2.2.6 2 信号の分離
2.2.8 UNCAL メッセージ
2.2.8 UNCAL メッセージ
分解能帯域幅(RBW)、ビデオ帯域幅(VBW)、周波数スパン(SAPN)および掃引時間(SWP)の設 定は相互に影響があります。マニュアル設定時に、不適切な設定を行うと、周波数エリアに
UNCALメッセージが表示されます。このとき、以下の設定を変更して UNCALメッセージを
消去して下さい。
• 分解能帯域幅 (RBW)を広くする。
• ビデオ帯域幅 (VBW)を広くする。
• 掃引時間(SWP)を遅くする。
• RBWまたはVBWが変更できないときは、周波数スパン(SPAN)を狭くする。
注意 UNCALメッセージが表示されたまま測定をすると正確な測定データが得られません。
ここでは、掃引時間を短くしたために発生したUNCALメッセージを、RBWの設定を変更する ことにより、消去する方法を説明します。
機器の接続
1. 図 2-46のように機器を接続します。
図 2-46 2画面によるAM信号測定の接続 電源の投入
2. 機器の電源を投入します。
設定条件の初期化
本器の設定状態を初期化します。
3. SHIFT, CONFIG(PRESET)と押します。
初期設定条件が読み出されます。
測定条件の設定
入力信号が測定しやすいように、測定条件を設定します。
2.2.8 UNCALメッセージ
4. FREQ, 1, GHzと押します。
中心周波数が1GHzに設定されます。
5. SPAN, 5, 0, kHzと押します。
周波数スパンが50kHzに設定されます。
RBW と VBW が1kHz に、掃引時間が100msec に自動的に設定されま す。
6. SWP, Sweep Time AUTO/MNL(MNL), 2, 0, kHz(ms)と押します。
掃引時間が20msecに設定され、UNCALメッセージが周波数エリアに表 示されます。
掃引時間が20msecでは、設定された条件には短すぎます。
図 2-47 UNCALメッセージの表示
UNCALメッセージの対処
7. COUPLE, RBW AUTO/MNL(MNL), 1, 0, kHzと押します。
RBWが10kHzに設定されると、掃引時間20msecは適正条件を満たすた
め、UNCALメッセージが消去されます。
2.2.8 UNCALメッセージ
図 2-48 UNCALメッセージの消去
2.2.9 周波数ドメインのズーム
2.2.9 周波数ドメインのズーム
本器は、周波数ドメインにおいて、下画面に上画面の一部を拡大して表示する機能があります。
ここでは、周波数ドメインのズーム機能を説明します。
測定条件: ここでの測定対象は、周波数100MHz、レベル-10dBm、変調周波数10kHz、変調 度3%のAM変調信号です。
測定中の各設定値については、測定対象に合った数値を設定して下さい。
機器の接続
1. 図 2-49のように機器を接続します。
図 2-49 2画面によるAM信号測定の接続 電源の投入
2. 機器の電源を投入します。
シグナル・ジェネレータの設定
測定に使用するシグナル・ジェネレータの出力を設定します。
3. シグナル・ジェネレータを周波数100MHz、レベル-10dBm、変調周波数
10kHz、AM変調度3%、出力ONに設定します。
設定状態の初期化
本器の設定状態を初期化します。
4. SHIFT, CONFIG(PRESET)と押します。
初期設定条件が読み出されます。
測定条件の設定
入力信号が観測しやすいように、測定条件を設定します。
5. FREQ, 1, 0, 0, MHzと押します。
中心周波数が100MHzに設定されます。
2.2.9 周波数ドメインのズーム
図 2-50 1画面での表示
2画面表示
7. WINDOW, Zoomと押します。
2画面表示になり、Zoomメニューが表示されます。
上画面に、ズーム位置とズーム幅のカーソルを表示します。
図 2-51 2画面による表示 8. Zoom Width, 1, kHzと押します。
下画面の周波数スパンが1kHzに設定されます。
9. Zoom Positionを押し、データ・ノブで変調信号のピークに移動します。
下画面の中心周波数が変調信号のピークに移動します。
2.2.9 周波数ドメインのズーム
下画面の拡大表示設定
10. Zoom on Windowを押します。
下画面が画面全体に拡大表示されます。
この拡大表示でスペクトラムを解析することができます。
図 2-52 下画面の拡大表示 拡大表示の解除
11. Zoom offを押します。
下画面の拡大表示から2画面表示に戻ります。
2画面表示の解除
12. Screen Resetを押します。
上画面だけの1画面表示に戻ります。
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
本器は、タイム・ドメインにおいて、下画面に上画面の一部を拡大して表示する機能がありま す。ここでは、そのタイム・ドメインのズーム機能を説明します。
測定条件: ここでの測定対象は、周波数1GHz、レベル-10dBm、パルス幅 0.8msec、パルス周
期10msecの信号です。
測定中の各設定値については、測定対象に合った数値を設定して下さい。
機器の接続
1. 図 2-53のように機器を接続します。
図 2-53 2画面によるバースト信号の測定 電源の投入
2. 機器の電源を投入します。
シグナル・ジェネレータの設定
測定に使用するシグナル・ジェネレータの出力を設定します。
3. シグナル・ジェネレータを周波数 1GHz、レベル -10dBm、パルス幅
0.8msec、パルス周期10msec、出力ONに設定します。
設定状態の初期化
本器の設定状態を初期化します。
4. SHIFT, CONFIG(PRESET)と押します。
初期設定条件が読み出されます。
測定条件の設定
入力信号が観測しやすいように、測定条件を設定します。
5. FREQ, 1, GHzと押します。
中心周波数が1GHzに設定されます。
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
6. SPAN, 5, 0, MHzと押します。
周波数スパンが50MHzに設定されます。
7. SWP, Sweep Time AUTO/MNL(MNL), 1, 0, 0, kHz(ms)と押します。
掃引時間が100msecに設定されます。
8. COUPLE, RBW AUTO/MNL(MNL), 3, MHzと押します。
RBW が 3MHz に設定されます。ここで、バースト信号を確認すること ができます。
図 2-54 バースト信号のトレース 9. SPAN, Zero Spanと押します。
周波数スパンがゼロ・スパンに設定されます。
10. SWP, Trigger Setupと押します。
Trigger Setupのダイアログ・ボックスが表示されます。
11. SourceをVIDEOに設定します。
トリガ・ソースがVIDEOに設定されます。Slopeへカーソルが移動しま す。トリガ・レベル・マーク→がスケールの左端に表示されます。
12. Hz(ENTER)を押します。
トリガ・スロープが+に設定され、カーソルがTrigger Levelに移動しま す。
13. トリガ・レベルを調整します。
データ・ノブを回して、トリガ・レベルをバースト波の中央付近に合わ せます。同期がかかり表示が安定します。
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
14. RETURNを押します。
Trigger Setupダイアログ・ボックスが消去されます。
図 2-55 ゼロ・スパンでのバースト信号
2画面表示
15. WINDOW, Zoomと押します。
横軸が時間軸の 2 画面表示になり、Zoomメニューが表示されます。上 画面にズーム位置とズーム幅のカーソルが表示されます。
図 2-56 2画面によるズーム 立ち上がり波形の観測
16. Zoom Positionを押し、データ・ノブでズーム位置を立ち上がり付近に移
動します。
下画面に立ち上がり部分が表示されます。
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
17. Zoom Widthを押し、データ・ノブでズーム幅を波形の立ち上がりを含む
範囲に移動します。
下画面に立ち上がり波形がズームされます。
図 2-57 2画面による立ち上がり観測 立ち下り波形の観測
18. Zoom Positionを押し、データ・ノブでズーム位置を立ち下がり付近に移
動します。
下画面に立ち下がり波形がズームされます。
図 2-58 2画面による立ち下がり観測
2.2.10 タイム・ドメインのズーム
下画面の拡大表示設定
19. Zoom on Windowを押します。
下画面が画面全体に拡大表示されます。
この拡大表示で、時間軸を解析することができます。
2画面表示への設定
20. Zoom offを押します。
下画面の拡大表示から2画面表示に戻ります。
上画面表示への設定
21. Screen Resetを押します。
上画面だけの一画面表示に戻ります。