリアのディスクに対しては、常に2つ以上のホット スペアを用意しておく必要が あります。Maintenance Centerを使用できるようにし、同時に複数のディスク障害が発生した場合の 問題を回避するには、4つ以上のホット スペアを用意して安定した運用を確保し、障害が発生した ディスクを迅速に交換するようにします。 Data ONTAPでは、同時に2つのディスクで障害が発生した場合に利用できるホット スペアが2つし かないと、障害が発生したディスクとそのキャリア メイトの両方のコンテンツをスペア ディスクにス ワップできないことがあります。このような状況を「ステールメイト」と呼びます。この状況が発生す ると、EMSメッセージとAutoSupportメッセージで通知されます。交換用キャリアが使用できるように なったら、EMSメッセージの説明に従うかテクニカル サポートに問い合わせて、ステールメイトから リカバリする必要があります。

マルチディスク

キャリアのストレージ

シェルフのシェルフ構成に関する要件

マルチディスク キャリアのディスク シェルフとシングルディスク キャリアのディスク シェルフ(標準 のディスク シェルフ)を、同じストレージ システムの同じスタック内に混在させることができます。

マルチディスク

キャリアのストレージ

シェルフのディスクで構成されるアグリゲートの要

マルチディスク キャリアのディスク シェルフのディスクで構成されるアグリゲートは、いくつかの構 成要件を満たす必要があります。 マルチディスク キャリアのディスク シェルフのディスクで構成されるアグリゲートには、次の構成要 件が適用されます。 • RAIDタイプはRAID-DPである必要があります。 • アグリゲート内のすべてのHDDのData ONTAPディスク タイプを同じにする必要があります。 アグリゲートはFlash Poolアグリゲートにできます。

• アグリゲートがミラーされている場合は、両方のプレックスのData ONTAPディスク タイプ(Flash Poolアグリゲートの場合はそれぞれのタイプ)を同じにする必要があります。

(31)

関連コンセプト Flash Poolアグリゲートの機能(136ページ)

マルチディスク

キャリアのストレージ

シェルフのディスクをアグリゲートで使用する場合

の考慮事項

マルチディスク キャリアのディスク シェルフのディスクをアグリゲートで使用する場合の要件とベス トプラクティスを確認しておくと、ストレージの冗長性を最大限に高め、ディスク障害による影響を最 小限に抑えることができます。

マルチディスク キャリアのディスクの場合、Data ONTAPのディスク タイプは常にMSATAになりま す。MSATAディスクは、同じアグリゲート内でシングルキャリアのディスク シェルフにあるHDDと混 在させることはできません。 MSATAディスクで構成されるアグリゲートを作成したり、そのサイズを拡張したりするときは、ディ スクのレイアウトに関して次の要件が適用されます。 • Data ONTAPでは、同じキャリアの2つのディスクを同じRAIDグループに配置することはできま せん。 • 同じキャリアの2つのディスクを別々のプールに配置しないでください。これは、そのシェルフか ら両方のプールにディスクを提供している場合でも同様です。 • 同じキャリアのディスクを異なるノードに割り当てないでください。 • レイアウトを最適にするには、特定のディスクを指定する代わりに、使用または追加するディス クがData ONTAPで自動的に選択されるようにします。 ディスクや利用可能なスペアの配置が原因で最適なレイアウトにならない場合、Data ONTAP によって、最適なレイアウトになるまでディスクのコンテンツが自動的にスワップされます。スワ ップに対応できる十分なスペアがないと、Data ONTAPで警告が表示され、必要な数のホット ス ペアを用意するまでディスクのスワップは実行されません。最適なレイアウトにならないディスク を指定する場合は、操作を強制的に実行する必要があり、強制しない場合は失敗します。 アグリゲート作成例 MSATAディスクを使用してアグリゲートを作成する場合は、ディスクのタイプとサイズを指定 できますが、ディスクの選択とレイアウトについてはData ONTAPで自動的に行うことができ ます。このコマンドの例を次に示します。

storage aggregate create aggregate c1n1_aggr1 node node1 -disktype MSATA -diskcount 14

表  1 : RAID-DP と SyncMirror 基準 RAID-DPのみ RAID-DPとSyncMirrorの併 用 保護対象の障害 • 単一ドライブ障害 • 単一RAIDグループ内の 二重ドライブ障害 • 複数ドライブ障害(単一 RAIDグループ内の障害ド ライブが2つ以下の場合) • RAID-DPだけでも保護されるすべての障害• あるプレックスで発生したRAID-DPだけで保護され る障害と、その他のプレックスで同時に発生した障 害(数の制限なし)のあら ゆる組み合わせ • ストレージ サブ
表  2 : RAID 4 と SyncMirror
表  3 : RAID 0 と SyncMirror

参照

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