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Advanced Replication

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この項では、OracleデータベースでAdvanced Replicationを手動で構成する方法について 説明します。

標準では、Advanced Replicationはインストール時に自動的に構成されます。次の図は、

Advanced Replicationを構成する状況あるいは構成しない状況を説明しています。

Advanced Replicationを自動的に構成する場合には、この項の手順を飛ばしてください。こ

の機能を使用するように構成されていなかったOracleデータベースにAdvanced

Replicationを追加する場合にのみ手順に従ってください。

標準 最小 カスタム

Advanced Replicationが 自動的に構成されます。

Advanced Replicationが自動 的に構成されます。

「使用可能な製品コンポーネント」ダイアログ・

ボックスが表示されます。

「Oracle Server」を選択して、「インストール」を クリックします。

インストレーションの終了時にOracle Database Configuration Assistantが起動され、次の2種類 のデータベース・インストレーション・タイプの いずれかを選択するように求められます。

標準

カスタム

「カスタム」を選択すると、「Oracle Database Configuration Assistant」ページの1つで、

Advanced Replicationを構成するよう求められ ます。

「Advanced Replication」チェック・ボックスを 選択すると、Advanced Replicationが自動的に 構成されます。

「Advanced Replication」チェック・ボックスを 選択しないと、Advanced Replicationは構成さ れません。

「標準」を選択すると、データベースの作成方 法を選択するよう求められます。

CDから既存のデータベース・ファイルを コピー

新規データベース・ファイルの作成

「CDから既存のデータベー ス・ファイルをコピー」を 選択すると、Advanced Replicationが自動的に構成 されます。

「新規データベース・ファイルの作成」を選択すると、「Oracle Database Configuration Assistant」ページの1つで、Advanced Replicationを構成するよ う求められます。

「Advanced Replication」チェック・ボックスを選択すると、Advanced Replicationが自動的に構成されます。

「Advanced Replication」チェック・ボックスを選択しないと、Advanced Replicationは構成されません。

Oracle8iのインストレーション・オプションを選択して、次のいずれかのオプションを選択した場合

Advanced Replicationを構成するには次の手順を実行します。

表領域の要件のチェック

初期化パラメータのチェック

構成作業の実行

データ・ディクショナリ表の監視

Advanced Replicationのアップグレード

Advanced Replicationのインストレーション要件は、『Oracle8i for Windows NTインスト

レーション・ガイド』のCD-ROMの挿入物を参照してください。

表領域の要件のチェック 表領域の要件のチェック 表領域の要件のチェック 表領域の要件のチェック

次の表では、Advanced Replicationに推奨される表領域の要件を示します。

初期化パラメータのチェック 初期化パラメータのチェック 初期化パラメータのチェック 初期化パラメータのチェック

Advanced Replicationを使用するには、INIT.ORAファイルに次の初期化パラメータ値を設

定または追加する必要があります(推奨値も含まれます)。 追加情報追加情報追加情報

追加情報: Advanced Replicationにはさまざまな構成や使用方法があり

ます。Advanced Replicationの詳細とマスター・サイトとスナップショッ ト・サイトの定義については、次のドキュメントを参照してください。

『Oracle8i分散システム』

『Oracle8iレプリケーション・ガイド』

『Oracle8i概要』

『Oracle8i管理者ガイド』

表領域 表領域表領域

表領域 要件要件要件要件

SYSTEM レプリケーション・パッケージ用に少なくとも20 MBの空き領域

が必要。レプリケーション・トリガーおよびプロシージャがここ に格納されます。

ROLLBACK SEGMENTS ロールバック初期エクステント = 50 KB

ロールバック次エクステント = 50 KB

ROLLBACK 少なくとも5 MBの空き領域。

TEMPORARY 少なくとも10 MBの空き領域。

USER 特定の要件なし。

マスター・サイト マスター・サイト マスター・サイト マスター・サイト

次の初期化パラメータをマスター・サイトに追加します。

スナップショット・サイト スナップショット・サイト スナップショット・サイト スナップショット・サイト

次の初期化パラメータをスナップショット・サイトに追加します。

構成作業の実行 構成作業の実行 構成作業の実行 構成作業の実行

INIT.ORA ファイルで、Advanced Replicationの初期化パラメータを設定してから、次の 手順を実行します。

Advanced Replicationを構成する方法を構成する方法を構成する方法を構成する方法

1. SQL*Plusを起動します。

パラメータ名 パラメータ名パラメータ名

パラメータ名 推奨値推奨値推奨値推奨値

SHARED_POOL_SIZE 少なくとも10MB。「標準」インストレーショ

ン・オプションを使用してJavaをインストー ルした場合には15MB、「カスタム」インスト レーション・オプションを使用してJavaをイ ンストールした場合には50MB。1

1 Java自体は、POOL_SIZEパラメータを10MBに設定する必要があります。

DISTRIBUTED_LOCK_TIMEOUT 300秒

DISTRIBUTED_TRANSACTIONS 5

GLOBAL_NAMES TRUE

OPEN_LINKS 4

PROCESSES 現在の設定値に9を加える

JOB_QUEUE_PROCESSES 2(サイト数に応じて変えます)

JOB_QUEUE_INTERVAL 10秒

パラメータ名 パラメータ名パラメータ名

パラメータ名 推奨値推奨値推奨値推奨値

JOB_QUEUE_PROCESSES 2

JOB_QUEUE_INTERVAL 60秒

2. データベースにINTERNAL アカウントで接続します。

ユーザー名を入力してください。INTERNAL

3. データベースが現在、実行されていない場合は起動します。

SQL> STARTUP

4. データベースが起動された後、CATREP.SQLスクリプトを実行します。

このスクリプトは、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥RDBMS¥ADMINディレクトリ にあり、実行に1時間ほどかかります。

CATREP.SQLを実行する前に出力をログ・ファイルにスプールします。

5. 次のコマンドを入力します。

SQL> SPOOL OUTPUT.LOG

OUTPUT.LOGと呼ばれるファイルが作成され、SPOOLセッションがオープンしている

間の画面上のアクティビティがすべてこのファイルに出力されます。

6. CATREP.SQL:を実行します。

SQL> @ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥RDBMS¥ADMIN¥CATREP.SQL

7. スクリプトが完了してから、SPOOLファイルをクローズします。

SQL> SPOOL OFF

OUTPUT.LOGが、現行ディレクトリに保存されます。

8. STATUS = 'INVALID'としてALL_OBJECTSに対して問合せを実行し、CATREP.SQLが

正常に実行されたことを確認します。

SQL> SELECT * FROM ALL_OBJECTS WHERE STATUS = 'INVALID';

パッケージ本体がすべて正常にコンパイルされた場合は、次のメッセージが表示されま す。

0 rows selected.

パッケージ本体がどれも正常にコンパイルされなかった場合は、手動で再コンパイルし ます。手動で実行する構文は、次のとおりです。

SQL> ALTER PACKAGE PACKAGE NAME COMPILE BODY;

CATREP.SQLが正常に終了した場合は、いくつかのレプリケーション表がSYSTEM表

領域に作成されます。これでデータベースのAdvanced Replicationのサポートが設定さ れました。

9. SQL*Plusを終了します。

SQL> EXIT

10. 次の設定の詳細は、『Oracle8iレプリケーション・ガイド』を参照してください。

マスター定義サイト

マスター・サイト

更新可能スナップショット・サイト

競合解消

データ・ディクショナリ表の監視 データ・ディクショナリ表の監視 データ・ディクショナリ表の監視 データ・ディクショナリ表の監視

環境が持つことができるマスター・サイトの数の実用上の限界は36です。プロセスSNP0 からSNP9まで(全部で10個)とSNPAからSNPZまで(全部で26個)はそれぞれ一度に 1つの接続先マスターを処理します。

Advanced Replicationを使用してかなり多くのレプリケート・オブジェクトを設定する場合

は、SQL SELECTコマンドを使用して次のデータ・ディクショナリ表を監視します。

ARGUMENT$

IDL_CHAR$

IDL_UB1$

IDL_UB2$

IDL_SB4$

I_ARGUMENT1

I_SOURCE1I$

SOURCE$

TRIGGER$

必要に応じて、記憶領域パラメータを増加させ、多くのレプリケート・オブジェクトの記憶 領域要件を満たすようにします。

注意注意注意

注意: 更新可能スナップショット・サイトを設定するときは、次の文を マスター・サイトで実行します。

SVRMGR> GRANT EXECUTE ON DBMSOBJGWRAPPER TO PUBLIC;

Advanced Replication のアップグレード のアップグレード のアップグレード のアップグレード

Oracleデータベースの前のバージョンからアップグレードして、Advanced Replicationを使

用する場合は、アップグレードを先に完了する必要があります(第5章「データベースのイ ンストール、移行およびアップグレード」を参照してください)。

Advanced Replicationはアドバンスト機能なので、先へ進む前に、基本概念が説明されてい

る『Oracle8iレプリケーション・ガイド』を参照してください。使用可能なトレーニングの 詳細は、Oracle Educationに問合せてください。

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